クスクス粒の秘密

解説

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「アデル、ブルーは熱い色」(2013)のアブデラティフ・ケシシュ監督が07年に手がけた作品。チュニジア系フランス人家族がレストラン開店に向けて奔走する姿を、緊張感みなぎるタッチで描いた。港町セートで暮らす60代のチュニジア移民スリマーヌは港湾労働者として働いてきたが、押し寄せるリストラの波に逆らえず退職を決意。古い船を買い取って船上レストランをはじめようとするが、開店パーティ当日、予定していたクスクスが届かず……。ベネチア国際映画祭で審査員特別賞など4冠に輝いた。日本ではアスティチュ・フランセ東京の「地中海映画祭2013」第2部(2013年10月20日・26日・27日)で上映された。

2007年製作/133分/フランス
原題:La graine et le mulet

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 ベネチア国際映画祭(2007年)

受賞

審査員特別賞 アブデラティフ・クシシュ
マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞) アフシア・エルジ
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(C)2007 - PATHE FILMS - FRANCE 2 CINEMA

映画レビュー

1.0疲れた💦

2022年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

船を買ってクスクス料理屋開業までのお話。

とにかく長すぎる。
チュニジア系フランス人家族の会話が喧嘩腰でとにかく疲れる。

なんで、これでベネチア国際映画祭で審査員特別賞など4冠なのか?
分らない。

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April

4.0チュニジアのダンスがサスペンスを含んで涙を誘う

2021年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

興奮

親戚縁者、寄ってたかってクスクスを実に美味そうに食う人達。すき焼きか、カレーライスよりもっと美味そうにな、野菜いっぱいの料理を食しながら家庭の事情まで喋ってしまうのも味の内か。
行動的な娘(アフシア・エルジ)が、ひがんでただをこねる母親を、開店祝いのパーティーに誘う説得のシーンが圧巻だ。終盤、いつ果てるともなく踊りまくる彼女のチュニジアダンスはサスペンスを含んで涙を誘う。
ハリウッドでは絶対に作れない傑作だ。

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ezu

3.0こういう作品があっていい

2021年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

脚本があってないような 苦労が絶えない移民の人々と生活模様
あえてドキュメント風に撮っているのが成功してる
地中海の向こう側の文化がエキゾチックでラストに向かって熱を帯びる・・・
クスクスはパリではその地の名物料理となっていた、美味しかったな〜(1980年代)

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mamagamasako

4.0この作品に結果は蛇足

2019年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

おいおい、なんちゅう終わり方。。
しかし、撮り方は一貫してドキュメントタッチだし、その終わり方も考えあってということは伝わる。
どこまでを見せるか。たぶん、あそこでこの作品で言いたいことは全部言ったってことだろう。

店の窮地を救おうとしている母娘は実の娘たちにその後受け入れられるだろう。(母はあれ、ホテルの食事を運んできたってこと?)
そして、ぱったり力尽きた感じの主人公でエンド。悲しいものがあるが、父は最後まであきらめず奮闘した、というそれが全てということだろう。この作品に結果は蛇足でしかないのかもしれない。

それにしても、ナチュラルすぎる演技は何?浮気された奥さんのキレ方、泣きながらよくあれだけベラベラと悪態つける、圧巻。。

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okaoka0820
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