「地中海映画祭2013」開催 パルムドール受賞のA・ケシシュ監督も来日!
2013年8月22日 08:00
[映画.com ニュース] 東京都美術館で開催中の「ルーブル美術館展 地中海 四千年のものがたり」と仏・マルセイユがヨーロッパ文化首都に指定されたことを記念し、有史以来独自の文明を築いてきた地中海沿岸の国々の映画を紹介する「地中海映画祭2013」が、8月30日からアンスティチュ・フランセ東京(東京都新宿区)で開催される。特別ゲストとして、今年のカンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「アデルの人生(仮題)」のアブデラティフ・ケシシュ監督が来日する。
本映画祭は2部構成で、第1部(8月30日~9月15日)では、リュミエール兄弟の「ラ・シオタ駅への列車の到着」をはじめ、ジャン・ルノワール、ジャン・ビゴ、アニエス・バルダ、ジャック・ドゥミ、ジャック・ロジエ、クレール・ドニらによる南仏地中海沿岸を舞台にした作品とイタリア、ポルトガル、イスラエル、トルコ、エジプト、レバノンの作品を紹介。第2部(10月20、25、26日)ではケシシュ監督の代表作「身をかわして」「クスクス粒の秘密」などを上映する。
カンヌ映画祭で世界の注目を集めたケシシュ監督は、ジャン・ルノワールやモーリス・ピアラを継承する監督の一人と評され、フランス映画界でもその才能が最も期待されている監督のひとり。会期中にティーチインが行われる予定で、ケシシュ監督のキャリアをたどることができる貴重な機会だ。「地中海映画祭2013」プログラム詳細は公式HP(http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/mediterranee/)に掲載。横浜、関西、九州にも巡回する。