アステロイド・シティのレビュー・感想・評価
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内容が理解出来ませんでした….
「まぶしい太陽と陽気な音楽の元で大事な何かに気づく、おかしくてちょっと切ない最高傑作の誕生だ。」との公式サイトの謳い文句からドタバタのコメディにホロリとくる要素がある作品と思いましたが、全然異なる内容でした。
笑える要素は少なく(アメリカの方なら感じ方違うのかも)、切ない気持ちにもならずでした。
久々に映画館でうとうとしてしまいました。
ズレてる
ちょっとしたズレを拡大したり、ちょっとしたズレを重ねてみたり。映画のストーリー作りはそこから始まるのだろうか?本作は、特殊なCGやアクションがなくても面白い映画がちゃんと尺通りに作れるんだよ。と言う教科書的な作品だとして観た。犬ヶ島と良いフレンチディスパッチと良い、ここ数年はずーっとウェスにやられてる(^^)
センス良しウェットよし👍本当味わい深い作品が豊作な監督の2023年経過報告◎
劇中劇?舞台?何とも……
画面作りはとても上手い
色彩感覚とても優れていた
内容は無いようなあるような
クスッと笑えるとこもある
流れをブチ切れられるのはちょっと冷める
チョイ役がやたら豪華なのはオマケかな
目覚めたいなら眠れ
目覚めたければ、眠れ。
いったい何を見せられてるんだと思いつつも、いつまでも観ていたい不思議な作品。
何が言いたいんだろうなんて考えずに、ただ楽しめばいいのかな。観ている間は面白いから。
豪華で魅力的なキャスト。この監督の作品に出たいという俳優さんたちの気持ちがわかるような気がする。
ただしこの人たちが出てなかったら面白くなかっただろうな。
目覚めたければ、眠れ。ちょっと寝ちゃうとこだった。
1950年代のアメリカと演劇界の知識がないと解像度がだだ下がるハイコンテクスト作品
1955年のアメリカ、かつて隕石が落ちた田舎町「アステロイド・シティ」。隕石が落ちた日を祝う式典に、ジュニア宇宙科学賞の子供とその家族が招待される。そこに宇宙人が現れて……
そんな「新作劇」を紹介するテレビ番組、という入れ子構造の映画だ。物語は幕ごとに区切られ、アステロイド・シティのポップな色合いの場面の合間に、4:3のモノクロでテレビの司会者による解説が挟まれたり、舞台裏が描かれたりする。この司会者がカラーの劇中場面に一瞬登場したりと、メタ的表現も駆使される。
ウェス・アンダーソンの作風なのだろうが、登場人物が感情の起伏をあまり表情に出さない。それに加えて超ハイコンテクストな設定。この設定の背景にぴんとこなかった私のような観客は、感情移入を拒まれている気分になり、人物の挙動を淡々と追うだけになる。
低難易度で楽しめる部分としては、劇中劇部分のポップでかわいい色合い、いつもの豪華なキャスト、実はジェフ・ゴールドブラムだったらしい(舞台裏の場面でジェフは出ていたっけ? 見落としたかもしれない。宇宙人の衣装を身に着けて演技したらしいが)宇宙人の愛嬌ある動き、何となくおしゃれでツウな映画を観たというふんわりした満足感などだろうか。
私の隣の人は、いびきをかいて寝ていた。
パンフレットを読んだところ、主な登場人物にはそれぞれ実在の劇作家や俳優などのモデルがいるようだ。ウィレム・デフォー演じる演技講師(実在のモデルあり)が俳優たちに演技を教える場面は、当時のアクターズ・スタジオでのメソッド演技の講義をイメージしているという。ミッジを演じたメルセデス(スカーレット・ヨハンソン)のモデルは主にマリリン・モンロー(これだけは何となく分かった)、オーギーを演じたジョーンズ(ジェイソン・シュワルツマン)のモデルはジェームズ・ディーン(全く分からなかった)。などなど。
プロダクションノートを読んでも、「そうですか……」という感じである。
例えが適切かどうか分からないが、私のこの解像度の低さは、外国人(日本マニアを除く)が「銀魂」を読んだ状態に近いのではないか、とふと思った。
日本人は江戸時代に関しての歴史的事実の知識があり、元々イメージを持っているからこそ、そこからあえてずらした描写について本来の姿や言葉の表現とのギャップの面白さが直感的に分かるし、アレンジされた名前の登場人物についてもそのモデルについて、説明なしにすぐ連想できる。海外の人たちは、その辺は当然ピンとこないだろう(その辺抜きでも海外で受けていることもまた事実だが)。
それがハイコンテクストということで、設定に対して解像度の低い環境の人間が作品の評価をすることの難しさを生む部分だ。
ジェフ・ゴールドブラムは自らの役について「エイリアンはメタファーだ」と言っているが、あの町山智浩氏(持ち上げる意味ではありません)でさえ「何のメタファーかわからない」と降参状態である(いや、もしかしたらエイリアンの意味するところはアメリカ人でも分からないのかもしれないが)。
ただ、淡々とシュールな展開のひとつのパーツとして描かれる身近な人間の死(本作ではオーギーの妻)、それを受け止めるオーギーたち家族の姿に妙なリアリティを感じる瞬間があった。残された家族の日常は続いていき、子供は無邪気に悲しみを乗り越える。
アンダーソン監督は20代の時に両親を相次いで亡くしているそうだ。それを踏まえると、オーギーの妻を演じるはずだった女優(マーゴット・ロビー)の登場が何だか物悲しいファンタジーのようにも見える。
「時が全てを癒すなんてことはない、せいぜいバンドエイドさ」監督の実感がこもったオーギーの言葉には、何故か不思議と観ているこちらの心を慰めるような響きがあった。
『アステロイド・シティ』 ウェス・アンダーソンなら何をやっても許さ...
『アステロイド・シティ』
ウェス・アンダーソンなら何をやっても許されるのか?!
正直ウェス・アンダーソンの映画作りも来るところまで来たというかそろそろついて行けなくなってきた
期待した分、落胆も大きい
1955年という時代設定、ネバダ州の砂漠の中の人口87人の小さな町、遠くに見える核実験のキノコ雲、軍事科学賞を受賞した5人の天才少年・少女とその親たち、銃撃戦を繰り広げながら走り抜ける車とパトカー、授賞式に現れるUFOと宇宙人、その事実を隠蔽しようとする政府と軍隊。
これだけの素材が集まれば、絶対に面白くなりそうなのに、こんなにも退屈で盛り上がらないのは、いったい、どうしたことだろう?
かろうじて楽しめるのは、カラフルな美術や横移動で場面転換するカメラワークと、豪華な出演俳優ぐらいで、テレビ番組で舞台制作の裏側を覗くという二重構造も、全くと言って良いほど効果を上げていない。
それでも、いつものウェス・アンダーソンなら、ストーリー展開の軽妙さや、ユニークなキャラクターの掛け合いだけでも楽しませてくれそうなものだが、そうした要素が一切感じられないのも、物足りないとしか言いようがない。
これは、ひょっとして、天才監督が、何かを狙って、高度な仕掛けを施しているのではないかと勘ぐってもみたが、残念ながら、最後まで、その意図を理解することができなかった。
この時代の色々な事情に詳しいアメリカ人、あるいはアメリカ通の人なら、楽しめるのだろうか?
オシャレでドライなコメディ
まず、超オシャレ。
僕の好きなアメリカ文化てんこ盛り。
50sミュージック、アメ車、ダイナー、モーテル、カウボーイ、砂漠の中の小さな町、
まーオシャレです♪♪♪
この映画1番の魅力。
話の内容は、けっこう下らない、あんまり中身ない感じで、
正直ここまで中身ないとは思わなかった(笑)
ゆるいコメディなんですが、
例え方が難しいんだけど、ドライな笑いとでも言いましょうか…
オシャレでスタイリッシュなまま、真顔でムッツリにギャグをキメてくる感じで、
クスッとします(笑)
ただ、スカヨハの存在感には目を見張るモノがあり、彼女が出てくるとピリッとする。
トム・ハンクスやウィレム・デフォーを差し置いて、1番存在感ありました。
今回は髪型が似てる事もあり『サイコ』のジャネット・リーみたいだった。
この映画自体の評価は60点ぐらいです。
ウェス・アンダーソンの空気感良し、でも難易度高かな
ウェス・アンダーソンが好きか苦手か、もっと言うと過去の作品を観たか観てないかあたりでも捉え方が大きく違いそうな映画。
過去先に比べ少しわかりにくいかもしれないけど、ポスターのようなパステルブルーの空、きちんとした品の良い服装、限られた小さなコミュニティに起こる非日常などウェス得意の描写が満載。
ほぼ常連だけど有名な役者も目白押しで出演しており(トムハン、スカヨハはちょっと新鮮)、カメラにポーズする宇宙人はなんとあの人。
心なしか劇場内にはおばさま方が多かったように見えたが、あの独特な空気に包まれ癒されたかったのかも。
質の高い自慰行為を見せられる映画
複雑な仕掛けに難解な台詞回し、意味ありげだが最後までネタバラシをしない伏線めいたエピソード、オチらしいオチもなく、カタルシスも無く、宇宙人が出てくるような話なのに終始凪のような映画。
監督がやりたい世界観を極上のキャストとカラリストと音楽で表現した上質な自慰行為。
材料は完璧なのに完成形は全然美味しくない。
映像演出やカメラワークはとても面白いので、長い長いPVとして観るなら良いけど、これは映画と言っていいものか悩む。
これを面白いと言えば映画を深く分かってる教養人のように思われそうだからファッションで絶賛する方々は多いだろうし、既存映画のアンチテーゼのように感じる面もあるけど、だから何?という感じ。
映像作家気取りの学生か、拗らせ似非オシャレ民向けの長編PVだと思う。
ウェスアンダーソン感
tohoシネマズ日本橋で鑑賞
初日ファーストデイなので混んでました
誰がどう見ても
どこを切り取ってもウェスアンダーソン、
て感じの映画
渋谷シネクイント、シネマライズで見ているような
既視感を感じること数回
エンディング曲はジャービスコッカー
劇中にも出てたとか。ふーん
パステルカラーは砂漠によく似合う
影の無い砂漠(と言うか陰影の無さ)はちょっと悪夢。明るい悪夢。変わった構成だけど劇中劇なので?とも思ったが夢の再現かも。トーンの切り替わる雑多なエピソードもそれっぽい。
最近のウェスアンダーソンのYouTubeパロディ動画の流れにあるんだろう。
挿入歌にも字幕が欲しい。面白そうだけど聞き取れない。
カラフルかつキッチュに描かれる50年代アメリカの世俗
あんなカラフルでキッチュな画作りなのに、一見だけでテーマを理解するのが難しいウェス・アンダーソン作品だが、今回もやっぱり理解できない面が多かった。大人が敷いたレールに反発する子供達というテーマは今回も踏襲していたのは把握できたけど、舞台背景なんかはおそらくアメリカ人じゃないと分からないのでは。いや、今のアメリカでも理解できる人がいるかどうか…
ただ、日本公開がいまだ未定な「あの作品」とダブってるなというのは宣材写真とかからピンとは来ていた。オブラートに包んでこそいるけど、本作も結構デリケートな内容。それをカラフルかつキッチュに包めて作れるアンダーソンの創造力は改めて凄いし、それを実現させる映画会社も凄い。配給が今まで蜜月だったフォックス・サーチライトからユニバーサル傘下のフォーカス・フィーチャーズに変わったのも、何らかの事情があったのかも。そういえば、「あの作品」もユニバーサル製作だった。
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