キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのレビュー・感想・評価
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憧れの人になるレオ様
実話。詐欺師とFBIの追いかけっこ。
映画『ギルバート・グレイプ』で、アーニー(レオナルド・ディカプリオ)の兄のギルバート(ジョニー・デップ)は長髪イケメン。
今作でフランクを演じたレオナルド・ディカプリオは(アーニーの憧れの兄のように)長髪イケメンの姿を披露した。『タイタニック』ですでに”レオ様”という美男子俳優の座についていたし、今更で間抜けなことを言うが、おめでとうディカプリオ。
今作は、レオナルド・ディカプリオの演技力の良さが生かされていた。
ウハウハでカッコいい憧れの姿になったフランクおめでとう。
フランクを執拗に追うFBI捜査官を演じたトム・ハンクスも最高に美味しい役で、本当におめでとう、今更ながらだしここで言っても本人が読む確率は低いだろうけど。
トイレ行ったり、ディカプリオの濡れ場もあって、リアルで没入感があって面白い。
彼らが年1回電話してるうちに友情(なのか愛なのか何か)が芽生えて、お互い報われて良かった。
生クリームをバターに
生クリームに落とされた2匹のネズミ
片方は溺れて死に絶える
片方はもがき続け生クリームをバターにして脱出する
フランクは親の経済的な変化、両親の離婚、という生クリームから脱出しようと奮闘した結果、特筆したスキルを身につけFBIになった。
パイロット、医者、弁護士、FBIのうちなるのが難しい職はなにか?
適切な手段で勉強すれば弁護士になれる。フランクは2週間勉強した?
FBIには突出した能力が必要なのかもしれない。そういったスキルを身につけるのは本気で何かに取り組んだ果てに得られるのかもしれない。
嘘をつかずに真っ直ぐに努力することでハンラティは目的であるフランクの逮捕と優秀な部下を手に入れた。
何かに向け努力することにより、社会から必要とされるスキルは身につく。
その手法が誠実な手法であるか否かによって、対価は変わるのかもしれない。
フランクの対価は少し少ないが、ハンラティは2を手に入れたといえるのかもしれない。
ジョンウィリアムズの音楽が良かった。
フランク以外が無能に見えてしまう部分もあるが、あくまでエンタメ映画としてバランスを取った結果?とも言えるので、これはこれでよいと個人的には思う。
孤独感が彼を犯罪に走らせる
彼は早くから小切手詐欺で大金を稼いでいた。それにも関わらず彼は身分詐称や小切手詐欺を止めず危ない橋を渡り続けている。それは、孤独感や周囲の人間から認められたいという承認欲求から来ているのだと思う。
作中では、ライバル的な立ち位置のトム・ハンクス演じるFBI捜査官、カール・ハンラティに、クリスマスの日に電話をしている。そのときカールは「お前が電話をしてきているのは話せる相手がいないからだ」と主人公フランクを嘲笑している。フランクにとって図星の発言だったようで、怒りをあらわにしながら電話を切っている。また、父親にも継続的に手紙を送っている。これらの行動から、彼の周囲には彼を認めてくれるような関係性の人が一人もおらず、孤独感から逃避するためにパイロットや医者等、皆が優秀だと認め憧れるような社会的地位の高い職業の詐称を繰り返しているのだと思う。その契機となったのが両親の離婚であり、彼の心に暗い影を落とし、犯罪に手を染めさせる原因となっているのだろう。
最終的に彼は逮捕され、FBIにおいて今まで詐欺から得た知見を提供しながら働くという、FBI捜査官カール・ハンラティが提示した条件の元に釈放されることになる。そこからは真面目に働き再犯を起こしていないのだが、これもカール・ハンラティがフランクに寄り添うことで孤独感を埋めることができたのが理由だろう。
彼の孤独感や承認欲求が理解できる部分も大いにあり、色々と考えさせられるとても良い映画だった。
詐欺師ってすごい
実在の詐欺師フランク・アバグネイルをモデルに、パイロットや医師になりすまして巨額の詐欺を働いた若き天才詐欺師と、彼を追うFBI捜査官が繰り広げる追跡劇を軽妙なタッチで描く。
1960年代。高校生のフランクは両親の離婚をきっかけに家を飛び出し、生活のため小切手詐欺に手を染めるがなかなか上手くいかない。
ある時、パイロットになりすませば簡単に人を騙せることに気づいた彼は、各地を飛び回りながら小切手の偽造を繰り返すように。やがて、FBIのベテラン捜査官ハンラティが捜査に乗り出す。(解説より)
本作は実話をもとに作られたことを後から知った。絶対こんなことありえないだろうーと思いながら鑑賞していたもので驚き。
(もちろん誇大表現は多々あるだろうが)
レオナルド・ディカプリオ演じるフランクがとにかくすごすぎる、あの手この手でその場を凌ぐ軽快さ。
終盤、トム・ハンクス演じるハンラティが「お前はウソをつきながら生きていくことの方が楽か?」的なニュアンスの言葉をかけるのが印象的だった。
彼の行動もこの一言で変わったのではないだろうか。
素晴らしい作品だった。
宣材がイマイチなのでは、、、
CAに囲まれてる画像が、何となくコメディー色が強い気がして食わず嫌いしてたけど、ふと見てみると全然そんなことなかった。笑いの要素もあるけど、付随的にある感じなだけでシナリオが面白い。もちろんディカプリオ様も安定の演技。
映画として、面白い!
展開も見せ方も、テンポ良く、深いところまでが感じさせないが、
エンターテインメントに徹してる感じが、潔くていい。
安定のトムハンクスと、カメレオンのように演じきるディカプリオ、
ディカプリオの演技のうまさを再認識した。
C・ウォーケン
巨匠スピルバーグが当時絶頂のディカプリオとT・ハンクスをダブルメインキャストに起用し、観客を愉しませることにフォーカスして制作した作品、ということですよね?
今頃初見しましたが、期待に違わずおもしろかったです。ハイ。
前述の両主人公が持前を存分に発揮しているのは言うまでもないですが、一番嬉しかったのはC・ウォーケンが相変わらずの存在感を放っていたこと。
好きなんやなー、この人。ちょっとやばいくらいの危険な目つきが特徴で、カルトなクローネンバーグの作品にも出ていたと思うけど、今回のような名バイプレーヤーに至るまで幅広くキャストしていて、この人がいるとなんか軽い作品も引き締まる感じです。表情表現がいつも印象的でなんかグッときます。
映画自体は曖昧な記憶になりつつありますがM・チミノの「天国の門」にも出ていて「不器用な男のやさしさ」的な1シーンがあって、そこでこの人が見せた表情が今でも脳裏に焼き付いています。(ゴメンナサイ、何のこと言ってるかわけわからなくて。観ればわかってくれるかもですが、曰くつきのこの作品、もう目にすることは出来ないかもです)
とにかく、全体的にわかりやすく最後もハッピーエンドで気持ちよく観られる作品でした。
ペテン師とFBI
実話とは思えない様な展開で
二人の軽妙なテンポでおもしろかった
これほど次から次へと
色々な職業に成り済まして
騙して騙せるのだろうかと
思ってしまいます
余程頭がいいか
FBI が・・なのか分かりませんが
実話と知って驚きました
ディカプリオとトムハンクス
の二人の掛け合いが絶妙でした
監督スピルバーグのやさしさが感じ
とれる作品です
実話
色々なレオ様がみれると噂の本作。
これが実話とは驚きました。
人間が更生する瞬間は、大事な物を守るためでも正しく論する相手に従うでもなく、俯瞰していた自身と再び仲直りするというところから始まるのかもしれない。
それにしてもレオ様の演じる役は賢い役が多く、よりハンサム度を向上させている印象がある。
鑑賞2回目。パイロットや医師、弁護士に偽装し、世界各地で小切手偽造...
鑑賞2回目。パイロットや医師、弁護士に偽装し、世界各地で小切手偽造事件を起こした実在の天才詐欺師と、彼を追うFBI捜査官の攻防戦を描く。イケメンをふんだんに利用し、オムファタール的に女性たちを魅了しながら詐欺を働くディカプリオの艶やかさ。
展開が早く、ディカプリオが何故犯罪に手を染めるようになったかが描かれるが、そこまでグラデーション豊かに深掘りはしない。また本当に資格取るまでのあれこれもスッ飛ばされるので、逆に超人性が際立っている。
この頃のディカプリオはテンプレ的なイケメン枠で使われまくっていたが、本人はどう思っていたのだろう、、、
今見ても実に面白い
約20年ぶりに見ました。
60年代に実在した小切手偽造詐欺師と、それを追うFBI捜査官の話。
3割くらいしか覚えてませんでしたねえ。
今見るとおお、と思った点。
・偽造名がDCコミックのキャラ名と気づく→詐欺師は子供。
・結構クリスマス場面多い←クリスマスにしか対峙しない2人。
・制服を着ると、その専門家に見える→例パイロット。
・詐欺師は父母の影響を受けやすい、子供だった←ティーンエイジャー。
記憶では、詐欺師が捜査官の目の前で逃げて終わり。でしたが。
天才すぎる詐欺師と、その才能を認める捜査官。
2人の関係が変わっていくところに驚き。
そして詐欺師が唯一嘘をつかなかったこと。ええーーー!。
エンドロールまでしっかり楽しめました。見直すのっていいね(忘れっぽい)。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「我々以外は騙されやすいバカばかり」
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