【全米映画ランキング】「シャザム!」首位デビュー リメイク版「ペット・セメタリー」は2位に
2019年4月11日 19:00
[映画.com ニュース]3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、DCコミックス原作のアクションコメディ「シャザム!」が約5300万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は、謎の魔術師によりスーパーヒーローの超人的な力と肉体を手に入れた身寄りのない孤独な少年ビリーの活躍と成長を描いた作品。レビュー、興収ともに上々のスタートとなった。出演はザッカリー・リーバイ、アッシャー・エンジェル、マーク・ストロング、ジャイモン・フンスー。監督は「ライト/オフ」「アナベル 死霊人形の誕生」といったホラーで知られるデビッド・F・サンドバーグ。
大御所スティーブン・キングの同名ホラーを30年ぶりに映画化した「Pet Sematary」はOP興収約2500万ドルで2位デビュー。ボストンからメイン州の田舎町に越してきた一家の猫がトラックに轢かれ、近所の「ペットの墓地」に埋葬されたことから始まる悲劇を描いた作品。キングの映画化作では「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(17年/約1億2300万ドル)に次ぐ歴代2位のOP興収となった。出演はジェイソン・クラーク、ジョン・リスゴー、エイミー・サイメッツ。共同でメガホンをとったのは「Starry Eyes」などのホラーを手がけてきたデニス・ウィドマイヤーとケビン・コルシュ。
5位「キャプテン・マーベル」は約1270万ドルの興収で累計は約3億7300万ドルに。全世界興収は10億ドルを突破し、歴代30位としている。
約450万ドルのOP興収で6位デビューとなったのは、オシャ・グレー・デイビッドソン原作のノンフィクション「The Best of Enemies: Race and Redemption in the New South」をタラジ・P・ヘンソン&サム・ロックウェル主演で映画化した「The Best of Enemies」。1971年の米ノースカロライナ州ダーラムを舞台に、対立する人権活動家の黒人女性と白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)幹部の関係の変化を描いたドラマ。共演にアン・ヘッシュ、ウェス・ベントリー、ブルース・マッギル。監督・脚色は「シービスケット」「ハンガー・ゲーム」の製作に携わってきたロビン・ビセル。
今週末はギレルモ・デル・トロ監督&ロン・パールマン主演のヒットシリーズをデビッド・ハーバー主演でリブートした「Hellboy」に、アニメ「Missing Link」などが公開となる。