ジェイソン・ボーンのレビュー・感想・評価
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もう続編はつくるべきではない。
個人的には、2が傑作で、1と3は普通との評価。
2はマリーの復讐という明確な動機づけがあったのに対し、今作は突然わき起こった父親の復讐というとってつけたような動機。
A・ビカンダーがかわいいのは認めるとしても、やっぱりJ・アレンの方が存在感があり、説得力もある。
T・リー・ジョーンズは、日本では缶コーヒーのお笑いキャラのイメージが強すぎて、憎らしさに欠ける。
アクションも、過去の焼き直しを派手にしただけで、新たに開拓した分野はない。
脚本に監督のP・グリーングラスが参加しているが、図らずも名監督イコール名脚本家ではないということが証明された。
次を作っても、最初の3部作を超えることは至難の業であり、これ以上過去の栄光を傷つけないでほしい。
いかにもハリウッドらしい、息をもつかせぬアクションの連続
映画化『ジェイソン・ボーン』を見てきました。いかにもハリウッドらしい、息をもつかせぬアクションの連続で、楽しめる作品になっています。ラストのラスベガスの街でのカー・アクションは、やり過ぎだろうと思うほど車を破壊しまくります。
ただ、私の場合は前作までの話の内容はうろ覚えで、あまりこだわっていませんがね。最後にボーンの味方をするCIAの女性局員ヘザー・リーの立ち位置が最後まで分からないのは難有りですね。
過去三部作で完結したボーンシリーズなので今回のテーマは映画通、ボー...
過去三部作で完結したボーンシリーズなので今回のテーマは映画通、ボーンシリーズファンにとっては取って付けた感を否めないのは事実であると思う
ただ車が通り過ぎたシーンでボーンが消えずに歩き続けていたこと、ボーンシリーズに欠かせないニッキーの死など目新しい部分はいくつかあった
ボーンシリーズを知らない人でも楽しめる作品であったのは間違いないと思う
決して低い評価ではないが過去三部作の傑作さが大きすぎたのではないか
次回作にも期待です
アクション、すごかった!
前作を観てなくても大丈夫でした!マット・デイモンは「オデッセイ」から気になっていたのでとても面白くて満足です!アリシア・ビカンダーもイイ感じで「善と悪」が混じっててよかったと思います。
ボーンにも変化が問われる時代
★3.5は決して低い評価ではない。純粋に面白いし、スリルもあるし、迫力もある。ただ、このシリーズとしては低評価と言わざるを得ないのが残念だ。
これまでの3部作では“ボーンは何者か?”という大きな謎が物語を貫いていた訳なのだが、その謎が明らかになった後で浮かび上がる今回の謎が“なぜ彼が工作員になったのか?”というのは、取って付けた感が否めない。何よりも、これまで自分自身が何者なのかを問い続けて、つまりは自分の居場所を求めて戦ってきたエモーショナルでストイックな主人公が、今作では世の為、人の為に戦う方向にシフトしたことで、単なる超人アクション映画の域に留まってしまったのだ。
思えば、ボーンが初めてスクリーンに現れたのは2002年のこと。自分は何者か?正義とは何か?を問い続ける主人公は、どこか同時多発テロ事件以降のアメリカを擬人化したようにも見え、結果として多くの人の心を掴んで大ヒットとなった。だが、この主人公像も今や時代にマッチしなくなってしまった。ネット経由で様々な情報が管理され、あるいは隠蔽され、またあるいは暴露されるポスト・スノーデンの時代においては、現場主義のアクションも絵空事に見えてしまい、ラスベガスでのド派手なアクションさえも物語から浮いて映るのだ。
こう考えると007でベン・ウィショーが演じたQの方が時代的にリアルなスパイ像に見えてくる。世界情勢に応じて、変化が問われるスパイ映画において、ボーンはどのように変化してくるのだろうか?不安よりも期待を抱いて、ボーンとの再会を待ち望みたい。
次回作に期待?
アクションシーンは今回もよかったです。でもストーリーとしては中継ぎ的な感じしました。
おなじみのIT系の小細工ですが、CIAの極秘文書がインターネット経由でコピーされてしまうシーン、携帯電話をリモート接続してさらに近くにあるPCのリモート操作して削除さらにシャットダウン。どれも内心笑いでした。
続編来たる
ボーンを物語に巻き込む課程が強引じゃない?彼の心情を置き去りにしすぎじゃない?などの理由から若干設定に緩さを感じたりするものの彼の復帰、死闘を終え去りゆく寂しげな背中を追うカットがとても良かったので満足。
アクションも要所要所で見せる手堅いものであり、手にしたものを全て武器とするTHE・ジェイソンボーンな戦いはラストバトルで満を持して見せつけられる。この焦らし加減は個人的には大いにあり。
ただ、そこまで過去の情報に縛らせ続けるんじゃなく、高い戦闘スキルを備えながらあてもなく放浪の旅を続けるボーンがCIAに命の取り合いの任務を依頼される、といったシンプルな展開でも良かったのではないかな~と思ったりもした。
女性キャストと安易に恋愛を進展させないのは硬派で◎(ぶっちゃけアクションの面ではもっと印象的な殺し屋がいても良いかなとは思ったが)。一番は、ボーンを殺しの生業に縛る呪いはまた彼を戦いに駆り立てていくんだろなぁという予感を残すラストの良さに尽きる。前三作とはやや趣を違えたアサシンムービーとしてとても楽しめた。
疲れました。
前の3作にスピンオフ1作、すべて楽しめたので、「君の名は。」を見た後、あまりにも面白くなかったので、その口直しにと思い、連チャンでしたがわくわくしながら席に座りました。しかしさらに残念な結果となってしまいました。ドキュメンタリーのように緊迫感を出すために、カメラを揺らして撮り、フィルムのノイズ感を出したざらざらした画面と細かいカット割りには本当に辟易しました。カーアクションシーンも格闘シーンもなにがなんだからさっぱり状況がわかりません。何かガチャガチャやってるな、みたいな感じで、最近のお金かけたハリウッド映画はこんなのばっかりですね。ストーリーも単純すぎて今までのようなハラハラ感がまったくなかったし。ダメだこりゃ。
なくてもよかった?
本シリーズも4作目。「ボーン・レガシー」などという作品も作っておきながら、あらためての再起動である。
結論からいうと、あまりうまくいってない気がした。
ボーン(マット・デイモン)は、すでに記憶を取り戻しており、アイデンティティ・クライシスのテーマはもはやない。
CIA長官(トミー・リー・ジョーンズ)がはっきりした敵というのも、ロバート・ラドラムの理念からは遠いのではないか。
いまから思うとジョアン・アレンのバランスは絶妙であった。
ひとえに、ストーリーがよくわからないということに起因している。ボーンの目的も伏せられたまま、リー(アリシア・ビカンダー)が何をしたかったのかもよくわからないまま、CIA長官はなぜボーンを消したがっていたのか。
そういう説明なしで突っ走る映画ではあるのだが、様々な設定があるはずなので、それを少しは開示してほしかった。
ポール・グリーングラスの演出はさすがであった。
ファンの期待を分かってる!
アクション映画ファンとして、
かねがね、最初から最後まで
ずーっとアクションシーンが続くような映画は無いものか?
と思っていたが、
まさしく、このジェイソン・ボーンこそ、
そのずーっとアクションシーンが続く映画だ!
どうしても人間ドラマを魅せるために、
ラブシーンや会話など、
何かしら中だるみに感じてしまうシーンが入ってしまうものだが、
無駄な説明を一切省き、
アクションシーンを積み重ねてストーリーを展開していく脚本には
潔さを感じるほどだ。
ただ、エンディングについては、
魅力的な「ヘザー・リー」は、
いい人のままで終わらせて欲しかった...。
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