かがみの孤城のレビュー・感想・評価
全434件中、1~20件目を表示
孤城という単語センス
原作が「孤城」という単語をチョイスしたのがまず素晴らしい。孤城とは「孤立した城」とか「敵に囲まれた城」という意味だが、それでも城は堅固に守られたもので、孤独な子どもたちを守る砦として本作を象徴している。苦しい想いをする子どもたちにとって、城となるような場所を持てるかどうかはとても大事なこと。しかし、学校や家に居場所がない子はそういう場所を持つことが難しい。この社会は残念ながらそういう社会だ。
本作の素晴らしいところは、現代だけに限定せずに、子どもたちにとっての城のような居場所は時代を超えて大切なんだと描くところ。そして、時代を超えて孤独な子どもたちの心は連帯し、今もこの社会でそういう子どもたちのために活動している人もいるんだと、説得力を持って見せた点が非常に優れている。大変丁寧な演出で、不安定な思春期の心理を見事に救いとっていて、原恵一監督の上手さを再確認できたのも良かった。
地上波放送で観ました。
前情報や情報なく観ました。
期待していなかったのですが、
結構面白かったです。
不登校の子供たちのそれぞれの悩みなど、現実離れしておらず共感できました。
最後らへんは少し怖い部分もありましたが、ハッピーエンドで良かったです。
不登校死別強◯強制感動発生暴力装置
アニメに関してです。
原作はこんなんじゃないと信じたい。
本当に見ないほうが良い
この先には虚無しかない。
ポルノを騙されて見せられたような不快感。
薬と称して毒を飲ませるような…
悪徳宗教の勧誘に近しい感覚。
お金を出して見るようなものではない。
原作未読。漫画版少々。家族が見たいと、言う事で鑑賞しましたが、後悔しかないです。
擦りに擦った設定のオンパレード。
イジメ、不登校、同じ境遇の仲間、理解のない
母親、空気な父、異世界、謎とき、タイムリープ。
何をテーマにしたいのか全く伝わらず。イジメ?不登校?家庭不和?それでもこんな問題ぶっこんで来るんだから解決したいんでしょ?解決する話になるよね?
異世界いってトラウマ告白して、ダラダラしてたらなんか良くなってきた。
ご都合主義通りこして気持ち悪い。
登場人物、全員薬でもやってんのかね?
男女で色恋やったり、ダラダラ謎ときしてたら、ルール破るやつ出てくると。ここまでも想定どうり。
ルール破る理由として誰も文句出ないような理由はレイプ。装置としてのレイプ感が凄い。なんの脈略もなくレイプ。
ここで神の手…緊急事態は鏡だせるの?
やさしい狼さんだこと。もっと早く助けてやれよ
主人公ここでいきなり謎ときヒント発見!
仲良しちゃんと仲直り!
光の階段!鍵GET!!
気持ち悪い演出。ダサい音楽。下手な演技。何一理解できないまま
「ここから、泣き初めて下さーい!めっちゃなけるから!泣け!ほら!泣け!」
と言わんばかりにクライマックスへ。
時間軸だなんだとネタバレして。
病気の姉ちゃん出して、殺して、ちょっとだけ生き返らせて、弟と再開させて。
このやり方に吐き気がしました。もうええて…
主人公の今までの記憶だけ消して、レイプトラウマ先生もなんか一人で満足してて。この先生ほんとに気持ち悪い。家まで来るんだよ勝手に?記憶あるからか?怖い。
なんやかんや主人公は学校行けるようになりました。
さらにイケメンの仲間も側におります!Yatta-!
お前の記憶がなくても俺は知ってるぜ!
これも相当気持ち悪いです。
悲しいこともあったけど、運命の人(イケメン)GETで私は元気です!
コイツはきっとまたイジメられるよ…
視聴後、見終わって最初に抱いた気持ちです。
以下引用
吐き気をもよおす「邪悪」とは、な何も知らぬ無知なる者を利用する事だ、自分の利益だけのために利用する事だ。
感動ポルノ作品。
本当に何も得るものがない作品でした。
無知、無教養を炙り出す作品としては最高です。
自分の子供に見せなくて本当に本当に良かったです。
監督が、作品を通して出来レースの愚かさや空虚感及び不快感。道徳的教養の無い人達への、イジメや不登校を題材とした感動ポルノ作品による搾取の構造に警鐘を訴える事をテーマとしておられるのであれば、素晴らしい作品です。
原作未読
原作の小説では気にならないのかもしれないけど、主人公が普通に美少女なので、この子がいじめられて行き場をなくしているという設定に、いまひとつ現実味が感じられなかった。
全般的に平板な感じで、伏線を回収し始めたあたりから面白くなるのかと思ったけど、最後まで入り込めなかった。
オオカミさま役の芦田愛菜のセリフが妙に大根だったのが気になった。この人もっと上手だったはずでは...。アニメの声役は苦手なのかな。海獣の子供の時はそんなに気にならなかったのだけど。
狼?
観るつもりもないまま、惰性で流してたら、どんどん引き込まれていった。
エンドロールでリオンが北村匠海の声だと知ってビックリ。あの声は10代にしか聞こえなかったからね。やるねぇ匠海。
はじめの一声で芦田愛菜だと分かった狼様だけど、セリフが冷たく聞こえたのは、役になりきってたのか下手で棒読みだったのかが分からなかった。
7人がそれぞれ生きた年代が違うってことは早々に気がついてたけど、北島先生が●●だったのは衝撃でもあり、納得もした。
なぜ、どこの世界でも、いつの時代でも、あんな風に虐める人がいるんだろ。そして、それを取り巻く金魚の糞達……。
育てられた環境?生まれつき?虐めることで自分の正気を守っているのだろうか。だとしたら虐める方も実は何かの被害者なのか?それはあまりにも悲しいが。
内容は素晴らしく「本屋大賞」なるものの凄さが分かった作品でもある。
今後、本や観る映画を選ぶバロメーターになりそうだ。
ただ狼の設定や狼様との関係が腑に落ちなかったけど、読み取れなかっただけかも。
不登校だった時を思い出す
もう十年近く前になるけど、中学の時不登校で学校に行ってなかった自分にとっては、それだけで胸に突き刺さるものがある。
自分の場合は特殊な家庭環境に原因があってイジメが〜とかではないけど、喜多嶋先生のようなカウンセリングの先生に凄く救われた経験があるので、これを当時の自分が見ていたらかなり救われただろうな、というのと同時にかなり拗れただろうな、という気もしなくもない
原恵一監督作品は「オトナ帝国の逆襲」や「戦国大合戦」などのしんちゃん映画の監督だ、と言えば伝わる人が多いだろうか。一番好きな原恵一監督作品はブタのヒヅメだけど、大好きな監督の一人である。
観よう観ようと思っていた映画ではあったけど、もっと早く観てればよかった〜というのと、映画館で観たかったな〜と。
とにかく映画全体の雰囲気が好き。よく雰囲気ガーとかいうと揶揄されがちではあるけど、自分にとっては映画で一番大事なのは「雰囲気」なので、これがダメな作品はどんなに物語がよくても評価は高くない。だって物語だけ追うなら原作の小説なりで十分なんだから。
映像でしか見れないその場の空気感だったり、間だったり、匂いや風すら感じられるほどの独特な雰囲気というものは絵作りでしか得られないものである。原恵一監督はそのあたりの絵作りが凄く上手で、まるでその場にいるかのような空気を作り出してくれるので「雰囲気」においてこれ以上ない監督である(オトナ帝国なんか特に顕著)。
また伏線も散りばめられていて、終盤の伏線回収で思わず「なるほど」と言ってしまうほど綺麗なストーリー。要所要所の何気ない言葉がしっかりと伏線になっている。
自分も中学時代、誰にも助けを求める事が出来ない中、かがみの孤城のように友人に救われていたので思わず感情移入してしまった。社会から隔絶され、何もできず孤独に居続けるしかなかった時のカウンセラーの先生の言葉は、確かに今でも心の中に残ってるし、先生から貰った手紙は今でも大事に取ってある。
しっかりと自分のことを見てくれている大人はいつの時代もいるんだ、ってことをもっと知って欲しいし、孤独を救ってくれる友人にも少し勇気を出せば出会えることを伝えてくれる、良作です。
序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファ...
序盤はよくある、いじめをテーマにした物語なのかと思ったら、突然ファンタジーが始まって、ここはちょっと唐突感があり過ぎて、最初は、こころの妄想なのかなとも思ったんだけど、そうではなさそうで、、、
皆んなで学校で会おうってなった辺りから面白くなってきたかな。
ただ、いじめがテーマだとリアルな問題なので、それに対してファンタジーでは本質的には解決しないので、ちょっとどうなんだろうっていうのはあるんだよね。
ルールを破るぐらい追い込まれたアキがどうやってあの環境を生き抜いて、あぁいう感じに成長出来たのかが、ごっそり抜けてるので、ちょっと違和感が残る。
記憶が残ってたみたいだから、それを糧に頑張ったのかもしれないけど、乗り越えた場面みたいなのは描いて欲しかったかな。
あとはやっぱり孤城の唐突感かな、ファンタジーだと現実とファンタジーの橋渡し的な現象や存在があるもんだけど、なんの脈絡もなく突然に鏡が光って、しかも登場人物が皆、実際この物語の中で人として生きてる人なので何がどうなってああなったのか、きっかけが一作目の「CUBE」並みに不明過ぎた所かな。
とはいえ、時間が関係してる物語は好きなので物語としての仕掛けは楽しめたかな、「真実はいつも一つ」は反則では?笑
映画としては
内容が薄いという感じがしたが、原作を読めばより作品世界がわかって楽しめるのだろうと思った。映画を観ていて一番興味が出たのは城を出て現実世界でそれぞれが再会するシーンだったが、そのシーンも登場人物全てではなかったし、一度観ただけでは理解不足になる気持ち悪さもあった。
小説が好きで何度も読んでいた。 その上での感想だが、やはり小説の内...
小説が好きで何度も読んでいた。
その上での感想だが、やはり小説の内容を2時間にまとめるというのはもったいないなと思った。
「怒涛の伏線回収」というのも、何となく安っぽいような印象に繋がっているように思う。登場人物に感情移入しきれないまま進んでいく物語に物足りなさを感じた。
もう少し丁寧に原作では描かれていた部分も沢山あるし、小説ならではの細やかな伏線も読めば読むほど面白かった記憶がある。
小説を読んで自分で情景を思い浮かべながら読んでいた身からすると、間のとり方や城の装飾、その他諸々が少しイメージと異なった。
(以下、超個人的感想)
最後、こころがアキを追いかけるシーン、笑わせに来てるだろ。微妙なBGMと何度も迫ってくるこころの顔面。感動しにくい。いいシーンのはずなのに笑っちゃった。皆がアキを引っ張るシーンも感動的とは言い難い。
もっと面白く出来たはず
評価が高いのが不思議な映画。前半だらだらテンポ悪くて、展開も少なく途中で飽きてくる。後半も盛り上がりそうで盛り上がらず、あきらめムードになる。最後の方でようやく盛り上がりを見せるが、時すでに遅しでさほど感動しない。伏線回収が色々あるが、取ってつけた感じで、だからどうしたっていうものばかり。
内容とは別に、城の内部のデザインがチープなのも没入感をじゃましている。まるで低予算TVドラマに出てきそうな壁紙を使ったなんちゃって西洋城のセットのような安っぽさでしらける。もう少し雰囲気に拘った本物感のある作画だったら見ごたえはあったはず。
原作は文庫本上下巻の長編ものとのことなので、物語をはしょってしまったため薄い内容になったとも言えるが、それにしてももっと面白く出来たはず。
孤城に カガミ オオカミ カオナシで ミ(私)が残る
原作未読。
前情報一切無しで視聴。
序盤で7人が集められ、ルール説明の時、あ!っと思った。
それは、仲間が信頼しあって何でも相談し、嘘も隠し事もせずに全てをさらけ出して協力すれば謎が解ける!ということを言いたい話か!という、あ!だ。
もしその通りだとしても、大長編のアニメ作品『ひぐらしのなく頃に』の大事な部分を2時間位で伝えてしまえるなら凄いことだと思った。
予想の斜め上の展開を期待しつつも、期待し過ぎないように抑え込む複雑な氣持ち。
それがまた登場人物達の期待と不安のような氣持ちとシンクロしていくのだった。
孤城の各部屋の扉の巨大さと天井の高さが、城らしくて良いが装飾がチープでオモチャっぽい。巨大なドアにしては取っ手の位置が下過ぎる。暖炉の火も焚べる描写が無い。
不思議さは現実世界と区別するためなのだろう。
トイレに関することも言及すらしなかったが、生活感の描写は敢えて伏せられていたのだった。
こころたちが孤城と現実世界を行き来し本音を言い出した頃、学校で待ち合わせする展開は嬉しかった。冷静に考えると学校以外でも待ち合わせ場所を決めれば良いのだが、その時点では私も既にかがみの孤城に入り込んだ中学生のひとりになって視聴していたので氣が付かなかった。
終盤の種明かしパート後に更にひとひねりオチがあって良かった。予想の斜め上というほどではないが満足出来た。
連帯責任というくらいなので、リオンだけではなく7人全員が記憶を持っていた。そして、それぞれ現実世界で会おうとするので嬉しい。アキが、あの仕事を選ぶ理由として辻褄が合うし、すばらしいハッピーエンドになった。ある意味リオンの願いは既に叶っていたし、さらに新たなる願いまで叶えてくれたのだ。
考察としては
…狼の真の目的は7人の望みを叶えること。
…狼が7人を赤ずきんと言った理由は、狼が犠牲になるという展開だから。赤ずきんはハッピーエンドの物語。
…狼のお面を外した顔を画面に出さない理由、そしてその顔を見たリオンが泣いた理由、狼の能力の謎。
…そもそも記憶を消す事が狼に出来たのだろうか。
…狼はどこまで知っていたのか、この先も知っているのか。
小説を読みたくなる
優しさに包まれたような幸せな気分になる。
孤城と言う突飛な設定に、
主人公のような境遇の子たちに孤城は存在しないし
救われないよな…なんて思って観てたけど、
そうじゃなくて
同じような状況な子も決して1人ぼっちじゃないし、
君だけじゃないし、
君を想ってくれてる人が必ず側にいるんだよ。
と言ってくれてるような優しく幸せな気持ちになれました。
たぶん小説ではもっとキャラを掘り下げられてて
もっと感動出来てたんだろうなと思ってたけど、
登校したけど誰とも会えなかった。
と言う展開から一気にミステリ要素が加わり、
あーじゃないか、こうじゃないかと
ドキドキしながら観れました。
ラストも良かったけど、欲を入れば主人公と全員が繋がってたらもっと感動出来たかな、なんて思いました。
AKIちゃんが全部持ってちゃった
勘のいい人ははじめの2~3分で
映画の全体像が想像できると思います。
映像化することで伏線がよりわかりやすく
見せているのがわかる。
主に心のキズを負った子供たちの
成長と葛藤を見せる内容。
まあ学校で起きた心のキズと
家庭内での心のキズは質が
違うのでいっしょくたにするのはどうかな。
そら卑怯やわ。
願いがルール違反をなかったことするは
よく考えたなと思った。
お互いのキズを舐めあう感じで終わるかと
思ったけど、後半シリアスな展開になる。
当事者の中学生よりも大人に見てもらいたい映画。
最後の未来で待ってるはこの映画だからこそ
言えるセリフでよかった。
アニメ時をかける少女を思い出した。
聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っ...
聞いた事もないし話題にもなってないしなんだこのマイナーな映画と思っていた自分をぶん殴りたいここ最近観たアニメ映画で1番感動した
序盤は世界観がありきたりなチープな感じで面白くない臭がぷんぷん漂っていたからスマホいじりながら観ていた
だけど中盤から意外とシリアスな現代的な問題が描かれていて自然とちゃんと観ていた
そして終盤には感動すらしていた
何故だろうと思ったら原作が直木賞作家
どうりでちゃんと出来ているわけだ
退屈な前半をどうにか乗り越え最後まで観てほしい
観るの後回しにしてたけど
びっくりするほどの良作でした。
芦田愛菜すぎる声で萎えるのではと避けてたけど、そこまで喋りすぎないのでセーフということで。
いい作品でした。
テーマ難しいなと思ったけど程よく描けており良かった。
新海誠作品くらいに騒いでも良かったのではと思いました。
これは良作だと思う
小説を読んだ為、内容はわかった上で鑑賞したが
絵になるとまた違った情報で入って来た
難しい言葉は使っておらず
親子で見ても伝わり易い内容
小説版もサクサク読める作品だった
昔はそれほど表立って話には出なかったが
学校に【行けなくなる】子供は昔からずっといる
あなただけじゃないよ
勇気をだして自分自身も偏見を持たずに
周りを見渡せば、味方はきっと見つかる
そんなメッセージを感じた
全434件中、1~20件目を表示