ネクスト・ゴール・ウィンズのレビュー・感想・評価
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5つの感情的段階
これは外さないだろう、予告からそう感じて鑑賞
米領サモアのサッカー代表は万年最下位の負け犬チーム。そんな負け癖集団を生まれ変わらせるべく任命された新監督(演じるのはマイケル・ファスペンダーさん)がキレまくり。キレまくるけど終始ユーモアが溢れているので「セッション」みたいにハラハラする事なく笑い混じり観れる心地よい作品だと思いました
代表チームの飛躍的な成長もさる事ながら監督自身も人として成長する構成は、実話をエンターテイメントとして描くお手本の様な出来映え
物語の前半で人は受け入れ難い状況に直面すると5つの感情的段階を経験するといった説明があり、その時はサモアへの派遣を命じられた監督に対してのケアでしたが、物語全体を通して監督や選手たちが潜在意識を受け入れて、大切なものを見つけるといった過程が見れました。伏線でしたね
ファスペンダーさんはクールな役が多いですが、本作や「フランク」の様に人間くさい役もピカイチ💯
ありがとうございました
落書きは浮気の始まり
よくあるプロットやけど、それはそれでしっかり感動させてくれますね。ちょくちょく入れ込まれている映画の小ネタに思わずクスッとしてしまった(๑˃̵ᴗ˂̵)劇場にも暖かい笑いに満ちていてこういった作品のありやね!
道に迷い孤独な人へ
ハートウォーミングな実在の物語。
監督も、キーパーの選手も、孤独な負け犬ではない。
傷の舐め合いではなく、シンプルにサッカーを好きで楽しむ心を持ち続けたことが良かったのかもしれない。
帰る場所=ホームは、地図の上や建物ではなく、自分の心に。
厳しい監督と練習についていった選手達もすごい。
楽しめ。結果は後からついてくる。
対戦相手のトンガチームは、きっと勝てる試合、勝たなきゃ、勝つべき、と考えてしまったのかもしれない。
スポーツは面白い。
試合後の自然豊かでのんびりした雰囲気に癒された。
久しぶりにハイキングに行きたくなった。
コミカルに描かれる歴史的敗戦から歴史的偉業に至る過程、その中に紛れる意外な毒が特徴的
2024.2.24 字幕 MOVIX京都
2023年のアメリカ&イギリス映画(104分、G)
原案は2014年のドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦(マイク・ベレット&スティーヴ・ジャミソン)』
歴史的大敗を喫した代表チームを任された問題監督を描く実話ベースのスポーツコメディ映画
監督はタイカ・ワイティティ
脚本はタイカ・ワイティティ&イアン・モリス
原題は『Next Goal Wins』で、「次に勝ち取りたいのはゴール」という意味
物語は、2001年のW杯予選にて、オーストラリア相手に0対31という屈辱的な敗戦をするシーンが想起されて始まる
それから10年後の2011年、米領サモアのサッカー協会は、監督の交代を決め、全米サッカー協会にオファーをかけた
その頃、アメリカU-20の代表監督を務めていたトーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)は、W杯出場を逃したために解雇されていて、次の仕事として米領サモアの監督を言い渡されていた
トーマスは行く宛がなく渋々オファーを受け、僻地の世界最弱チームの底上げを行うことになったのである
映画は、史実ベースのスポーツコメディになっていて、一部の選手だけが実名で登場している
全米協会の会長アレックス(ウィル・アーネット)、トーマスの別居中の妻ゲイル(エリザベス・モス)なども実名登場し、選手としてはジャイヤ・サルエラ(カイマナ)、ダルー・タウムア(ビューラ・コアレ)、ニッキー・サラプ(ウリ・ラトゥケフ)などの主要選手が当てはまる
後半に描かれるのはW杯の予選で、4チーム総当たり戦の第1戦目となっていて、米領サモアは初勝利を手にするものの、トーナメントを勝ち上がれずに予選で敗退をしている
今回は、弱小チームが1点を取ることを目標にしていく様子を描き、その延長線上で公式戦初勝利をする瞬間を描いていく
だが、物語のメインテーマはトーマスの再生であり、事故死した娘ニコール(ケイトリン・ディーヴァー)の心の傷であるとか、妻との別れがサラッと描かれていたりする
物語は、トーマスが米領サモアの雰囲気とかスピリットにふれていく中で理解し、勝つためのサッカーではなく、楽しむサッカーを選択する様子が描かれていく
彼らのサッカー観はトーマスと相容れないものだが、かと言って、精神的に前向きになれないとうまくはいかない
郷に入れば郷に従えというように、米領サモアでの生活が彼の価値観を変えていく様子が描かれているのが印象的だった
コミカルなシーンが多いのだが、事実ベースかどうか不明の「復帰オファーをかけた選手が事故に遭う」というシーンは悪趣味に思える
冒頭と締めで登場する司祭(タイカ・ワイティティ)がストーリーテラーを務めるのだが、明らかに滑っている感じになっているのも微妙だと感じた
いずれにせよ、ガチの経過を知りたい人はドキュメンタリーを観た方が良いし、タイカ節のコミカルな映画を観たいなら本作の方が良いと思う
フィジカルがあってもメンタルが育たないとダメだし、メンタルを支えるフィーリングも大事だと言える
あなたの心はいつもどこかにある、とタビタ(オスカー・ナイトリー)が言うように、トーマスの心はずっと「留守電に入っていた娘のメッセージ」に支配されていた
このメッセージがひとつずつ再生されていくごとに、トーマスとチームの心の距離が離れていくのが印象的で、彼自身が前に向くためにどうしたら良いかを描いていく
ラストはゲイルとの別れを決意し、サッカーから身を引くことになるのだが、心の区切りがつくまで離れるのも悪くないのではないか、と思った
主人公の衝撃の過去には唐突感が否めない
舞台となるサモアの土地柄にマッチしたユーモラスな語り口は楽しめるし、劇中で何度も引き合いに出される「ベスト・キッド」のように、予定調和そのものの展開も心地よい。
クライマックスのゲームにしても、途中から、選手の回想として語られることによって、ドラマチックさが増すように工夫されているのもよい。
個性的でクセ者だらけのチームのメンバーだが、特に印象的なのは、「第三の性」の持ち主であるキャプテンだろう。
彼女(彼?)と主人公の監督が、ビデオを見ながら戦術を考えたり、以前の代表メンバーをリクルートしたりするところは、チームが強くなっていくことに説得力を与えているし、監督が彼女のことを間違えて呼んだ名前が、後に、監督の亡くなった娘の名前であることが明らかになるくだりでは、彼らの関係性の深さが実感できて、思わず胸が熱くなった。
ただ、監督が、自分の辛い過去を打ち明けるそのシーンは、衝撃的ではあるものの、前後のシーンとの脈略があまりなく、唐突な感じがしないでもない。
よく考えれば、監督が、試合中に物に当たったり、職を投げ出そうとするほどイラついていたのは、自分の不幸な身の上を試合展開に重ねていたからなのかもしれないし、選手達に「勝つことに囚われずに試合を楽しめ」とアドバイスできたのは、恵まれない境遇を嘆いてばかりいた自分の姿に気がついたからなのかもしれない。
ただし、そうしたことは、明確な説明がある訳ではないので、脳内で補完するしかない。
物語の鍵となるエピソードだっただけに、そんなところにモヤモヤしてしまったのは、少し残念だった。
これぞ映画エンターテインメント!タイカ・ワイティティ監督の真骨頂!!
ジョジョ・ラビットを鑑賞して以来、タイカ・ワイティティ監督には注目していましたが、
ようやく監督作品が封切られ、めちゃめちゃ期待して鑑賞しました。
題材は事実をベースにした世界最弱のサモアのサッカーチームが
トーマス・ロンゲン監督を迎え、1ゴールを目指して描かれるヒューマンドラマです。
なんとなくストーリーやオチは想像ができますし、それが期待でもあるのですが、
予想通りでも、それを上回るくらいに心を揺さぶられますし、猛烈に感動できて、
近年、これほどモチベーションが上がった映画は観ていないです。
サモアの人たちの大らかな人柄やお国柄が
私たちにとっては、ちょっと笑えてしまうくらいに癒されるキャラクターなのですが、
物語としては、社会問題やシリアスな内容を織り交ぜながら、
単に笑える映画に終始せず、きちんと魅せる、心を揺さぶる、心にぶっ刺さる内容になっており、
そのバランスがタイカ・ワイティティ監督の真骨頂なのだろうと思いました。
主人公トーマスを通じて、サモアの人々から大切な何かをいろいろと教えてもらった気がします。
ラストは涙するほど素晴らしかったです。
映画って本当に良いなと思いましたし、幸せな気持ちになることができました。
今後もタイカ・ワイティティ監督作には注目していきます。
監督も必ずと言っていいほど出演していますし、ゆかいな神父さんでこれまた微笑ましかったです。
本作は結構地味目な扱いになっているように思いますが、
多くの方に観ていただいて是非とも心を震わせてほしいなと思います。
ありがちなパターンにギリギリならない実話ベース ゆったりとした国民性、LGBTQの許容も実話 重すぎない語り口、作り込みすぎず軽妙な感動
2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか!?(公式HPより)
実話ベースということと、「アメリカ領サモア」(って馴染みがないですが)の、ゆったりとした国民性、重すぎない語り口が魅力の1本。
ありがちな「弱小チームが新監督を招き奮起して大逆転」というこれまで何百本もあるような超パターン映画にギリギリならない実話ベースで感動できます。
LGBTQの許容も実話。
とっても感動した『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督・脚本・製作で、本人の出演も微笑ましい。
コーチの感動スピーチ後、そのまま試合を描かずに、一人の選手の話や、読み聞かせ?などを交えて描いていたのも、なかなか珍しい描き方だった。
上映時間も104分と長すぎないのもイイのですが、内容が良かっただけに、もう少し、あと10分くらいこの世界に浸っていたかった!
そこだけが少し物足りなかったのですが、足りないくらいがちょうどいいのかも?
追い込まれたサッカー監督が晩年最下位のアメリカ領土サモアの弱小チー...
追い込まれたサッカー監督が晩年最下位のアメリカ領土サモアの弱小チームを立て直す。
勝つことにこだわりすぎるのではなく、楽しくプレーする、サモアの人柄が主人公の考え方を変えていき、チームは奇跡を起こす。
痛快感もあって笑えて感動できた。
ただ、監督のジョジョラビットと比べると笑えなかったのと感動も少なかったかなぁ。
ゆるーく笑って楽しんで
「ありえないほどのポンコツチームに、外部から落ちぶれコーチが招へいされ、最初グダグダだけどなんだかんだ勝利に向かって一致団結」
似たような映画、指の数ほど思い浮かぶけど、これもそういう映画。よくあるよね。
そういう映画はだいたいそれなりに楽しめるけど、これもクスクス笑いながら楽しめる仕上がりになっておりまーす。
ところで私、タイカ・ワイティティの「マイティ・ソー/バトルロイヤル」が大好きなんだけど、もうあんな爆笑できて勢いのある映画作れないのかな。残念だな。
【アメリカのサッカーコーチが世界最弱だった米領サモアのコーチに就任した訳。今作は哀しき過去を持つコーチと多様性溢れる負け犬根性が染みついた選手たちとの交流と再生を、笑いと共に描いた作品なのである。】
■舞台は太平洋に浮かぶ島国、米領サモア。
ワールドカップ予選でオーストラリアに0-31で大敗した過去を持つ世界最弱チームを立て直すために来た米国人ロンゲン(マイケル・ファスペンダー)は就任早々、余りにマイペースなメンバーと衝突し、キレまくる。
◆感想
・今作が優れた指導者が、弱小チームを栄光へと導くというステレオタイプな作品になっていないのは、ロンゲン自身が(後半、彼自身の口から言われるのであるが。)2年前に愛する娘を交通事故で失って居たり、フォワードのジャイヤが”第三の性”を持つ選手であったり、他の選手たちも過去の大敗にトラウマを持って居たり、登場人物夫々が問題を抱えている点だと思う。
・今作ではそれをユニークに表現している点が良いと思う。島の車の速度が異様に遅かったり、(クスクス。)サモアの人達のマイペースな生き方に、最初は苛苛しつつも徐々に抱えた傷を癒されて行くロンゲン。
- この物語はロンゲンが、愛する娘を亡くした過去を再生し、人間としても成長する物語なのである。故に彼は念願の一勝を上げたチームに別れを告げ、新たなるアメリカチームのスカウトになる決心をしたのである。-
・彼は案内された海岸沿いの家に、妻(エリザベス・モス)と娘と自身の写真を飾る。そして、携帯電話に残された娘が残した、彼女の明るいメッセージ。
”パパ、携帯電話のかけ方知ってる?忙しいかもしれないけれど、連絡してね。”
ー 何気なく見ていたこの数シーンが後半に効いてくるとはなあ・・。沁みたなあ。ロンゲンが選手の皆に娘の死を告げ、後悔する気持ちを告げたシーンは泣けたなあ。-
・ロンゲンは、最初はチームを引っ張るフォアードのジャイマヤにキツク当たるが、彼が”第三の性”の人間であると知り、彼の生き方を認めていく姿。
ー ジャイマヤが泣きながらホルモン剤注射を辞めた事を告白するシーン。”何だか、どんどん醜くなっていく気がして・・。”ロンゲンはそんな彼を優しく抱きしめるのである。-
・ロンゲンは自分の意志通りに動けない選手たちを見て、試合中に椅子はぶん投げるし、クーラーボックスまでぶん投げる。
ー だが、彼はアメリカのチームの監督だった頃からキレるようになっていたのである。娘の死が切っ掛けだろうか。それを見てサモアの選手たちがビビる姿も何だか可笑しい。-
・W杯予選の一回戦。相手はトンガ。お互いにラグビーのシバタウで威嚇しあい(イマイチ、揃っていない所も可笑しい。)試合開始。ジャイマヤの活躍もあり、初得点を挙げ、屈辱の31得点を献上したゴールキーパーのニッキーが見事なセイビングをする。
・だが、前半の試合ぶりを見て激怒するロンゲンを、米領サモアのサッカー会会長のタビタ(この人、色んな役割をしている。一生懸命なのだろうが、何だか可笑しい。クスクス。)は必死に説得し、選手ルームに戻ってロンゲンが行った事。
それは、ホワイトボードに書いていた試合作戦の図を消し去り、ニッコリマークを書いた事。
ー それまで、プレッシャーでガチガチだった選手たちの表情がその絵を見て変わるのである。-
<今作は、ほぼ実話だそうだが、ステレオタイプ的な”勝利、それは努力、友情に支えられたもの”と言う描き方ではなく、互いを尊重する”多様性”をキーワードにした素敵な様々な葛藤と心に傷を抱えた人達が再生して行く様を可笑しく描いた逸品なのである。>
良くあるスポーツ⚽️克服もの 頑張った❗️ただ アメリカン サモアの人間味良し。ただチト鍛錬期間が・・
いいたいことが明白
喪失 失意 苛立ち
そんな サッカー⚽️命のコーチが
明らかにシロウト【ただし 本作は based on だから 現実は そこそこ上手いと思う】
軍団に最初は苛立つが 徐々に サモアの人々の無私無欲 信仰 家族想い だけど のんびり気にしない
に触れて
それでもイイじゃ無いか❓と再生の物語
ジョジョ・ラビット で ナチス 軽快に皮肉った ユダヤの血を引く タイカ・ワイティティ
監督が アカデミー賞で 監督賞作品賞逃した 敗者の立場から ユーモア交え 応援歌
イイよね 米国領サモア マジのんびり
それまで殺気だっていた マイケル・ファスベンダー演じる主人公が
徐々に島に溶け込み その良さ 選手ヘタクソだって頑張ればイイじゃ無いか❓に気づく
のどかな自然 なら一緒に負けましょう ならあなたのご自由にあなたの幸せが第一
という精神に感化されてか❓ 選手に熱烈なメッセージだ❗️
有料🈶パンフは 読みやすいし パンフ買う習慣の人には良いのじゃ無いかな
地理的な状況 とかサッカー⚽️豆知識 とか普通に充実
ただ 実際は もう少し 違う意味で強化した模様【有料🈶パンフ購入して❗️】
撮影地は・・・
前の斜め前の男性おじさんが笑い上戸 で ツボごとに笑ってた😆その割には エンドロールで
字幕がまさにロール状態で退席 最後の最後にワンシーンワンショットありましたよ❗️エンドロールの後
こういう おじさん ストレス溜まんねーだろな って感心しました。サッと来て 笑って サッと帰る。
LGBTQ多様性は わかってまんがな。
それよりも 申し訳ない 試合には出てないが レギュラーの GKのおデブさんが良かった
最後の【途中にも出てくる】教会の神父だか牧師さん 誰❓ 監督本人❓
商売のお金のやり取り中でも 神に祈りは欠かさない ある意味 脱力系で笑いました
【イヤイヤ 盛ってても【最初に 盛ってる ナレーションあり】 実はそれほどまで敬虔な人でもそれはそれで正しい】
面白い映画でしたよ。
星が平均なのは もう ドキュメンタリー映画が基礎で わかりやす過ぎと
W杯予選までの日数が インスタント 的な
実力派力作が並ぶ連休初日 こういった疲れない作品。帰ってオススメ。
さぁ コレから 落下の解剖学 観ようかな【もうすでに有料パンフ読み切って 長尺➕難解路線確定か❓】
「1ゴール、ただ1ゴールだけ
それだけ入れてくれればイイ❗」っと言うことで、チームも頼まれたコーチもとんでもなく、ポンコツな面々のサクセスストーリー⁉️
なのだが、これ迄には無かったユーモア織り混ぜた語り口がイイ❗
絡んでくる島の人たちのおおらかさが、これまた良い。
ここ1ヶ月ほど気持ちの向く作品が見当たらなく、久しぶりの劇場鑑賞作品、冷たい雨の降る寒い日が続く時に、この手放しで映画ならではの楽しみが堪能できた作品、ありがとうで有ります。
さて、ラストに向かう語り口のスクリーン展開の見せ方がこれ又イイ❗笑いと熱い感動を押さえきれない‼️
当の本人登場のお決まりもありつつ、しばらく経ち暑くなった頃ビールでも飲みながら家で観たいモノ、ソコで残りの☆1.5分が埋りそうです。
1ゴール…1ゴール…1ゴール……
「負けを知る、すべての人へ。」
フライヤーに記載された
キャッチコピーを見て
絶対に観に行こうと思った。
あらすじ
サッカーの話。
公式戦で一度も勝ったことのない
世界最弱 アメリカン・サモアが
実力はあるが気性の荒いロンゲンを
監督として向かい入れ
公式戦での“1ゴール”そして、勝利を目差す。
下剋上!!という感じではなく、
とにかく“1ゴール”!ところが好き。
のんびりとしたサモアチームからしたら
1ゴールは合格点、
熱血な監督からしたら
1ゴールは及第点。
でも、練習や試合を通じて監督も
及第点から合格点へと変わる姿が印象的だった。
サモアチームは始めから
マイペースな感じは変わらず、
変わっていくのは
彼らを尊重し理解しようとしたロンゲン監督。
ただ、サモアチームはずっと
ロンゲン監督に幸せになってほしいと願っており、
お互いに心が向き合っているところが良かった。
登場人物は多いが掘り下げが少なく、
あまり魅力が伝えきれていないのは残念。
現在もサッカー関連で活動している人には
スポットが当たっているが、そうじゃない人は……
みたいな感じ。
楽しむだけでは目的を成し遂げられない、
基礎があるだけでは続けられない、
2つが掛け合わさることにより物事を成し遂げることができると感じた。
マイケル・ファスベンダーのファンになった作品。
心が和らぐお話です。
最近、日本語版が発売されたFootball Managerというゲームで、弱小サッカーチームの監督としてプレイしています。成績が悪ければ、選手に逃げられ、ファンから呆れられ、オーナーや役員会からも責められる。だったら、もっと良い選手を獲得して、チームを強化しようとしても、予算が足りないとあっさり却下され、ゲームを通じて、監督業の辛さが身に染みています。成功すれば、大きな名声を得られる一方で、かなりストレスが溜まる仕事だと思います。この映画に出てくる監督さんのように暴れたくなる気持ちはわかります。まして、サッカーは野球と違って、試合中にサインで選手を動かせるわけでもなく、自らの判断で動く選手達と、試合に向けて、お互いにどれだけ理解を深めて信頼関係を作れるかが大事なスポーツ。史実通りのストーリーとはいえ、実際に、ポンコツ監督が、ダメダメチームをどう変えていくのか? ゲームの参考になればと・・・というわけでもないですが、興味を持って観に行きました。
前置きが長くなりましたが、映画の内容としては、チームが、いかに成長し、勝利したかという点に焦点を当てるよりも、過去に引きずられ、また、自分の期待とチームの実情のギャップにすっかり呆れて、何度も途中で匙を投げてしまう、相変わらずダメな監督が、まったく異なる環境で暮らす島の人たちの考えを知って、少しずつ、自らを見つめ直し、人として生き方を改めて考える物語でした。そして、監督の成長と共に、それが、チームや島の人たちにとってもハッピーな結果がもたらされる、心が安らぐ良いお話です。
張本さんがサモアのサッカー会長に扮して大活躍!
監督の「おもしろいだろう! 感動するだろう!」という雰囲気が鼻について、どうにも気になった。のだけれど、感動させられる私は単純?
「シコふんじゃった」や「クールランニング」を思い出してしまった。
南国の明るさやエンドクレジットで流れる曲を含めて、好きな作品になりました。
最後に映像があるので、最後まで席は立たないで!
素直に感動
シンプルな話を口説い脇エピソード無くスピーディーに描いていて飽きずに楽しめた。クスっと笑わせる演出も秀逸。ただ日本語字幕にいちいち米領サモアと出てくるのは米国のエゴで民族が引き裂かれている事実を見せつけられ興醒め。そりゃAmericanと言ってはいるけど、島民は喜んで言っているのかな?
ややわかりにくい点はあるが(後述)今週おすすめ枠。Jリーグのファン等もぜひ
今年77本目(合計1,169本目/今月(2024年2月度)30本目)。
(ひとつ前の作品「犯罪都市 NO WAY OUT」、次の作品「マッチング」)
史実をもとにとった映画なので、あることないこと描くことができない、一種のドキュメンタリー映画です。
また、監督の視点から描いたサッカー映画ですが、「サッカー映画」である点は間違いないので、Jリーグでも何でもサッカーというルール自体を知らないと理解自体がハマります。
ドキュメンタリー映画という事情はあるので、ある程度の改変はあるとしてもあることないこと描けないし、淡々と進んでいきます。最初に描かれる31点差というのが衝撃的で、実はこちらも「何もいきなり予選からそんな試合が組む必要ないんじゃないのか」という意見が続出したのも事実で、現在では発展的に「FIFAの上位ランキングの1次免除、1~2次免除…」といった形でバランスがとられる形になっています。
英語圏であることから英語で話されるのもゆっくりであること、また、現地のキリスト教の文化も示されはしますが基本的に最低限であり(それらの深い知識は一切要求されない)、その点について深い理解が求められなかったのは良かったです(せいぜい、応援しているJリーグのクラブがあるかないかだけでもある程度違う、といったところです)。
ただ、そうした属性…つまり、Jリーグ等「ある程度サッカーのルール等を知っている」観客は字幕上混乱する部分があります。ここは何らか補足が欲しかったです。
ストーリーについてはほぼほぼドキュメンタリー映画という事情があるほか、実はこの映画、ヨコハマ・フットボール映画祭(名前の通り、サッカーを専門にした映画祭り)で2015年という相当前の作品であることからVODなども存在する可能性があることも考慮してネタバレは少な目にしています。
採点は以下を考慮したものです。
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(減点0.3/サモアがトンガ戦でとった「ある行為」が何の意味を持ったか理解が難しい)
このことと、「サモアは次戦の結果により…」という部分(いわゆるドキュメンタリー映画にある「結末はこれです」という部分)からくる問題です。
実際の選手でなくても、Jリーグのクラブのサポ程度であれば、サモアがトンガ戦で取った「ある事項」については極めてリスキーな行為であることは誰しもわかると思います。それは、自分も相手も「選手生命」という観点から、あるいはサモア自体の成績にも関わることであることは自明です。
ところがそのあと「次戦の結果により…」という部分が出ることから、このときの予選はいわゆる「一発ノックアウト式」で行われていたのかな?と類推することは可能です。一般的なW杯、Jリーグで採用される勝ち点方式を取る限り、この映画の趣旨である「1ゴールでも」ということを考えた場合、「サモアの選手のとった行為」は極めてリスクのある行為です(一般的なW杯の試合は延長等がない(決勝一発ノックアウトは除く)ため、両者に勝ち点1がつくものと思われます)。ところが「サモアの次戦の結果により…」の表示から「一発ノックアウト方式で、勝ち負けを絶対に決めなければならなかった」というように類推可能ですが、実はそれもトラップで、当時の試合はホーム・アウェイの概念がない4チームによる3試合制で「「1チームだけが」2次予選に進める」ものだったのです。つまり、「次戦の結果により…」は、正しい部分も間違っている部分も存在することになります。
この部分は、日本でこうしたサッカー映画を見る場合、日本はもちろん、日本や隣国の韓国ほか、一般的に日本がよく戦う国はたいてい予選(1回戦)が免除されているのでわかりにくい部分がある(これらの1次予選の運営がどうなのか、触れる機会がまずもってない。せいぜい言えば、台湾を応援するサポーターくらい?)ので、そこは何らか説明が欲しかった(調べればわかるが、映画の放映時間内に調べることはできない)といったところです。
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