木梨憲武、奈緒とともに24年ぶり連ドラ主演! 「春になったら」24年1月放送 3カ月後に結婚する娘と、3カ月後に世を去る父を描く

2023年11月23日 05:00


親子役で初共演!
親子役で初共演!

奈緒木梨憲武が、2024年1月15日にスタートするカンテレ・フジテレビ系の月10ドラマ「春になったら」で主演を務めることがわかった。木梨が連続ドラマに主演するのは、1999年7月期放送の「小市民ケーン」(フジテレビ系)以来、24年ぶりとなる。

本作は、“3カ月後に結婚する娘”と“3カ月後にこの世を去る父”が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いたハートフル・ホームドラマ。奈緒は娘・椎名瞳役、木梨は父・椎名雅彦役を演じる。

HERO」(フジテレビ系)、NHK連続テレビ小説「まんぷく」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのヒット作を世に送り出した福田靖が脚本を手掛けるオリジナル作品となり、演出には松本佳奈(連続ドラマW「フェンス」、「パンとスープとネコ日和」)、穐山茉由(「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」)が参加。笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。

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早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨)の父娘。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。それは、“瞳が3カ月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3カ月と宣告されたこと”。雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。

互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す親子は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、3カ月という残された時間を悔いなく過ごそうとする。やがて瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密が明らかになっていく。

奈緒扮する瞳は、幼い頃に母親を亡くし、雅彦と2人で支え合って暮らしてきたしっかり者。助産師として日々新しい命の誕生やさまざまな家族の喜びに触れながら、誰よりも身近な存在である父親の死、さらには結婚という自分の幸せと向き合っていく。

一方、木梨演じる雅彦は、頑固で破天荒な自由人だが、瞳と亡き妻を心から愛している人物。敏腕実演販売士として働いていたが、ある日、余命宣告を受けてしまう。死んだら何も言えなくなるからこそ、愛する瞳に遠慮なく本音をぶつけていきながら、命が尽きると言われた残り3カ月を駆け抜ける。

奈緒は初共演する木梨について、「昔からテレビでは拝見していたのですが、今回初めてお会いして、こんな大人になれたらいいなと思いました。そんな方と一緒に主演をさせていただけることがすごく光栄です」と語り、「“お父さんになってくれるとしたらどんな人がいいですか?”と聞かれたら、“木梨さん”と答えてしまうほど、自分のお父さんだったらすごく幸せだろうな」とコメント。

奈緒とともに24年ぶりにドラマ主演を飾る木梨は、「実はお返事の締め切り日の本当にギリギリまで、やらせていただくかどうか悩んでいました」と振り返り、「妻の(安田)成美さんやヒロミに『こんな光栄なことはないからやってみなよ』」と後押しをされて引き受けたことを明かす。そして、「連ドラは久しぶりすぎて、最近台本に触れることもなかったので、開くのすら怖い怖い怖い!って感じで(笑)。成美さんに『台本をずっと見ていなさい』と言われ、今までとは全く違う生活がスタートしています」と語った。

「春になったら」は、24年1月15日より毎週月曜午後10時からカンテレ・フジテレビ系で放送。キャストと製作陣のコメントは以下の通り。


奈緒

――オファーを受けたときの感想は?

すごく嬉しかったです。このドラマのような家族のかたちはこれまで演じたことがないですし、私自身、父と2人で暮らした経験もないので、そんな家族の中に参加させていただけるのがまず嬉しいです。

また、“家族の話”は世界中の人に共通するテーマですし、仕事が忙しくなって大人になればなるほど、家族と向き合う時間が減っていくなと思うので、理想・現実・葛藤などかたちは違えど、たくさん演じていけたらいいなと思っていた中でいただいたオファーだったので、喜びもひとしおでした。

“3カ月後に結婚する娘”と“3カ月後にこの世を去る父”というこのドラマの設定は、最初すごく対照的だなと思ったのですが、同時に、1つの線の上で繋がっていることのようにも感じて。

父が愛する人と出会って、娘がこの世に誕生して、そんな父は3カ月後に亡くなってしまうかもしれないけど、それでも娘はそこから生きていかなければいけなくて…という、家族という線上でバトンリレーを繰り返していくのが人生なのかなと思いました。

家族のはじまりと終わりを並べて考える機会はあまりないですが、だからこそ、このドラマの3カ月がとても大切にしたい、かけがえのない時間なんだっていうことを、親子で同じ気持ちを持っていられるので。生きることに関して考える機会を与えてくれる貴重なドラマだなと思います。

――台本を読んでみて感じたことは?

オリジナルの物語だからこそ、木梨さんとどんな風に作っていけるのかワクワクしています。脚本の福田靖さんが紡ぐ物語は、父役を木梨さんが演じるからこそ、娘が言うひとことが面白くうつるような遊び心のある面白いセリフがたくさんつまっていて、セリフを受けることも自分が言うこともとても楽しみです。

親子は仲が良くて、喧嘩をするシーンですら、台本を読んでいるだけであったかい気持ちになれる瞬間がたくさんあって、日常の愛おしさをすごく感じるので、それが現場で立体的に立ち上がっていったらいいなと思います。

ドラマだからこそ描ける3カ月という時間の中で、ゴールにどうやってたどり着くのか、その過程を大切に大切に育てていきながら、皆さんに届けられるよう頑張ります。大切な人のことを思い浮かべてもらえたり、忘れかけていた大切なことを思い出したり、そんな手助けができるようなドラマにしたいです。

――演じた娘・瞳の魅力は?

無償の愛とは何かを知っている人だと思います。普通は、自分が愛した分だけ愛されるか分からないことに怖くなることがあると思うのですが、瞳はそんな見返りをまったく求めない、一心に愛を注げる人で、そこがとても好きです。それは両親からたくさんの愛を受けて育ってきたからであって、婚約者をはじめ周囲へも愛を与えることができるんだと思います。

性格は、一度決めたら曲げない頑固さがあって、父と真正面から言い合ったりと、人とのコミュニケーションがすごくまっすぐなので、かっこいいです。それで失敗することがあってもめげないのは愛を知っているからですし、その失敗さえも愛おしいぐらい本当に一生懸命に生きている人だなと。お父さんからそういう良いところをたくさん受け継いでいて、娘の魅力がそのまま父に繋がっているような親子関係なので、2人の関係性が素敵だと思います。

瞳という役を通して、お芝居の中で父や友人・愛する人とちゃんとぶつかり、私自身も優しくなれるような、まっすぐ生きていけるようなヒントを掴んでいけたらいいなと思います。

――父役を演じる木梨さんの印象は?

昔からテレビでは拝見していたのですが、今回初めてお会いして、こんな大人になれたらいいなと思いました。そんな方と一緒に主演をさせていただけることがすごく光栄です。“お父さんになってくれるとしたらどんな人がいいですか?”と聞かれたら、“木梨さん”と答えてしまうほど、自分のお父さんだったらすごく幸せだろうなと思います。

先日、木梨さんのアトリエに行かせていただいて、自分の中にあるものを自由に表現されている方なのだと改めて感じて、尊敬の気持ちが大きくなりました。自分自身が何を面白い・楽しい・かっこいいと思うのか、自分の心が躍るものは何かをすごく大切にして、向き合っていらっしゃるので、私も自分の心の声と向き合わなければいけないなと感じました。

撮影期間中、大先輩の木梨さんから色々学ぶべく、ひと時も見逃さないぞという強い思いです。ご一緒していると心強いし、ずっと笑わせてくれるので、3カ月間スタッフさんも含めてみんなで笑いあえる時間を作っていける気がして楽しみなのですが、笑い過ぎていつか気絶しちゃったりしないだろうか…と(笑)もっと体力をつけてから撮影に臨みます!

――このドラマの見どころは?

親子の話であり家族の話であり、身近な人との関係を大切にしていくことがいかに幸せなのか、何気ない日常や一瞬一瞬の時間がいかに尊いのか感じていただけるような物語だと思います。

どんな人間関係においても、いつか大切な人との別れがくると心では分かりながらも、大切な人がいなくなることをずっとは考えていられないし、思い続けることも辛かったりするので、せわしない毎日で忘れてしまうことも多いと思います。

“忙しい”は漢字で“心を亡くす”と書きますが、どこかでふと思い出して“この時間が大切だな”と思える時が人生の中で何度も訪れることこそ、生きてて良かったと思えることなのかなと考えていて。そんなことに皆さんが気づけるようなお手伝いができたら嬉しいです。

また、木梨さんとのやりとりの中で、台本から大きく面白くはみ出ることもあると思いますので、そこも楽しみにしていただきながら、最終回まで見ていただきたいです!


木梨憲武

――オファーを受けたときの感想は?

え?それ、俺で大丈夫?と(笑)

実はお返事の締め切り日の本当にギリギリまで、やらせていただくかどうか悩んでいました。妻の(安田)成美さんやヒロミに「こんな光栄なことはないからやってみなよ」と強く後押しをされて、その飲みの場で「やらせていただきます」と電話でお返事をしました。

連ドラは久しぶりすぎて、最近台本に触れることもなかったので、開くのすら怖い怖い怖い!って感じで(笑)

成美さんに「台本をずっと見ていなさい」と言われ、今までとは全く違う生活がスタートしています。自転車屋とか音楽とかアートとかラジオとか色々やっている中で、久しぶりに連ドラの感じを楽しみたいなと思っています。

――台本を読んでみて感じたことは?

演じる雅彦という役は、娘の瞳に対して、とにかく心配、とにかく幸せになってほしい、の一心で、すごく娘思いだなと思いました。俺と同じ年齢の方達には共感してもらえることもありそうです。視聴者の皆さんにも、そんな風に感じてもらえるよう演じられたらと思います。

そして、脚本の福田靖さんが描く素敵なオリジナルドラマなので、父娘のやりとりや雰囲気とかもスタッフの皆さんと考え、探りながら作っていきたいです。今回、監督、プロデューサーをはじめ女性スタッフが多いので、甘いもんの差し入れと、撮影スタジオが祖師ヶ谷大蔵の近くで地元なので、終わってからの宴会など色々オプションつけていかなきゃ。

――演じた父・雅彦の魅力は?

素敵なお父さん像ってたくさんあると思いますが、頑固で、自由人で、めちゃくちゃなところもあるけど結局娘が1番大事で…仲良しの娘と心配し合って喧嘩もしあう雅彦って、すごく良いなと思います。頑固な親父なので、それを演じられるかどうか。まあ頑固じじいでいきますよ。とにかく声を張りまくればいいんでしょうか(笑)

監督には張りすぎって言われたので、ちょっと考えて、どういうキャラクターになっていくか探していきたいなと。撮影が始まるまであと少し、楽しみであり怖くもあり、めちゃくちゃドキドキもしています。

――娘役を演じる奈緒さんの印象は?

まだ2回しかお会いしていないですが、なんかもう旅番組一緒に行ってきたくらいの関係な気がします(笑)

お会いする前からもちろんテレビでは拝見していて、周りの友達も、あの子本当にすごい!どんな役でもできる!とみんな口々に褒めていてかなり盛り上がっていて、今回父親役としてご一緒できるのが本当に楽しみです。

たぶん台本を持たなくても、現場行ったらスーって全部入ってる人だと思うんですよね…。直接話してみると、すごく男前なところもあるなと感じたので、自分はフリースタイルでやらせてもらって、お世話になろうかなと思います!(笑)

――このドラマの見どころは?

俺自身、台本を読んでいると続きが気になってしまうので、視聴者の皆さんにとっても、物語の続きが知りたくなるようなドラマになるんじゃないかなと思っています。

奈緒ちゃんとのかけあい・コミュニケーションを大切にしながら、「うちの家族もこんな感じ!」「うちの場合はこうかも!」と、身近な人とたくさん話しながら見てもらえたらうれしいですね。見ていただいて、感動していただいて、泣いて笑っていただいて。

久しぶりの連ドラ…まずは3カ月間の撮影にどっぷり浸ろうと思います。周りのいつもの仲間たちとは、一切連絡を絶ちまして。「お酒?飲むわけないだろ!タバコ?やめてるよ!」と言ってます(笑)ウソかも!(笑)

1月15日の初回放送を楽しみにしていてください!


【脚本:福田靖

プロデューサーからいくつかの企画案を出していただいた中で「娘が3カ月後に結婚。ところが父は余命3カ月とわかる」という企画が1番難しそうで、1番面白そうだと思いました。それぞれが、その日までにやりたいことリストを作っているという設定も。

僕自身、娘がいる父親です。考えれば考えるほど自分事のように思えてきます。それはプロデューサーや監督たちスタッフの皆さん、キャストの皆さんもそうだし、きっとドラマをご覧になる皆さんも同じだと思います。

『春になったら』が皆さんの共感を得られるドラマになってくれれば、こんな嬉しいことはありません。しかも娘役が奈緒さん、父親役が木梨憲武さん。魅力的なお二人がドラマの中でどんなやり取りをしてくださるのか、今からワクワクしています!


【プロデューサー:岡光寛子

「家族で一緒に桜を見られたら…」。祖母の余命が3カ月だと宣告をされた時に医師からかけられた言葉が、この作品のきっかけでした。誰もが迎える人生の最期。もしそれまでに残された時間がわかるとしたら、どう過ごすことが本人や家族にとって幸せなのか。

答えはありませんが、そんな思いから、連帯した「家族」を題材としながら、立場が異なる「個」の幸せを追求することをテーマにしたホームドラマを今回立ち上げました。脚本の福田靖さんと、父親の立場、娘の立場で会話を重ねながら、2024年1月からの“3カ月しかない物語”を、大切に丁寧に紡いでいきます。

主演の奈緒さんとは白石プロデューサーとともに「姉ちゃんの恋人」でご一緒して以来です。人間性も芝居力も全てにおいて信頼している彼女と再び共に歩めること、大変光栄に思います。そして、ダメ元でオファーしまさか受けていただけるとは思っていなかった木梨憲武さん。いつも誰に対しても自然体で、自由で大胆でチャーミング、そしてモノ作りへの探究心と遊び心が満載。奈緒さんとの組み合わせで、何かミラクルが起こるのではないかと期待に胸が膨らんでいます。

先日お二方がそろわれた時に、もうすでに本当の親子のようなシルエットで、きっと日本中から愛される父娘になるに違いない!と確信しました。ぜひあたたかく見守っていただけると幸いです。

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