劇場公開日 2014年10月4日

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レッド・ファミリーのレビュー・感想・評価

全34件中、1~20件目を表示

3.5家族は北のスパイだった。真の家族を人質に取られ、南で裏切り者の暗殺...

2024年1月4日
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家族は北のスパイだった。真の家族を人質に取られ、南で裏切り者の暗殺等の工作を行っている。中露北なら本当にあり得そうだ。
このスパイ疑似家族が隣のおバカ韓国家族と交流しながら揺れていく。
ラストのミンジはなぜ?なのだが、甘い、甘すぎる。

ひたすらカナダに逃れた周庭さんが心配になる。しっかり守ってあげてほしい。

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はむひろみ

3.0ちょっと南寄りかな

2022年7月8日
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当たり前とは思うけど。
それでも、いいところ突いてくる。
家族という形で潜入させる時点で間違いだよね。
人間の情を甘く見すぎている。

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UNEmi

3.5あんな騒がしい隣人はイヤだ(笑)、

2022年2月5日
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鑑賞方法:VOD

家族とか絆とかを表現したいのかもしれんけど、あんなうるさくてキツい隣人はしんどいしそんなことを感じる余地もなかった(笑)
アル中みたいに騒ぐ奥さんとか、いつも家にいるダンナさんがいがみあってるのは、そんなんを見てなかなか「それでも言い合う家族がいるだけいいもんだ」なんて思いにくかった。
確かに家族がいて一緒にいられるだけ感謝はしないといけないけどね。

ま、ストーリーもわかったしおもしろかった。

それにしても、しかし、北朝鮮の工作員やらスパイやらってのも、洗脳されてもいるんだろうけど、なんであんな国のために命かけてやってるんだろ。
みんなで、軍も蜂起してクーデターでもできんもんか。
失敗しては処刑され、家族にも害が及んで、それで庶民は食えずに飢えて、そのうち国民自体いなくなっちゃうんじゃないのか?
食えないミサイルばっか打ってて、そんな逃げだすような国に命をかけて指令だの任務だのやる意味があんのか?

その国の現実に、彼ら自身なにをどう信じてそこまで冷酷にいろいろできるのか。
こういう映画を見るとそう感じてしまう。
工作員の人らにも「せめてもの人の気持ち」があるのがわかるから。
愚かな元首の国に生まれただけで、そこの国民自身まで愚かになることはない。

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けい

4.0ギトク流皮肉

2021年6月15日
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悲しい

人なんて、一歩踏み入ると全く分からない。家族なんて、所詮は他人の集まり。全世界に共通の家族という共同体へのアイロニーを、北と南を使って上手く表現していました。これ、作品の本質は南北ではありませんよね。

人間の絆が深まるのは決して幸せな時ではなく、命の危険が迫った不幸な時である。恐ろしい真実をメロドラマ仕立てに皮肉たっぷりに描いています。

ギトクの晩年はセクハラ訴訟などがあり、イメージダウンをしましたが、まさかCOVIDで亡くなるなんて。ギトクらしいドラマチックな最期と言うのでしょうか。合掌。

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ミカ

3.0家族への憧れ

2021年2月8日
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鑑賞方法:VOD

あまりキムギドクぽくないなぁと思ってたけど、
ラスト間近の嫌な感じキムギドクでした。

なんか絵が平面的で舞台を見てるような手狭な感じを
受けて、なんとなくコメディの雰囲気を感じたのは
演出なんだろうか?

北のスパイがみんな家族に憧れを持って、
ただ平穏無事に暮らしたいだけと言うのは
痛いほど伝わって来た。

どこか滑稽で感情移入は出来なかったけど、
隣の家族のやり取りを受けて、
船の中、最後の最後に心焦すほど憧れた家族を体験する
と言う演出は素晴らしかったと思う。

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奥嶋ひろまさ

3.5朝鮮の南北間にある問題を知るきっかけとなった一本。シリアスな笑でユ...

2021年1月1日
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泣ける

笑える

悲しい

朝鮮の南北間にある問題を知るきっかけとなった一本。シリアスな笑でユーモラスに刺してくる社会風刺のみならず、映画としての完成度がとても高く、特に脚本が良かった。この映画のテーマは、圧倒的に家族なのだが、どこか平和ボケした南の家族が逆説的に書かれており、おそらく日本国内でも貧困の家族と、中流階級の構造でこの話が成立すると思った。近年の韓国映画に対して、支離滅裂なストーリー展開が多く見受けられる(良くも悪くも)印象だったが、この映画、その印象は払拭された。ラストの伏線回収はとにかくすごい。鳥肌ものだ。見てよかった。

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ましんねり

4.0すぐお隣の国のこと

2020年12月14日
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悲しい

怖い

知的

韓国大好きな私ですが、南北でいまだに問題が残り、いつ解決するのか分からないお隣の国のことを、アイドルや俳優の〇〇が、兵役に行くというタイミングでぐらいしか意識しなかったのですが、本作品をみて、決して忘れてはならない本当に深刻な問題だと改めて思いました。

北の人間に拉致された日本人のことを思うと、人ごと、他人事、他所の国のこととは言っていられないはずなのに、やはり、どこか遠い話に感じていました。

でも、本作にでてくる北のスパイの人々は、自分達の生まれてきた運命を嘆く事も、疑うこともせず、ただ淡々と命令に忠実に生きる人間へと教育されてきた姿を見ると、ここに人の命や、人権なんてものが存在しないことを思い知らされ恐ろしくなりました。
遠い昔の話でなく、今現在も、南北の間に埋まらない溝があることが、本当に悲しくなりました。

ギャグのように描くけれど現実は笑っていられない。常に自分の大切な人の命の心配をしながら生きる。
南の人間の暮らしを、人間らしいと思わないか?と問う場面にはぐっときました。

二つのファミリーを比較しながら、笑いあり、涙あり。
とてもうまくストーリーができていて、最後までのめりこみました。
最後はやはりこうなってしまうのかと、悲しい最後ではありましたが、ミンジのおかげでほんの少しだけ希望がみえました、、、

余談ですが、応答せよシリーズが大好きで、特にスレギオッパを演じたチョンウさんにどハマりしたのですが、本作で、やはり気の少し弱い家族思いの優しいジェホンを演じていたチョンウさんにまたキュンキュンさせられました。笑

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M hobby

3.0不自然なところが多いけど割り切って観ればアリ

2020年8月25日
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北と南。表向きは理想だけど疑似の家族、喧嘩ばかりだけど心が繋がっている家族。相対するもののコントラストで「家族の絆とは何か」を鮮明に浮かび上がらせる、非常にメッセージ性の強い映画。

ただ、「こっちの声も丸聞こえなんじゃね?」とかつっこみどころが多い。
酔っぱらって、北朝鮮では口にできない本音を暴露するとことか、安っぽくて単純。
韓国の家族のなじり合いの会話を、北朝鮮の家族が真似るとことか、ストーリー、演出がクサい。

リアリティじゃなくて、メッセージをどれだけ強く伝えるかに偏重させた作品と思えば、納得できるかな・・・。

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ドライトマト

3.5脚本と設定が秀逸

2020年8月15日
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北の擬似家族と、南のどこにもいる不和で普通な家族。
演劇的な雰囲気が満載で見応え作品、どの登場人物も魅力がある、人格がないように描かれることが多い北側のスパイ、脇役の人物でさえみなスキと人間味を出していてユニーク。休みを与えられた日に見に行った映画が、プンサンケだった。
派手さがないが心に残る。

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redir

5.0レッド・ファミリー

2020年8月10日
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鑑賞方法:VOD

生まれる環境は選べない

今どうなのか自分は幸せなのか

もっと幸せな人がいる

もっと不幸せな人がいる

こんなことを思う自分は幸せなんだと思う

とても考えさせられる作品である。

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m@_@m

3.5キムギドク作品

2020年7月29日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

萌える

「嘆きのピエタ」を観た時、これ作った人は底意地悪いなあ、と思ったのがキムギドクとの初体験。
今回も何気無く観て後からキムギドクが関わっているのを知り、彼の作家性について考えさせられた。

今作も「嘆きのピエタ」も、表面は悲しい過去とか苦しい現在とかを描いてるが、明るい未来を望めるのは家族有りきである事を大命題にしている。

隣人のおばあさんの言う「最後は家族しかない。死んで後悔しても遅い」という台詞は、それが韓国の家庭でも北の工作員でも、世界中の誰にとっても普遍的な事を、キムギドクは言いたかったのではないだろうか。
特に韓国国民にとっては、北の人もそうだが、半島統一という民族=家族の希望を常に抱いているから、尚更渇望して止まないのであろう。

その意味で今作は、とても素晴らしいテーマを厚かましくなくアピールする優秀なプロットがある。

しかし、映画としての出来はどうかというと、少し難癖付けたい。

常々他の作品で「無駄なシーンが多い」「ここはカットして良い」「作品時間を短くしろ」とか偉そうな事言ってますが、今作のカット割りは余りに不自然すぎ。繋がりは保っているが、ただ「作品時間を短くする為」だけの「ブツ切り感」が多く、少し興醒めしてしまう。それが作品全体を起伏無く淡々と観せてるのかもしれない。

それとラスト。娘もそうだけど、鉄工所のおじさんのその後も教えて欲しかったなあ。

キムギドクなんだから少しは下ネタも欲しかったなあ。

でも改めて、良い話でした。

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クリストフ

4.0今は喧嘩しててもいつかは敬い合う家族(南北)

2018年7月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

母、父、娘、祖父。
一見、普通の家族。
しかし彼らの正体は、北朝鮮から来たスパイ一味だった…!

家の外では、仲睦まじくアットホーム。
が、ひと度家の中に入ると、母役を班長とし、命令・階級に絶対服従。
「パパ!ママ!」と呼んでいたのが、途端に「同志!」。そのギャップ。
プロデュース/脚本は、キム・キドク。彼にしては珍しいブラック・コメディ。
でもそこは鬼才、ブラックな笑いで覆い被せたその中に、家族を通して南北の悲哀を浮き彫りにする。

彼らの隣に住むのが、父、母、息子、祖母の韓国人家族。至って平凡だが、両親は喧嘩が絶えない。
よくあるご近所トラブル。
喧嘩ばかりしてる醜態。
当初は見下していたが…。

お隣さんである以上、次第に付き合いが始まる。
喧嘩ばかりしてて決して理想的ではないのに、何故か情が沸いてくる。
あろう事か、“南”に憧れすら抱く。
彼ら擬似家族の北朝鮮スパイたちにも、祖国に残してきた家族が居る。
祖国を離れ、“南”で工作活動をしてるのも、命令で時に暗殺を行うのも、全て祖国の家族の為。
我々が忠実に任務を遂行していれば、家族の安全や生活は保証される。
でもそれって、人質に取られているようなもの。
実際とある失敗をしたら、家族の身に危険が及ぶと脅される。
家族の為とは言え、何故時に家族や自分の命すら危険にさらすのか…?
祖国や偉大なアノ方に忠誠を尽くす事が第一であり全てなのか…?
お隣さんのようにしょっちゅう喧嘩するけど、敬い合う事こそ、家族として人としての幸せではないのか…?
彼らの中で、何かが揺らぎ始める…。

彼らの言動は常に監視されていて、何もかも筒抜け。彼らが次第に“南”に情が移っている事も。
仲間の一人の家族が脱北を計り、彼らや祖国の家族の身がどんどん危うくなる。
個人的に印象に残ったシーンは、彼ら擬似家族とお隣家族とで会食。
南北の在り方についてちょっと言い合いになるが、それが今我々が南北について感じている疑問などの全てを言い表していた。

彼らに最後の任務が。
惑わした隣の家族の暗殺…。
何の罪も無い一般家族を何故殺さねばならない…?
それ以前に、そんな事はもう出来る筈がない。憧れの家族像であり、親しい友人たちなのだから…。
隣の家族の命か、自分たちの命か、彼らの決断は…?

家族として過ごす内に、家族に憧れ、奇妙な絆で結ばれ…。
ラストのあるシーンに、本当の家族のような姿を感じ、目頭熱くさせるものがあった。

今は喧嘩してても、いつかは敬い合って。
それは家族同士も、国と国同士であっても、決して不可能ではない。

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近大

3.5コメディではありません

2018年1月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

コメディ的な要素を期待しましたが、やはり北はヤバイという内容で最後はただ暗い泣ける話になりました。悪くはないのですが、おなじテーマのシークレットミッション(キムスヒョン)の方が素晴らしく比較して物足りないないので評価は中の上とさせていただきます。

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モロッコガール

4.0エッジが効いてる

2017年4月2日
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最初から最後まで展開が気になり続け作品に没頭しました。
コメディ要素はあまりなく、常に自分の道徳心と向き合わされます。
最後が個人的にはウェット過ぎてちょっとだけ冷めてしまった。

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アリンコ

3.0実際はかなり違いました。

2017年2月19日
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予告編ではコメディ映画かと思わせといて、実際はかなり違いました。

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ボケ山田ひろし

4.0アカも人間

2016年1月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

変なバランスのブラックコメディ。笑っていいのか、考えればいいのか、どっちの反応をしても正解!って感じの雰囲気で終盤まで行く。でも、扱っている内容はドスンと重たく、仮に笑ったとしても後からじわじ効いてくる。ボディブローのよう。

ラストはかなり良かった。心情的にも、物理的にも一つになった家族が、最後に行った劇は、あまりにも下らなく、あまりにも切なく、あまりにも愛に満ちている。泣けた。

最後の最後に小さな光を残してくれている点は大きな評価ポイント。悪も完全な悪ではない、ということを表現していて、この映画のテーマとも一致する。さすがは、キムギドク。

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サケビオース

4.0凄まじいくらいイイ

2015年12月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

皮肉な感じあるが、着眼点がイイ!笑えるしいけてる‼

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たかなな

4.0素晴らしい脚本と内容

2015年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

萌える

他の方のレビューに書き尽くされましたが、やはり隣り合う家族の対比が素晴らしい。
歯に衣着せぬ韓国らしい言動と抑え付けられた工作員。
工作員も万能ではなく人間。
テンポも良くて良かったです。

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シネパラ

4.0見ごたえがある

2015年11月8日
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何でだろう
涙が溢れてくる

こんなにやりきれない映画を
久しぶりに見た

個人的には工場の男の彼女?の演技が
素晴らしかったと思う

最後には鳥肌が立って
何とも言えない喪失感が残った
これが韓国映画のやり方か。

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JYARI

4.0ミニレビュー

2015年8月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

北朝鮮の南北問題を低予算で作ったことを考えると見事な作品。

まずギドクの脚本が良いからそれが一番かな。

監督は違う人で個性は何も感じなかったけど、余計な演出をしていないのは良かった。

クライマックスは感動。

ラストは、微かな希望を感じさせる良作。

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作品に向き合うゆき平