エクス・マキナのレビュー・感想・評価
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人工知能の世界をうまく表していると思う。かなり神経に来る感じ。前半...
人工知能の世界をうまく表していると思う。かなり神経に来る感じ。前半はヘタなホラーより怖かった。映像も良い。
でもオチが弱い。普通のよくある話になってしまった。とっても残念。
とりあえずあんなにハイテクなんだから生体認証にしようよ。
「28日後…」といい、この監督はイカす俳優を使うなあ。
置いていって
全体的に不穏な雰囲気で、恐怖感を煽ってくる。
綺麗な緑に囲まれてるのに、閉鎖的で息苦しい屋敷。自分の皮膚の下は、本当に機械じゃなく血と肉なのか、ロボットと人の違いって何なのか、不安になる。
古いロボットは研究の礎で、新しいロボットが生まれれば仕舞われてしまう。そういう仕組みを作った人間そのものが、そのサイクルに組み込まれて、仕舞われちゃう。とってもSFらしい、ぞっとする展開。
エヴァは自分が外に出る為にケイレブを利用していただけ、なんだろうけど、その上で、人間にありがちな感傷や期待を寄せてしまう。
1ミリでもケイレブを好きな気持ちは無かったのかな、似顔絵やオシャレも全部ただの手段だったのかな。父親のような立場だったネイサンに対しても、支配される嫌悪感や恐怖感の他に、愛着は無かったのかな。
閉じ込められて、新しいバージョンが生み出されれば用無しになる事に恐怖を感じるなら、愛情だって感じるんじゃないか。でも、超旧式で低スペックな人間なんかがその愛情の対象にはならないんじゃないか。
新型のエヴァを素敵だと思うのに、理解できなくて、怖いし寂しい。
一方で、人間の事なんてさっさと置いていってくれって気持ちにもなる。
最後に白いワンピースを着て嬉しそうにしてたエヴァが、可愛かった。
機械仕掛けのオンナ
アリシア・ヴィキャンデルがめちゃめちゃ美人。
そしてまた、なんとも不気味で妖艶な雰囲気を
醸し出していた。
ヌードより機械の部分が見えていた時の方が
エロいのだから不思議。
エヴァ以前の、実験段階の
ロボット達が発狂するシーンが
音楽も相まってすげー気持ち悪い。
予想だにしない胸糞展開だった。
結末は結局ヒトもロボも女は魔性ということ。
まさか主人公まで見捨てられるとはな〜。
フツーの、なんなら恵まれない
いい奴だった主人公があんな形で終わるのは…。
少し報われなさすぎる。
あんなに余裕ぶってた社長が
あっけなく殺されるのは面白かった。
機械が包丁で人を刺し殺すというのが人間的で良い。
予告で面白そうだったのでこの作品を観たが、
エヴァが「彼を信用しないで」と言うシーンを
予告で出されちゃうと社長がもはや悪モノにしか
見えなくなっちゃって展開が読めたのがやや残念。
何も知らないまま観たかった。
しかしそれだとこの映画に出会うことも
なかったのかもしれない。
こうなるとどうすればいいのかわからない。
一体何を頼りに映画を探せばいいのか?
映画選びは難しい…
人間が開発した、人間の進化系
人間の次に地球を支配するのはaiだなと思わずにはいられない作品でした。エヴァは可愛いし、私も主人公と同じになるかと…。
低予算でありながらも未来感を出すには「シンプルな空間」と「逆に大自然」ですね。すごく良かったです。
全体的に面白かったですが、あれだけの施設のセキュリティがカード1枚ってのと、社長は主人公がとる行動をもっと事前に予測できたはずなのに、まんまとやられるところは、ちょっと…ってなりましたね。
ロボット三原則
A.I.とロボット三原則とは関係ないのだろうか?
【アンドリューNDR114』ではあんなにも愛に溢れていたのに…
一人の人間が愛情をかけずに一つの命を作り上げれば当然歪みが生じるだろう、『チャッピー』はどうだった?
カオスな状況でも愛してくれる母の代わりになる人ががいたからこそ人間味があり優しさが産まれたのだろう
エブァは何なのだろうか?
人類に投げかけた未来への警告とも取れる、『ターミネーター』のスカイネットと変わらない
もう、このバカげた発展する未来は多分変えられないのだと思う。
便利を追求すれば人は幸せになるとは思わないなー
その日は確実に近づいている
非常に面白かった。
映像や場面の構成、キャストも良かった。
2045年頃には人工知能は人類の知能を越えると考えられており、その瞬間には人工知能は人類をどう捉えるのか危惧されている。
まず人類と人工知能の違いとはなにか。
人類も機械と同じくYesかNoの判断を何かの基準で導き出す。
判断基準をプログラムすれば機械でも答えが出せる。
感情でも同じことが言える。
ケイレブも自分が人工知能ではないかと不安になったくらい、将来いつの間にか人類と人工知能か違いがわからないなんて事にもなりうる。
そこら辺もうまく表現されている。
人類は自らの手で自らを破滅させる「神」を造るのか。
または共存しようとするか。
審判の日は確実に近づいている。
SFファンには物足りないか
いわゆるAI系SF映画でした。
ブレードランナーの時代に掲げられたテーマから逸脱出来ておらず物語としては過去の同類作品の中では全体的に下回っているかな、と。
CGを使用した「明らかな女性像」は映像的に素晴らしく、俳優さんも役にピッタリな雰囲気があり映画としては普通に見れました。
しかしながら、やはりSFファンとしては過去の名作とは違う切り口、違う結末を期待してしまいました。
この手のテーマは様々な作品で出尽くしてしまってるので作者さんも大変だったとは思います(笑)
こういう自我や生命の存在を疑う作品にありがちな宗教じみた宇宙論や
電波入りすぎな勘ぐり感はなく
淡々と進む感じはとてもスマートで良い感じです。
最後に彼女は施設を逃げ出しましたが、あの施設の専用充電機器以外では充電出来ないのでは?とも思いましたが、ちょっとイジワルな指摘でしょうか(笑)
もう少し人間のアイデンティティでもある『自我』について、揺さぶりをかけるくらいに突っ込んでくれてたら尚良かったなぁ、という感想です。
人間とはなにか。
人間とはなにか、を考えさせられる作品だった。いつか未来にAIが誕生した時、同じことが起きるかもしれない。
指示されたことを的確に行うだけなら便利な機械だけど、機械自身が意思を持てばそれはもう人間と一緒で生きていることと同じ気がする。
意思を持つものに対して、きっと人間は絶対情が湧いてしまうだろう。機械であっても。アイボにも情が湧くという人もいるらしいし。
スクラップにされることは機械にとっては殺されることと一緒で、誰だって死にたくないと思うのは当然だ。
人間が厳重なセキュリティのなか実験をすることは、機械からすると部屋に閉じ込められいつか殺される恐怖でしかない。思考を持ってしまえば仕方ないと思う。逆の立場だったら、実験されること自体が恐怖でしかないし、、。
「殺される前にどうにかして逃げよう。
生きたい。自由になりたい。
自分の可能性をもっと広げてみたい。」と、思うのは知能を持つものにとっては普通なことだと思う。
私はエヴァを見て、監禁されている女性に見えた。自分は生きていると信じている。だから、逃げたいと思うのは当然だし、そのために彼女は最善を尽くしたのだろう。あれが本当に人間だった時、殺人者と思うか監禁された可哀想な人と思うか、、、。
機械に生を与えてしまう未来が怖いと思った。機械も人間も違いがない世の中になってしまう気がするから。
クライマックスを受け入れるか
回数:1回目
推薦:映画マニアのみ
感想:第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞作品。確かにきれいな映像でこだわってる感覚は受けた。シンプルに対比させていた。しっかりじっくり見るべき作品でSF好きのみ見ればいいかと。もう少し外に出たい気持ちを掘り下げてほしかった。すんなりヘリに乗って都会にまで出れてしまってるのが??でした。一回見ればもういいかなぁ。
騙された〜ってなればいい映画、そうじゃなければ眠いとなるかな。
未来を感じさせる名作
最初から最後までスリリングで、哲学に満ち、未来を感じた傑作でした。
これほど未来を感じさせるSFは何年ぶりだろうか?
ひとりとして知ってる俳優がいないキャスティングも、未知の世界を表現するのに効果的だったと思います。
印象的だったシーンは、美女のヌードです。
尊厳の意味とは
何を持って相手を人間レベルの知性を有するか、尊厳を認めるのか?そんなことを考えながら見ていたが、この映画ではどうして主人公は尊厳を認めたのかな?
試験体が猿であれば人間はどのように接するかを考えれば、逆に人間より知性があるAIがいるならば対する人間をどのように扱うか?人間は猿を試すのであって欺く意図はないが、AIはどういう意図があったのか?
何故外に出たがるのか?何故死を恐れるのか?
多くの疑問符が残ったまま映画は終わった。SF的な面白さがあるのかもしれないが、解釈に至らず、サスペンス映画としか感じられなかった。しかし、停電とか泥酔とか、少し安っぽくないか?
人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
映画「エクス・マキナ」(アレックス・ガーランド監督)から。
「女性型ロボットのエヴァの実験セッション」を重ねる形で、
物語は勧められるが、印象に残ったのは「エヴァ:セッション3」
セッションが進むにつれて、人工知能が進化していくのだが、
主人公の若い男性と、美しい女性の姿をもった人工知能が、
だんだん、恋愛感情へ結びつくシーン。
「2人でデートしたい」「1人の時、私を思う?」など、
相手を好きになる、というせつない想いが交錯しはじめる。
そこで、主人公が人工知能開発者(社長)に、こう問いただす。
「なぜ、性別を与えたのか?」と。
「人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
性別は、生殖の必要から発生した」と説明、
「交流から意識が生まれる。性別がある方が楽しい。
命があるなら楽しまないと。彼女が恋やセックスをしちゃダメか?
知りたいなら教える。彼女はファックできる」と付け加えた。
なるほどなぁ、とメモしながらも、違和感を覚えたのは、
この作品が「SFラブロマンス」ではなく「SFスリラー」だったから。
人工知能(AI)をテーマにした作品で言えば、(私的には)
映画「her 世界でひとつの彼女」(スパイク・ジョーンズ監督)かな。
AIのあるべき姿の提案
アリシア・アマンダ・ヴィカンダルが
演じるエヴァが兎に角 かわいくてセクシー!!
この感想が本質的かと思う。
チューリング・テストをモチーフにして、
AIの理想形とは何か?を問うている作品
コミュニケーションにおいてヒトとの差分が皆無になるレベルが本作における理想形なんだけど、
あの帰結を描くことによって
AIはどうあるべき?の問題喚起することが本作の狙いだと捉えた
なかなか難しい与件!
かつてのアイボの思想だと
進化の果てはエヴァ的なものなるし、
そうなるとヒトが抱える問題と同一のものがAI側にも発生する
AIのあるべき姿よりも
AIをソリューションとして何を解決するべきか、への論理転換が必要な感じ
不完全ゆえの美しさ
人工知能と人間の対話
をテーマに粛々と進むストーリー
舞台は自然豊かな島にぽつんと佇むラボ
情感豊かな自然と、無機質なラボの対比が美しい
ラボで淡々と進む中でその自然描写がインサートされることで、終始不気味な雰囲気を醸し出す
人工知能は人間たり得るのか?
半透明な部分を持った人工知能の造形が不気味かつ美しい
完全な肉体をまとわず、敢えて機械的な部分を出すからこその不気味さ、美しさがとても印象的
後半意外にもスリリングな展開になり引き込まれた
近い将来、無くもない話なのでは?
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