阪急電車 片道15分の奇跡のレビュー・感想・評価
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行って帰って幸せに
人の優しさにそっと触れられる人生の交差点、阪急電車。
誰もが心に何か抱えてる、抱えてるものが小さいのか大きいのかなんて他人には計り知れない。そんな人たちが片道15分の電車に乗り合わせ~
1人1人の小さなドラマとめぐり逢い、重なり通り過ぎ、また新たな一歩。凄くいい時間を過ごした感じ。優しい気持ちになれる…少なくとも観賞後数時間は…
現実はああはいかない
好きなんだけど不満も多い
原作がとても好きで、DVDも買ってヘビーローテーションで何度も見ている。
中谷美紀の「あんた、結婚準備中に浮気したあげく、生でやったの?」、戸田恵梨香の「それ、はよいいや~」「信じられへん。おばさんてサイテー」など、原作の名ゼリフを喋ってくれるだけで大喜び(笑)
またキャスティングも、メインキャラに関してはおよそ外してない。
だが、好きなだけに比較的大きな不満も。
まずキャスティングだが、寝取られ女に安めぐみはあんまりだと思うぞ。
あれは花嫁(安めぐみ)より翔子(中谷美紀)の方が圧倒的に美人だからこそ、翔子が純白のドレスを着て入ることがただの嫌がらせではなく「呪い」になるのだが、安めぐみは若くて綺麗すぎる。これではイカレた女の単なる嫌がらせにしか見えない。
えっちゃんのアホ彼氏とのラブホも、原作の方が良かった。原作屈指の良いシーンを、どうしてあんな平凡な形に変えてしまうのか分からん。
そして何と言っても最大の不満は、政志とユキがいなくなったこと。この2人のやりとりも好きなんだが、何と言っても最後の時江と無法オバサン(大阪ならともかく、宝塚にこんなのはいない)のケンカが、ユキがいないと締まらない。
康江とショウコという、原作ではメインキャラではなかった2人を、むりやりメインキャラに入れたため、その煽りを食らって政志とユキが落ちてしまったのではないか?
どうも原作からの取捨選択→再構築の再構築をいい加減にシナリオを書いた、という印象は拭えないなー。
有村架純は超絶的に可愛い。
だからこそ、悦子が友達とアホ彼氏をこき下ろすシーンは、もう少し尺が欲しかった。
「アホやから気づかへんねんなぁ、これが」を聞きたかった(笑)
それぞれのエピソードの重なり具合がちょうどよく、人間味溢れほっこり...
それぞれのエピソードの重なり具合がちょうどよく、人間味溢れほっこり出来ます。軍オタと田舎娘の出逢いのシーンが好きです。
有村ちゃん、とにかくかわいい、最高です。
今津線ではないけど、阪急を使って通学してたうん十年前を思い出し、懐かしかったです。
阪急の今津線では普通の光景かも。
今日は民放でやってたね。
ウチの子供達は実際に通学に使っている路線やから身近な話やと感じられるんと思う。
倫理観は地域で育まれると言うのは、こういう積み重ねなんやろね。
宮本信子さん、こんな上品なオバさん居てるよ実際。俺も、言わなあかん事をピシッと言わなあかんと思った。
中谷美紀と戸田恵梨香が小林の駅でお茶してたらビックリするで。俺も呼んでねー。
あの小学生の女の子は見守ったって欲しい。
有村架純ちゃんは可愛いね、桃太郎の嫁になっとらんで、ウチの息子の…に…(^◇^;)
平和。ある意味ぬるま湯的な
とりあえず特設サイトに小さい電車が走ってて超可愛いのでチェケラ
【登場人物】
高瀬翔子(中谷美紀)feat. 婚約者(鈴木亮平)、部下(安めぐみ)
森岡ミサ(戸田恵梨香)feat. カツヤ(小柳友)
萩原時江(宮本信子)feat. 萩原亜美(芦田愛菜)
伊藤康江(南果歩)
権田原美帆(谷村美月)feat. 小坂圭一(勝地涼)
門田悦子(有村架純)feat. 遠山竜太(玉山鉄二)
部下に婚約者を奪われたキャリアウーマン。
ズルズルと半同棲状態に陥った彼氏からの暴力に悩む女。
息子の嫁とそりが合わない年配の女性。
面倒臭いママ友に翻弄される気弱な主婦。
苗字のいかつさが苦しい雑草オタクの女子と、同じ大学に通うパンク好きで軍オタの男子。
頭の悪い年上の彼氏を持つ受験生。
みんなそれぞれ、絶望的っていうほどじゃないんだけどなんとなくうまくいってない、そんな毎日を送っていた。
見ず知らずの他人同士が、電車の中で出会って会話をするうち、心の中に抱えていたモヤモヤの塊が少しずつ溶け出して、晴れやかな気分になっていく。
その様子は心が温まるような気がするんだけれど、実際は根本的にほとんど何も変化も解決もしていないなっていう感じだった。
都心に住んでいると、こういう「出会い」は、どうも不自然に感じるなぁ。
私自身も、子供が生まれて電車の中などで見ず知らずの人に話しかけられる機会が増えた。
励ましてくれたり子供に話しかけてくれたり、有り難いなと思うことがほとんど。
でもそれ以上の関係になるかというと・・・
ホームで話したりお茶しに行ったり、もう一回会ったときに会釈したり、そういう「その場限り」から一段深い関係に移行するというのは、ちょっと違和感。
まぁ、「片道15分の奇跡」だからこそのリアリティってことか。
人と人との関係が希薄になったからこそ、その稀有さが小説や映画の題材になったというね。
満員の田園都市線が舞台じゃないもんな。笑
確か小説も読んだ気がするんだけど、よく覚えてない。
もしかしたらこの映画自体観るのが2回目なのかもしれない。笑
個人的には中谷美紀扮するキャリアウーマンのストーリーが一番好き。
もっとえげつなくスカッとする復讐だったらもっと好きになっていたと思うけど、原作者はきっと優しい平和主義者なんだろうな。
何はともあれ、中谷美紀が綺麗だったから万事良しとしませう。
とても短いローカル線での ありふれたお話。 なんだかスッキリしまし...
とても短いローカル線での
ありふれたお話。
なんだかスッキリしました!
歳も年齢も性別も…なんにも
接点がない、男女…
たまたまドレス姿の女性が
乗ってきた。
ただの、ドレスではなくて
ウエディングドレス。悲愴感漂う女性。
個人的に最後にお茶に、行くって
なんでー‼︎?って思っちゃった(笑)
そのシーンいるかなー?
人は何かを抱えて
生きてる、何にもない人なんて
いない…
それぞれの人生を阪急の往路復路で
表現してるのですね。
片道15分。長すぎなく短くない。
人生とは喜びと悲しみ、成長と後退
誰もが繰り返し繰り返し生きてるんですねえ。
阪急懐かしかったです‼︎‼︎
電車ってこんなところだったような
電車の駅、アナウンス、におい、システム、人。日頃ただ交通手段として使っているものだけど、実は生活や人生にかなり密着したものである電車カルチャー。
海外生活が長い私には、この映画を観てあの空気が大変恋しくなった。こんなに暖かい出会いや会話が、もっと普通に持てることができればいいのになぁ。ちょっと人に話しかけてみたくなった。日本の電車に乗る時、実は味わって乗っている。特に大阪市営地下鉄御堂筋線。
私は芦田愛菜ちゃんの演技を「パシフィックリム」以外で初めてみたけど、あ~これが名子役の演技なのかぁ、かわいいなぁと思った。他の作品でもお目にかかれるのが楽しみだ。
あと、結婚式に出て後「後輩に婚約者を寝取られた」「計算高いひどい女だ」みたいな説明のくだりは、負け惜しみ気分で相手の女に腹が立つみたいなのかもしれないけど、あれは男が悪いのではないのですか?違和感を感じた。
サブカル系ハートフルドラマ
日常の些細な交わりを通じて、人生の機微を描く。
という内容だが…。
サブカルチャー的要素が強い。
登場人物が人としてリアルではなく、
多数の人格的な要素をデフォルメ化して組み合わせた感じ。
つまり、登場人物にツンデレとかに代表される創作的な人格が付与されている。
一部アニメに特徴的だった疑似人格の表現というコンセプトが、
遂に実写にも進出してきたか…と思いつつ原作をあたったら、
サブカルチャーに造詣が深い方なのか、納得。
こんな人いないのに機微も何もあるか!
という野暮なツッコミをする人にはお勧めできないけど、
その辺が気にならないなら心温まる映画かと思う。
少しだけ残念
原作を読んでから観たので、あらゆるシーンの答え合わせみたいな感覚がどうしてもあるのと、内容を知っているので仮に説明不足なシーンがあっても気付けないとは思うけど、でも良い映画でした。
一つだけ残念なのは原作の一番最初に出てくる図書館カップルは出して欲しかった。
すごくセンスのいい脚本だと思います。
友人のおススメとレビューが良くって観ました。
2011年の作品とあって、2014年今みると・・また違った意味で楽しめました。有村架純さんや鈴木亮平さんなど、今をトキメク俳優さんが出ていて、逆に新鮮。芦田愛菜ちゃんも本当にまだ子役のあどけなさ・・・。本当にいいキャスティングだと思います。
宮本信子さんがとてもいい役どころで、心うたれました。台詞もグッときて。そこに美しい音楽が流れることによって涙が溢れます。劇中はその繰り返しが多く、波のように泣きポイントがやってきます。そして、登場人物たちが自然につながってゆく。とても見応えある構成。脚本が素晴らしいなーと思いました。エンディングでaikoさんの曲が♡ ほんわかと後味の良さと感動! 文句なしの名作かと思います。
全体としては良い
大阪に住んでるし仁川にもたまに行くときに阪急は利用するので、観たいなぁと思っていてようやく観た。
全体としてはヒューマン系を貫いていて、突飛なアクションとかもなく一定のテンポ。こう書くと飽きそうな気もするが、登場人物が複数いてドンドン主役が変わっていくという撮り方なので飽きるということはなく、一定さが良い方にでているのは◎。
評価4以上といきたいとこだが、細かいところはツッコミを入れざるをえない。ただこれは個人的なツッコミなので、皆が思うことではないか。
途中から私には、これに登場してる主役たちは皆痛い人たちだなと思った。中谷さんのあの姿なんて最たるもので、戸田さんやら胃の痛くなるおばさんやら、実際にまわりのツレにいたらかなり痛い人達である。
主役のうち数人は普通な状況の人間を入れて良かったのではないか。お婆さんは一番普通だったのでまだ良かったが。
普通なサラリーマンとか、そういう主役も入れた中で、痛い主役らとの色々な絡みがあったほうがもっと親近感がわけたなぁと思う。
せっかく日常ヒューマン映画なんだから。
人と人の日常に起こる出来事の連続が繋がりあう
こういうのを群像劇と言うらしい。こういう良いところ取りの作品は好きなんだけど、自分の舞台の本番前日とか、そんな気持ちに余裕無かったのか、、、集中していなくて、そこまで心が動かなかった。もう一度、集中して見てみたい作品。中谷美紀さんにフォーカスしたい。
単純勧善懲悪の群像劇
原作読まずにDVDでの鑑賞。正直不快だった。
8つの主人公はそれぞれ銘々の悩みを抱えつつ電車にのる。電車という1つの物質・空間の中で(正確に言うと駅だけもあったが)主人公たちがそれぞれ影響されあい,悩みが軽くなってくという話。
まず思ったのが善人と悪人の位置づけがはっきりと区別されすぎているため,いまいち共感しずらい。悪人には悪人の言い分・矜持があり行動をしているはずなのに。特に戸田エリカの彼氏がいきなり切れるシーンが唐突すぎて,戸田エリカ側の言い方が悪くてキレるみたいな関係性をもう少しはっきりしてもよかったとおもう。あとキレる演技がいまいちだった。
解決の仕方も単純化されすぎで,そこに至るまでの過去の話だったり感情の変化を演出なり脚本なりで伝えてほしかった。
ただ主人公達の演技は家庭が大事なおばさん以外はよかったと思う。特に宮村信子,戸田エリカ,中谷美紀は。
頑張ってるのにうまくいかない人に
翔子(中谷美紀)が、かなり痛い女に見えて残念…!
ドレスで乗り込むのはいいとして、そのまま!そのまま電車に乗っちゃったら、かなり痛い女に見える!
せめて、ジャケット羽織らせたり、着替える余裕もなかった演出して〜!泣
もひとつ、ドレス着て現れた現れた元婚約者に見惚れる男どこにいる?!恐怖で固まるでしょ!
ヒューマンドラマで人間臭さを描きたいのに、逆に人間らしくない。これが失敗点だと思う。
リサ(戸田恵梨香)も顔で選んだ男に…で、どっちもどっちに見えるし、登場人物がなんだかみんな陳腐で残念。
高三の女の子(有村架純)が26歳と付き合ってるのは、単に気持ち悪いとしか思えませんでした…。相手が玉鉄で幼いけどかわいい好青年を演じてて、映画の中なら許せるな…とは思えましたが。
前半はイマイチでしたが半年後の後編では、登場人物それぞれが問題を乗り越えて、善意の連鎖があってほっこりしました。
地元民とほっこりヒューマンドラマが好きな人は楽しめると思います。短編集が連なっているので、気軽に楽しめました。
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