身代わり忠臣蔵のレビュー・感想・評価
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時代劇エンターテイメント
コメディ時代劇ではありますが泣かせるところもありよかったです。コメディで始まり本格時代劇っぽく終わるのかと思ったら、コメディに急角度で戻される展開(笑)
忠臣蔵をほぼ知らなかったですが分かりやすくて面白く観られました。ムロさんはじめ役者陣うまいなーキャスティング素晴らしい。
脚本【兼原作】の勝利。有料パンフ読み込んで「つまらない星3」と決め込んで観たが 意外にもカタルシス満点。
本作 原作・脚本が同じ人 新解釈 令和版的な 最後 Oヘンリは 【罪と覚悟🟰よみがえった改心】です。「罪と罰」だとドストエフスキーだった❗️だった❗️
いやぁ無料フライヤーと有料パンフ🈶のふりがな使い分け きらこうずけのすけ おおいしくらのすけ あこう
有料には最初のキラさん除きふりがな無し。時代は変わる。
ただ高度成長期生まれのワシの世代も 認知率50%程度と思う 片岡千恵蔵的な 戦前生まれ世代は80%超えるよね
旧時代の伝統的な 情念、漢気 に馴染んだ年配の方は違和感あるカモ🦆
でもワシ的には・・音楽エンディングまでなかなか良かった。でもそもそも時代劇そんなに・・歴史は好きだけど
その上、前日に有料パンフ🈶読み込んで 笑わせどころ 全て把握して
ムロツヨシさん【あんまり好きじゃない 事前予告編も】だし
どうせ お笑い、しかしパンチのない笑いの振り切った 平均🌟🌟🌟作だろ
と決めつけて臨んだ
念のため 忠臣蔵は知識あるが 映画、歌舞伎、舞台 経験ゼロ
つまり ジジイになって 人生初の忠臣蔵
何ら期待なく いつもの席へ かなりガラ空き 観客21人 将軍席だから
予測どおり、想定された お笑いズッコケ ラグビー❓は 正直あまり面白く無かった。
ただ、邪魔にならない程度の笑い 予定調和 なんだかなぁ と思った
ただ、画面展開が良く 飽きることは無いのであった。
そして どうせあのシーンで終わりね【有料パンフ受け売り🈶】ハイハイ❗️
となるはずだった。
ムロツヨシさんも 人間の真面目さが出てて コメディとしては普通。
だが、ムロツヨシさんの その面が諸刃の剣 で俺の心に刺さった。
罪と罰【アメリカ O・ヘンリーの短編】的なカタルシス が俺の胸の琴線に触れた。
笑いに振り切って【中途半端な笑いだけど・・総合的に見れば イイ塩梅の笑いだった それがカタルシスに繋がる】
でも 元祖 何度も 映画化された【俺は観てない❗️】「忠臣蔵のツボは 寸止めで 外してない」カタルシス
チコっとだけだけど 俺の涙腺動いた。
東映太秦 の底力 セットや小道具が良いのは当然として
エピソードのつながりが上手い。
吉良上野介の弟は 実在してたが 記録はない模様【有料パンフ受け売り あくまでエンタメに徹したパンフ
お勉強の部分はほんの僅かです。】
徳川綱吉北村一輝 柳沢吉保柄本明 肝心の大石内蔵助永山瑛太【今日は 風よあらしよ伊藤野枝に続いて永山瑛太祭り!】
林遣都、川口春奈 もそれぞれキャラ立ち 前もって言っておくと 吉良側の 清水一学、寛一郎さんが 意外にキーマン。
本来は 理不尽な扱いに堪えきれなかった主君をの無念を晴らす
情念の物語のはずだけど、遊郭の場面も加え 画面を賑やかにしつつ
「寸止めで 話の根幹はギリギリキープ で 違うレーンレールでカタルシス作品だった。ぜひ映画館で
ただ 現代版忠臣蔵であって 正統派ではないです。よくわからないけど 片岡千恵蔵的な❓出てない
有名な忠臣蔵にこんな裏話があったとは!
時代劇コメディは、それ程楽しめない印象なんだけど、ムロツヨシ、川口春奈、永山瑛太、林遣都など、楽しめそうな役者だらけなので、ハードル上げずに着席。
ムロ演じる吉良家の末っ子、孝証は家を出て貧乏な坊主をやっている。ある日、事故って川に脱落して死にかけた所を、たまたま居合わせた永山瑛太演じる大石内蔵助に命を救われる。それから友情成立。
普通の忠臣蔵は赤穂浪士達がメインの展開だけど、この作品は全く違った視線で、吉良家の奴等もそれ程悪い奴らじゃ無かったのねって、楽しかった。
おっ!と思ったのがムロが1人二役で吉良上野介を演じてた事。そりゃそっくりだわ。ここまで似てたら気付く奴なんている訳ないよね。
とにかくムロの演技が楽しかった、でかい声にバタバタリアクション、笑えた。
歴史物なのでどんなオチになるかなぁってずっと予想しながら観てたんだけど、吉良の最期はそこだよなって思ってたら、あっ!アレがそこに〜!それから始まったまるでラグビー、笑えた〜。
ずっと楽しく、チョコチョコウルッ。凄く楽しめました。
茶番を強調した予告だったが
2024年劇場鑑賞31本目。
予告を見る限り吉良上野介のそっくりさんが身代わりになる、みたいな印象でしたが、兄弟とのこと。結構出自のせいで性格がネジ曲がっていて、死に一直線の運命にどう抗うか、という展開になると思ったらいきなり真面目になっちゃって茶番じゃないよ、と思っていたらあのオチはやっぱり茶番だなぁとは思いました。
ただ、悪王の影武者が善王になるという展開はこれまでの作品にもありますが観ていて気持ちの良いものではありますので、その点では良かったです。しかし小都市になってもう森崎ウィン3回目だな・・・。
にわか当主の奮闘記
楽しくて緩めてもらえる時代劇でした。
ムロツヨシさん最高でした。
林遣都さんも、間合い抜群の掛け合い良かったです。
川口春奈さんがお綺麗で、永山瑛太さんは凛々しいヘナチョコでした。
忠臣蔵を新しい切り口で描いた映画で、「吉良上野介が手傷を負って瀕死の状態になったらどうなるんだろ」思い付いた所から、原作の構想が広がったのかなと思います。
私には遊びすぎと思う所もあり、とても良いシナリオだったので、残念です。
ムロツヨシさんの2人芝居楽しませてもらいました。
お色気仲直りは男の浪漫か!?
公開したばかりなのにガラガラだったので関心を持ってもらえるようにライトなネタバレにしました
話はざっくり説明すると忠臣蔵パラレルワールドです、分岐点で別説に移行して、最後には史実にきっちり寄せてきます
【評価ポイント】
・川口春奈さんや橋本マナミさんを始めとする女性陣のセクシー風なお芝居
・ムロさんのシリアスなシーンのお芝居
【減点したポイント】
・好き嫌いが分かれるであろうムロさんの定番である空回りの1人芝居シーン
・吉良上野介の屋敷から泉岳寺に移動中に行われる某スポーツパロディー(ここまで良かっただけにがっかりしました)
というポイントで評価させていただきました
ムロ、強し!
実写版「かぐや様は告らせたい」でお馴染み、河合勇人監督。今回も安っぽい映画を見せられるんでしょ?と相当期待していなかったけど、意外や意外。めちゃくちゃよく出来ていた。エンドロールで分かったが、どうやら原作者自ら脚本を執筆しているらしい。どうりで綺麗にまとまっている訳だ。先日、原作者を尊重しない悲しいニュースがあったけど、ドラマ化映画化はこうじゃないとね。
兄弟共に演じたムロツヨシ。そのため、2人のムロツヨシが会話するシーンがあるのだが、そのあまりにシュールな状況に劇場は大爆笑。こりゃ笑わないの無理だ。時代劇×ムロは相性悪いんじゃないかと思っていたけど、そんなのは杞憂に過ぎず、良さ大爆発。笑いに全振りしたドタバタ劇でもなく、人間ドラマ、成長物語としても申し分ない出来。最低だった殿である兄の座を、貧乏人の心がわかる弟が引き継ぐ。よくあるシンプルなストーリー展開だけど、ムロパワーで最高に胸が温まる作品になっていた。笑いとドラマのバランス、完璧かよ!
瑛太とのコンビも抜群に良かった。川口春奈の役どころも、雰囲気にピッタリでGood。河合監督は役者の使い方がお見事でございます。みんな伸び伸びと演技していて、見ているこっちまで楽しい。林遣都ってあんまり役に恵まれないイメージだったけど、今回は最高にハマっていた。こういう、脇役にもちゃんと出番がある作品というのは、いくら見ても飽きませんね。
笑って心あたたまる、上質な時代劇コメディ。忠臣蔵ということもあってか、動員はかなり良さげ。大好きなジャンルなので、定期的に制作してほしいです。主題歌がスカパラというのもセンス大あり。若干の安っぽさはあるけど、大満足のいく作品でした。人類みな平等、だね。
コメディーなのに一瞬泣きそうになった(笑)
やっぱりムロツヨシさん良いですわ~!!
そして怖い怖い、柄本明さんこういう奉行とかバレたくない要の役が似合う!
あと北村一輝さん、将軍はそうですよね、やっぱ将軍は北村さんですよね~!!という安定の徳川政権。良き。「カラオケ行こ!」でも組長で貫禄あったけど、出演時間短くても組織のボスに北村さんがいると安定した作品になりますね。
*****
大石さんと吉良上野介(偽物)が知り合いだったら?!って予告編だけで面白そうだったけど、本編もちゃんと面白かったです。
ムロツヨシさん、去年の大河ドラマで秀吉の時も「おちゃらけた性格」と「厳しい(少し狂人めいた)性格」の使い分けが上手かったけど、安定して使い分けの演技が最高でした!
殿様とか王様系統の入れ替わりモノでお約束の「本物は横暴な性格だけど偽物は庶民や貧しい暮らし出身だから下々の気持ちの分かる良い治世を行える、なんなら本物よりも部下から慕われたりする」っていう展開が大好物なので(笑)、(イ・ビョンホンさん主演映画「王になった男」を思い出し。あれも良かった~)
「吉良上野介は悪かったじゃん!赤穂の武士達は筋を通してるし彼らのほうが正しいじゃん!仇討ちとかで結局無駄に家臣達の命が奪われるのはよくないよ!」って真っ当な感覚でこの事態をどうにかしようとしてる展開には、
コメディーなのに不覚にも泣きそうになりました。。!
めっちゃ家臣も大石さん達もリスペクトしてる、偽物だけど良い殿様じゃんか。。。(泣)
しかーーーし!
ムロツヨシさん主演で簡単にお涙頂戴させるだけで終わるわけがなかったーーー!!(笑)(笑)
後半の、とあるスポーツを彷彿とさせる動き、駄目だよいや〜仮にもそれはボールでなくてその。。。〜なんだこの演出は〜〜これは時代劇で合ってるのか?!と苦笑。
うーん、扱いとしてまぁその。。良くは無い。ので気になる人にはちょっと評価マイナスポイントになる気はしますが、
とりあえず「もしも吉良上野介が身代わりだったら」の世界観、エンタメとしてはなかなか面白かったです!!
これで良いのさ
江戸城刃傷から吉良邸討ち入りまで、ちゃんとちゃんと忠臣蔵でしたよ。でも吉良上野介はすでに死んでいて、身代わりになった弟を巡る物語。この上野介の弟が実に心根が優しい。正反対の嫌われ者の兄と二役演じたムロさん、アドリブを交えて変幻自在で面白かったです。お互い素性も知らずに吉原で一夜を過ごした内蔵助とのその後の友情もほろっとさせられました。永山瑛太さん、ちょっとイメージ違うかなと思ったけど、これはこれでちゃんと内蔵助に見えたから良かったと思います。侍女桔梗の川口春奈ちゃん、はかなさとかわいさ混ざって愛おしかったです。林遣都くんもコメディ向いてますね。本家忠臣蔵とは趣きはまったく違うけど、笑わされ、ほろっとさせられる新説忠臣蔵おもしろかったです
年寄り向けかと思いきやなかなか面白かった!
全く事前情報なしになんとなく三谷幸喜が作りそうなやつだなって感じで見てみました。
出演者も今をときめく華がある感じの人が川口春奈くらいしか出ておらず(しかもほぼ脇役的な位置)大ヒットとかはしなさそうなある意味地味なメンツでの年寄り向けのコメディだなとも思いましたが内容的にはとても面白かった。
どの世代が見ても楽しめるんじゃないかと。若干、いやらしいシーンと血が跳ねるシーンもありますが。
ムロツヨシ演じる兄の身代わりになることになったタカアキは最初クズキャラだなと思ってましたが実は仲間や家来思いで川口春奈に対してもピュアな一面もありなんとなく志村けんのバカ殿様的なおバカだけど憎めないキャラでそんなタカアキが起こす痛快コメディって感じですね!
死んだ兄の方がよっぽどクズだったな(川口春奈のおっぱいで手あっためてもらうとか)
あと、兄を心臓マッサージしようとして殺しちゃったのにそこはあまり追及されずw
あのシーンがコント的な面白さもあり爆笑しちゃいました!
でもコントではなくちゃんと映画として見れる感じで良かったと思います!でも最初に書いたように本当めちゃくちゃ売れてるイケメン俳優とかは出てないし世間的には大ヒットとかはしなそうかな。でも良い作品なんでぜひ多くの人に見てもらいたいです!
立場は人を作る
忠臣蔵
元禄14年3月14日(1701年4月21日)
江戸城殿中で浅野内匠頭が
吉良上野介を切りつけ
内匠頭は切腹
赤穂藩の浅野家はお家断絶
その後大石内蔵助筆頭に
赤穂浪士47人が
元禄15年12月14日(1703年1月30日)
吉良邸に討ち入り上野介の首を取り
主人の仇を討ち果たした「赤穂事件」
を人形浄瑠璃として脚色し
1748年に上演された演目
ポイントは「忠臣蔵」の意味
臣は忠義を尽くして当たり前
わざわざ忠が付く意味は?
「暗君に仕えるご苦労さんな内蔵助」
という意味なのである
武士の社会を庶民から皮肉った
タイトルとも言える
そんな今作
非常に面白かったです
ちょくちょく作られる一連の
高速参勤交代とかのネタ系時代劇映画
カリカチュアを効かせたコメディ
仕立てなのですが忠臣蔵は
最後は赤穂浪士全員死ぬ
という結末がありますから
どこか悲壮的なものの
5年前の「決算!忠臣蔵」も
そうでしたが笑わせるとこ
泣かせるとこの緩急が
付けやすい感じ
赤穂藩の事情はこれまで通りながら
吉良上野介が斬りつけられた後
その傷が原因で死んでしまったら?
というifを基に
長男上野介が家を継いだので
出家させられたが逃げ出して
放逐されていた瓜二つの次男・
孝証(たかあき)が吉良家継続のため
急遽身代わりになるというもの
そして孝証は放浪の中で
大石内蔵助に偶然出会って
親友のように意気投合しましたが
討ち入りに突き進んでいく大石と
浅野家も吉良家も疎んじ
江戸の離れに屋敷を移し
討ち入りを迎え撃てと
家老柳沢吉安に仕向けられます
職が無くなった
下級武士たちの生活の為
お家再興したい自分と
仇討ちをしたい赤穂浪士達で
板挟みになる内蔵助
上野介のパワハラに苦しめられて
きた吉良家の家臣たちに気づき
家族のように扱おうとする中で
討ち入りされて無駄な
犠牲者を出したくない孝証
それぞれの立場は
近いものであるところで
孝証が内蔵助に
正体と本心を明かしていく
展開はなかなか熱いものがあります
終盤の
死んでしまった上野介の
遺体の扱い方については
コメディととっていいのか
はたまた不謹慎かという議論は
あるかもしれませんが
まぁムロツヨシの一人二役
ですしいいんじゃないでしょうか
と解釈して撮ってると思います
最近観た北野武の「首」でも
思いっきり蹴とばしてますし
最近ほんと映画で首よく見るな(笑)
相変わらずのムロツヨシの
破天荒なアドリブも満載
パッとシリアスに切り替えたり
永山瑛太の大石内蔵助も良かった
上野介のパワハラに耐えすぎて
もはやマゾになってしまった
斉藤宮内を演じる林遣都も
こんなん笑うわという
感じで良かったです
とにかく面白かったがテレビの放送はできないかも。
誰でも知っている忠臣蔵ですが、前半はムロさんワールド全開で笑い、後半は「ホロリ」となりその後、「え・・・!」という何とも言えない気持ちになった。
ある意味、超攻めた映画なので、正直地上波は放送出来ないと思う。配信も出来るんだろうか?
映画館でしか見られない可能性があるので、今のうちに見るのをお勧めします。
脚本執筆の段階で流行っていたものを取り入れても、時代遅れになってしまうナンセンスの典型
2024.2.10 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画
原作は土橋章宏の小説『身代わり忠臣蔵(幻冬社文庫)』
お家取り潰しの危機を避けるために芝居を打つ武士と僧侶を描いた時代劇コメディ映画
監督は河合勇人
脚本は土橋章宏
物語の舞台は元禄の江戸
赤穂藩の殿・浅野内匠頭(尾上右近)は、吉良上野介(ムロツヨシ)の度重なる嫌がらせにキレて、松の廊下で斬りかかってしまう
幸い傷は浅く、吉良は生き延びてしまうのだが、背中に傷があったことから「逃げ傷」と揶揄されて、その弁明をする必要があった
幕府の柳沢吉保(柄本明)はこの事態を重く見ていて、「逃げ傷」であれば「吉良家を取り潰しにする」と考えていたのである
一方その頃、殿の乱心の影響を受けた赤穂藩は取り潰しになってしまい、行き先を失った浪人たちは敵討の機会を伺っていた
浅野内匠頭は責任を取って自害し、その判断は赤穂藩長老の大石内蔵助(永山瑛太)に託されていた
大石は犠牲を出したくないと考えていたが、浪人たちを抑え込むには限界があり、その間でどうすべきかを悩んでいたのである
という「赤穂浪士の討ち入り」が描かれる中で、その本当のところはこうだったんじゃないの?という「もしも歴史改変コメディ」が描かれていく流れになっていた
実在する吉良の弟・孝証(ムロツヨシ)を登場させ、彼が死んでしまった吉良の身代わりを演じて、柳沢への申し開きをしていく様子が描かれていく
その後も、やむを得ずに身代わりを続けていくのだが、兼ねてから想いを抱いていた桔梗(川口春奈)との距離が近づき、それが継続の動機になっていたりする
本編は、柳沢の思惑を知った孝証が、偶然親友の仲になった大石を諭すという展開になるものの、武士としての誇りを止めることができずに、やむなく芝居を打つという流れになっていた
だが、あの乱戦で犠牲者が出ないわけもなく、後半の生首ラグビーは下品な演出になっていて、このシーンで脱力してしまう人は多い
配役の段階でシリアスなものになるとは思っていないが、いくら吉良憎しといえども、死人に鞭を打って楽しませるというのは悪趣味なので、そこは控えた方が良かったのではないだろうか
いずれにせよ、忠臣蔵を知っている前提で話が進むので、全く知らないと意味がわからないと思う
知れば知るほどに「登場人物」が理解できるので面白みが増すと思うが、そこまで日本史マニアではない人の目線だと、単なる悪ふざけのように思えてくる
シリアスに作り込む必要はないと思うが、ここまではっちゃけるのも微妙で、「人が変われば国も変わる」というメッセージを前面に出して、変わりゆく吉良家と暴走する赤穂浪士という構図のまま、惜しまれて殺されるという美談にしても良かったのかなと思う
世間は吉良を自業自得だというものの、吉良家の人間と大石だけはそうではないという想いの交錯があって、さらに当の本人はやはり嫌われ者だった、というので筋が通る
それゆえに、羽目を外しすぎた後半の演出は勿体無いものに思えたというのが率直な感想である
流石だ~ムロさん、これはこれで こんな忠臣蔵があっても良いじゃない!
枝揺らす 春の戯れ メジロかな
陽射しはもう春、暖かい如月に心ウキウキ3連休!
そんな中、今日は「身代わり忠臣蔵」を観に行ったヨ。
ムロさんですよw。ムロさん~もうパワフルワンマンショウでしたね。
流石 大いに笑わせて、キュッと締めてジ~ンと心に来させる。
やり過ぎてる所もありますが、こんな時代劇があってもイイじゃない~って思いましたね。十分楽しく見れました。
(MC)
・吉良上野介(兄)、孝証(弟)二役:ムロツヨシさん
・大石内蔵助:永山瑛太さん
・斎藤宮内:林遣都さん
・桔梗:川口春奈さん
兎に角、二役してるムロさんと、大石役の瑛太さんとの深い友情的な絡み、そして斎藤役の林君とのちょっと変態的な見せ場もある絡みが絶妙で笑えました。
出だし橋からの落下場面が合成絵でチョット 大丈夫?って思われましたが 直ぐに持ち直し 独特のムロワールドに引き込まれます。
当然やり過ぎ感もあるコミカル連発なのでシリアス時代劇忠臣蔵派の方には合わないかも知れません。
忠臣蔵って言うと大石内蔵助中心で描かれるのが多いのですが、今作は吉良側の方に多めに焦点を当ててる所が特徴でしょうかね。
いつの世も弟ポジションは大変だなと思う事に頷いた次第。
実際の所、この出来事は盛って創られて語り継がれてる所もあると思います。両家の考えや思いを対等に描くことが大事かなと今作見て感じました。
ただ、頂けない場面は人の頭部をもってラグビ-しちゃダメよ・・・笑えたけどw
あそこはチョット急に流れが現代風演出に変わったんで残念に感じたかな。
花魁たちとの遊びにバカ笑い、そして
”これが俺のやり方だ!” で 潔く身を捧げる辺りが
カッコイイ~
もう一つの忠臣蔵を観に
是非 劇場へどうぞ!
原則、吉良は忠臣蔵では悪者。それが身代りになるから想像が膨らむ。バレるのか?身代りは最後どうなる?思わぬ展開に楽しめた。
「ああなるのかな?、こうなるのかな?」と色々予想しながら見たら、予想と違って思わぬ展開になったりして楽しめた。
1番驚いたのは、吉良と内蔵助が結託したところ。あっ、そう来たかと思った。僕は最後の場面で内蔵助にバレると予想していた。
僕は、桔梗がニセ吉良を見抜くとは思ってたが、その事を途中で吉良(ニセ)に言うとは思ってなかった。気付いてる事を最後までニセ吉良に言わないと思った。
逆に言うと、ニセ吉良は桔梗を最後まで騙し通せたと思い込んだまま終わると思っていた。 そして最後に桔梗が、「最初っからとっくに気付いてたのよ」なんて言って終わるのかな、なんて予想してた。
ニセ吉良は助かると思ったが、討ち取った首は誰のを使うんだろうと思っていた。ああ、そう来たか。この時代、冷凍庫は無くても塩漬け保存があったか。お見事。
永山瑛太さんの内蔵助も良かった。
特に、「自分は仇討ちなんて、してもしなくてもイイ。だけど下級武士が路頭に迷うよりはイイか、自分は家老だから彼らのために先頭に立つかな」みたいな感じが良かった。
のんびりとポップコーン食べながら観るのに相性の良い作品でした。 新...
のんびりとポップコーン食べながら観るのに相性の良い作品でした。
新解釈、三國志の時のムロさんを匂わす予告編で絶対面白いだろうなーと上映楽しみにしてました。
期待は裏切らず、素直に笑って、涙がほろっとしちゃいそうなシーンもあったり。
退屈も無く最後まで楽しめました。
個人的に大好きな柄本明さん、この人が登場するだけで作品が引き締まる感じ。かっこよすぎよー。ていうか柄本さん年間に何作出演してるんだろ、引っ張りだこですよね毎年毎年…。
それとほっしゃん久々に拝見!意外でびっくり、演技も上手かった!
エンドロールでスカパラのめっちゃカッコいい曲流れるから最後まで座ってましょう!
期待度○鑑賞後の満足度◎ 『首』裏バージョンと言えるかも。もっとふざけるかと思っていたが、泣き笑いのエンタメ時代劇として大変バランス良く出来ている。
①これ迄の「忠臣蔵」では殆ど描かれたことがない吉良家の家臣団とその家族に光が当てられたことに一番感心した。
②クライマックスの「あの」シーンや、男なら一度はやってみたいと思う“あれ~ッのシーンはちょっとハシャギ過ぎのきらいはあったけれど。
③基本コメディではあるが、端々に江戸幕藩体制・武家(階級)社会の抱える問題(現代の視点から見ると問題ではあるけれども、当時の武家社会では皆あれが当たり前だと考えていたわけだけれど)を冷静に見ている視線が感じられるシーンがさりげない挿入されているので、ただのおふざけ映画に堕していない。
④ムロツヨシは、最初はいつものワンパターン演技かと思ったが、予想外に抑制のきいた演技で映画のトーンを引っ張っており少し見直した。
⑤“赤穂浪士吉良邸討入り事件”所謂「忠臣蔵」は当時の様々な事情が重なり絡まって起こった事件だけれども、それを題材にしたエンタメ映画としてはこれはこれで良いと思う。
本作で「忠臣蔵」に興味を持った人はもっと掘り下げて勉強していけば良いし。
⑥史実では吉良上野介はそんなに悪い人ではなかったらしいし、私、個人的には「“殿中であんなことをすればどうなるか”分かろう筈なのに、自分をコントロール出来なかった浅野内匠頭が直接的には一番良くなかった」と思っています。
“上”が無能だと“下”が苦労したり割りを食うのは現代のサラーマン社会でも同じ。
封建的な武家社会では固定した階級制度のお陰でバカ殿でも殿は殿という問題点があったが、現代では無能でも要領が良ければ人の上に立てるというのが問題点だ。
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