金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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原作未読だが、十分伝わる優しさの物語
原作未読の為詳細な比較が出来ないが、優しい愛の詰まった作品。
些細すぎることで喧嘩する両国が手を取るという、ありがちなテーマながらも丁寧に描かれていた。
単に醜い上同士の争いでないのがいい味を出していた。
決して美女とは言えないサーラと、決してイケメンとは言えないナランバヤル。
映画観終わった頃には堕ちたね最高の夫婦じゃないか…!
今回はあまり長く語らないことにするが、作画もいいしそれなりの伏線回収も良かった。
ちょっとBGMゴリ押しだったり掘り下げが足りないのはなぁ…。
もうちょい時間使ってでも観たかったかな。
話はいい意味で単純で分かり易いので、キュンキュンしながら観るのが丁度いい。
まじで、めっちゃみて
ピュアな善意に溢れてる❗️
見終わった瞬間、
感動した、とか、よかったと言う前に、なによりもまず〝ありがとう〟という言葉が浮かびました。
少し時間をおいてからも、思い出すたびにじんわりと暖かい心地良さに満たされます。
いったいなぜ?
映画でもドラマでも、人それぞれの体験や思想、考え方がある以上、どうしてもある種の期待抜きには見ることができません。意識するしないに関わらず。
こうきたら次はこう展開するだろう、とか、彼には或いは彼女には、この場面でこうして欲しかった…
だから、予想もしない展開にビックリしたり、期待を超える演技や台詞に感動したり、時にはガッカリしたり。
この映画は、物語の展開や登場人物の反応…表情、声、台詞などのすべてが、ことごとく自分の想定・期待を上回る善意で満たされています。
ここでいう善意というのは、ただ人柄が良くていい人、というだけではなく、誰かを守ったり、何か大事なこと成し遂げたりするためのピュアな思いも持っている、という意味でもあります。
主要人物だけではなく、ライララも、レオポルディーネもそうでした。
ファンタジーだからこそのユートピアだと分かっていても、実感としてリアルに感動できるのは、善意とは正反対のロシア・ウクライナ戦争やルフィなる人物が率いる強盗団などのニュースに日々、人間の善性への信頼感が蝕まれているからかもしれません。
ラブストーリーは苦手だけどこれは見れる
戦争寸前の金の国と水の国の人たちは互いに嫌悪を抱き歩み寄ろうともしない、一触即発の状態。そんな中で、それぞれ政略結婚の相手として使命されたナランバヤルとサーラ。
私はラブストーリーが元々苦手だったんですが、予告編を見て映像の美しさと物語の奥深さを感じて鑑賞。とても良かった!大きいスクリーンで観てこそですね。
飄々としていながらも賢いナランバヤルとおっとりとした優しさのかたまりのサーラ、深刻な二カ国に挟まれていても、終始にこやかな二人のやりとりに癒される。戦争のきっかけになりそうだったのに(特に暗殺しようとした件)、なんでも許されてしまった結末に、ちょっと突っ込みどころはあれど、ファンタジーだと思えばスルーできる程度かなと。お姉さま王姫と左大臣も良かった。挿入歌の音楽も心地いい。
今年初泣きするという宣伝には首を振るけど、素敵な作品を見れて満足です。
「多幸感が持続する物語」
今年11本目。
渡邉こと乃監督は原作を読後の多幸感が持続する物語と感じたそうです。今作はそこを描きたいと。最後良かったですね。音楽はヴァイオレット・エヴァガーデンのEvan Call。アニメーションはちはやふるのマッドハウス。主人公の2人はアフレコが3日でぎゅっと終わったと。間隔空けると声が変わってしまうのでアフレコってそう言う物だとプロの方から教わったようです。作品はいつでも難しい方を選んで下さいね、こんな幸せな日がずっと続けばいいのに、名言心に響きました。挿入歌の琴音の未知なる道を行くも良かった。
予想を超えられました
原作未チェックです。見る前に「大体こんな映画だろうな。」と当たりをつけて見る派なのですが、それを超えられた感じです。世界観、舞台設定、話の運びどれが欠けても成立が難しい117分あらゆる色眼鏡を捨てて純粋な気持ちで見てほしい。
これは神作品
なんて言ったってそのストーリーが神すぎた。政治的駆け引きと恋愛の甘酸っぱさのバランスが取れすぎている。初めから終わりまで引き込まれすぎて、あっという間だった。そしてそこに加えて作画も神すぎる。細部まで作り込まれ美しい世界観を作り出すことに成功していた。さらに、キャラの良さも目に付いた。出てくるキャラ全てが立っていた。どの世代の人にも見てほしい作品だと感じた。
原作の優しい世界観を忠実に
岩本ナオ原作の優しい世界観を忠実に再現している。
賀来賢人の声がチャラ過ぎず重たすぎず、ナランバヤルの優しさにぴったり。
強いて言うならヒロインの声の演技がちょっと説明くさいかな。
野郎が100人いるならば、100人の美女がいるもの。
こう云う内容もタイムリーと言って良いのかどうか解りませんが、啀み合い争い合う人間の歴史に幸福な未来も生活もあり得ないと解っていながら、歩み寄れない国家元首を導く‥‥的な物語を、だいぶ優しく綺麗なラブストーリーに仕上げています。
勉強不足でコレ漫画原作とは知らず、てっきりティーンズ向けの小説か童話?的な作品だと思ってました。
当初、ヒロインがイヤに太ましく、最近の萌キャラ(萌えと言う単語も死にかけてますがw)とは一線を画しているのがワリと興味深かったのですが、鑑賞して初めてそのココロに納得した次第です。でもサスガに0.1tもないと思われ、背格好からせいぜい70キロ未満では?
で、ネタの大筋はそれ程突飛なモノではなくコレまで見聞きした事ある?様なモノですが、各キャラがシッカリ引き立っており、場面も綺麗に構成され展開もスムーズでした。ただもうチョイとばかり抑揚とキレが欲しかった気もしますが、良い仕上がりで面白く鑑賞できる作品だと思います。
片や中東系の国、もう一方はユーラシア系の国と、シルクロードで結ばれる東西、みたいな環境描写もナカナカ良好でした。
マイナスなのは、ヒロイン・サーラの惜しい演技。キャラの性質上オットリ穏やかなので、専門外の中の人でもマァ雰囲気は良かったのですが、上昇したテンションの演技のノリがあまり良くありません。幸い “リヴァイ” や “ギレン・ザビ” の中の人、他の上々な演技でバッチリ覆い隠していたので、取り立てて気にはならなかったです。
またコレは原作の問題なのですが、戦争を起こす両国のツマラナイ原因がお伽話に振り過ぎなところ。サスガに犬猫の糞尿とか子供騙しのレベルで、作中の “口封じに家族を人質” 云々とのバランスが良くありません。
更には、中後盤のサーラの勘違いはイマイチピンとこなかった、と言うか不自然な空気だったので、その辺もう少し工夫が必用だったかと思われます。加えて尺都合なのかシーンが足りない感じも受けました(原作通り?)。
上記以外は全般的に良作レベルにシッカリ纏まっています。それにサーラを何やカンやとコケにする場面がありますが、表題に掲げた通り、人の好みなんて千差万別・人の数程あり充分お好みの貴兄も多かろうと思います。自分も実はモチモチ系は嫌いではありませんw
関係ない話ですが、今を以って国際社会では共存や助け合いの精神がなく仲良く出来ず、常に奪う事しか能がない古すぎるバージョンの指導者が絶えません。私達の方がそう言ったロジックとレベルを合わせないと平和を維持できない現状に腹立たしく思うばかりです。
タイトルなし
食品ブランド名みたいなタイトルに少しぽっちゃりヒロイン_ま〜ったく期待してませんでしたが、面白かった 宮崎吾朗監督の歴史ラブストーリーみたいな 何かと犬猫話になりがちなのは置いといて…
ずっと争いばかりの隣国同士 水は豊富だけど、貧しくて本当は戦争どころではない国、豊かだけど水資源が限られている国 資源を狙って攻め入るよりもお互い不足しているものを補いあっては?ということなんだろう 他人事では無いような しかし悲しいかな、現実にはそう上手いこといきません。ナランバヤルさん腕っぷしは弱そうだけど、先々の事まで熟慮する善い人だし、2人共相手を思い遣る良い夫婦の鑑みたいで感動してしまった 左大臣もちゃらいかと思ったらちゃんといろいろ考えてるとってもいい奴だった 水路の工期も早まりそうでしたね、めでたしめでたし。
ライララさんがぜんまいざむらいの天蓋男にそっくり
予告や宣伝記事に触れ こういう風に終わるんだろうな と思った通りに...
予告や宣伝記事に触れ
こういう風に終わるんだろうな
と思った通りに進んで、終わる
(悪い意味ではなく)
とても優しい映画でした
原作どおりです
原作どおりの内容です。
原作既読の方で、
原作好きな方にはお勧め
原作嫌いな方は勧めません。
原作未読の方で、
愛されたいと願う女性にはお勧め
冒険活劇が好きな男性には勧めません。
あと、予告編作った人は才能あると思います。
優美な月
日が沈んだ後の静まり返る夜
橋の上で出逢う2人、ナランバヤルとサーラ
水面に映る優美な月、前途多難、2人に障害があればあるほど水が湧き上がるような恋心が感じられました。2つの国が争うことなど
愚かなことだと、国王の頑なな気持ちを溶かしてしまったように見えました。
猫が結婚相手だなんて、、
猫と犬もストーリーにアクセントを加えていました。
だんだん太めのサーラが好きになってくる
争いが続いていた2国で、それぞれ嫁と婿を送っていく所から物語は始まります。
序盤は物語に入り込めませんでした。いろいろな人物の名前が飛び交い、小さいお子さんには少し難しいかもしれません。
サーラの「いつでも難しい方の道を選んでください」の言葉が心に響きました。
太めのサーラは、観る前は魅力を感じなかったのですが、観ていくうちに純情なサーラを好きになっていました。
一方、不満点もありました。盛り上がりに欠け、物足りなさも感じました。
エンドロールの絵がとても温かく、感動系というより、ほっこり系の映画でした。皆さん、初泣きできたのかな?
星3.5と星4と迷っていたのですが、非常に感動していたレビューが星4を付けていたので、星3.5にしました。
不満点はありますが、心に残る良い映画でした。
お嬢さんは二度と…
思った通りの作品でした
優しさにあふれたものがたり。
主人公のふたりが相手を思いやる
…やさしさに
なんか…泣けちゃう
特にちょっと太めな女王サーラの声を
浜辺美波の声がとっても合っていて
おっとりとした言い方が
…心地いい
賀来賢人のナランバヤルも
ちょっとおちゃらけたところもあって
笑えたり和やか雰囲気で観れました
…余韻が半端なくて
相手を思いやるやさしさに
しあわせな気持ちに包まれます
画も優しいタッチで音楽も素晴らしい
…バランスのよいアニメでした
余談…
犬のルクマンと猫のオドンチメグは
重要なキャストの一員ですね
2023.2.6.
映画館で二度めの鑑賞。
今年最も観るべきアニメ
いい作品だった。Ultra Blu-rayがもし出たら是非とも予約して家に置いときたい。
ちょっとネタバレ。
気になったところを2つだけ。後半のクライマックスでサーラとナランバヤルが王宮内の秘密の抜け道の壁からの張り出し通路を渡る場面があるが、二人で渡ると崩れ落ちる可能性があるからサーラはナランバヤルに、一人で逃げる様に勧めていたのだけど、お嬢さんを一人にできない、と言ってナランバヤルはサーラも連れて渡ろうとする、そこへ二人を探していたラスタバン3世王がまたその崩れそうな通路に出てくるのだが、二人でも崩れ落ちると心配してるのに王まで来て3人で乗って大丈夫なのか?と観ていてハラハラした。もうこの時点で張り出しの通路の強度はどうでも良いのか?とそこが気になった。
サーラ姫が、いなくなった猫のオドンチメグを探してナランバヤルの家でナランバヤルはもう妻がいる、と聞かされるのだが、自分の所には婿として子犬が来て、ナランバヤルが仔猫のオドンチメグを連れて来てる時点と、事情があって人前には出られないと聞いた時点でナランバヤルに送られた嫁がその仔猫だとどうして気づかないのか?サーラ姫の姉も、お父様はバイカリ国に嫁として猫を送ったって噂よ、と聞いてる時点でナランバヤルの人前には姿を見せられない嫁が猫のオドンチメグだと気づきそうなものだが?
でも作画もきれいだったし、見せ場もたくさんあった。浜辺美波と賀来賢人の適用も役にぴったりだったと思う。最後に充分に感動できた。
アルハミト国と対立するバイカリ国の族長オドゥニはなぜ おネエ系なのか?その方が都合良いのか?美青年好きなら、交渉するならイケメン俳優で大臣になったサラディーンが直接交渉したから成立したのか?その場面も出したらちょっとウケるのかな?と思った。サラディーンがわりと簡単にナランバヤルの提案に乗ったのはちょっと都合良すぎるのでは?とも思ったがアルハミト国出身でなく元遊牧民の国から来たから利害はそれほどないからなのか?とまぁそれならと納得はしたか
沢城みゆきさんが演じるライララもあまりにもご都合主義的にどこにでも突然現れるのだが、原作中一番人気があるのがライララだと言うのも分かる気がする。
現在のロシアとウクライナもこんな感じで和解できないものか?と思ってしまった
原作を知らなかったのでめっちゃおもろ
内容が非常に面白くて、感動や笑いが耐えなかったです。原作は非情に評価されているわけだし、こうして原作を知らない観賞者をしっかりと楽しませているわけだから、テンポとか演出もかなり良かったんじゃないでしょうか。
あとは基本的な画質だけだと思います。作画とか動画とかの問題ではありません。だだの画質の問題です。テレビのフォーマットがいまだに基準となっている弊害を残念ながら感じてしまいます。
もっとちゃんと映画としてのアニメーションをつくってほしいものです。できないんだったら、配信やテレビで長尺ものとして流したらどうなんでしょうか。その方が予算も抑えられますし─。
全191件中、161~180件目を表示