劇場公開日 2008年3月7日

  • 予告編を見る

ジャンパー : インタビュー

2008年3月4日更新

ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督が、テレポートの能力を身につけた人間“ジャンパー”と、ジャンパー抹殺を使命とする組織“パラディン”の対決を描くSFアクション大作「ジャンパー」。世界中どこにでも瞬間移動できる主人公デビッドを演じるのは、「スター・ウォーズ」シリーズのヘイデン・クリステンセンだ。2月、本作のプロモーションで来日したクリステンセンがインタビューに応じてくれた。(取材・文:編集部)

ヘイデン・クリステンセン インタビュー
「東京の警察は、クレイジーな銀のベンツを未だに探してるかもね」

究極の自由と代償に、デビッドは壮絶な戦いに巻き込まれていく
究極の自由と代償に、デビッドは壮絶な戦いに巻き込まれていく

――主人公デビッドは、15歳でジャンプする能力を手に入れてから世界中を自由に飛び回っていますが、銀行強盗して大金を盗んだり、その行動は問題も多いですね。デビッドというキャラクターはどんな人間だと思いますか?

「彼はこの能力を身につけてから世界中が遊び場になるんだ。さらに銀行強盗してお金も手に入れたから、いつでも自由に遊んでいられるんだけど、その反面、誰にも何も言えずに秘密を抱えていなければならないし、すごく孤独な人間なんだ」

東京ロケではいつも一緒だったヘイデンとジェイミー
東京ロケではいつも一緒だったヘイデンとジェイミー

――映画では本当に世界各地へジャンプしていますが、ジェイミー・ベル演じるグリフィンと一緒に東京にもジャンプしてきますね。東京での撮影はどうでしたか?

「東京での撮影はほとんどが夜のシーンだったんだ。昼間に寝て、夜になると撮影してたから、ジェイミーと僕はずっと行動を共にしていたよ。夕方6時に起きたら、まず衣装室で一緒に着替えて、ヘアメイクも並んでやって、現場まで一緒に行き、撮影の合間は一緒に食事していた。僕たちはまるで双子のように常に一緒だったんだ」

――そのほかにも色んな国へ行ったと思いますが、特に印象に残った撮影エピソードを教えて下さい

「東京の街を猛スピードで走る車のシークエンスだね。あのシーンはもちろん許可を取って撮影していたはずだけど、他の車が普通に走っている一般道路で撮影してたんだ。逮捕されない程度に気をつけていたと思うけど、もしかしたら東京の警察は、1年前クレイジーな運転をしていた銀のベンツを未だに探してるかもしれないな(笑)」

東京が一番印象的だったよ!
東京が一番印象的だったよ!

――ダグ・リーマン監督は、デビッド役のキャスティングに苦労したそうで、白人ラッパーのエミネムが主演する案もあったそうですが、それはご存知でしたか?

「いや、知らないよ。もし彼が主人公を演じていたら、僕は今ここにいないと思うけど(笑)」

――エミネム主演を検討中だった監督は、あなたに会って「一目惚れした」そうですよ。あなた自身はリーマン監督と一緒に仕事をしてどうでしたか?

「ダグは驚くべき才能だよ。常に情熱を持って仕事に取り組んでいたし、リスクの高いことにも果敢にチャレンジしていたよ。とにかく彼は今までと違うようなことをやっていた。でも人間的にはすごく優しくてスマートで、今や僕たちは良い友達同士なんだ」

>>レイチェル・ビルソンインタビュー

インタビュー2 ~ヘイデン・クリステンセン&レイチェル・ビルソン インタビュー(2)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る
「ジャンパー」の作品トップへ