劇場公開日 2023年3月31日

生きる LIVINGのレビュー・感想・評価

全228件中、161~180件目を表示

4.0ハッピーバースデーtoミイラ

2023年4月3日
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ハッピーバースデーtoミイラ

は、
ミイラはゾンビに変わり、
バースデーソングはなかった。
それ以外は、
旧作とほぼ同じ。

本作の方が、
現代の観客や、
日本人以外の人たちに、
向いている?

ハリスさんの奔放さの描写や、
歌は本作の方が現代の観客に馴染みやすいかもしれない。

旧作では登場人物が、
多い分、
設定、セリフ、行動、
それを切り取るアングル等、
微に入り細にわたって、
仕掛けが巧妙だったが、
やり過ぎ感も否めない。

胃がんを背負ったキリスト、
宣告された日から生き始めた。
というセリフも新作にはなかった。

実は説明セリフが多い黒澤明作品。

好みは分かれるかもしれない。

生きようとする死んでいた男ぶりのインパクトは弱いが、
紳士らしい行動の根拠は静かなプライド、
という解釈も可能にしてしまう演出は、
頭を下げて周るカルチャーとは違って英国人らしいテイストで、全体の印象はかなり違うように見えた。

【蛇足】

本作の、
公園造成の必要性→
英国淑女の皆さんと子供達に必要?→
切迫していない→
主人公の都合→
お伽話に近い。

旧作の、
公園造成の必要性→
菅井きん率いるおかあちゃん達→
今すぐ作って!→
切迫している!→
世の為人の為→
リアリズム。

説明セリフとは、
プロットを進行させる、
または、
物語を動かすセリフの事。

不要な状況説明を説明セリフと名付けるとシナリオ作成作業進行上めんどくさい。

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蛇足軒瞬平太

5.0観て良かったと思える映画

2023年4月3日
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泣ける

幸せ

黒澤明版は観ていませんが、面白そうと思い観ました。
余命宣告から人生を見つめ直し単調な生活から不器用ながら変わろうとする所や最後だからこそ何かをやり遂げようとする所良かったです。
主人公の意志が死で終わりではなく新人の部下に継いで繋がっていく事が主人公が生きた事の証になるかなと思いました。
出てくる人達が皆良い人達で観ていて不快な思いもせずに映画に入り込めました。
余命宣告を息子さん以外には言えるのに最後まで息子さんに言えないのが人間味があり、息子さんを思うと伝えてあげた方良いのではとも感じるし本人の伝えない理由も分かる部分がありなんだかやるせ無い感じになります。
ウィリアムズを演じるビル・ナイさんが素晴らしい役者で、観ていてウィリアムズを好きになりました。
心に響く良い映画を観たなと思える映画でした。

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幸

3.5優等生だが薄味な作品

2023年4月3日
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原作未鑑賞ですが、作品単体として、とても惜しい感じがしました。
プロット・役者・美術などはかなり良く雰囲気もありましたが、優等生的にまとまっていて薄味に感じてしまいました。

もっと感動的で重厚な作品にできたと思います。
どこか端折っているのか、他に原因があるのか、もったいない作品でした。

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幻獣ネッシー

3.0まあまあだったかな?そうでもなかったかな?

2023年4月3日
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せっかくなので、黒澤監督の本家「生きる」を観てから行ったのが失敗だったかも。
本家「生きる」が絶妙によすぎてリメイク版は霞んでました。

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kazu565

4.5ミスター・ゾンビ

2023年4月3日
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春休みで館内ロビーが親子連れで賑わうなか、劇場内はまさに生きる!世代

時代設定を現代にしなかったのがGOOD!!

黒澤作品のリメイクが殆どビミョー⤵️な出来なのに対し今作は良かったんじゃないでしょうか⁉(黒澤というよりは小津っぽい)

主演のビル・ナイとミス・ハリス役の娘が素晴らしい

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うんこたれぞう

4.5泣くつもりはなかった

2023年4月3日
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泣ける

「生きるとはなにか」を教えてくれる。
黒澤明の「生きる」とは少し違う「生きるとはなにか」が感じられる作品。

今を生きる人にとってはこちらの方が理解しやすいと思われる。

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はるかぜ。

4.023-051

2023年4月2日
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鑑賞方法:映画館

黒澤明の名作のリメイク。
終末と向き合う時、人生をどう捉えるか。
人生を楽しむとは❓
生きる意味とは、人生の意味とは❓

大きなことを成し遂げる、
歴史に名を残す、
いや、
小さな満足を得られれば十分かもしれない。

エイミールーウッド、
笑顔と存在が太陽のようでした🌞
かたやビルナイは夜道を照らす月のよう。

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佐阪航

5.0✖️リメイク ○アップデート

2023年4月2日
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鑑賞方法:映画館

コレは黒澤の名画を後世に遺すためのアップデートなのだと思った次第。

舞台はイギリスで会話は英語。役者さんも外人さんですが、黒澤脚本は誰がどう撮ろうが、「日本映画」になってしまう。

そうなんですよ。
コレ、まごう事なき日本映画なんですわ。

良かった。
とっても。

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bloodtrail

4.0Mr.ゾンビ

2023年4月2日
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単純

幸せ

黒澤明の「生きる」のリメイクで、1953年ロンドンの役所に勤める市民課課長が末期ガンで余命宣告を受けて巻き起こる話。

オリジナルは遥か昔に観賞してあらすじぐらいは覚えているけれどという状況で観賞。

ストーリー的にはオリジナルとを概ね踏襲している感じだけど、主人公を含め登場人物が皆ジェントルマンで生々しさが少なめだし、テンポが良すぎて慌ただしい印象。
まあ個人的見解ですが、本作に限らず黒澤明の作品はどれも間がたっぷりで弛いイメージがあるし、リメイク版の方が好みだったりする場合も多いですが…。

余命宣告を受けて豪遊しても埋まらなかった心の隙間が何か、気付かせてくれる人と出会い、打ち明け立ち上がり、当たり前のことが出来なくなっていた自分と向き合い情熱を注ぐ姿は、シンプルだけどこれで良いのだと思わせてくれる説得力がちゃんとあって面白かった。

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Bacchus

5.0心に染み渡る映画

2023年4月2日
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美しい映像と音楽、古い時代のイギリス、じんわり、染み入る、映画でした。

黒澤明を見ていなかったので、帰って即、配信で視聴。なるほど、かなり忠実にリメイクしていたのですね。

黒澤版の方が、より重厚に、属人的というよりは、組織的に公務員のやるせなさ、みたいなのがリアルに描かれているように思いました。志村喬さんの目力が、凄い!!お通夜のシーンも素晴らしかった。

原作のトルストイ「イワンイリッチの死」も、読んでみようと思っているところです。

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Sakiko

3.5静かできれいな映画

2023年4月2日
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クメール

4.0落ち着いた美しさ

2023年4月2日
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単純

1950年代のロンドン、町並みや人々の服装や所作が、ピアノの音色とマッチして、まず、画面が美しいと感じました。

登場するのは、ふつうの善良なひとばかりで、主人公を中心に淡々と話が進む、大人の映画だと思いました。

重いテーマのようですが、わたしにとってはそうでもなく、「こんな話もあるよね」と楽しむことができました。

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Mikikar

0.5黒澤明監督の傑作と比べてしまうと全然……

2023年4月2日
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たいちぃ

4.0幸せな死を迎える為にやるべき事とは?

2023年4月2日
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黒澤作品は観てませんが、気にせず着席。
ジジイのウィリアムズはロンドンの市役所の市民課の課長。普段から真面目に仕事に取り組んでいた。ある日、医者から末期癌で余命約半年の宣告を受けたウィリアムズは、最期の時間を楽しむ為に仕事をさぼって旅行に出掛け、そこで知り合った奴と飲み会で盛り上がる。しかし、いまいち満足度できなかった。そりゃそうでしょ、ジジイなんだもん、若い頃程、酒でテンション上がらないよな。もやっとしながら戻ってきて、偶然出会った部下の女子ハリスとお食事。周囲からはエロ親父に見えたらしい。俺なら孫と会ってる良い人にしか見えないのに。ただ、もし若い頃に会ってたら惚れてたかもね。ま、それは置いといて、ウィリアムズは市民の要望に応える為に仕事を頑張る事に切り替える。そしてラストへ。ん?こんな案件なのに議会で決定するんじゃないの?
病気の事を家族や職場に伝えられなかったり、仕事でも感情を抑えて周囲の共感を得たりと、とても優しい人で、ずっとジワジワウルウル。特にスコットランドの民謡を歌うシーンが良かった。めっちゃ上手いんだもん。
人生の最期に幸せを感じる為には自分の満足より他人の幸せに尽力する事が大切なのね。
全体を通してBGMもバッチリはまってて、心安らぐ幸せ映画でした。

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涼介

4.0人生の指針となる一本だがこの作品の手柄ではない

2023年4月2日
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2023年劇場鑑賞76本目。
黒澤オリジナル版と、当時松本幸四郎(現在松本白鸚)版ドラマを鑑賞済ですが、細部はよく覚えていません。
一方、日本で好きなおじいちゃん俳優は國村隼と田中泯で、海外ではダントツにビル・ナイ好きな自分にとってはこの映画はマストでした。それについては文句なしの演技でした。
細部を覚えていないとの通り、「あ〜多分こんな内容だったな」という大筋通りで、自分が覚えていた一番有名なシーンがないまま先に進んだ気が一瞬したので「いや、泣けないだろこんなもん」と思ったのですが早とちりで、そういえばこういう流れでこのシーンだったな、とちゃんとそのシーンになってしっかり泣きました。

この映画、4:3のスタンダードサイズで、映像の質感も昔の映画をデジタルリマスターしたようななんとなく古ぼけた感じになっていて、時代も明言されていませんが誰もスマホを持っていないのでここ最近の話ではないのは見て取れます。UFOキャッチャーはあるのでオリジナル版よりは時代は後のようですが。(と思ったら他の方のレビューで1800年代からあると知って驚きました)
人が生きた証として、歴史に名を残すような偉業を達成したり、永遠に残るモノを作ったりする必要はなく、誰かの心に少し残るような事をちょっと頑張ってやればそれで十分なんだよ、という百年後でも通用するメッセージをこの映画はくれるわけですが、それはもうオリジナルの黒澤明版で語られていることであり、後は古い映画だからという理由で未見の人たちに繋ぐという事しかこの映画の手柄はないかと自分は思いました。

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ガゾーサ

4.0ビル・ナイありき / 映画の日に観た❗

2023年4月2日
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カズオ・イシグロがビル・ナイにあてがきしたという脚本。英国紳士達の通勤風景は少年だったイシグロの心証風景を再現したとのこと。
ビル・ナイ素敵です。
ビル・ナイの歌声がとても素敵でした。いい声。名優は歌もうまいことが条件ですね。
マーガレット役のエミー・ルー・ウッドも生き生きとしていて、よかったです。おいらくの恋はせつないですなぁ。
難しい映画のリメイクで、しかも字幕だから寝ないかとても不安でした。
でも、大丈夫でした。
少し短めでしたし、ビル・ナイ、ピーター役のアレックス・シャープがうまいので引き込まれます。
ピーターは鈴木浩介に似てるなぁと思って見ていました。リメイクのリメイクを日本で今作るとしたら、ビル・ナイ役は老けメイクした稲垣吾郎ちゃんでイケるかも。マーガレット役は私的には大島優子かな?
大島優子にこのゾンビ野郎って言われたら、ムクムクと起きあがって復活する気がするから。

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カールⅢ世

4.0これは一人の人間の小さな一歩だが、社会にとっては偉大な一歩である。

2023年4月2日
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泣ける

難しい

幸せ

〔生きる〕は1952年公開の
モノクロ・スタンダード
143分の尺。

この『黒澤明』の名作を映画館で観た人は
今時点で日本にどれくらい居るのだろう。

かく言う自分も
名画座の特集の時に一度きり
観ているだけなのだが。

しかし、その時の印象は強烈。
静謐な筆致の中に、生きることへの激しい情念と、
官僚主義への見事なまでの皮肉が
併存しながら描かれていることに深く感銘した。

ただその一方で、故人が成し遂げたことは
公共の福祉に資しはするものの、
自己満足的な
最後っ屁に近いものをちらりと感じた側面もあり。

翻って本作は、102分尺と40分以上短く、
アスペクト比は1:1に近いかも。

カラー作品ながら、セピアを感じさせる色調は
七十年前にタイムスリップしたかのような不思議な感覚。

また、日本の配給元である「東宝」のオープニングタイトルが
しっかりと出るのは嬉しい。

幾つかの置き換えをしながら
ストーリーは原典とほぼほぼ同内容の進行。

とりわけ、たらい回しや多忙なフリをして実質何もしないこと、
人の手柄を臆面も無く横取りする等のお役所仕事の閉塞的な態度は
洋の東西が違っても、何も変わらぬのだなと
ヘンに納得してしまう。

反社勢力の横槍のエピソードが無いことは
尺への影響か。

主人公『ウィリアムズ』の朴念仁的な性格と、
実は職場にも家庭にも居場所のない境遇は
十二分に伝わって来ることは変わらず。

しかし本作で脚本の『カズオ・イシグロ』は
原本には無かった要素を付け加える。

それは主人公の遺志を強く受け継ぐ者の存在。

彼はまだ若輩で、組織内での発言力は弱いものの、
長じれば必ずや組織に変革を起こしてくれるだろうとの
希望の仮託。

あれだけ固く誓ったにもかかわらず、
時が経てば従来と変わらぬ日常に戻ってしまう同僚と比して、
善行を一代限りとしてならぬ
メッセージを感じさせる終幕。

これで自分が感じていた違和感は
かなり和らぐ。

主演の『ビル・ナイ』のイメージは『笠智衆』だとは、
監督の『オリヴァー・ハーマナス』の語るところ。

確かに、肉々しさのある『志村喬』とは違った
枯淡の印象が本作にはある。

「ゾンビ」との表現は
言い得て妙だ。

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ジュン一

3.0冒頭で新入社員が現れる。駅で職場の人たちと合流した。彼が主役なのか...

2023年4月2日
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寝られる

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パナソニック

4.0『怒ってる時間はない』楽しく過ごしたい

2023年4月2日
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1952年に発表された黒澤明監督の「生きる」のリメイクとのことですが未鑑賞のため、今回が初鑑賞の「生きる」という映画。

ひとことで言えば美しい映画でした。

内容はというと「生きること」について考えさせられるというか。

余命宣告があったから「遊び場」は出来上がったのか。余命宣告がなければ出来上がっていないのか。余命宣告によって変化したであろう心理状態をもう少し詳しくわかればと思いました。

『怒ってる時間はない』というセリフが心に刺さりました。

余命宣告の有無に関係なく、誰しも人には長い時間が残されているとは思えません。

無駄な時間を省いて、残りの人生を楽しく過ごしたいと思えた映画です。

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MiMa

4.0人生における幸せとは

2023年4月2日
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 自分が余命半年だったらどうするのか。その視点で作品を鑑賞した。
 ロンドン市役所の市民課課長ウィリアムズは、生真面目を絵に描いたような人間。仕事一筋でやってきたウイリアムズが、末期ガンであることを宣告される。
 ウィリアムズは、家族にも打ち明けることができず、今までやったことのない夜の遊びに浸る。
 ここまでの行動は理解できる。勝ち気な嫁の尻に引かれている長男に相談するのも気が引けるし、人生を楽しんだこともない。

 その後の展開は意外だった。そっちの方に人生の意義を見出すなんて、日本人的な価値観に近い。そりゃそうだ、オリジナルは黒澤明作品なんだから。

 蒸気機関車で田園地帯を越えて通勤する風景から始まり、場末の繁華街、公園のブランコ、全てが美しいショットで映し出される。
 ウィリアムズのゆっくりではあるが、芯の強さを感じる喋り方が心に響く作品でございました。

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bion