アンセル・エルゴート、スピルバーグ監督「ウエスト・サイド物語」リメイク版に主演
2018年10月3日 11:00
[映画.com ニュース] 「ベイビー・ドライバー」「きっと、星のせいじゃない。」のアンセル・エルゴートが、スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンをとるリメイク版「ウエスト・サイド物語」に主演することが決定した。
アーサー・ローレンツ原作、レナード・バーンスタイン作曲、スティーブン・ソンドハイム作詞の「ウエスト・サイド物語」は、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を下敷きに、ニューヨークで敵対するギャング集団と男女の悲恋を描いたミュージカルで、1957年にブロードウェイで初演され大ヒットを記録。61年にロバート・ワイズ監督が映画化し、第34回アカデミー賞で作品賞を含む全10部門を制した。
米ハリウッド・レポーターによれば、長年にわたりリメイク企画の構想を温めてきたスピルバーグ監督は、ニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミ、プエルトリコを中心に数多くの俳優、ダンサーらと会ってきたが、なかなか主演が決まらず、一時はお蔵入りの危機も噂されていた。抜てきされたエルゴートは、オリジナルの舞台でラリー・カート、映画版でリチャード・ベイマーが演じた主人公トニー役を演じる。
リメイク版は、ピュリッツァー賞作家で、映画「ミュンヘン」「リンカーン」でスピルバーグ監督と組んだ脚本家トニー・クシュナーが執筆。舞台「回転木馬」で今年のトニー賞振付賞を受賞した注目の若手コレオグラファー、ジャスティン・ペックが振付を担当する。19年夏にクランクインの予定。