人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした

劇場公開日:

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした

解説

元「SDN48」のメンバーで作家として活躍する大木亜希子が自身の体験に基づいて執筆した小説を、元「乃木坂46」の深川麻衣主演で映画化。

元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら日々の仕事に励んでいた。しかし、ある日の通勤途中、駅で突然動けなくなってしまう。メンタルを病み会社を辞めることになった安希子は、仕事もなく、男もなく、手残り残高は10万円という厳しい現実に直面する。そんな時、友人から、都内の一軒家でひとり暮らしをする56歳のサラリーマンとの同居生活を提案される。予想外の提案に戸惑いながらも安希子は、ササポンと呼ばれるその中年おじさんとの奇妙な同居生活を始めるが……

2016年まで「乃木坂46」のメンバーとして活動し、実際に元アイドルの経歴をもつ深川麻衣が、主人公の安希子役を務めた。ひょんなことから安希子と同居生活を送ることになる56歳サラリーマンのササポン役を俳優の井浦新が務めた。監督は「月極オトコトモダチ」「シノノメ色の週末」などで注目される新鋭・穐山茉由。

2023年製作/114分/G/日本
配給:日活、KDDI
劇場公開日:2023年11月3日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
原作
大木亜希子
脚本
坪田文
製作
竹澤浩
繁田光平
企画
宇田川寧
プロデューサー
金山
田口雄介
音楽プロデューサー
杉田寿宏
ラインプロデューサー
高橋輝光
アシスタントプロデューサー
天野朋美
撮影
猪本雅三
照明
山本浩資
録音
原川慎平
美術
中川理仁
装飾
吉村昌悟
スタイリスト
阿部公美
ヘアメイク
藤原玲子
音響効果
大塚智子
VFXディレクター
佐藤一輝
編集
野本稔
音楽
Babi
主題歌
ねぐせ。
監督補
塩崎遵
制作担当
田口大地
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(C)2023映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会

映画レビュー

4.0深川麻衣と井浦新、キャスティングの秀逸さ

2023年11月3日
Androidアプリから投稿

笑える

楽しい

乃木坂46を卒業して女優業を本格化させた西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥らと、現役メンバーで女優も兼ねる久保史緒里、山下美月、与田祐希らがアイドル然としたルックスを保ちつつ映画やドラマに出演する傾向が強かったのに比べ、同グループ卒業生の深川麻衣は華やかではないごく普通の女性として出演作に溶け込んできた気がする。今回の役、元アイドルだが社会人としてもろもろうまくいかず“詰んだ”と絶望する安希子の冴えなさっぷりを、深川が説得力十分に体現。原作者のSDN48元メンバー・大木亜希子の写真をインタビュー記事で見たが、大木以上に深川のほうが“詰んだ感”に合っていて、見事なキャスティングだと思う。

安希子が同居することになる一軒家のオーナー、ササポン役の井浦新も、中年ながら老境の悟りに達したかのような仙人っぽささえ漂わせる、癒し効果の高いキャラクターを的確に演じている。男性の色気を強烈に発する役や、危険な雰囲気をまとう役も得意としてきた俳優だが、本作のササポンは本当に安心感満点で、つつましくも含蓄のある示唆的な言葉も相まって、同居生活を通じて安希子が真っ当な心を取り戻していったんだなあと大いに納得できる。

他の共演者の中では、安希子の友人役の柳ゆり菜の愛らしさが特によかった。「純平、考え直せ」(2018)の頃はヒロイン役なども多かったが、最近は大きな役に恵まれていないのだろうか。今後のさらなる活躍を期待したい。

コメントする 1件)
共感した! 10件)
高森 郁哉

3.0元アイドルの語り中心で特に何も起きない

2024年4月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

監督は『蒲田前奏曲「呑川ラプソディ」』の穐山茉由
脚本は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『私はいったい、何と闘っているのか』『金の国 水の国』の坪田文

元SDN48の大木亜希子原作
彼女は知らないがSDN48というアイドルグループの存在は知っている
09年から12年
ただそんなに活動期間が短かったとは
AKB48のお姉さん的存在
一期生として芹那や野呂佳代が所属していた
大木亜希子は二期生
恋愛自由という触れ込みなどが影響しアイドルオタクには人気が出なかったのだろう
秋元康に振り回された形だ

SDN48解散後アイドルからライターに転向した大木亜希子の体験談を元にしているらしい

ちなみに主演は元乃木坂46一期生
乃木坂46の存在はよく知っているが彼女の存在は『おもいで写眞』で知った
『空母いぶき』にも出演していたようだが印象がない
一期生ということもあり意外と年齢がいっている
20代かと思ったが30代だった
年齢のわりに可愛い
彼女がこの役を演じるのは必然かもしれない

原作者も監督も脚本家も主演俳優も全て女性

他者によってアラサー女性が再生する話

粗筋
貯金がつきライターの仕事もうまくいかなかった安希子は行き詰まっていた
友人ヒカリの勧めでヒカリの知人ササポンという56歳の独身男性とルームシェアで同居することになった

ありえない設定と思う人も多いかもしれないがそれはあくまで個人個人の狭い尺度の範囲内で判断してるからであって「ありえない!」と思うことが世の中では罷り通っているのが現実あるある
自分と共感できない人は排除する方針のネット民だとそういう傾向に陥るのだ
AVや風俗の仕事よりはマシだと思えって感じ?

たとえ雑談でも知らない人とコミュニケーションを深めることによって人間は成長し仕事にも好影響が出てくる
クロマニヨン人だって厳しい自然環境をお互いがコミュニケーションを深めることによって生き残り今我々が存在している

特に何も起きない
エロい展開にはならない
某サイトのえぐすぎるエロ漫画広告のような展開を求めてもそれを求める方がバカだ

全体的にぐだぐだ感を感じるがそれは主人公が置かれている社会的状況がそうだからだろう

井浦新に「いやらしさ」が全く感じられない
それが功を奏している
男としては複雑な思いで不本意かもしれないが
彼が演じるササポンは安希子曰く使い古したバスタオルのようで落ち着くらしい
ササポン曰く安希子は遠い親戚のお嬢さんを預かった感じ

作品としてはまあまあかな
そもそも内容からしてどう転んでも良くてまあまあだよ
安易に助平に走らなかったのは良い

配役
元アイドルで貧乏フリーライターの青木安希子に深川麻衣
ルームシェアで安希子を住まわせるサラリーマンのササポンに井浦新
安希子の友人で起業家の児玉ヒカリに松浦りょう
安希子の友人で俳優業を諦め結婚することになった景子に柳ゆり菜
景子の婚約者の隆に島丈明
カメラマンの高宮浩介に猪塚健太
ヒカリの知り合いの鳥羽宏文に三宅亮輔
安希子と景子の仕事仲間で配送センター内勤の明美に森高愛
雑誌「ブランシェ」編集長の木山由美に河井青葉
心療内科の医師の大熊に柳憂怜
ホテルマンに武藤卓
バーのマスターに久保雄司
高級レストランのウェイトレスに比良田朱里
ヒカリの部下に宮下咲
病院の患者に内藤トモヤ
患者の子供に横尾朝陽

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野川新栄

3.0井浦新は役が可愛いし、まいまいは人間が可愛い

2024年3月23日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞70本目 良作 62点

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サスペンス西島

5.0人生に詰んだ元アイドル

2023年11月30日
スマートフォンから投稿

原作読まずに鑑賞して、その後に原作読んでまた鑑賞しました。原作読んだ後に感じたのは、浩介さんの描写が映画では中々苦労したのでは?と思いました。原作読んだ後の鑑賞では、最後のシーン観て、主題歌がエンディング流れたときにジーンと来ました。頑張れ、いや頑張り過ぎるな安希子、とエールを送りながら。

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あくび
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