劇場公開日 1963年2月14日

アラビアのロレンスのレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

3.5二枚舌外交

2024年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

オスマントルコからの独立を目指すアラブ民族を助けるイギリス人将校の活躍を描く物語。

1962年製作の映画史に残る大作ということもあり、後学の為に鑑賞。
とにかくスケール大きさに驚きます。特にアカバ攻防戦。CGも何もない時代。海辺の街に突入する騎馬隊を、丘の上から俯瞰で撮影したシーンは、爽快で素晴らしいシーンでした。
Wikiにも記載があった砂漠のシーン、海辺での夕日のシーン等も含めて、視覚的に印象に残るシーンが多く、名作の評価は伊達ではない・・・と思わせるものがありました。

物語はトマス・エドワード・ロレンスの自伝小説の映画化。
前半からアカバ攻防戦迄は、豪快で不遜なトマスの行動を爽快に描写。中盤から終盤にかけては、凄惨な殺戮戦や戦線の行き詰まり等が描かれ陰鬱な気持ちにさせられます。
心理描写等に特筆すべき点があるのは事実ですが、207分という長丁場でそれを観せられるのは、正直厳しく感じました。

私的評価は普通にしました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
よし

4.0イギリスの政治犯罪

イスラエル問題の発祥、ロレンスも知りながら、同罪。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

3.5どうにもモヤモヤ

2023年6月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

砂漠の渇きと蜃気楼がロレンスの、またイギリスの迷妄と重なる演出は見事。もうああいった壮大なロケ映画というのは作れないのだろうかと思うと、映画というものへの郷愁もある。
だが、二枚舌が3枚集まって6枚だね、みたいなところもちゃんと描かれているんだが、なんだかモヤモヤするのだ。西部劇的オリエンタリズム(?)を感じるからだろうか。オスマン・トルコはダレにとっても敵であるということが自明であるかのように描かれているからだろうか。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ouosou

0.5自伝らしいので、ナルシストなスパイの話と判断する

2023年5月30日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

4.5英雄か、それとも

2023年5月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
sankou

4.5【”アラブ人にアラブの誇りを取り戻させるために。”若きピーター・オトゥール演じる”エル・オレンス”の姿を、故伊丹十三氏のエッセイを絡めて記す。】

2023年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

◆詳細は、完全版のレビューに記してあります。

■1916年。イギリス陸軍少尉・ロレンス(ピーター・オトゥール)は、オスマントルコ帝国からの独立を目指すアラブ民族の情勢を確かめるため現地へ向かう。
 反乱軍の現状を目の当たりにした彼は、アラブの種族をまとめ上げてゲリラ戦を展開。
 拠点をめぐる激戦に勝利するまでになるが…。

・ご存じの通り、今作はオリジナ版(207分)と、1995年に公開された227分の完全版がある。私が学生時代に名画座で観たのは、年代的にもオリジナル版である。
ー インター・ミッションて何々??と言いながら、WCに駆け込んだなあ・・。
  それにしても、私がコロナ禍以降に劇場で観た「ベン・ハー」「風と共に去りぬ」などは、皆3時間を超える長尺である。ー
 インド映画ではないが、1960年代の傑作映画は皆、インターミッションがあったのかなあ・・。更に言えば、今作同様「ベン・ハー」でも、本編がナカナカ始まらない・・。
  “放置プレイか!と思ってしまったぞ!”-

・ロレンスを演じた当時30歳のピーター・オトゥールの金髪、碧眼の美しさには、今でも惹かれる。
ー 因みに、ピーター・オトゥール氏はアイルランド人である。この辺りも、是非、伊丹十三氏のエッセイで、お楽しみ願いたいところである。-

<勿論、今作の砂漠の彼方に沈む数々の夕日のシーンや、ロレンスの想いがアラブの部族を越えた民に認められ、彼が”エル・オレンス”と呼ばれ、慕われて行く姿や、彼の理念が大英帝国の思惑に会わずに、彼が失意の中、事故死する冒頭のシーンとの連想性も見事なる作品である。>

コメントする 2件)
共感した! 9件)
NOBU

5.0狂気の中で変わりゆくもの

2023年3月2日
PCから投稿

制作は今から60年ほど前の1962年。

固定キャメラで延々と捉えた灼熱の砂漠は
天国のように美しく、地獄のように過酷さを映す。
また物静かなイギリス将校のロレンス役の
ピーター・オトゥールの演技は
次第に狂人のようになっていく。
それは国への裏切りなのか
友情への裏切りなのか
自身への裏切りなのか
分かっているのは
静寂と変貌、激震と静寂だけ。

ロレンスとは一体何者だったのか。
答えは無い。無くていい。
そんな風に思っている。


Lawrence of Arabia は古さを感じさせない。
モーリス・ジャーナルの雄大な曲が美しい。

スティーブン・スピルバーグは
自身の映画を制作する前に
「この映画を観る」と語っていた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
星組

4.0みんなほめるので

Mさん
2022年10月11日
Androidアプリから投稿

期待しすぎたためか、そこまでなかった。
でも、映画館で見るべき作品ですね。
午前十時の映画祭は本当にありがたい企画です。

コメントする 3件)
共感した! 8件)
M

3.0現代につながる中東の政治史

2022年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

小さい頃にテレビのロードショー番組で放映されていたのをチラッと見たことがあるような気がするが、本編はとても長かった。
画面いっぱいに広がる空と砂漠。地平線上の小さな陽炎が、近づいてくると人。乗り物は駱駝。大量のエキストラ。見ものだった。
そして物語で描かれているのは、アラブ人と一括りにはできない部族対立しやすい事情、イギリス、フランスの中東政策、ファイサル王子の対応、何より、夢見がちなアラビアオタク、ロレンス少佐の成功と挫折で、なるほどなぁ、ととても良い歴史の勉強になった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
SpicaM

3.0列車爆破のシーンは見事

2021年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

というより、それ以外のシーンがほとんど記憶に残らない文芸作品系の実在した人物の映画化。

ゆったりとしたテンポの、情感溢れるテーマ曲や、主演のピーター・オトゥールの一世一代の名演技。スケール感溢れる映像など、間違いなく映画史に名を残した作品ですが、個人的には何の思い入れもありませんでした。

完全版じゃない編集との、違いや、映像のリファインなどは、オリジナルと見比べたわけではないので、分かりません。

2017.6.3

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきカモメ

4.5砂漠の美しさに圧倒される

2021年6月27日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
ジョニーデブ

3.5砂漠のカリスマ

2021年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

砂漠のカリスマですね。
アラビアが舞台のスケールの大きな映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
光陽

3.5初めての休憩体験

2020年9月8日
iPhoneアプリから投稿

自分も、40年前に吉祥寺だかの名画座で観た。
映画好きな友人のTくんが、「大長編も観ておかないと」と誘ってくれたんだと思う。

4時間に迫る大大大長編!
映画館で初めて、"上映中の休憩" を体験した。大人になった気がした。素晴らしい映画だったのだが、残念ながら当時の俺では、背景も知らず、半分もわかっていなかったと思う。寝てたし。

これから観る人は、少しだけ時代背景を知って観ると、3倍くらい面白いですよ!

というわけで、レビューにも何もならないが、郷愁を込めて書いておく。
名画座で何でも300〜500円で観られた当時。俺、今、歳いってから映画観られているのは、当時、ちょうど留年して、かつ名画座があったから入り浸れた、ってことが大きかったなあ、とあらためて思う。

T君、あらためて、ありがとう。

コメントする 7件)
共感した! 8件)
CB

4.03日にかけて視聴

2020年8月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 6件)
共感した! 9件)
R♪

3.0ラクダは従順で強し!

2020年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

評価の高い名画と知り、DVDを入手して視聴しました。1962年、ワタクシが2歳の時の映画で、ここまで壮大に作り上げたことには驚嘆しつつ、いっぽうで英国人のかたくなな紳士ぶりに違和感を覚えたのも事実です。砂漠における主人公は、持久力に優れたラクダであるということですね。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

4.0四時間が短く、映画を見たなあ

2020年1月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

という感じ。

ホームシアターで二度ほど見たが、やっぱり劇場スクリーンは素晴らしかつた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
昔から映画好き

5.0何度見ても最高だね。

2019年4月14日
PCから投稿

知的

難しい

幸せ

今はないシネラマで、リバイバルを見た。
その後10回ぐらい見た。
こんな映画は見たことがない。哲学がふんだんに入ってる。しかも、美しい。もう作れない時代になった。
デビットリーンは映像が美しい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
screen

3.0砂と白装束と青い目・・・疲れた。

2019年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

兎に角「砂漠」と「白装束」と「青い目」・・・。
あとは「メインテーマ」「スペクタクル感」と「やっと終わった」と言う達成感。

以上。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
トラ吉

5.0砂嵐

2018年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

横長の大スクリーンで観賞。

見終わって、
広大な砂漠を渡り終えたような疲労感があって、
・・・耳から砂が出てきた。

40年前に観たけど
あの砂漠とピーター・オトゥールの目の美しさには吸い込まれたなー

NHKニュースで「ダマスカス」とか「アカバ」とか聞くと、心は一気にあの映画に飛んでいく。

フレグランスの「デューン・プール・オム」はお気に入り。

コメントする 6件)
共感した! 10件)
きりん

4.0壮大

2018年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ベドウィン族、ハリス族、ハジミ族と部族抗争の激しい地域。果てしなく続く砂漠のどこに境界線があるのかさっぱりわからないというのに、アラブ人はかなり地理に詳しい。アリと再会してからはハイフェットの首領アウダをも味方につけ、トルコ軍の構えるアカバへ向う。

 仲間を増やしていっても部族間での争いがある。仲裁するためロレンスがかつて助けた男ガシムを処刑することに・・・かなり苦悩するシーンではあるが、ちょっとスピーディ。

 功績が認められ少佐に昇進したロレンスは戦地に戻り、アラブ人からは英雄と崇められトルコ軍との攻防を続けていた。人を殺したことや、自分がアラブが好きなことでアイデンティティに疑問を持ち始め、やがてはアラブ国民会議として独立するまでに至る。後半には“オレンス”と呼ばれていて、なんだか愛着が沸いてきました。

 劇場で観ていたら満点つけてたかもしれないけど、テレビじゃストーリーを追ってしまいがち。見たかったなぁ。

コメントする 2件)
共感した! 9件)
kossy