容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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才能と絶望と愛と命のどれにも順位はなくて ただそれぞれにはタイミン...
才能と絶望と愛と命のどれにも順位はなくて
ただそれぞれにはタイミングがあり
その時に優先させてしまいたくなる
それを間違えるのが人間なんだよね
天才には人間の失敗は理解できない
沈黙のパレード観たくなっちゃった
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。 東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
関西テレビで映画「容疑者Xの献身」を見た。
劇場公開日:2008年10月4日
2008年製作/128分/日本
配給:東宝
福山雅治
柴咲コウ(KOH+)
北村一輝
松雪泰子
堤真一
ダンカン
長塚圭史
金澤美穂
益岡徹
林泰文
松雪泰子はシングルマザー。
高校生の娘がいる。
前夫(長塚圭史)に付きまとわれ、
はずみで前夫を殺してしまった。
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。
東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
新作の『沈黙のパレード』(2022)も見たくなってきた。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ただ一つの‼️❓最低最悪なことを除いて‼️❓実に、面白い‼️❓
テレビの録画。
公開時に観た時には、最低点と思いました。
ホームレスであれ、人間なら生きる権利があるはずです、例外なく、それを当然のように否定することは許されるべきではありません、原作も読みました、東野圭吾の責任です。
だもんで、ミステリー、サスペンスとしては最低最悪であるとは断言できます。
今観れば、堤真一といい、松雪泰子といい、若き柴咲コウといい、北村一輝といい、素晴らしい演技でした、それには感動しました。
人権侵害を自覚した上で、是非。
知覚と快楽の螺旋
主演俳優の福山雅治が作曲し挿入歌として起用。難解なトリックを天才物理学者として謎解きするミステリーのメインイベントと言っても過言ではない見せ場に流れるのが福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』。007の代名詞でもある『James Bond Theme』に憧れた福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンはガリレオの代名詞と言っても過言ではない。そんな『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンを映画版から削除したのか。とにかく気味が悪いしハリウッドに負けない超名作でも全てを台無しにしてる。西谷弘監督がTVシリーズと映画化との差別化を狙ってあえてカットしてシリアス路線に転向したとか。ハリウッドの海外ドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』にも登場する計算するシーンは世界標準ですからガリレオだけが特別ではない。西谷弘監督の勉強不足でしたね(昭和あるある)。昭和の日本映画は商業ではなく芸術として撮影するのが慣例でした。ちなみに原作のイメージは福山雅治ではなく佐野史郎なので長身痩躯のイケメン俳優で滑舌がよく早口言葉が得意な俳優さんだとガリレオが更に盛り上がったかもしれない(要は専門用語を駆使してマシンガントークの如く畳み掛けるタイプの学者)。
【孤独な天才数学者の法的には許されない”無償の献身・・”但し、彼の母娘を持っての行為は、心に沁みるのである。】
ー ガリレオシリーズは全て読破していて、映画も三作とも、鑑賞している。だが、今作の鑑賞履歴がこのレビューサイトに無い事と、一昨晩鑑賞した、私がとても面白いと思った最新作のレビューが比較的芳しくなった、というか”今作と比較して・・”という感想が多かったからである。
非常にツマラナイ理由であるが、本心は、今作の細部が思い出せなかったからである・・。-
■花岡靖子(松雪泰子)は過去を振り払い、娘の美里とふたりで質素なアパートに暮らしていた。
その隣人である高校の数学教師・石神(堤真一)は孤独な日々を送る中年であったが、この母娘とだけは交流があった。
そんなある日、靖子の元夫(長塚圭司)が死体で発見され、事件解明に湯川学(福山雅治)が乗り出すが…。
◆感想<概要は巷間に流布しているので簡潔に。>
・久方振りに鑑賞したが、矢張り面白い作品である。
・原作では”地味な男”として描かれた石上を堤真一さんが、抑制した演技で魅せている。
■今作が沁みるのは、天才数学者でありながら、諸事情で高校教師になった石上の屈託した想いを堤真一が絶妙に演じる姿である。
アパートの臨家に越して来た花岡靖子と娘の笑顔に命を救われたシーンからの展開。首を括る瞬間に引っ越しの挨拶に来た二人の笑顔に石上は救われ、それ以降彼は花岡母娘の幸せを願う事で、生きる意味を見出して行くのである。
・そして、現れた靖子の元夫が現れ、花岡靖子と娘が行った事を、総て引き受ける石上の姿。
ー ここは、チャップリンの”街灯”を想起させる。
但し、石上は花岡靖子と娘が行った行為を抹消するために、罪もない路上生活者を殺害する事で、処理しようとする。私は、今作の倫理上の瑕疵はココに尽きると思う。-
<今作は、邦画のサスペンスミステリー作品の中でも、可なり上位に入る事は間違いないであろう。但し、如何に恩ある母娘を助けるためとはいえ、路上生活者を生贄にした石上の行為は受け入れ難いと思った作品である。
第二作、そして最新作ではそのような描写はない。
私が、刑法及び刑事訴訟法を学んだ故かもしれないが、路上生活者の命を軽んじる描き方に違和感を持った上での感想である。>
■超一級の役者の凄さ
・福山雅治さんも、北村一輝さんも、全く老けていない。
柴咲コウさんに至っては一昨晩に観た最新作のほうが、顎がシャープだし、若返っている。
人前に立つ仕事をする方々の、プロフェッショナルな姿勢には、敬服するしかない・・。
日本ミステリーの金字塔
ガリレオ新作が9年振りに公開されるということで、予習がてらに鑑賞したのですが、こんなに面白いとは...。柴咲ガリレオはお初にお目にかかったのですが、最高でした。脚本、役者、展開、テンポ、音楽、演出、全てが完璧。久々にこんなに面白いミステリー見ましたよ。
劇場版ガリレオ第一作品目にして最高傑作と言われる本作ですが、まさにその通りかと。これ以上があるのか?これを越えられるのか?そのくらい見応えのある内容だったし、非の打ち所のない見事な映画です。
トリックや構成ももちろん凄いんだけど、やっぱり度肝を抜かされるのは堤真一の演技力。いつもとんでもないものを見せてくれるのだけど、今作はレベチ。★5.0になったのは堤真一のおかげといっても過言ではない。福山雅治との掛け合いも良く、最高の映画になった所以でしょう。数学者という設定も良かったし、ちゃんとハマっていたし。
序盤から終わりまで目の話すことの出来ない素晴らしい作品。正直、今後のガリレオでこれ以上の作品を作ることは出来ないだろうし、なんなら日本のミステリー映画の中でもトップの座に君臨するほどの作品だろう。この映画見らずして、邦画ミステリー語れず!大満足です。
こんなに美しい涙を見たことがない
原作も非常に良くできたライトミステリですから(誉め言葉ですよ!)、
トリックや仕掛けなどは「お粗末さん」なのですが、
この作品のテーマはそこではないのですね。
殺人もの、ミステリものに擬態した、人間ドラマが主題です。
タイトルどおり、「容疑者X」(2名ほどいますね)の計算しきれぬ「献身」、そこへ至る心の動きと
ラストシーンのあの美しい涙が胸を打ちます。
(だからとて殺人が肯定されるべきではないのだけれども。そこはライトミステリですので)
映画ならではの、登山シーンをわざわざ挿入したのは、台本上は蛇足なのですが、(妙なミスリードを生み出してしまっている)
原作にはない、美しい、映画力を持たせることに成功していると思います。
また、堤真一氏の身体性にも良く似合っており、逆に、彼の演技力には絶妙な巧さがあります。
原作を読んでいると、彼は一見、ミスキャストなのですが、そこを必然的に納得させるだけの
演技力には脱帽しました。その圧倒的な力があって、初めて、天才同士の対決という構図、そして、
福山雅治氏との対峙する絵が成立するのですよね。
素晴らしい監督力だと思いました。
もった早く見ればよかった
原作もTVドラマも見ていなく。
新作の公開に合わせて、見た。
誰がやったのか、わかっている殺人事件。
その展開が、むむむ!。
終盤に明かされる真実、お口あんぐり。
主人公以上に、堤真一さんほかの共演陣が魅せます。
「愛」をとく。その方程式はシンプルだったのね。
何度も見た良作
ガリレオドラマ1期の当時
中学生だった私は理数系赤点ばかりでしたが
探偵ものが大好きで食い入るように観ていました。
そして映画。
劇場へ行ってはいないと思うのですが
柴咲コウさんのエンディングテーマをはやく聞きたくて。
それからかれこれ15年ほど
何度もこの映画を鑑賞しました。
まだまだ未熟だった自分が見たこの映画、
家族ができたあとに見たこの映画。
愛とはなにかという非論理的なテーマですが
湯川教授・石神さん・花岡親子側どこからも見れるようになった今
全ての感情が分かりすぎて最終場面とても苦しくなります。
みんな誰かを思って流す涙が今までのガリレオが打ち破ってきた『愛』そのものです。
内海刑事・草薙さんとガリレオのトリオが
スクリーンで観れるのが今からとても楽しみです。
予告からハンカチ必須がプンプンです。
とても楽しみにしてます。
せつない
劇場公開の頃、福山雅治さん、堤真一さんの舞台挨拶付きで鑑賞。それ以来15年近く一度も観ていなかった。
その当時、堤真一さんの演技と切ないストーリーに涙したのを覚えていたが、2度目の今回も同じ感想。
細かいところは忘れていたので、また楽しめた。
最後には、まさかの展開。
ストーリーはとても良くできているし、堤真一さんの演技が素晴らしい!
天才で真面目で、暗い、高校の数学の教師の石神。
その天才の能力を、違うところで活かせたら…。
そして、後半、本当にストーカーになったのかと思わせる石の気持ち悪さを醸し出す、堤さんの演技はすごかった。
すべて石神の計算のとおりにストーリーは流れていく。そこを昔からの友人、湯川が加わることで、少しづつ真実が明らかになる。
愛を知らなかった石神に訪れた一筋の光。
優しくて温かい。絶望から救ってくれたその光を、もう諦めようとしていた自分の人生をかけて守りたかった。
しかし、石神は、ホームレスを殺めてはいけなかった。同じ命なのに…。
もう少しで、すべて石神の計算とおりになるはずだった。花岡親子に幸せになってほしかった石神の計画。自分を犠牲にしても、自分の幸せは望めなくても、愛した人たちを、独りよがりの愛だけれど、その愛を守りたかった。
最後の花岡との再会で泣き崩れるシーンは、とても苦しいものだった。湯川の悔しさも…。
ほんの少しのことで、人生は思いもよらない方向へ行くことがある。正義とは何なのか?
石神の想いが、ただただ、せつないストーリーだった。
福山雅治の歌「最愛」KOH+が流れるが、この歌詞が映画にぴったりで、最後にしみじみと感じるものがあった。
原作のガリレオシリーズの中でもこれがいちばん好き。 原作との違和感...
原作のガリレオシリーズの中でもこれがいちばん好き。
原作との違和感などなく、映画はよくできていたと思う。
とにかく切ないストーリー。
終盤はそれぞれが想う気持ち、愛する気持ちに涙します。
原作のイメージでいくと、映画の石神役である堤真一はカッコ良すぎだけど。
けれども堤真一の演技力が光るこの作品。
あまりにもお粗末なストーリー&笑った
この原作の出版当時は、世の中に監視カメラは無かったんでしょうか??
監視カメラがあれば、石神が死体をどこかに捨てたとか全て明らかになります。
映画を見て最後まで松雪泰子扮する女の夫の死体が見つからないが、どう処分したんでしょうね。そんなに簡単に遺体処理ができるなら、石神がわざわざホームレスを使ってまでして新たに殺人を犯す必要ありませんよね。
また、殺された夫のDNA鑑定もせずに、発見されたホームレスの遺体を同一人物と断定したのでしょうか? あまりにも雑すぎます。
いつの時代の事件を扱っているのですかね。
笑いが止まりませんよ。
科学的、論理的に考えて、この映画&原作の筋書きは破綻してませんか??
最後に、福山の演技は本当に糞ですね。
献身こそ愛
相手に求めない。
何も求めない。
ただひたすら、一途に身を献ぐ。
そんな人に出逢ったことありますか!?
それによってこの映画の見方が大きく変わる気がする…。
人を愛するということは、間違いなくこういう事だと思う。
ただ、勘違いしてはならないのは、その為に罪の無い人を巻き込んではならない。
これだけは言っておきたい。価値の無い命など、存在しない。
人はただ生きているだけでも価値がある。それを否定するのは何かの勘違い。
最愛…。
人間の幸せってなんだろう
悲しすぎる
愛する人に幸せになって欲しいから、生まれ持つ才能を駆使し、自分の人生すべてを犠牲にする…
でも、自分が愛されるわけではなく、別の人と幸せになる救世主となる…
そんな悲しすぎる小さな幸せすら、天才物理学者と愛する人の気持ちによって報われなかった。
数学の才能によるもう1人の殺人は罪深く、こういうやり方では誰も幸せにはなれないのだろう。
悲しすぎる…でも幸せの意味については共感出来る
堤真一さんの名演技に涙する
正直連続ドラマや原作には全く興味は無く、それでも今回改めて配信で再視聴し、堤真一さんの俳優としての迫真の演技力、役作りに感動しました。
石神は、隣人の母子に対する感情は愛だけではなく命を救われ生きるすべを与えてもらった恩人だからこそ、誰よりも幸せになってほしいという気持ちが場面全体に現れていました。
湯川との対比も友情も良かったけれど、警察はやはり無能な集団になっていたし、女性が虐められる組織の雰囲気は気持ち悪かった。
今後も何度見ても泣かされる作品の一つです。
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