銀平町シネマブルース

劇場公開日:

銀平町シネマブルース

解説

「アルプススタンドのはしの方」「愛なのに」の城定秀夫が監督、「れいこいるか」「神田川のふたり」のいまおかしんじが脚本を手がけ、つぶれかけの映画館を舞台に繰り広げる人間模様を描いた群像悲喜劇。

青春時代を過ごした街・銀平町に帰ってきた一文無しの青年・近藤は、映画好きの路上生活者の佐藤と、商店街の一角にある映画館・銀平スカラ座の支配人・梶原と知り合ったことをきっかけに、銀平スカラ座でアルバイトとして働くことに。同僚のスタッフや、老練な映写技師、売れない役者やミュージシャン、映画の世界に夢を見ている中学生など、個性豊かな常連客との出会いを通じて、近藤はかつての自分と向き合い始める。

主人公の青年・近藤を小出恵介が演じ、梶原役に吹越満、佐藤役に宇野祥平と実力派が脇を固める。撮影は、埼玉県川越市にある老舗ミニシアター・川越スカラ座で行われた。

2022年製作/99分/G/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2023年2月10日

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(C)2022「銀平町シネマブルース」製作委員会

映画レビュー

3.0潰れかけてるけど

2024年4月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

生き残る映画館って館長の作品のセレクトと作品契約の折り合いだろうと思う。
この作品の映画館は人の良い館長が借金しながら凌いでいる感じ。
DCPが導入されメイン作品殆どがデジタル上映、プロジェクターでの上映だ。作中の倉庫にある様なフイルムを拝む機会もすごく少なくなった。映写機作ってた会社が10年前位に撤退しはじめて、35ミリ映写機も16ミリ映写機もパーツ集めに苦労してるんじゃなかろうか…と作品に出てこない心配をしてしまう。

さて作品については従来の映画館を題材にした作品と比べると悪くもないし良くもない印象。
映画監督してた男が助監督の死で崩れ、女優の妻とも離婚。
素寒貧で地元に帰ってくる。
帰って早々にホームレスにタカられ、怪しい生活保護のNPOに引っ掛けれたりする。
気の良い映画館館長に拾ってもらい、映画館のバイトを始めるが映画館は火の車でスタッフの給料も遅配。
映画館復活のための企画に監督作品を上映する…。
無理な事やってるから映画館の復活はムリなんだけど、それぞれのキャラクターにはそれなりの答えや結末があって、人間再生物語の面がこの作品のテーマなんだろうな。
ただ、こまごまと出てくるキャラクターはユーモラスでリアリティーは無いし「映画っていいもんだろう」とホームレスの言葉にもうなずきたいが、今時は映画も観られる余裕もない窮屈な世の中、TV放送開始以降、レンタルビデオから始まる自宅での鑑賞から作品を選び放題のビデオ・オン・デマンドまで観る環境は変化した。映画を当たり前に映画館で観ると言う習慣すら世の中で変ってしまった。
今や映画館で映画を観てくれるのは、ヘビーユーザーと作品か出演者、監督のファンが中心で、稀に大ヒットが出たらライトユーザーがって感じになっている。かつて映画館を減らしていたレンタルビデオ店が閉店し始めて、映画を観たい人は居ても映画館で観ようとする人が減ってしまった様に思う。
儲かってない映画館が復活するのって、設備投資出来る余裕があっての事だから、世知辛い世の中だよ…。

あ、吉本新喜劇みたいな展開が嫌いな自分にはご都合的にうまくいかないこの展開には納得できた。奇跡は簡単に起こらないから奇跡って言うんだよな…。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0よーい、スタート!

2024年1月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映画好きが作る、
映画を作るのも見るのも好きな人達へ送る映画。

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上みちる

4.5映画を愛する人と街と温もりと哀愁

2024年1月24日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞12本目 傑作 79点

ムービルにて舞台挨拶付きで鑑賞した作品

鑑賞から1年近く経過してからのレビューですが個人的にどんどん評価が上がっている作品で、個人的にはまった川っぺりムコリッタの映画にまつわるものにスポットを当てた感じで、今作も感動しました(心が動いたという意味)

中島歩、発声に抑揚がない感じとか、モデル上がりだとかで二台目東出感あるけど邦画ミニシアター好きとしては昨今御用達で、彼が出演している作品はまあハズレがないし何でもできるからすごい。あの着ぐるみの撮影のシーン笑えたなぁ、二枚目が顔隠してツーモア演じるのはずるいよ

城定監督といえばピンク映画のイメージでしたが、今作はど直球のヒューマンで、脚本のいまおかしんじも邦画ミニシアターで名作ばかり輩出しているので安心して見れました

終始あの街と人々から滲み出る温かい雰囲気が心地よく、観客ももちろん映画や映画館が大好きなわけだから皆が登場人物だと錯覚するような没入感

キャストも絶妙で片岡礼子や宇野祥平、中島歩に吹越満、注目の平井亜門や小野莉奈などみんな随所に光っていました

薄っぺらいけど、映画っていいよなあぁ

是非

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サスペンス西島

3.0自分の街に映画館ほしいなぁ…

2023年11月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

小さい映画館でもいい。自分の街に映画館がほしいなぁ…と思った。
こんな人たちと、「もう一度自分の街の映画館で映画見たい!」という夢を実現したいなと思った。

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あっこ
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