劇場公開日 2017年9月9日

  • 予告編を見る

ダンケルクのレビュー・感想・評価

全595件中、1~20件目を表示

5.0「1.43:1」のIMAX画面比率による圧倒的な絵力、映画館で味わってほしい体感型映画

2020年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

日本公開時、日帰りで109シネマズ大阪エキスポシティに見にいったときにも感銘をうけましたが、都内でIMAXの「1.43:1」バージョンが見ることができるのは本当に嬉しいことです。
降伏をうながすビラが空からヒラヒラと舞い落ちてくるファーストカットから、この画面比率ならではの効果に「おっ」と思わせるものがあって、大スケールの映像美に魅せられます。全体的にセリフは少なく、厳しい状況下での撤退戦を、淡々と「絵力ありまくりの画面」で語るタイプの作品です。
チクタクと秒針が進む追いたてられるような音楽で緊張感をあおり、座っている椅子がブルブルと震えるような戦闘音が時折ズガーンとくる音響も最高で、IMAX版を3回見た「ゼロ・グラビティ」と同じ、映画館の映像と音響でしか味わえない魅力がとても大きい“体感型映画”です。

コメントする (0件)
共感した! 19件)
五所光太郎(アニメハック編集部)

4.5苦しい戦時体験とカタルシスのバランス

2017年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

クリストファー・ノーランは、戦争についてのイデオロギーは極力排し、観客に戦場を体感させることに主眼を置いた。英雄賛美も戦争反対の大きな声も手垢がつきすぎてしまった現代で戦争を語ることの困難さがこの映画には溢れている。
暗くどぎついことの連続である浜のシーンで、人は戦場の苦しさを嫌というほど体感するだろう。しかし、観客に与える苦しみは「サウルの息子」ほど徹底されず、救助の民間船のエピソードでは、希望やヒロイズムが謳われる。
戦場を体感させたい、しかし苦しみを強いるだけの鑑賞体験では観てもらえない。ノーランはそのジレンマに向き合った。
机上の空論を振りかざすことをやめ、生々しい戦場に向き合わなくてはならない。しかし、映画としてのカタルシスなくして、多くの人に訴える力があるのかどうか。
非常に難しいバランス感覚だが、見事にこの困難な戦時体験映画を商業映画として成り立たせ大ヒットに導いたノーランの手腕は見事だ。

コメントする (0件)
共感した! 29件)
杉本穂高

4.0言われたくないだろうけれどぜひ大阪IMAXレーザーで。

2017年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

正直、普通の映画館で観た時はピンとこなかったが、フィルムにこだわりIMAXを推奨するノーランが可能な限りIMAX70mmで撮ったのだから、ノーランが本来想定しているであろう1.43:1のアスペクト比で観てみようと、唯一1.43:1で上映している大阪エキスポシティのIMAXレーザーに行ってみた。

結論を言うと、別物、まったくの別物だ。フィルム時代のIMAXを知る人は、デジタルIMAXであの時の衝撃を味わえず歯痒い思いをしたことがあると思うが、デジタル上映とはいえフィルムのIMAXの持っていた広大な空間の広がりを、三度目のIMAXレーザーで初めて感じた。

大仰に思えた音響もこの巨大なスケールだとピタリとハマる。ストーリー的な不満は解消されたわけではないが、IMAXレーザーの「ダンケルク」、観られるうちにぜひ一度とお勧めしたい。最安だと東京からだと深夜バスで平日片道約3000円。その価値はあると思います。

コメントする (0件)
共感した! 26件)
村山章

4.0ラスト20分のカタルシスも映画のリアリズム!

2017年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

知的

強烈な閉塞感が神経を虐め続ける。容赦ない爆撃から身を守ろうとして砂浜にへばり付く兵士たちは、地上という行場のない牢獄で、はたまた閉じ込められたまま沈没していく船内で、遙か眼下の海原を見下ろすコックピット内で、その身を拘束されたまま時間に弄ばれているかのよう。個人の視点から見れば、戦争とは、戦場とは、なんと全体像がつかめない怪物如き存在であることか!?従来の戦争映画が当たり前のように駆使してきた想像の域を出ないCGI仕様の俯瞰映像を頑なに拒絶して、クリストファー・ノーランが提示する新リアリズム。それが映画的な快感と呼べるかどうかは甚だ疑問だ。しかし、延々と続いた怪物からの逃避行が、やがて達成感に変わるラスト20分のスタルシスは、画面の形状に関係なく、観客の心を強く掴み取って離さない。それもまた、映画のリアリズムだと思うのだ。

コメントする 1件)
共感した! 14件)
清藤秀人

5.0可能ならIMAX版を観るのが吉

2017年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

第二次大戦期の英戦闘機スピットファイアを3機も飛ばすだけでもすごいのに、さらにその操縦席後部にIMAXカメラを設置してコックピットからの視点で写すという、ノーラン監督らしいこだわりの映像を満喫できる。敵機との空中戦や、沈没しかかった船から海に飛び降りる兵士たち、浸水し転覆した船内で溺れそうになる若き兵など、縦幅の長いIMAXの画角を活かした構図もふんだんにある。通常の上映はIMAX版の映像の上下をカットして映すので、大げさに言えば「まったく別の映像体験」。

IMAX版でも、フィルム>レーザー>デジタルという映像品質の差があるのだが、残念ながら「ダンケルク」の日本公開は主要な外国よりも1カ月以上遅れているため、これから外国で観ようと思っても場所がごく限られるはず。IMAXフィルムは日本になく、IMAXレーザーは大阪のみ。厳しい状況だが、それでもIMAX版で観る価値は間違いなくある。

コメントする 3件)
共感した! 22件)
高森 郁哉

4.0ノーランの闇の深さ

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

人物に内臓が存在しないことが、ノーラン作品のひとつの特徴だと本作をみて強く思った。

兵士は凄惨な大撤退の最中にあり、いつ殺されてもおかしくない状況にいる。空から敵の戦闘機がやってきて撃たれるかもしれない。陸からナチス兵が港を襲うかもしれない。海から乗っている船が襲撃されて沈没するかもしれない。現にそれらの襲撃は起こっていて、多くの同士が死んでいる。あまりにも悲惨な光景。

しかし皆が綺麗に死んでいる。彼らは最低限の流血で死んでいく。腹を撃たれて腸が飛び出るわけでもなければ、爆破で手足が欠損することもない。港が血の海と化さず、綺麗な浜辺を維持していることが逆説的に本作のグロテクスさを語っている。

もちろんその描き方はノーランのスタイルであって、事実の真偽の問題ではない。しかし私は批判的に捉えたいと思う。所詮はノーランも時制を崩したり、SFに傾倒する単なる技術屋だったと。そこに兵士の実存に迫る語りはないし、大撤退を称揚するだけで国家への批判的な視座はないのかと。

かろうじて内臓があると思わせるのは、苺ジャムの食パンによってだ。ボトルに入った水を飲んだり、紅茶が出てきたりと飲む行為はいくつか確認できるが、食べる行為はジャムパンのみではないだろうか。それぐらい食べることに焦点が当てられない。

思えば『TENET』において主人公が武器商人にはじめて会う場面は会食の場ではあるが、彼は席に座り食事をする前に会食の場から出て行ってしまうし、『インターステラー』は宇宙の話だから(!)もちろん食べることは登場しない。このようにノーラン作品では「人物は食べないこと」で一貫されている。ノーランもきっと食に興味がないんだと思う。

だから本作の演出部で消え物担当になった人はかわいそうだと思う。あのノーラン作品の制作に携わり、消え物を担当する一役を買われたのに準備したのは「ジャムパン」のみ。きっと脚本を読み込んで、当時兵士が何を食べていたか調べ、リストを作成していたと思う。そしていざ演出部の会議でリストをみせたらノーランにジャムパンだけでいいと言われてしまうという…

上述のことはもちろん妄想よりのフィクションではある。それでも、もし本作にジャムパンがなければ、彼らがイメージではなく、内臓を持ち合わせたひとりの人間であることは想像/創造されない。それはかなり誇張表現ではあるが、重要なディティールであることは間違いない。

本作はノーラン作品において、史実を扱い戦争/歴史を描く作品だから、『オッペンハイマー』における歴史的側面に着目する上で重要な作品である。私は本作をみて正直、ノーランに政治的な態度は期待できないと思ってしまった。だが『オッペンハイマー』をみて思った。『オッペンハイマー』は『ダンケルク』から確実に進歩しているし、ノーランの政治的な態度はそんなに単純ではないと。そして闇が深いし、生生しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
abokado0329

5.0美しい風景が

2024年4月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

第二次世界大戦に大きな影響を与えた事柄を時系列が絡み合って描かれていて、全体の結果は知っていたけど場所や個々の出来事を知ることができたとても面白い映画でした。
美しき海岸、美しい街並み、美しい海が逆に戦争の不条理、虚しさ、残酷さを引き立てていて空恐ろしくなったが、人の責任感、温かさの描写もあって深みのある内容でした。リバイバルがあれば劇場で観たい映画です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
映画野郎

4.0誰もが主人公

2024年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

防波堤、海、空とあらゆる角度から
storyが進む
リアルな臨場感あふれる作りに
音楽も大きく関わっている
常に音楽がその場面に応じた音が
心情を表す様に鳴り響いている

空からの映像が素晴らしくて
空の青さと海の青さのコントラストが
美しくて戦争映画なのにと思ってしまうほど
兵士の
人間模様も生きるか生き残れるかの
選択に選択させられる緊張感と
死と向き合いながらの緊迫感
…生きて母国に帰る!
兵士の誰もが強い意思あって
そこから脱落してしまう兵も沢山
兵士たちの生きるための闘い
この兵士たち全員が主人公
どこまでも
諦めない覚悟が皆にある
運よく奇跡的に帰国できた
撤退してきた兵士は
住民からの温かい言葉が掛けられ
また国を守るため新たな戦いに出る

遊覧小型船の船長は
海をことをよく知っていて
人の命を一番としている
……心惹かれる
…戦争を
淡々と描くことで
誰に対しても
客観的に観ることができる
ノーラン監督の史実物としての作品。
上手く作られています

コメントする (0件)
共感した! 4件)
しろくろぱんだ

3.0映像とサウンドデザインが素晴らしいノーラン印の秀作

2024年3月21日
Androidアプリから投稿

クリストファー・ノーラン監督作品には珍しく104分の尺が観やすくてイイ

フランスのダンケルクという地でドイツ軍の進軍・砲撃によって海岸線に追い詰められた英仏軍が史上最大の脱出作戦を敢行する様をひたすら描き続けるストーリー展開、いわゆるドンパチのバトルシーンで構成される戦争映画とはちょっと毛色が違います

クレジットも出てきますが、陸での1週間・海での1日・空での1時間の出来事を描いている事を理解しないといけません
それを更に細切れにしてクロスカッティングしているため、その大前提を理解していないと終始何やってるのか全然解らず大混乱が生じると思いますが、それだけ理解できれば基本シンプルな話なので映像とサウンドに集中できるかと思います

ほとんどが攻撃&逃げまどう戦争シーンで構成される本作ですが、よくある戦争ものみたいに身体の一部が吹っ飛んだり、無差別に銃が乱射されて兵士が撃たれまくり、血がドバドバ出る描写は全く無く、ただひたすら淡々とやるだけなので、とても観やすいとは思います

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Jett

4.0これは映画館で観たかった…!!

2024年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

全編通して、臨場感えぐい!!主観の映像が多くて、登場人物と一緒に戦場を体験する映画!
特に、重油にまみれたまた海に投げ出され、波の上は炎、波の中に入れば溺れ死というシーン…!すごい画だった

内容としては、祖国のために働くお仕事映画もしくは、祖国への帰還劇!ラストシーンのナレーションと映像が、また深い味わいになっている気がする。
フランス兵だから、ドイツ兵だから、や階級によって、船から追い出される、船に載せて貰えない、というのは海上戦ならではだし、ミリタリー映画らしい緊張感があった。

印象に残ったのは、ファーストカットの、ヒラヒラと舞い落ちるビラと街並みと後ろ姿の美しさ!「これはただのミリタリー映画ではないな!?」という期待感!
あと、ダンケルクから帰還する大型船、ダンケルクへ向かう小型船がすれ違うシーンもよかった
あと、もうダメか…ってとこで、小型船が次々と向かってくるシーン!

ミリタリー映画ながら画がめちゃ美しかったな〜!
時間のギミックで遊ぶ感じも、ノーランらしさも全開だったな〜!
時間も100分ちょいと、かなり短い尺なので疲れすぎず、体感型のエンタメ映画として大変楽しめました!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
とも

3.0戦争って。

2024年1月29日
スマートフォンから投稿

悲しい

寝られる

鑑賞後に元ネタについて調べて、戦争があの後5年も続いたことに戦慄した。
どれだけ感動的で語り継がれるようなエピソードがあっても、所詮は人と人との殺し合い。
不毛である。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
おいもぷりんちゃん

3.5静かだけれど

2024年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

歴史に詳しくなく、ダイナモ作戦を少し調べてから鑑賞。
第二次世界大戦のダンケルクの戦い、セリフは少な目で観ているこちら側に
体感するこに重視とあったがまさにそう感じた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
RIRI

3.5予備知識が必要

2023年11月8日
iPhoneアプリから投稿

説明を極限まで省いた、ダンケルクでの救出劇を描いた作品。ある程度の予備知識を持って鑑賞した方がわかりやすい。
同じ時間軸でいろんな角度から話が進む。似たような兵士が出てきて(顔が汚れてるからか)区別がつかず少し混乱。
動員された民間船が犠牲を払いながらも、兵士への敬意を持って使命を果たすのに胸打たれた。
ゴジラ-1.0でオマージュとなってる場面ありとのことで鑑賞。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
may 929

4.0ノーラン印戦争映画

2023年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

ずっと重苦しい空気が流れ続けて、メインキャストたちが果たして無事に救出されるんやろかとずっと不安に駆られながらの2時間弱でした。

時代は第二次大戦、イギリス、フランスの連合軍がドイツ軍によって北フランスにある港町ダンケルクに追い詰められ、時のイギリス首相チャーチルの決断でダンケルクからの救出を試みる兵士の数なんと40万、大型船を着岸させるための桟橋なども空爆を受けてますます追い詰められていく中、軍艦だけでなく民間の船も兵士たちの救出に向かう、というお話。

実際にあった話なので、おおよそのアウトラインは把握できているものの、もちろん救出前に亡くなった兵士も数多くいたわけで、果たして彼らはどっちなのよ、とハラハラの連続。
実際そうなんだろうけど、敵兵の姿はほぼ描かれず。唐突に思いもしない方向から攻撃されるのでこれまたドキドキさせられる。

空からの攻撃にはイギリス軍も迎撃部隊が活躍したりもするけど、やっぱり敵の姿は分からず撃墜しても、あー飛行機落ちていくなーという描写。
描きたいのは敵のある戦いなのではなくて、いかに死と隣り合わせの状況で、死への恐怖で飲み込まれそうになる狂気に抗いながら、それぞれが生き延びたのか、ということなのかな。そういう意味では、ラストはふんふんなるほどね、と落ち着くところに落ち着いた感じになったと思う。戦争映画にしては後味はそんなに悪くない。

少しだけ時系列をいじったノーラン風味は加えられているものの、史実ベースなのでいつもよりは控えめな感じ。
ここがらしさと見るか別にいらんかなぁと見るかで若干評価は変わるかも。私は後者かな。

トータルとしては時間も含めてギュッと凝縮した感じになっているものの、中身は濃いし緊張感半端ないので、これ以上尺長かったら持ちまへん…。

コメントする 2件)
共感した! 7件)
ハルクマール

5.0ダンケルク・スピリット‼️

2023年9月10日
スマートフォンから投稿

泣ける

怖い

興奮

この作品は21世紀に作られた最高の戦争叙事詩だと思います‼️監督は天才クリストファー・ノーラン監督‼️描かれるのは第二次世界大戦で史上最大の撤退作戦と呼ばれる「ダンケルクの戦い」‼️
降伏勧告のビラが兵士に降り注ぐオープニング。ドイツ軍の銃撃を受け、主人公トミーだけが走り逃げて広い海岸に出る鮮やかなシーン。海水に半分浸かりながら救助を待つ兵隊たち、その列に容赦なく浴びせられる爆撃。3機が編隊を組んで大空を滑空するスピットファイア。大海原を同胞の救出に向かう民間船。魚雷を受けて沈没する掃海艇と兵隊たちのパニック描写。重油まみれの海に浮かぶ無数の兵隊たち。夕陽に照らされながら不時着するスピットファイア。浜辺に散乱する無数のヘルメット。スピットファイアを燃やし捕虜となるパイロット、などなど‼️
とにかく一つ一つの構図とフレームが、練りに練られた印象的なモノで、加えて65mmフィルムで撮影されたらしい美しくリアルな映像と、凄まじい音響効果と視覚効果でもたらされる緊張感と臨場感はハンパないです‼️実際にドイツ軍の爆撃から逃げ回り、救助のため船を駆り、スピットファイアで敵機と交戦し、沈没する船で溺れちゃったような臨場感‼️これにノーラン監督一流の時間的サスペンスが加わります‼️これまでも「メメント」では逆行、「インセプション」では夢の階層ごとの時間経過、「インターステラー」では宇宙航行での時間的な歪みといった "時間" を重要な要素として取り入れてきたノーラン監督が究極のタイムスペクタクルとでもいいましょうか。描かれる陸海空の攻防の中で、陸:防波堤で救助を待つ兵隊たちの1週間、海:民間船で兵隊救助に向かう人々の1日、空:撤退作戦を支援するため飛び立つパイロットたちの1時間‼️この異なる3つの時間軸をシンクロさせて、3つの視点を切り替えながら描く手法‼️パイロットが見る民間船、民間船の船長が見るスピットファイア、民間船に救助される兵隊を援護するスピットファイア‼️それぞれの進行時間の中でそれぞれの視点から繰り返し描くその手法はまさに天才の仕事ですね‼️美しいシンセサイザーの音色に心洗われる音楽も、崇高的で格調高いと思います‼️この作品で描かれた事は "ダンケルク・スピリット" というイギリス人の誇りとして語り継がれているらしいのですが、ノーラン監督が素晴らしいのは連合国の勝利を描いた一方で、勝利は犠牲なしでは得られないことを明確に表現したことだと思います‼️救助された兵隊たちの一方で、担架で運ばれる兵隊たち‼️陸と海での救助作戦を援護、自らは燃料切れで敵方の捕虜となってしまうパイロット‼️カッコいいぞ、トム・ハーディ‼️まさしく名作ですね‼️
2023年9月10日現在、未だ上映日未定のクリストファー・ノーラン監督最新作「オッペンハイマー」‼️早く観たい‼️被◯国日本だけにいろいろな事情があると思いますが、配給会社の皆様の英断にチョー期待‼️

コメントする 1件)
共感した! 20件)
活動写真愛好家

4.0ダンケルク、と聞いて

2023年9月8日
iPhoneアプリから投稿

キーラ ナイトレイ主演 つぐない を思い出した。

故郷に帰れるのかわからない絶望の海岸で、途方に暮れる英国兵たち…
ドーバー海峡を挟んだわずか数十キロ先の我が国に行けるのは、運、なのか。
砲撃を受けて海に投げ出される英国兵を見るたびにそう感じた。
 また、あえての少ないセリフ、主人公を明確に定めないような、陸海空、それぞれのドラマ…
 個の限界、戦争のもたらすどうしようも、ない大きさが感じられた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
トッキー

2.5満点のちょうど半分くらいの評価です。 時間を編集して工夫されている...

2023年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

満点のちょうど半分くらいの評価です。
時間を編集して工夫されているため、難しく感じます。そうする必要性が感じられませんし、センスが良いとも思いません。

陸海空それぞれ迫力があるので好きな映画です。
円盤の特典映像(時系列バージョン)を観たら評価が変わるかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
Don-chan(Daisuke.Y)

3.5どちらかというとダイナモ作戦

2023年8月6日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

難しい

撤退戦の心情と感情のリアリティ。
セリフがほとんど無い。
時系列が分かりにくい。
映像、音は迫力あり。
ドイツ軍の描写が航空機以外無くて違和感。
沈没の恐怖。
撤退戦に興味があれば見るのあり。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ヤスナリ

2.0これは…

2023年6月25日
PCから投稿

1958年の「激戦ダンケルク」と1964年の「ダンケルク」の後に視聴しました。

1964年版の「ダンケルク」は傑作です。こちらと合わせて視聴するのがいいかも知れません。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
みる

3.5臨場感

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

前に「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でダイナモ作戦について知り興味を持ったので本作を観てみた。
結果、作戦遂行の現場に居合わせたかのような臨場感だった。
現場の人々と同じく、作戦そのものについての詳しい説明はない。
視聴者は救助に向かう民間船の中とダンケルクの港で帰国船を待つ若い兵士の傍らの2箇所を行き来して、彼らと共に祖国に帰ることになる。
ダンケルクの戦いを描いた映画は沢山あるようなので、現場での緊迫感、名もなき英雄達の姿、非常時の集団心理などの戦争の幾つかの真実を、体験するように観るというノーラン監督の作戦もありだと思った。
役者陣の好演も光っていた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
SpicaM