白ゆき姫殺人事件のレビュー・感想・評価
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コワイ無責任発言…((;゜Д゜))
なんかもう、いかにもな人達が言いたいこと言ってる感じがすごい。
テレビ局の編集の仕方とかも。
(;´Д`)
井上真央が証言し始めてからやっとおもしろくなった(わたしはね)。
綾野剛の適当男ぶりがなかなか最低(笑)
ラストのシーン皮肉な感じでなかなか良かったと思う(^-^)
おもしろかったけどあまり残らない。
そういう映画でした。
何気ない一言の重みを思い知る
ネットやマスコミによって個人の人生が
歪められていく……というテーマは
今や珍しくないテーマではあるけれど、
ツイッター等のソーシャルメディアを通して
それが語られる所が本作の新味。
色んな人物の視点から事件が語られる形式や、
犯人探し調サスペンスの面白さもあり、
エンタメサスペンスとしても風刺モノとしても
しっかり楽しむことができた。
* * *
「顔を見せずに発言できる」というだけで
人間これだけ無責任になれるものか……と
愕然としてしまうと同時に、
ツイッター等の登場によってその無責任さや
“人格破壊”のスピードがますます増して
しまっている点にも戦慄させられる。
まあ現実のネット発言の方がこの映画より
ムゴい事が書かれていると思うが、
エンタメとして表現をマイルドにするなら
これくらいが妥当なのかしら。
(その辺の辛辣さがやや足りない気もする)
* * *
井上真央は演技が上手いのか下手なのか
僕はイマイチ計り兼ねているのだが、
この“フツウ”な雰囲気は役にドンピシャ。
綾野剛も、吹いたら飛んでいきそうな
くらいに薄っぺらい思考のADを好(?)演。
この役演るの、イヤだったんじゃないかなあ(笑)。
まあそれを言ったら菜々緒演じるOLなんて
容姿も含めて役にハマり過ぎてたから
もっとイヤだったかもしれない(笑)。
皆さん、リスキーな役、お疲れ様でした。
* * *
さて、
あの軽薄ADみたいなラーメン批評を書く
人間が世の中にどれくらいいるかは知らないが、
例えば「まずい.ダシがなってない.☆一つ」
だなんて、一生懸命ラーメン作った本人の
目の前で同じこと言えんのかよと思う。
常々思うが、人や人の手掛けたものへの
評価を軽はずみに口にするべきじゃない。
ましてやネット上の発言なんて、
よほどの覚悟を持って書くべきだ。
自分の言葉が誰かを傷付けているかも、
誰かの人生を破壊しているかもと
常に疑いながら書くべきだ。
そうエラそうに語る自分自身、
こうしてレビューを投稿している以上は
同じ穴のムジナな訳で、一方的な思い込みで
非道い事を書いてしまったレビューもある。
だいたいペンネームでこのレビュー書いてる
時点で無責任さは似たようなもので、鑑賞中に
何度も身につまされる思いを味わった。
* * *
人が何かの意見を世に発信する時、
そこにはその人の心情や生き様が
どうしても滲み出てくるものなんだろう。
テレビや映画のようにドラマチック
かつシンプルに物事を捉えがちだし、
「自分を良く見せたい」「自分の身を
守りたい」という気持ちもどこかにある。
今までの人生で植え付けられた
価値観や先入観だってあるし、
付け加えるなら、初めから人を貶める
つもりで発言する最悪な輩もいる。
だから結局、「客観的なコメント」なんて
世の中には存在しないんだろうし、見る側も
それを常に踏まえて考えるべきなんだろね。
映画を観た後、ワイドショーのニュースや
街頭インタビューを、以前より醒めた目で
見ている自分に気付いた。
* * *
終盤付近の、
「いいことありますよ、きっと」という言葉。
「俺はお前の味方だぞ」という言葉。
言葉というのは本人が自覚するより
ずっと重いもの。たったの一言で、
相手の人生をどん底に突き落とす事も出来れば、
相手をそこから救い上げる事も出来るのだから。
後者になることはそうそうかなわないけど、
前者になることだけは避けたいと考えた鑑賞後。
<2014.03.29鑑賞>
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余談:
それにしても、生瀬さん演じるワイドショーの
司会者の感じがリアルすぎて(笑)。
進行役を忘れて自分の意見を視聴者に
押し付ける司会者って結構おるよね。
真相が明らかになった後の無責任さも含めて。
まあこれもワイドショーに若干偏見を
持ってる人間の意見な訳だけれど。
姫と奴隷
配役がビタビタ決まっていた。とくに菜々緒と綾野。菜々緒に演技できるの?と思っていたが、そんなの関係ねえ。三木典子のイヤラシイところが菜々緒なら納得。演技力など関係なく菜々緒そのままでよかった。綾野も今まで観た作品の中で一番よかった。ノラリクラリした赤星がはまっていた。中村監督は原作伊坂幸太郎とのコンビでいい作品が多い。今作で監督は新しい鉱脈をみつけたのかもしれない。
人の思い込みって怖い。。
「物語が分かりやすくて、すぐに入り込める」。そんな映画でした。
ネットによって事件の容疑者に仕立て上げられてしまう城野美姫。どんどんおい込められていく場面が素晴らしかったです。「人の思い込みって怖い」。そう思った作品でした。
井上真央さんはこんなに素敵な女優だと知りませんでした。反省!
あまり期待を大きく持たずに鑑賞。原作小説も未読かつ予備知識ほとんどなしで劇場に。
結論。
井上真央はジミカワというのを見事に体現しています。そして綾野剛のあの薄っぺらいテレビディレクターキャラも実にいい。
ストーリー展開も演出も飽きさせないし十分楽しめる映画でした。
後半は井上真央演じる城野美姫視点になってからは見応えありでした。
観終わって、井上真央さんのファンなりそうな自分に気がつきました。
可愛らしい最後の笑顔が素敵なショットでした。
井上真央、綾野剛の演技が光る
現代社会の闇を描いたサスペンス大作。実際にもこんな感じの人がいるんじゃないかな。井上真央、綾野剛の演技は期待通り素晴らしいものがあった。菜々緒は綺麗だし、蓮佛美沙子はなんかムカつくところが良かった。
なるほど
ネットの恐ろしさと、人が言うことを簡単に信じてはならないと言うことを、学ぶことができました。
アンとダイアナの友情には本当に泣けました。
原作を読んでから映画をみたので、犯人を知っている状態でみたのですが、
犯人を知らなかったら、とても楽しめたかなあと思いました。
個人的にはあまり好きなタイプの映画ではないのですが、面白かったとは思います
人間は自分の記憶を捏造する
いやあぁ。これ、まるで他人事じゃない話ですよね。
ネットやってると、SNSやってると、ツイッターやってると、タンブラーやってると、フェイスブックやってると、LINEやってると、身につまされる人、結構多いんじゃないですか。
殺人事件に巻き込まれるなんてこた、まあ中々ないでしょうから、そっちはアレだとしても、こう、あの感覚ね。バーッと拡散して収拾つかなくなっちゃう、あの感じ。実名が割れたら、写真やら卒業文集やらプロフィールやら交友関係なんかがズラーっとネットに公表されてしまう、あの怖さ。情報を受け取る側の人間もね、無意識に共犯関係結んでっちゃうでしょ。無責任にネットで有識者ぶって発言したり、ソース広めちゃったりね。
これね、僕らも知らず知らずで普通にやってるんですよ。やっちゃうんですよ。だからゾッとするんですよね。実体は明かされずにただただ虚構だけが独り歩きをしていく怖さ。片棒担いでるんですよ、僕ら。
気を付けましょうね。
それと、今回特筆すべきはやはり井上真央でしょう。この子、自分は今迄殆ど意識したことないんだけど、凄い女優さんだったんですね。決してブスではないし本人は寧ろ可愛い部類なのに、あの無個性というか控えめというかおとなしめというか、それを貫ける演技力に、もう感心しました。この映画、彼女が主演で正解だったと思います。
あと、無関係なのにただ引っ掻き廻す役の、綾野剛ね。あのスマホいじって年中ツイッターやってる若者。ああいうの居ますもんね普通に。彼も中々な演技でした。
う~ん、めちゃめちゃ楽しかったなぁ。久々に邦画でゾクゾクさせられました。
CMから仕掛けられているのでは(笑)
レビューを見ていると、どうも勘違いしている方々が、いらっしゃると思った点があります。
それは、「ミステリー」として観に行った人が多いのかなと言うことです。
映画のCMとしては「ゴシップエンターテイメント」として謳ってますよね?
「ミステリー」とは言ってませんし、第一皆さんがおっしゃている通り、ネットやマスコミの信憑性と浸透性について描き出していると思います。ちなみに原作のジャンルは「サスペンス」みたいですね(笑)
僕は原作読んでから観に行きましたが、終始笑いを抑えられませんでした、犯人知った上で見に行くとコメディに変わるとは(笑)
最後になりますが既にミステリーと思わせるCMになってると思いました。とするとCMやどこからか情報を得た大半の方は、この映画で言いたかったこと完璧に翻弄されたということなのでは?
なのでCM含みよく構成されていると思い星5です!
面白い。
ネットで人々が傷つけあったり、逆に褒めあったりと、他人にはあまり気を使わないところが、悪い事を引き起こす事がある、今の世の中である事が怖いなあと、この作品を見ていて、改めて思いました。
この映画の俳優さんたちの役柄が個性的で、見事に皆さんが演じきっていました。
期待してた以上に面白い映画でした。
大どんでん返し最高でした。
いるんだろうなあ
ネットやマスコミで犯人扱いされる人。
テレビ局の内部の様子も描かれていて(そうなんだろな、あんな感じなんだろうなあマスコミって、、)
ネットとかで騒いでつぶやいて楽しむ人々。
それに妄想や勝手な思い込みが加わり話が膨らんでいく。
個人情報なんて載せたらあっというまに身元、出身地など分かってしまう(嘘の場合もあるが)
実際もあるよなあ、、、
終盤のたたみ込み!
本が面白いんだろうなぁ。
たんたんと話が進んで行くのに、結末がどんどん見えなくなる。話す人の中の主人公像がぶれなく描かれ、人の記憶と願望が入り組んでいく。人って、そうだよねというところをまざまざと見せつけられる、現実的な映画でした。
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