クラメルカガリ

劇場公開日:

解説

2023年ファンタジア国際映画祭の長編アニメーション部門で観客賞・金賞を受賞した「クラユカバ」の塚原重義監督が、作家・成田良悟による同作のスピンオフ小説を原案に手がけた長編アニメーション。日々迷宮のように変化する炭鉱の町を舞台に、地図屋を営む少女カガリが風変わりな町の人々と織りなす物語を、幻想と現実が入り混じったレトロな世界観で描く。

零細採掘業者がひしめく炭鉱町「箱庭」で生まれ育った少女カガリは、刻々と変化していく町並みを地図に書き留める「箱庭紡ぎ」を生業としている。一方、少年ユウヤは箱庭からの脱却を夢みていた。やがて2人は個性豊かな住民たちとともに、この町全体を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。

アニメ「僕のヒーローアカデミア」シリーズの佐倉綾音が主人公カガリの声優を務める。

2024年製作/61分/G/日本
配給:東京テアトル、ツインエンジン
劇場公開日:2024年4月12日

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(C)塚原重義/クラガリ映畫協會

映画レビュー

2.5地図屋が成り立つか?

2024年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

炭鉱町・箱庭で生まれ育った少女カガリは、刻々と変化していく迷路のような巣穴を地図にする仕事をしていた。そして、同じ様に地図を作っていた少年ユウヤとカガリの2人が陥没跡に落ち・・・さてどうなる、という話。

だいたい、地下を掘削するのに掘削の計画図も作らず、適当に掘る訳ないし、元々地図が有るはずだから、地図作りという商売が成立するわけない。
鉄製のミニタンクみたいなのとか出てくるし、色々と唐突で何やってんだろうと理解が追いつかなかった。
で、結論も???
レトロっぽさを出したかったのかも知れないが、あまり綺麗な絵じゃないし、魅力的なキャラもいなかったのも残念だった。
合わなかった。

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りあの

4.0世界観が素敵過ぎてパンフレット購入しました💜

2024年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

大好きな絵本「えんとつ町のプペル」の色調とノスタルジー、大好きなアニメ映画「四畳半タイムマシンブルース」のスピード感と風変わり感、という大好き+大好き=幸福度増大💕を実現してくれた塚原重義監督の長編アニメ作品2作目。(厳密には「クラユカバ」と同時公開。)本当は「クラユカバ」から観たかったけど上映間と上映時間の兼ね合いで「クラメルカガリ」をお先に。でも二つは同じ世界観の中で進行する全くの別物のお話なので、どちらから観ても影響はございません!これならご覧になる方は安心してください!!

なんともヘンテコな世界で地下道が日々変化するという不思議設定の中、その地下道をしっかりと地図に落とし込もうと奮闘しているキュートな地図屋のカガリちゃん。幼馴染で同じ地図屋のユウヤくんた今後の身の振り方を考えていたらな〜んか問題勃発。二人が知ってる地下通路をアッチにコッチに移動しながら悪い奴を懲らしめる程度の話かと思ったらちゃんとした戦闘シーンまで。苦難を共にするカガリちゃんとユウヤくんにラブが生まれるのか、と思ったらそういうわけでもない。クセ強爺さん口朽縄(CV.寺田農さん、R.I.P.)の登場でいろんなことがヒッチャカメッチャカwwwそれを素敵な音楽で上手にまとめ上げられてるのが良き良き😊

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らまんば

5.0いいよ。

2024年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

ノーマークで見たからかなぁ?
他の方の評価は低いし、時間短いのに鑑賞料金は通常だし、イマイチ気乗りしない作品と踏んで見たからかなぁ?
ストーリー、世界観、上映時間の短さが逆に評価が上がった。
「人の評価はあまり参考にしない」って思った典型的な作品。
個人的にはかなり好み。

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キチ

5.0分かりやすい話好きには受けず、想像力のある人には世界が広がる

2024年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

幸せ

タイトル通りあれこれと説明を求めたり分かりやすい映画を求めるタイプの人とはめっぽう相性悪いが、時間をかけて文脈を想像するタイプの人からすれば不思議と世界が広がって見えてくる。そんな良くも悪くも見る人の感受性・想像力次第な世界観でした。

一見小難しいようですが何故舞台の街が出来たのかといった説明や、狛犬や炭鉱夫といった作中の社会的序列。キャラクターがどんな人物か・どんな関係なのかも変に説明過多にならず作中の紙芝居(?)やそれぞれ台詞から読み取り、想像出来るようなってます

そして朽縄爺を演じた寺田農さんに追悼を
最後の台詞「老兵は死なず また帰ってこん」とはまた粋な締めでして

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斜陽堂