劇場公開日 2014年10月4日

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「朝鮮の南北間にある問題を知るきっかけとなった一本。シリアスな笑でユ...」レッド・ファミリー てらしまきんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5朝鮮の南北間にある問題を知るきっかけとなった一本。シリアスな笑でユ...

2021年1月1日
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朝鮮の南北間にある問題を知るきっかけとなった一本。シリアスな笑でユーモラスに刺してくる社会風刺のみならず、映画としての完成度がとても高く、特に脚本が良かった。この映画のテーマは、圧倒的に家族なのだが、どこか平和ボケした南の家族が逆説的に書かれており、おそらく日本国内でも貧困の家族と、中流階級の構造でこの話が成立すると思った。近年の韓国映画に対して、支離滅裂なストーリー展開が多く見受けられる(良くも悪くも)印象だったが、この映画、その印象は払拭された。ラストの伏線回収はとにかくすごい。鳥肌ものだ。見てよかった。

ましんねり