ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のレビュー・感想・評価
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魔法への、信頼と違和感
デビッド・イェーツ監督が、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンといったお馴染みのキャストを迎えて描く、人気ファンタジー作品最終章の前篇。
パソコンで文章を書く事が当たり前になって久しい。こんな時代にあって、就職関連の文章は手書きで書くのが望ましいという。その人間の人柄が滲み出てくるからというのが大きな理由らしいが、私には人間の本質に、コンピューター、デジタルへの違和感、不信感が埋め込まれているからに思えてならない。何か、肌に合わないというか・・・心が拒絶するというか。
本作「死の秘宝」の中で繰り広げられるのは、まさに思い通りに杖をひょいと一振りするだけで操作できる物語。本の開閉から、明かりの点灯まで。「いやいや・・手でやった方が早くないかい?」な動作までスッラーと魔法でやってしまう。これはこれで、清清しい。
この「ドラえもん」に対する突っ込みに似通った魔法乱れ打ちに、特に嫌悪感を抱かなくなったのも、長年続けてきたシリーズの年輪だろう。
ただ、終盤になって、この魔法乱発の姿勢に反する行為が唐突に出現する。
シリーズの中盤あたりから現れ、ハリーと仲間達を窮地から救ってきた妖精、ドビーが尽き果てる場面だ。ここでハリーは「埋めたい。魔法を使わずに」とのたまう。魔法を使わずに?氷まで魔法で割っていた貴方が?
彼は本当にスコップで地面を掘り、丁重にドビーを葬る。どうも、ここに強烈な違和感を覚える。何故、この場面をしっかりと見せる必要があるのか。
魔法に、完全に支配された世界に組み込まれた労働行為。ここには、作り手の魔法完全支配への小さな抵抗心が渦巻いている。ファンタジーという独特の空間を、いかに現実との折り合いを込めて描くかに、映画としての成功がある。やりすぎても、子供だまし。遠慮しすぎは、ジャンルが変わる。
このぎりぎりの境界線で、作り手として魔法、つまり何でもこなす完璧な力への違和感をそれとなく練りこんでいる。こんな小さな支配と完全への抗いが、人気を不動のものとしたファンタジー大作に持ち込まれるとは・・驚きである。大長編に観客を惹きつける魅力は、こういった小さな創意工夫と意欲に宿るのかもしれない。
キャストも清潔に、格好良く年輪を重ね、回を重ねるごとにシリアス度を上げていく重厚な物語を支える強靭な体力とタレントパワーを身に付けた。醜男と呼ばれて反応するルパート氏の自虐ネタに耐え抜く姿勢も、強くなったねと涙を誘う。
壮大な剣と魔法のファンタジーと、それに伴う違和感をさり気なく訴えるユーモア。そしてキャストと作り手の、物語持続に必須の心的筋肉増強。全ての映画的要素を鍛え上げ、いよいよ最終版へ。本気の大団円を見せて欲しい。
迫力満点
ファンタジーじゃなくどんどんダークになってきてるけど面白い!!ハリーポッターシリーズは全部見てるけどどれも面白くて☆ずっと緊張しながら見てたから映画館から出た瞬間かなり疲れた(笑)特に3人が追われて戦うところやハリーを黒い影が近づいてきたとこなど…思い返せば本当ドキドキしまくってました(-_-;)早く2見たい♪
ポッタリアンならなっとくでしょうが・・
最終章後編に向けての、前編ですから、しょうがないのか、あのボリュームだから、あれ位にまとまるが限界か~~~と私を含め愛あるポッタリアンは思うかも。
ただ後編、益々ダークなトーンな話になりますし、ハリー初心者にはキツイ作品では。
しかしながら、お金掛かってるぞ~~な映像は見応えありかも。
随所に3Dだったであろう箇所探す楽しみあり?
ハリ-ポッタ-さま!!!
あ~
とうとうここまできちゃったなぁ…。
ちょっと寂しい感じがする(涙
映画自体はとてもよかった。
テンポも早くて,しかも今までで一番原作に忠実だった。
でも…やっぱり二部にわけなくてもいい気がするなぁ(汗
長くなってもいいから,とにかくあそこで切っちゃいけなかったと思う。
ガツンと一回で観たかった…。
Part2では何が見られるのかな?
スネイプの物語と,キングズクロスの場面をどう表現しているのか気になる!
今からとても楽しみ~♪
緊張感溢れる…
緊張感溢れる仕上がりになっていて、うまくまとまっていました。
しかし、パート1だけではいまいちよく分からないまま終わってしまい、やはりパート2への前置きの色が濃くなってしまっています。
パート2に期待ですね〜
流れがやや早いので、話を知らない人には少し難しいのではと思いました。
あわわ。。。
ちょっと怖いシーンがあったりして
どんどんダークサイド入ってる。。。
でも、そこが面白い。
前作を一度見直してから行った方が
もっと楽しめるかも、って思った。
なんだかんだで覚えてない所もあったりするから。笑
連作ものはなかなか続けて観ない(飽きる…)んですが、
これは絶対最後まで観たいって気持ちにさせる。
復習しとくべき><
公開初日に仕事帰りに一人で観てきました!
映画が公開される度に毎回思うのは、「復習してから見るべきだった!」てこと。
登場人物や話しの流れなどハリポタの世界に乗っかるのに時間がかかるので
はじめはついていけないんですよね。スタートからテンポの速い映画ですし。
今回は前半ということで最後の盛り上がりにはやはり欠けますが、後半が楽しみです。
つぎはちゃんと読み返してから行かなくちゃ。
どんな後半戦に…。
一作目からずっと観ていると、今作がどうダークになろうと
一応彼らが立派に成長して大人になっているわね、という
母親心に落ち着いてしまって、とりあえず終わる^^;
正直、どんどん暗く死生観が露わになっていく今作の展開に
ファミリー向けな楽しみの要素は少なく、昔のように子供が
喜べる映像も少なくなったと思う(だから小さい子は難しいか)
小さい頃からハリー達と一緒に成長してきたくらいの年代が、
いちばんちょうどよく観られる年頃かもしれない。
だってねぇ♪ロンなんてもう妄想の彼方までいっちゃうし^^;
3人ともすでに見てくれも中身もすっかりオトナ!の年代だ。
なのでまぁ…血みどろの展開や、あっけない死。など、
ダークさもハンパなく増しており、観ていて辛いシーンも
多々ある。が、そうまでして分霊箱を探し出して破壊せねば
ならないという使命を帯びたハリーには、雑念など捨てて、
一人でもやり遂げなければならないという強い意志がある。
やはりそこは応援したくなるところでもあるのだ。(母心♪)
しかしねぇ~話はなかなか進まないのねぇ^^;
あと幾つあるんでしたか。見つけ出すのも破壊するのも大変。
今回はハーマイオニーがリンチされるシーンなんてのもあって
暗いの辛いの痛いのと揃って、上映時間もけっこうな長さ…。
(私は飽きなかったけれど)やはりこういうのは後半戦か…?
それにしても最近こういう前編・後編ってのが多いですね。
だいたいにおいて前編っていうのは話が進まない。
あー。すべては後編なのね。と観終えていつも同じ会話が。
…いつまで続くんだこういうの?^^;
映画業界、確かに大変なのは分かりますが、
3Dといえば横並びに3D化、前後編といえばシリーズ物は総て
という、あからさまに儲けよう路線なのは如何なものでしょう。
そこに賭けるお金を、少しでも良い脚本に注ぎ込んでもらって、
一本でも観応えのある新作に出逢いたいものだと、
映画ファンの多くは待ち望んでいると思うんですが…。
(泣いても笑っても最終章。楽しみですねぇ。どの位の尺に?)
夢見るファンタジーからダークで緊張感溢れるファンタジーへ
約10年続いたシリーズも、本作で遂にフィナーレ。しかも2部作で。
3作目辺りからカットされるシーンが多くなり(3・4・6はまだいいとして、5はひどかった)、原作を読んでいる者としては不満があったが、今回はようやく満足!
これまでと違って駆け足気味の展開ではなく、ストーリーがじっくりと描かれて良かったし、3人の確執や感情も伝わって来た。ドビーは笑わせ、泣かせる。
ベテランのスタッフらによるプロの仕事ぶりにはいつもながら感心。
一つ欲を言えば、冒頭のダーズリー家との別れのシーンをしっかり描いて欲しかった。結構好きなシーンだったので。
シリーズ開始の頃は夢見る楽しいファンタジーだったが、いつの間にかダークで緊張感溢れる内容に移り変わった。今回シリーズを改めて見直したが、違和感は全く無い。このままPART2に期待したい。
シリーズ集大成に相応しい
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を嫁と2人で観てきました。
悪の魔法使いヴォルデモートを倒す鍵である「分霊箱」を見つけ出し、破壊するためにハリー達は行動を開始するのですが、悪の力がハリー、ハーマイオニー、ロンの3人の絆を引き裂こうとします。
ハリー達は困難を乗り越えて「分霊箱」を見つけ出すことが出来るのでしょうか?
そして、「死の秘宝」とは?
ハリー・ポッターシリーズの最新作であり、完結編でもある「死の秘宝」は2部作で公開されました。
その前篇である「PART1」は、今までの作品とは違って、序盤から最後までシリアスでダークなシーンばかりです。今までのシリーズの作品とは全く質が違う作品になっています。
これまでのシリーズで登場したキャラクターやアイテムが総登場します。懐かしいキャラクターの活躍などもあって、シリーズの集大成ならではという感じです。
1作目から見続けてきた人にとっては、ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人の成長振りや他の登場人物の活躍、これまでの物語の点と点が線となって繋がっていく感じが見所であり楽しみであると思います。
全編のほとんどが緊迫したシーンなので、序盤から最後まで、あっという間だったという印象です。
そして、「PART2」の展開を期待させる締め方は流石だなと思いました。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、2011年7月15日公開です。
映画館に足を運んで正解
今までのハリーポッターは、原作本を大幅にカットしてしまっていたり、私にはアレ??っとおもってしまうものもいくつかあったのですが、今回は比較的忠実に感じました。
展開がわかっているのにドキドキ出来、とてもよかったです。
前作を見ていなかった友人でも話がわかり、面白かったと言っていました。
どの方が誰だったっけ??程度の復習はないに越したことはないです。
続きが楽しみでなりません
まだ引っ張るのかよ!
ハリー・ポッターシリーズも第7章まで進みこれで最終章。と、いってもまだPart.2があるわけで、話は途中で終わる。どこまで引っ張るんだか。今回は、魔法学校が舞台ではなく、ハリーたち3人が各地を転々とするのが新鮮だ。ただ、長いので途中でちょっとうんざりする時間もある。
7作目にして
キッズ・ムービーと思いながら観始めた 『ハリー・ポッターシリーズ』。 キャラクターも それぞれが成長して “大人の演出”があったり 戦闘のシーンはどんどん迫力を増してきたり。 特に違和感なく 観続けてきたのですが、7作目にして気づいたこと(今ごろ 遅いけど…苦笑)、ハリーって 演技ヘタなのね。。。 名優たちに囲まれて、(1作目から)その愛らしさにも惑わされていたのか オジサン化している今回のハリーは どうも浮いて見えました。 3人(ハーマイオニーとロン、そしてハリー)の旅を中心に ストーリーが進行していくので、少人数のシーン(演技)が多かったことも “浮きハリー”の一つの要因と言えます。
しかしながら、作品自体は 華やか・*☆。 原作を読んだ方は尚更だと思いますが、キャラクターがどんどん増えていくのと そのキャラに合った俳優さんが選ばれているのは 高評価。 魔法省の大臣に ビル・ナイを起用していたり、ドローレス・アンブリッジ(あとから大臣)を演じた イメルダ・スタウントンという女優さんは あの耳をつくような笑い声なんかハマってました。
個人的にいつも気になっているのが スネイプ先生を演じている アラン・リックマン。 お気づきの方も多いかと思いますが、彼 『ラブ・アクチュアリー』でエマ・トンプソンの旦那を演じてました(この時は 血色いいです)。
タイトルにパート1とあったので、「つづく。。。」というエンディングだと分かってはいたのですが 思わず「マジで?」って声に出してしまうほど バッサリ半分に切られてました。 これでまた 半年待たされるのかと思うと、イラっとします。 とりあえず パート2の前にもう一度観ようと思います。
映画版で初めての合格点
今迄の映画シリーズの中で、初めて合格点を上げられるなあ、と思いました。
熱心な原作ファンが観ても、納得のいく内容だったんじゃないでしょうか。
原作ありきの映画って、自分的にはなるべくニュートラルでありたい、という気持ちはあるんですが、今迄の映画版ハリーポッターに関しては、なかなかニュートラルではいられなかった。
原作キャラクターやシーンの端折り方が少し尋常じゃないんです。時間内に収める取捨選択に苦労したんだろうな、という事は頭では理解してるつもりでも、いざ映画を観るとがっかり、という。…てなことが1から6まで繰り返しだったんです。
ただ、今作でその挽回をちゃんと図ったなあ、と個人的には感じました。
なかなか忠実に『丁寧』に描いてる印象を受けましたよ。
今迄抜いてきたキャラを急遽登場させたり、ドビーを復活させたりと、前作で省いてきた諸々のしわ寄せは確かにあるんですが、『丁寧』に描くために敢えて目を伏せてきた事物を取り入れていく、という姿勢に感心しました。
もう、何というか、今回は『丁寧』という言葉に尽きると思います。
原作で感じたままの緊迫感。荒廃感。ハリー・ロン・ハーマイオニーのピークに達する程の疲労感。喧嘩。怒り。死闘。そして、悲しいクライマックス。
全部入ってる。
ただ、今回はまだPART1です。これだけ観て評価するのもどうかと思いますけど、今作にはかなりの手応えを感じました。これはPART2も期待していいと思います。
いや、期待します。
是非、グランドフィナーレを飾っていただきたい!
いよいよフィナーレ!!
ついにフィナーレを迎えれるPART1見ました。最初からどーーんと世界観丸出しのハリーワールドに魅了です。分霊箱や秘宝このアイテムが物凄く重要になり求めた要素が満載です。
でも自分はスネイプ先生の本当の真意が知りたいと特に思いました。作品は見飽きる事無く一気に見れました。良かったです。
全93件中、61~80件目を表示