AIR エアのレビュー・感想・評価
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心の赴くままが大事
無理だと無謀だと言われても、
心の赴くままに
何故か分からないけどそこに行くべきだと思ったら
その気持ちを大事に
行動することが大切なんだな、と改めて思いました。
マット・デイモンが
「運動嫌いなお腹の出てる中年白人男性」
をしっかり演じていて、
ちゃんとだらしない体型に5秒でワークアウト終了してて(笑)役作りが完璧でした!
劇中のジョーダン本人役の人は敢えてほとんど顔は映さず、元々はアディダスとかが好きでナイキには当初興味無い、契約するわけないけど仕方なくプレゼンの場だけは連れて来られた、という状況のおかげでセリフも少なめで、映画としてこの部分も良かったです。
マスコミとか世間は持ち上げたら次は下げるっていう真実もきちんと説明した、心のこもったソニーのプレゼンが本当にとても良かったです!!
ジョーダンのお母さん、交渉役として冷静で、
尚且つ恵まれない子ども達への事業もしているなんて
息子だけでなく多くのこども達も護る凄い人だと思いました。。!
感情移入すべきは
(後半で若干ネタバレします)
マイケル・ジョーダンやバスケにはあまり馴染みがなく、NIKEのシューズにもそれほど愛着がない私の様な人間には、それほど「グッ」とくるお話ではなかった。(つか、そんな私でも知ってるエピソードが多かったし)
ただ、この1984年に思春期真っ盛りを迎えていた私にとっては、OP「Money For Nothing
」からED「Born in the U.S.A」まで、当時の音楽・映画・サブカル満載でワクワク。
そういう映画だった。
開拓者達の覚悟とリスク、そして生まれくる何かを信じる心。
当然彼らの熱意には共感するし、チャレンジ精神も見事。
世界的なアスリートとその功績、「アスリート・ファースト」によって生まれた常識がその後のスポーツ界に与えた影響は計り知れない。
ただ、こういう事は「野暮だ」と承知で言うなら、この話は詰まるところ『駆け引き』と『バクチ』。
ジョーダンは現在では神格化レベルのプレイヤーであり、冗談でも「銭ゲバ母ちゃん大勝利」なんて言っちゃいけないんだろうし。
主人公ソニーも、フリーランスならともかく、一応組織の一員でありながら、周りを巻き込んで無茶苦茶をした割に、ライバル企業が同じ金額を出したことを知って急に意気消沈。勝手すぎるだろ。ここまで来たなら最後までジタバタしてみろよ。
あえてマイケル・ジョーダン本人を極力描かなかったことで、周りの大人達にとっての、より「商品としての彼」しか感じることができなかったというのが率直な印象。
でもこの話が嫌いになれないのは何故だろうとあらためて思い返すと、結局ここで評価されるべきなのは、無茶をするスカウトマンや、息子の価値を1セントでも吊り上げたい母親じゃなく、その身勝手な二人を受け止めたNIKEの上司達や周りのサポートメンバーなんだ。
そう思うと、途端に良い話に思えてくる。
普通に楽しめるサクセスストーリーでした。
予告編でも面白そうでしたが、実際見ても普通に楽しめました。
1984年、ナイキが舞台のサクセス物なので結末は誰もがわかっている話。
それでも十分楽しる筋立てがハリウッドらしい娯楽作品でした。
ベン・アフレックが監督でマット・デイモンを主演というのも私の年代には嬉しい。
DCシリーズの女性ボスのビオラ・デイビスの母親役もはまり役。
最後まで安心して見れるハリウッドサクセスストーリーです。
勇気‼️❓元気❓‼️転機‼️❓人気‼️❓
最初、会話ばかりで、何だかなー、なんて観てたら、引き込まれた。
多分、事実に忠実なんだろう、起伏は無いけど、人物造形素晴らしい、シナリオがよく出来てるので、飽きない、むしろ、一言一言が格言の連続、仕事に役立つ。
主人公は突き詰め方や勇気は勿論だけど、観察眼が鋭い、特に人を見る目が凄い、これは参考になる。
アデイダスはアドルフでナチなんだ創業者、ボーンインザUSAはベトナム帰りが不遇な歌、今はコンバースはナイキの子会社、いろいろ耳寄り情報も多い。
昔は、ナイキのことニケなんてゆう人もいたけど、今じゃバスケしてなくても履いてますエアジョーダン、ジョーダンも知らんけど。
なんだか仕事人間には生きる糧になる映画でした、音楽も良かった、ありがとうございました😊😭
ナイキ
マット・デイモンとベン・アフレックと同世代の自分にとって、ナイキは母親が「ニッケ」と呼んでいた記憶から始まる
海外ドラマ「ウイニングタイム」でマジック・ジョンソンがナイキを蹴ってコンバースと契約していたが、当時ならしょうがない
この話、日本なら大谷翔平でできるよね
高卒ドラフト時、MLB挑戦とNPBに対し指名回避を表明していた大谷に、果敢に強行指名した日ハムという構図で
誰が観ても面白い話ではないが、こういうのが好きな人にはドンピシャな映画
音楽も当時のヒットメドレーが使われているので、ドンピシャ!
それがアメリカンスポーツビジネスを深化させた
アメリカでのスポーツビジネスの規模の大きさを
改めて思い知らされる。
有望な選手には若い頃からエージェントが付き、
スポーツチームやギアを提供する企業との交渉代理を行い
その上前を撥ねる。
勿論それは、スポーツがワールドワイドで流通するコンテンツで、
スタープレイヤーともなれば
巨額のマネーを生むことが前提でもある。
本作は「ナイキ」を更に超一流の企業にのし上げた、
バスケットシューズ「エア・ジョーダン」開発の裏話と、
もう一つ、スポーツ選手とのスポンサード契約に新たな手法
-選手の名前を冠したギアを発売し、
それが売れた数によりマージンを上乗せする-との
ビジネスモデル誕生の発端。
もっとも後者に関しては、
選手側には福音であるものの、
(いみじくも劇中ふれられているように)企業にとっては
痛し痒しの契約内容には違いない。
舞台は1984年のアメリカ。
当時のスター選手の名前が、NBAに限らずごまんと上げられるので、
多少なりとも知識のある人間なら「そうそう」と
頷きながら観ること請け合い。
自分であれば「シンシナティ・ベンガルズ」の『ブーマー・アサイアソン』か。
ただ、彼が「スーパーボウル」に出るのは1989年のことだが。
往時の風俗の再現も見事ながら
それ以上にゴキゲンなのが、使われている楽曲の数々。
冒頭のシークエンスにも登場する
〔ビバリーヒルズ・コップ〕の〔アクセル・F〕、
『シンディ・ローパー』の〔タイム・アフター・タイム〕。
どれも、場面場面の効果的なBGMとして機能し、
制作サイドの慧眼に改めて感心。
とりわけ『ブルース・スプリングスティーン』の
〔ボーン・イン・ザ・U.S.A.〕は象徴的で
話中の登場人物に「ベトナム帰還兵の苦悩を題材にしたもの」と言わせているにもかかわらず、
アメリカンドリームの成功の証しとして
臆面も無く使ってしまうところが凄い。
本作を観ながら、先行して制作された一本の作品を想起した。
それは監督『ベネット・ミラー』、
主演『ブラッド・ピット』による〔マネーボール(2011年)〕。
「セイバーメトリクス」を用いた選手のスカウトや起用で
球団の危機を脱した一連の物語り。
主人公のスカウトマン『ビリー・ビーン』は
スタッフの『ピーター・ブランド』を片腕に、
今迄に無かった概念を球界に持ち込み
「オークランド・アスレチックス」の経営改革に成功、
時代の寵児となり今では上級副社長は
極めて近似のサクセスストリー。
とは言え、そうした類の「モデル」には
光もあれば影もある。
先に挙げた企業の負担増もその一つ。
また、特許の及ばぬ手法は模倣することは容易い。
事実「アスレチックス」も
2014年~19年は地区優勝から遠ざかっている。
「ナイキ」はどうか?
誕生秘話にエキサイト
バスケやシューズの知識問わず皆がエキサイトするその攻防戦。単なる儲けやマーケティングに留まらない価値あるスポーツマンの権利や名誉、ナイキ社の歩み…をこれでもかと。当時のレトロな雰囲気にも酔いしれて。
ナイキ、コンバース、アディダスの3社の三つ巴に一喜一憂。それぞれの持ち味やユニークさに笑えたり、ドキドキしたり、アメリカンジョークがあったりと。エア・ジョーダン誕生の裏にこんな展開が…。
仕事は仕事。でもそれを超えた何か熱いもの。単なる誕生秘話、サクセスストーリーでは…。それぞれのキャラも濃ゆくて、面白い。新年度にぴったりなメッセージ性たっぷりな1本に。
王道のサクセスストーリー
ナイキ、エアジョーダン、そしてマイケル・ジョーダン。この3つはほぼ全ての方々が聞いたことはあるでしょう。
そのエアジョーダン誕生秘話となるこの映画。
個人的には非常に良かったです。
ビジネスですから決して綺麗事だけではない。かと言って欲にまみれているだけでもない。
そこに信念と情熱が加わることでドラマが完成しました。
当時の時代の見せ方が素敵、俳優達の実力に裏付けされた個性豊かな演技も抜群、決して難しくないストーリーなのに全く飽きることがありませんでした。
ドキュメンタリー好きなら自信を持っておすすめですし、そうでない人でも損は無いと思います。
ただしマイケル・ジョーダンのスポーツドラマだと期待している人は要注意です
靴作りでこんなに面白くできるとは
靴作りの話でこんなに面白くできるのは名優たちのおかげだろう。
マット・デイモンとベン・アフレックが共演してるだけで大当たり。
職を失うリスクを背負って一発逆転を狙い、挑んでいく様はかなりドキドキしつつもやっぱり爽快感がある。
マット・デイモンの本気のスピーチが完全にキマッていてカッコよかった。
ビジネス映画
スポーツ映画と思ったら残念になるのでビジネス映画、プロジェクトXの類を面白いと思う人はハマるだろう。
ジョーダンママとハードネゴシエーションする主人公ソニー。
滑稽に描写されるNIKE創業者フィルナイトの起業家魂。
めちゃくちゃ良かった。
時代演出と優れたお仕事物語
ナイキといえば「エアジョーダン」というイメージがある。エアジョーダンを履いている人から靴を強奪する窃盗事件まで発生していたくらい人気があった。マイケル・ジョーダンはバスケ選手に収まらない社会的な影響力を持つ人間だったってこと。
そんなマイケル・ジョーダンと独占契約しようとするナイキの奮闘を描いた物語。ドラフト上位で指名される選手ではあったが、NBAでの実績がない選手をどれだけ評価し、社内でその評価を納得させ、どんな契約の条件を提示できるかって話。その後のジョーダンの活躍と、エアジョーダンの売れ方を知っているから破格の条件提示も理解できるが、当時の人間からすると相当の覚悟がないと出せない条件だ。そもそも当時のバスケットシューズのシェアトップがコンバース、2番目がアディダスってところが興味深い。たしかにコンバースのあのスニーカーはもともとバッシュだったな。当初のマイケルはナイキを嫌がっていたというマイナスからのスタート。
そこから家族との接触やナイキの内部でのやりとり、契約を勝ち取るまでの苦労はそりゃもう熱い。お仕事映画としてかなり楽しめる作品だ。でも、仕事だけを描いたわけじゃない。自分はどう生きるのかってことを突きつけられた気がする。そういう意味でもとても熱かった。
そして個人的にはこの時代(1984年)の演出もとてもよかった。電話やパソコンや車、服装、そして流れる音楽。特に音楽はリアルタイムで聴いてきた時代だからワクワクするような選曲だったし、「ボーン・イン・ザ・USA」の歌詞について話すシーンなんかもう共感でしかない。Run-D.M.C.とアディダスの話題や当時の映像なんかもうまく挟み込んで、あぁーこんな時代だったよねと思い出させてくれる演出が最高だった。
ちなみに、私はナイキのエアジョーダンを履いたことがない。「いつもセックスのことを夢見ている」アディダス派。それなのに、さすがにあのエアジョーダンはカッコよく見えた。売れるのもわかる。
軽快な音楽で進む爽快な映画
脚本が素晴らしくテンポ良く進む為観ていてワクワクして爽快な映画でした。
音楽も映画にあっていて良かったです。
マット・デイモンの演技も魅力的で、特にスピーチの部分が心に残りました。
スポーツ選手達のスポンサーや代理人がどんな仕事をしているのかが少し分かったのが楽しかったです。
アメリカンなエンターテイメントの快作
ベン・アフレック(製作・監督・助演)× マット・デイモン(製作・主演)
お二人が幼なじみで40年以上の親友とは全然知らんかった。二人のタッグが快作を生んだ。
1980年代のバスケットシューズ業界、コンバースとアディダスに圧倒され低迷していたナイキが無名の新人だったマイケル・ジョーダンに目をつけた。
そう、これは「エア・ジョーダン」の誕生秘話。
結末というか、その後のナイキの隆盛は皆が知るところだが、こんな経緯があったとは。
久々に誰もが楽しめるアメリカンなエンターテイメント👍
起死回生の逆転劇に挑む男達の熱き闘い
本作は、伝説的バスケットシューズ『エア・ジョーダン』の誕生秘話である。アメリカ映画の得意ジャンルである、強者に挑む弱者を描いた作品である。息詰まるストーリー展開、迫力ある会話劇メインの映画本来の面白さを堪能できる作品である。真正面から作品と向き合える大人の映画である。
本作の舞台は、1984年のアメリカ。バスケットシューズ市場は、コンバースとアディダスの両雄に席巻され、ナイキは劣勢に立たされていた。ナイキ本社のソニーヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEOからバスケットシューズ部門の立て直しを命じられる。ソニーと上司のロブ・ストラッサーは、無名の新人マイケル・ジョーダンの天才的な才能を見抜き、彼を起用した起死回生の逆転劇に挑んでいく・・・。
エア・ジョーダンを知る我々観客には、結末は見えている。それ故に、劣勢のナイキの逆転劇プロセスを知りたいという気持ちが強くなる。コンバースとアディダスの両雄もジョーダンに着目している状況で、ナイキは三つ巴のジョーダン争奪戦に勝てるのか、全く先が読めない。画面から目を離せなくなる。
正攻法では両雄には勝てない。ソニーは、禁じ手であるジョーダンの母親に接触する。彼は両雄とナイキのジョーダンへの想いの違いを巧みな話術で説明し、プレゼンの許可を得る。
3社のプレゼンが行われる。両雄は、自社ファーストで、自社と契約すれば自社ブランドを使っている一流プレイヤーの仲間入りができると強調する。対して、ナイキは、ジョーダンファーストで、エア・ジョーダンをお披露目し、彼が唯一無二のプレイヤーであることを力説する。
ジョーダンファーストのプレゼンが奏功し、ナイキはジョーダンとの契約を勝ち取る。エア・ジョーダンの売上げを分配するという当時としては、前代未聞の条件を飲んで。
テンポの良い分かり易いストーリー展開、白熱&巧みな演技派俳優達の会話劇だけで、これだけの作品ができる。本作は、昨今の色々なものを盛り過ぎる作品の対極にある、映画本来の面白さを実感できる作品である。
胸熱
結末は誰でもわかるから、安心感がある。
電話を待つ時間も、安心していくらでも待てるし。(笑)
NIKEがどうやって勝ち取ったか、のサクセスストーリー。
バスケのシーンは少なく、マイケルがエアジョーダンを履くシーンは一切出てこない。
契約が決まるまで、マイケルの首より上は出てこない。
いや、最後まで出てこない、か?
ソニーとCEO達のやり取りがとにかく笑える。
立場は違っても古い友人同士だからこそのユーモアたっぷりの流れるようなセリフ。
エアジョーダンの名付け親が無視されたシーンはおかしかったなぁ。
実話だが、バッシュとしての性能とかはどうだったんだろう。
デザイン重視になったけど、機能性は?
累計販売数が物語っているということか。
1984年…自分にとっても転機となった年で、当時のオフィスの雰囲気(もちろん日本とは異なるけど)懐かしさで胸が熱くなった。
観に来てる人が少なかった。残念。
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