X エックスのレビュー・感想・評価
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それはそれはエッシーン多い
ポルノを撮影するために農家を借りた主人公たち6人。その農家の老夫婦は殺人鬼だった!という映画。
ミッドサマーの所らしく内臓?みたいのグロい感じのがうまいなって思いました。しっかりここでくるだろうってところで犯行を行なってくれるのでそこまでは怖くないかも。
エンディングのあとに?!
敵は未来の自分、過去の自分
最近ホラーオタクの監督が目立っているが、そもそもホラーなんてものを撮る監督は何かしらオタクや変態だし、逆にそうじゃなければ撮れないジャンルでもあるが、今作の監督のタイ・ウェストもかなりのオタクで変態だ。
70年代ホラーのオマージュだったり、ニューシネマへのリスペクト、ヒッピー文化の危うさなど、当時のアメリカが抱えていた、もやもや感や価値観や概念のグラデーション的変化を敏感に取り入れた新感覚ホラーというべきだろうか。
ストレートで王道で、エロがあったり、ワニが出てきたり、やっぱりおバカな映画ではあるものの、どこか悲しさが妙な空気感として充満している。
それは誰もが歳をとると感じるであろう、戻れない若さへの憧れ、嫉妬、喪失感といったもので、殺人鬼夫婦の視点がとにかく悲しい。
目に映るヒッピーたちが、時代や環境は違っても、自分たちの若い頃を見ているようで、元気でバカやってる姿を見れば見るほど辛さがひしひしと伝わってくる。
つまり見ている相手は、まるで「かつての自分」、被害者たちは「未来の自分」に襲われるというような特殊な対立構造を作り上げているのだ。
主演のミア・ゴスは、主人公と殺人鬼側の一人二役を演じているのが、何よりそういったメッセージ性が含まれている証拠である。
今作、3部作構成となっており、次回は殺人鬼の60年前の物語になるという。2作目を観た後で、もう一度今作を観直してみると、また深い物語になりそうだし、そもそも何度も見せることを前提とした、巧妙な構成にしてあるようにも感じられる。
惜しい
惜しい。老人の性欲なんて、なかなか映画で出てこないけれど、新聞開けばいくらでもサプリメントが載ってるので重要なテーマのはずなのに、掘り下げきれてない。据え膳食わねばは男の恥というか、女性に恥をかかせると殺されちゃうぞという意味か。いくつになっても女は女みたいなことかな。
その癖して、110分はポルノ映画的にも、ホラー映画としても残念。A24だから、オシャレにカッコつけたいのは理解できるけれど、何を撮るかより、何分で撮るかの方が重要だ。ポルノもホラーももっと経済的な撮り方をするのに時間について、無頓着なんて、ナンセンスだ。
さっき見たビリーバーズでもあった性への忌避感と興味もこの作品は薄い。スタンダードサイズもあんまり今では珍しくないので、こんなギミックぐらいで使われてもホイホイ喜ぶ気はない。
過ぎ去った時代
雰囲気の再現は完璧ながら「空っぽ」の作品
「キャビン」(2012)のようなセンスオブワンダーを期待したものの得られたのは寂寥感
掘り返した遺物を工夫なくただ陳列しただけ
ミア・ゴス見たいので続編は見ます
すごいなA24……
設定はよくある感じだと思う。
おちゃらけた若者が田舎にやってきて酷い目に会うって言う。ただ、音楽の入り方とか鏡のような映像の対比のセンスとかめちゃくちゃかっこよくて前衛的。
個人的にはおばあさんのダンスシーンが映像がかっこよくて綺麗で好き。死体の上というギャップもある。
全員死ぬかな?と思って見たのでラストは意外な展開に。
いずれ訪れるかもしれない自分の姿に怯えながら、これからこそがホラーだなって思う。
エンディング後に続編になる過去編の映像が流れた。
尚更、この未来はお前の未来だと突きつけるよう。
老害。
エンドロールとその後が一番驚く映画って何?
で、本編。
私は何を観せられているのでしょう?
愛を求める殺人鬼が御高齢夫婦。
タブーと人間の描き方が尊く蘞い。
いろいろと70年代ホラーのオマージュ多々。
というより、70年代風に撮りたかったんでしょうね。
でも、70年代は徹底的にホラーだったのに対し
今作は“ホラーなんでもあり”な現代の作品。
面白いといか……私は何を観せられているのでしょう?
今から観る方、マジでエンドロールをよく観て
そして、ラストのラストまで席は立たない事!
悪魔のいけにえを思い出す。けっこう良かった。 ウェインが村西とおる...
悪魔のいけにえを思い出す。けっこう良かった。
ウェインが村西とおるみたいな発言してるなーって思ってたらブリーフ1枚で行動するシーンがあって「やっぱ村西とおるかよ‼︎」って心の中でツッコミ入れときました。
エロくて不気味でイカれたホラー
史上最高齢の殺人犯夫婦に若者たちが襲われるという、プロットからしてぶっ飛んだホラー作品。
映画撮影で田舎に訪れた3組の若者カップルたちは、やたらエロい格好または裸でウロウロするし、ラリってるし、撮ってる映画はひたすらセックスシーンのポルノだし、ちゃんと許可を取らずに建物を使ったりはしますが、別に悪い奴らではなく、なんなら結構気のいいお調子者。
なのに特に理由もなく○されまくるので同情するし、グロい・痛いシーンも勿論出てきます。
が、全体的にはなんかもう笑っちゃうというか、勢いが凄い。呆気なくやられてしまったり、え?今それ始まるの?みたいなのとか、なんかもう凄い。笑
夏にピッタリのB級ホラー、楽しかったです。
奴はジェイソンママと同等の戦闘力を持っている
6人のカップルと高齢夫婦との戦いを描いたホラー映画です。
観る前は、13日の金曜日のジェイソンママを想像していましたが、ほぼ的中しました。
老婆の殺しのテクニックを見る限り、ジェイソンママと同等の戦闘力を持っていると思います。
全体的に13日の金曜日の雰囲気に似ており、懐かしいハラハラ感を最後まで感じました。
エンドロール後の映像で、続編もありそうなので、伏線回収も含めて期待したいと思います。
かなり映画の世界に引き込まれた作品でした。
A24映画である故に
懐かしさとお手軽感てとこ。中身スッカスカの80年代ホラーをまんま観てる感覚。確かに残酷描写レベルや時折のしつこさ(ミッドサマー的と言えば良いのか)は、現代風味付けなんだろうけど。まんまポルノとバイオレンスのセットていうのもやはり懐かしい。思い浮かぶのは、近しくはデスプルーフ、古くはソドムの市てとこか。
ま、これがA24映画である事の先入観が手伝い.....ここは計算されてる、わざと安っぽくしてる、少しA24的ホラー感出してる、少しイッチャッタ感出してA24は意外性狙いか...とか捻った考え方となり、それなりに良作に見えて来るから不思議w
A24ブランドが引き上げた感は否めないかと。
あ、ここへ来て今、もっとエグいポルノ+グロな作品を思い出した。セルビアンフイルム、あれは何もかもが相当ヤバかった。観た後に凄く後悔し、暫く経つと何故かまた観たくなる。で、また後悔するw究極のゴア&タブー満載作だった。
本作はセレビアンに比べると、振り幅はおとなしい、つうか別物。A24版80年代風カジュアルホラーといったところか。
さすがA24。期待を裏切らない独特の世界観のある作品でした。高齢夫...
さすがA24。期待を裏切らない独特の世界観のある作品でした。高齢夫婦がとにかく不気味だが、ところどころせつないとこも。エンドロールもお見逃しなく!
殺人鬼老夫婦と言うけれど…
いやー、いろいろ考えるなー、と。こないだテレビで言っていたけれど3部作になるらしい…こんな話で3部作?と思ったけどマーベル作品同様エンドロール後も席をたってはいけません。結構最後の最後に楽しめます。
サイコパスだけどしっかり人間なラストになんか納得。ゴアなシーンがたんまりあるわけでもなく後半はハラハラドキドキみられます。
伝統芸的なスラッシャー
失礼さの塊で、若さを浪費しているような頭の悪い若者たちに、加齢で美しさや体力を失った老夫婦が怒りの鉄鎚を振り下ろし、惨殺しまくるゴアホラー。
79〜80年代頭の洋ピン・ポルノの再現性の高さと、容赦のないアトラクションみたいな流血の連続は、最近のコンプライアンスを意識した作品たちとは違って、ちと懐かしい伝統的スラッシャー・テイスト。
シナリオも凝っていて、見応えありました。
エンドロール後にはちょっと長めな次回予告のおまけつき。
暗転して音楽が流れたからといって、帰らないことをおすすめします。
続編が楽しみ
A24製作の過去作と比べると、古き良き70〜80年代のスラッシャームービーをオマージュした様な本作は、やや違う趣の作品かもしれない。だが、静かながらも丁寧な人物描写の数々や、得体の知れない怖さはかえってパワーアップしている様に思える。また、エキゾチックな目鼻立ちの主演女優、ミア・ゴスのなんとも言えぬ空気感と相まって、上質なホラー作品を味わう事が出来た。
前半のポルノ撮影のシーンにやや尺を使いすぎな気もするが、それがあってこのストーリーが成り立つ訳であり、決して無駄という訳ではない。観客の中にデート中と思しき若いカップルが複数組みいたが、ちょっとデート映画にしては不向きかも知れないが。
監督がイーライ・ロスの申し子、タイ・ウエストという事もあり、ホラー愛溢れる設定にも笑みがこぼれる。例えば、老夫婦の家のすぐ裏にある池にワニが棲んでいたり等は、トビー・フーパー監督の「悪魔の沼」を連想させるし、斧で扉を壊すシーンはもろ「シャイニング」だ。リスペクトすれば良いという訳では無いにしろ、ホラー界では名の知れた腕利きの監督が撮ると自然な形で盛り込んでくれる。冴えたスプラッタ描写も中々の物である。ホラー好きにはぜひオススメしたい。
「X」が指す意味はいろいろあるけど、おそらく「正しい」意味はラストに出ます。
今年205本目(合計481本目/今月(2022年7月度)17本目)。
7月は全般的に大阪市の放映基準でみても4本もあり、そのうち2本目。
「こくひ」がR18だったのに対し、こちらはR15です。とはいっても、かなりグロい表現やら大人の営みなど多数にわたるので、これら両方の耐性がないと厳しいかな…という状況です(人によってはR18か、それを超えるような見方になってしまう)。
多くの方が書かれている通り、ストーリー上わかりにくい点は結構あります(加害者側の動機が何なのか等)。とはいえ、この映画はそれはわかるものの、そこは引いても0.1程度ではないか…と思います。ホラー映画である以上、やることすること全部支離滅裂なので「加害者の動機が謎」といってもわかるほうがある意味変なので(G指定やPG12指定ならまだしも)、ここも減点対象にはしづらいです。
一方で、この映画は1977~79年のようで、モノクロ放送でテレビが映る部分がありますが、そこで描かれているのは、キリスト教をベースにしていると思われる何かの宗教(少なくとも一般的に信仰されるプロテスタントやカトリックではない)のですが、この説明がまるでないので、当時(この1970~80年台)の宗教観がそうだったのかという点は映画内で何も説明がなく、この点が致命的にわかりづらいです(この点がわからないと、ただ単に「大人の営み」と「よく趣旨がわからないホラー」を延々と見るだけになってしまう)。ここはある程度減点幅なのかなぁ…という気がします。
こちらこそR15ではありますが、「ホラーの描写」と「大人の営み」が両方入っており、人によってはR18かそれを超えるような状況になりかねないので、そこは正直「こくひ」以上に「人を選ぶかな」という印象です。
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(減点0.3) 上記の通り、この映画のひとつのテーマとして「よくわからない宗教がテレビで流れてくる」ように、当時の宗教観があることが前提にされていますが、日本ではほとんどなじみがないですし(日本ではプロテスタントかカトリックかという論点はあっても、それ以外の極小流派を見ることがない)、この映画の理解の「一部」は結局全部ここに帰してしまうので、この点の説明が少ない(というか、まったくない)映画はある程度引かざるを得ないかな…というところです。
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ジェネリック悪魔のいけにえ おっぱいマシマシ
よくある田舎の殺人鬼系のアレです。
被害者加害者どっちにも感情移入出来ないし、テンポはめちゃくちゃ悪いし、グロゴア描写もいたって普通、ストーリーも特に捻りもなく…
特筆すべき点があるとしたらポルノ描写の力の入れ方くらいでしょうか?でもそれが映画を面白くしてるわけでもなく…
個人的にはハズレでした。
これはいったいホラーなのか?
皆さん、二級ホラー映画を期待しては、いけません。
最初の保安官からつかみが微妙です。
もう少し、初めから頭おかしい感があった方が期待があったのでは・・・
前半は、ひたすら能天気な映画撮影です。
撮影が終了するとホラー要素が入ってきますが中々、期待のホラー&スプラッター要素に進んでくれません。
この映画は、大変期待していたのですが、ひたすら爺さん、婆さんが気持ち悪く、いまだに性欲満開なんかい。
と画面を見つめては、ため息をついていました。
次に続く映画もあるようですが、もう少し盛り上げて下さい。
お願いします。
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