カラーパープルのレビュー・感想・評価
全142件中、81~100件目を表示
あまりに歌が上手すぎて
スピルバーグ版は今は亡き新宿ピカデリーで観たのは覚えてるけど、ストーリーはほぼ忘れており、新鮮な気分で観れました。シュグが歌が上手い設定ですが、全員が上手いからなんかむしろ影が薄く感じてしまった。しかし、映画館でのシュグとセリーの歌は素晴らしかった。
前半ハードな流れはあったが、実際にはもっと悲惨で命にかかわる残酷な事が罷り通っていたであろうが、かなりマイルドに表現されていたように思う。また、後半はあまりに事がうまく進みすぎて、まさに夢物語で、よかったと思う反面、全くリアルに感じられなかった。ストーリーは前作とさほど変わってないだろうが、本当に舞台チックになっているように思いました。
これ、共和党トランプ支持者に見てほしいなあ。
オリジナル観たくなった
実はオリジナル未視聴。ということで、予断なく観る。
まだ女性の地位が低い時代に力強く生きた、セリーの生き様がパワフルでソウルな歌声でストレートに伝わります。明るい歌もあるが、気持ちを伝える迫力ある歌が多くて良い。歌手のシュグやソフィアや個性的なキャラは最高でした。男性陣の悪役っぷりも見事。ただ罰を受けるだけでなく、改心するのも単純でなくて良い。クライマックス、泣かせにくるとわかってても泣ける。
オリジナル版違う?
見たことあるはずなのに…
物語が進んでいく内に段々思い出して来た。
多分若かった自分には重過ぎたんだと思う。
映画のCMでクインシージョーンズの名前を見つけた時に見てみようと思った。
前作でも彼の名前はあったけど
ミュージカルだからか少しは柔らかく見られた
物語はテンポ良く、歌いながら、長い年月を流れて行く。
中でもアフリカでの王様のシーンは圧巻だった。
1番好きなのはセリーの歌声で
甘く少しハスキーだった。
ソフィアは笑えるくらい自由な振る舞い。
大人のネティにはだれ?って感じだった。
似てない
アリエルだったね。
暗く重くなりそうなストーリーを
音楽が明るくしてくれていた。
ミュージカルでさらっと明るく♪
前作より
心がズタズタになる酷いシーンは減って、
幸せなシーンが増えてました。
なので、ダメージは少なく見られます。
差別や偏見は消えない…
でもそんな人ばっかりではない、
支えてくれる人もいる‼️
差別を受けていい人なんていない、
自分に自信を持とう‼️
そんなふうに前を向ける映画でした✨
〜歳をとったなんて思わない
今が一番若いと思ってる〜
時代背景とあわせた差別意識に関する問題をこれでもかと突きつけてくる...
時代背景とあわせた差別意識に関する問題をこれでもかと突きつけてくる作品でした。主人公はそれに翻弄され続けるような描写が多くそれを打開しようとする主体性を欠いているように感じながら鑑賞していたのですが。終盤のシーンでは自然と涙が流れてしまったので知らず知らずのうちに感情移入してしまっていた自分に気付かされました。その他要素として各種効果音を使用したミュージカルパートが圧巻ですので見るのであれば劇場で楽しんでいただきたいということも追記しておきます。
期待度◎鑑賞後の満足度◎ アフリカ系アメリカン女性哀史ドラマにせずに躍動感溢れるミュージカルの形で一人の女性の成長・自立・自己肯定賛歌にしたのが如何にも2020年代の映画らしい。
①またジジイの繰り言だと言われそうだけれども、若い人には信じられないだろうけど、1985年版『カラーパープル』は良くできた映画だったのに、白人(スティーヴン・スピルバーグ、白人でもユダヤ系だけど)が黒人が主役の映画を撮った事に批判的な意見が多かっし、アカデミー賞には全く無視されました(当時はスピルバーグはハリウッドで嫌われていたから)。
それが今や巨匠の伝説の名作と呼ばれているんだから時は流れるんですねェ。
②時は流れてもアリス・ウォーカーが「カラー・パーブル」で綴ったセリーの物語は古びたりはしない。
アフリカ系アメリカ人で女性で教養もなく不美人なセリーが、人種差別が根深いアメリカ南部社会で且つ驚く程男尊女卑なアフリカ系アメリカ人社会で、自分の価値に気づいて自立していく物語は却って多様性が認められるようになりつつある反面、反動や分断も激しい現代にこそ光を放つのかも知れない。
③
私は美しい!
主人公は黒人の女性で、自分の子供と妹から引き離され、望まない結婚を強いられ家を追い出される。
100年前のアメリカの話ではあるけど、男尊女卑、人種差別、覇権主義国家の描写もあり、現代にも続く問題は他人事では無いのだよと言われているようです。
暴力夫と決別した後、主人公がかつて追い出された家を取り戻し、「I'm Beautiful!」と、自分の人生は正しいのだと、歌い上げるシーンは圧巻でしたよ。
激しい黒人差別の中、さらに下の立場の黒人女性。男に従う者として当た...
激しい黒人差別の中、さらに下の立場の黒人女性。男に従う者として当たり前に扱われる社会の中、主人公が耐え抜き掴み取る幸せ。ハッピーエンドとして良いが、ミュージカルじゃなかったら残虐さが際立って観るの辛かったかもしれない。
ホンモノの歌唱力に魅了され😭
ミュージカルにアレンジした傑作の誕生です。素晴らしい作品でした。幾多の苦悩を乗り越えた先にあった幸福を掴みとることができて本当に良かったです。
誰でも平等に手に入れることができる象徴として紫色なんですね。尊い。
15
原作、スピルバーグ映画、ブロードウェイ舞台 を経て 洗練された 人種、性別差別の苦難 と力強い歌声。だが チト人間関係わからない と言うのは言わないお約束❗️
本作は皆さんご存知のとおり ①賞を受賞した原作 ②スピルバーグの1985映画 ③複数機会にわたる舞台
をすでに経た作品【個人的な感想だけど、スピルバーグは本作でオスカー取れなかったから、じゃあこれならどうなんだ❗️と敢えて自分の出自に踏み込む「シンドラーのリスト」ロマン・ポランスキーに譲らず 映画化したと思う】
本作監督は アフリカ ガーナ🇬🇭出身 まさに 洗練された上に 本家本元の感じが・・ミュージカルの良さに気づく
自分の出自だけに描写は容赦無い。スピルバーグの残酷な晴天に対して 本作は陰鬱な雨天
さらに本作はアフリカに至る海🌊 そして 旦那「ミスター」がなぜか最後赦されてる 男性描写掘り下げ
人種差別の苦難【ただし本作では市長夫人に楯突いて投獄くらい】そして新たな支配者 父及び夫の家父長制
と
ゴスペル、ブルース、ジャズその他黒人源流音楽にダンシング💃 の融合
容赦無き暗い現実と それに負けそうだけど踏ん張るでも無力な健気さ そして 真の人としての目覚め、真のファミリー
でそこそこ 骨太 だけど それに負けないぐらい 黒人女性ボーカルが力強い❗️
スピルバーグは製作にクレジットされてるが 元祖映画化してるだけに こういう監修的な立場で強いだろうね。
【個人的には スピルバーグ氏は ウエストサイド・・含め ミュージカル得意で無い気がする】
苦難から人間賛歌 赦しへ
それぞれ 各種受賞者 名声を得ている3名の黒人女優が 貫禄十分で
セリー シュグ ソフィア を演じてる というより歌い上げている 素晴らしい黒人パワー。
色彩のメリハリが後半に向けて盛り上げる
姉妹の愛情 女性同士の連帯 は素晴らしいし頼もしい
だがわからないのだ
・旦那の「ミスター」と主人公の父親がストーリー上も 外見もよくわからない😵💫
・「ミスター」と長男❓ハーポ【酒場開く ソフィアと結婚 その後】
・「ミスター&父親の女性関係」
あと スピルバーグでは控えめだったLGBTQ描写出てきて 近親・・と併せ「そうくるかぁ❗️」とビックリだ❗️
でもみなさん ブロードウェイ演劇版含め経験則十分の熱演 熱唱は素晴らしかった。
あと 日本で言うと大正時代から昭和戦前の 描写は特筆すべき点も無いけど 粗もない描写
有料パンフ🈶は ホームページと「プロダクション・ノート」が一部被ってますが オリジナルが大半
「コラムで総括したい 私のような【ウソ】 学究肌 求道者【これまたウソ】には最適です😊
音楽歌唱が スピルバーグ版、舞台版 そして本作オリジナルと盛りだくさん
故に 有料パンフでは 37局中18曲を紹介 でも ゴスペルどころか R&B 何ソレ❓の音楽無知 通知表
小学校から高校まで 永遠の0️⃣ならぬ 「永遠の③」の 偏差値小細工野郎のワシには どのみち ネコに小判 であった。
でも 音楽と 場面は 正直消化できてないけど 雰囲気良かった 心地よかった
と 抽象的表現で 誤った勝利🏅作品征服感に酔うジジイでした。
有料パンフ🈶全部読み切って ホームページも全て熟読で この程度の俺って・・・イヤイヤ
人間はそれぞれ価値があるのだと 自分で自分に 赦しを与えるジジイでもあった。
原作とは別物の、楽しいミュージカル
アリスウォーカーの原作は、アメリカに住む黒人女性のものだと思っているので、日本のアラフィフおじさんゲイが批評すべきかは悩むところ。中身はとにかく薄い。ミュージカル映画として楽しむならあり。ファンテイジアのアイムヒアはおそらく撮影時に録音されたものと思う。魂のこもった歌唱で、この場面で震えた。サントラの歌唱は薄いのでオススメできない。ファンテイジア2010年のアルバムで同曲をすすり泣きながら歌っているので、そちらのほうをオススメする。ほとんどの曲をブレンダラッセルが書いている。さすが美メロ職人。どの曲も素敵。h.e.r.とかシアラも出演してるのだけど、ほぼ歌う場面がないという、ある意味、贅沢な使い方でずっこけた。
黒人男性による女性への虐待描写、白人による黒人差別描写、性描写は驚くほど希薄。が、同性愛描写は1985年作品よりも鮮明で、このバランス感覚は現代の若者にはしっくりくるのだろうか。いきなり主人公が妊娠状態で始まるのだけど、原作知らない人は、誰の子?てポカン状態ではないかと思う。ポリコレ要素を詰め込むのは最近の流行りなのだろうが、個人的には好かない。
俳優陣頑張ってる。けど、1985年の同名作品を知っているアラフィフとしては、やはり今作は負けている。アカデミー賞で男優賞以外の主要部門全てでノミネートされていたのに、無冠だったことでも有名な1985年作品。まあ全くの別物なので比べたらいけないのだろうが。今作を見終わった後、1985年作品を見たくなり、早速ポチッた。
黒人、女
と言うだけで、屈辱に塗れ、歪んだ人生を送った人が居た
が、それにもめげず抗い主張し続けたことで、切り拓いて
きた。
その歴史を書籍化しピューリツァー賞を受けた作家は
どんな心持ちで本作を観るのだろうか?
僕は音楽ファンでもあるので、
優れたR&B映画として本作を評価するが、
締めと随所随所の
キリスト賛歌には辟易の思いを抱かざるを得なかった。
イエス。と言うありもしない。神の神子を理由に
暴虐の限りを尽くしてきたコーカソイドの歴史に
何一つ評価賞賛を贈るべき理由はない。
悔い改め、他者の不備に漬け込んできた事実に
懺悔の念を持っていただきたい。
そう、意気込んでしまいたい。
が、今日はきっと昨日より良い日が来る。
と信じて生きたいので、本作の公開に感謝の気持ちを
贈ろうと思う。
カラーパープルは仏道最上の色也◎
文句なし!ミュージカルで正解
文句なし!
スピルバーグ作品のミュージカル版だが
むしろ見応えがある。
前半は黒人奴隷の現実、黒人奴隷の格差の
厳しさを思い知らされたが、仲間の励ましに
よって自分を取り戻す人生を前向きに
生きなくてはいけないと思い知らされた。
見応えもあったし、考えさせられた。
作品版も観てみたい。
観て良かった。これぞ映画。
人には存在しないパープルも愛でる
女性の権利と主張が蔑ろにされていた時代に抗う女性たちの力強い姿に感銘を受ける。自分を救うのは自分自身だが、神は様々な所にいて見てくれているとも思える。
ミュージカルシーンも喜怒哀楽のバラエティ豊かで観ていて楽しい。
音楽とダンスを楽しむだけの映画だった。
1985年のカラーパープルは観てなかったので、あらすじは全く知らず着席。
ふーん、1909年の話なんだ。
ん?黒人のセリーは若そうな女子で結婚もしてないのに子供産んだ!?しかも2人目??生まれたばかりの男の子アダムは、おじいちゃんに殺されたのか?何だか分からず。こうなっちゃうのは当時、避妊ができなかったからだろうな。男女や夫婦の関係も現代とは全然違ったって事だよね。するとミスターと結婚する事に。あら、恋人じゃないのに父親に押し付けられた。まるで奴隷とか家政婦の様な生活だ。
自分は外国の歴史を知らないので、凄く不思議に感じたのが、当時のアメリカ南部は、ほとんどが黒人さんだったの?みんな英語を喋ってるのに、白人全然出てこなくて、近くの街のメンフィスの名前が出てくるまで、どこの国だか分からなくなってた自分。
前半は歌って踊っての連続でかなり楽しかった。ストーリーと全く関係のない人達とのパフォーマンス、楽しかったです。
意外だったのが、結構長い話だった事、1909年から40年近い先の未来まで。戦争は絡んでこなかったけど、まるでNHKの朝ドラじゃん。
最後のオチは想像通りだったけど、2時間を超えたあたりから、あ、これで終わりかって何度も思ったくらい、長さに違和感。
久しぶりに共感度ゼロの苦手な作品でした。
ミュージカル化?いや、これはまぎれもなくリメイク
〔カラーパープル〕は1985年の
『スティーヴン・スピルバーグ』監督による{ストレートプレイ}版
(正しい表現ではないのだが{ミュージカル}の対語として)も観ているが
その時とは鑑賞後の感じ方が随分と異なる。
強いて言えば、
前作は黒人女性の「リベンジ」を含めた「自立」の物語り、
対して本作は大いなる「許し」「寛解」の物語り。
今回『スピルバーグ』は製作として名を連ね、
『クインシー・ジョーンズ』は
おそらく音楽関連だろう同様にクレジットされており。
原作者の『アリス・ウォーカー』は
娘の『レベッカ』と共に製作総指揮としての立場だが
その影響もあるのだろうか。
(もっとも、もう四十年も前に一度観たきりなので、
記憶はかなりあやふやなのだが・・・・)。
先の作品でも何れも良質な音楽は既にして印象的だった。
冒頭、二人の少女が歌いながら手遊びをするシーン、
『セリー』の夫『ミスター』の横暴を揶揄するように歌うシーン、等々。
{ストレートプレイ}にもかかわらず
多くの楽曲で溢れていた。
本作は{ミュージカル}とのこともあり、
その面では更にパワーアップされている。
外連味のある集団でのダンスシーンを含めて。
また、鳥肌が立つほどの
最期の一連のシークエンスはとりわけ感動的。
とは言え、黒人女性が虐げられてきた歴史の描写はそのまま。
ただでさえ白人からは差別されているのに、
その中でも女性は一段低い地位に在り、
生まれては父親から、嫁いでは夫から暴力と性的な抑圧を受ける。
まさに女は三界に家無しの状態が、
親から子から孫へと連綿と繋がって行く。
もっとも、そうした男性の側も
親から女性に対しての偏見を教え込まれ、
暴力を振るうのを当たり前に見てきたことを考えれば、
子供は育てたように育つとも言うべきか。
そうした負の連鎖を断ち切るきっかけは
社会環境の変化もさることながら、
個人の心の解放が大きな要素となることが印象的に描かれる。
やはり記憶に残るシーンは
訪ねて来た夫の父親に水を出す時に
コップの中に唾を吐き入れ素知らぬ顔で渡すなどの
最初は小さなレジスタンス(これは先作でも同様)。
やがて次第に大きなうねりとなり、
激しい抵抗へと昇華する。
一つ主人公に限らず
牧師の娘でブルース歌手の『シャグ』についても
同様な「許し」がサイドストーリー的に語られる。
彼女は『セリー』を導く役柄が有りつつ
個人的な葛藤は抱えている。
もっとも、こちらに暴力性は絡んではいないのだが。
総じて、単なる{ミュージカル}化ではなく、
イマらしい要素も取り込んだ「リメイク」が本作の本質ではないか。
『ミスター』を
直ぐに暴力に頼る粗野な男とステレオタイプに貶めるだけでなく、
複雑な人間性を付加したこともその要素になっている。
抑圧女子の解放、のち、人生賛歌
序盤、明るすぎてビックリ!私が見たのはもっと重かったぞ。ティーンエイジャーの記憶はなんとおぼろげ。でも感動したのは覚えてる。主人公は虐げられながらも、母、妹、義理の息子の嫁、旦那の元カノ達に影響され、自分を慈しむようになる。最初の母の洋裁教育がかなり大きい。やっぱ手に職は大事。義理の暴力親父から継いだ店を新しくしていくところから泣けましたね。
序盤での妹ちゃん、どっかで見たな~とパンフ読んだら、アリエルじゃん!原作、買って読んでみようかな。
ミュージカル映画が苦手、、、
ミュージカル映画とは知っていたものの、踊り出したり、歌い出したりするのが苦手、、、内容はいいけど。
1900年代はじめのアメリカジョージア州の小さな町を舞台に、黒人姉妹の過酷な人生描いた作品。
当時のアメリカでは、黒人差別や男尊女卑的な事は普通だったのだろう。
多様性が求められる今見る映画ですな。
全142件中、81~100件目を表示