アキラとあきらのレビュー・感想・評価
全288件中、101~120件目を表示
話の筋は良いとして…
主人公の二人が若すぎて…。
例えば、彼らの二年とか三年生ぐらい先輩にも頭抜けた人材はいなかったんだろうか?
そんな大手銀行で大丈夫?
この話が、主人公達が中年ぐらいになった時だったら、もっと、良かったのではないだろうか?と思った。
彼ら主人公達より、達者な役者・コメディアン?も沢山脇を固めており、それらの演技が良かった。
例えば、不動の表情。稟議を通す前と後で、目つきが変わり非常に感銘を受けたし、東海物産社長の嫌みったらしさも、この話をより魅力的にみせたのではないだろうか?
まあ、腐らず、やることはやる!
これが、この映画の教訓だろうか?
アキラ100%が経理部長だと会社はチン没しちゃうぞ!
ついつい気になって原作は読んでないけど、wowowドラマ版をイッキ見しました。おかげでストーリーがわかりやすくなり、それぞれの特徴の違いもわかったような気になった。
劇場版でドラマ版との大きな違いは、まずロザリオからベアリングへの変更。『坂道のアポロン』を見た直後なので、「またロザリオかよ!」と批判されることを回避したのだろうか、ちょっと三木孝浩監督に尋ねてみたい点だ。
もう一つ大きな違いは、恋愛部分が全くない硬派で社会派の経済ドラマにしたところだろうか。ドラマはバブル崩壊の時期を題材にしていたため巨大リゾート施設が倒産するのもわかりやすかったけど、映画ではリーマンショックの時代。今だと、星野リゾートあたりが買い取りそうな気もする。
そして、ドラマ版に登場したスーパー、ケーズフーズの副社長北村和夫やその娘で瑛の幼馴染みの田中麗奈演ずる亜衣が登場しない(ガシャポンも)。二人のアキラは幼少期における事故寸前のシーンで出会っているが、亜衣という接点でニアミスどころか何度も合っているという運命だった。だから静岡じゃなくて福山になったのか・・・流刑地。さらに水島カンナにも恋愛に発展せずに終わっていた。
伝説の新人研修、井口ファクトリー融資のエピソード、そして巨大企業だった東海郵船絡みのクライマックスがメイン。やっぱり井口さんの融資においては泣ける・・・そしてやっぱり神父になっちゃった。千太郎と一緒!
池井戸潤作品だから安心して観ることができたけど、三木孝浩監督というのが意外。恋愛要素を排除するというのも新境地なのだろうか。その分、竹内涼真と横浜流星が両者とも演技力抜群。そして江口洋介も良かった。ドラマ版に出ていた田中麗奈は好きな女優さんの一人なので、亜衣のエピソードは胸キュンだったのになぁ・・・。
ちなみに細かな点。野間口徹がドラマ版、劇場版ともに出演・・・違う役で。また、2台使われていた車のナンバープレート(自動車登録番号標)の平仮名部分がどちらも「お」だったこと。実際には「お」は使われていません・・・
宿命か偶然か?
原作小説も読み、WOWOWドラマも視聴済みです。
内容にとても感動し、スゴい興奮して一気に読みました。
あの分厚い内容を、どう2時間でまとめあげるのか…
正直、あまり期待はしていなかったけど、想像以上に良かったです。
まさか、あの人(Y氏)のあのシーンでウルっとしてしまうとは、思いもしなかったです。
重要なシーンでした。
産まれた時から将来を決められて生きていく苦悩。
2人が作り上げた奇跡。
2人だから乗り越えられた。
出逢いは宿命か?偶然か?
「すべてはこの日の為にあった」なんて言える…感動。
WOWOWドラマで、もう一度観たくなりました。
映画の2人も良かったけど、こちらの2人の方が好き😄
雰囲気だけで中身スッカスカ
レビューでは絶賛のコメントばかり並んでることにすごく違和感。
俳優は良かったけど、映画の中身は気になるところがありすぎて……
経済系の知識全くない自分が見てもツッコミどころが多々。特に気になったのは
・弟が会社潰すぐらいの投資に独断で手を出すところ
・どう考えてもお先真っ暗なユースケサンタマリアが逆ギレするところ
・赤字生み出し続けてるホテルを結局手放してないのに融資通ったところ
従業員数いまいちわかんなかったけど、1000人以上いる会社ってこんなに頭悪いの?組織として成り立ってなくない?一族経営ってこんなもの?
雰囲気だけ見てちょっと重い感じを勝手に期待してたので、かなり肩をすかされた。結局ターゲット視聴者層はジャニーズ好きな方だったのかな。自分には合いませんでした。
素直に胸にくる
テレビドラマでおなじみの池井戸作品。役者陣の演技はくどくなく、しかし熱い演技で感動!
竹内さん、六本木も熱いですけど、こちらも熱かったですね。ザ熱い男がやはり似合う。それに対して横浜さんの彬はだいぶこじらせてる男子に設定してきましたね。最初の方の冷たい顔からの家族の危機にどんどん熱い男に変化していくさまが良かったですね。とくにユースケさんに立ち向かう迫力が凄かった!階堂は山崎に対して最初は鎧をまとってる。でも山崎を知るにつれて、鎧をそぎ落として同じように心が熱くなっている。二人の熱い友情に感動でした!
そして江口さん、ユースケさんらの実力派俳優の助演最高でした!wowowより主演が若いって言われてましたけど、この助演の大人たちに対する青臭い若者たちの対比がよりいい意味で出てて良かった!上白石さんもコミカルでよかったし、髙橋くんも熱演でした。
やや駆け足気味でしたが、2時間という尺の中でよい作品に仕上がっていたと思います。
半沢直樹が二人
予想通り無難な仕上がりでとても良かったです。山崎豊子の「沈まぬ太陽」の終盤で展開するホテル不正の話とラップしましたが、オマージュなのかたまたまなのか。いずれにしても主役の二人はそれぞれの役にピッタリで素晴らしい存在感でした。半沢直樹が2人出てくる感じで安心して楽しめました。
観に行って良かった!
池井戸小説の中でもこの作品は一番二番を争うくらい好きなので、小説はもちろんドラマも観ています。
正直、あの長編小説をたったの2時間でどう脚本、演出するのだろうと、観に行くのを躊躇してましたが、とんでもないです!
観に行って本当に良かったです。
結末を知っているのに、最後のシーンは鳥肌!泣きそうにもなってしまいました。
(やっぱりユースケ・サンタマリアさんの演技は最高!)
また、主役の2人(竹内涼真さんと横浜流星さん)は、ちょっと配役違くない?とも思って観に行くのを躊躇してたんですが、とんでもないです!
ドラマの主役だった向井理さんと斎藤工さんも良かったですが、個人的には竹内涼真さんと横浜流星さんの方が感情移入してしまい、最高でした!
他の配役も全員ピッタリでしたね。
江口洋介さん、怖いΣ(゚д゚lll)、カッコいい(^^)
小説もドラマま観てない人でも、絶対に楽しめると思います!
コンパクトにまとまっていた印象
120分という限られた時間で、この小説を描き切るのは大変だったと思いました。
しかし、非常にコンパクトにまとまっていて、かつ私のような素人にも分かりやすく仕上がっていました。
想像以上に面白く見入った映画になりました。
まるでJTのCMの映画版のよう。アツい気持ちになれる。
JTのCMのような真っ直ぐなアツさを映画にしたような作品だった。
スタンスの違う2人の主人公を演じる2人は当たり役といえるし、周りを囲むキャスト陣すべても違和感のない当たり役だと思った。
キャスト陣の演技に安心感があるので、真っ直ぐなアツさを真っ直ぐな演出で表現しても、恥ずかしい気持ちにならずに気持ちよく楽しむことができた。
人を救うバンカー
さすが池井戸潤だね。まさに見ごたえがあったな。竹内涼真と横浜流星がそれぞれの容姿、印象度など踏まえて最大限に活かしたキャストだと感じた。
舞台はメガバンクに同期入社した東大卒のふたりだが、片や大企業の御曹司、片や倒産した町工場の息子がそれぞれの宿命を背負って戦っていく。人を救うバンカーを目指してはたしてトップバンカーになれるのか? 奥田瑛二と江口洋介が貫禄をもってがっちり脇を固めていたね。がっぷり四つのふたりの姿にやっぱり同期入社の絆は特別なものだとつくづく思ったよ。これはお薦めだね。
合わない
131本目。
スプラトゥーン3、メッチャやりたいけど我慢。
ビーストの前に何かとチョイス。
公開前は観ようと思ってたけど、監督の名前見てまたこの人、今年で何本目?
何か合わないなあと思ってたけども、まあいっかと。
対比の設定、分かり易いキャラ設定に演技。
自分の中でハマる事もあるけれど、今回も何かしっくり来ない。
ちょっと、くさ過ぎだよと思ってしまう。
でも、最後の終わり方は好きではある。
アキラとあきらとあきら
好きな作風でした。
私自身は会社員の子供で、私自身も会社員になり、周りに町工場のああいうのとか知りませんが、資金繰りさえ何とかいけば世に出た素晴らしい技術とか、きっとたくさん埋もれていったのでしょう。
ああいう気骨と価値観のバンカーが、リアルにいて欲しいですね。
そして大企業のトップにも。
実際にはユースケと大島さんの感じ多いんだろうな。
確実性があったと発言した江口洋介の顔に、自然に刻まれていたシワが、とても格好良かったです。
横浜流星のクールさ、竹内涼真の必死さに熱くなり、塚っちゃんと宇野さんにジンワリし、あきらに「そうか100%だもんね」と気付いてからクスリときた、そんな映画でした。
安定の面白さ、池井戸潤ワールド
可もなく不可もなく、いつもの池井戸ワールド
主役は誠実で真っ直ぐ、それを阻害する悪者が出てきて真っ向勝負、絶体絶命を切り抜けるために奔走する王道ストーリー
ストーリーは解りきっているからいいんです、それはともかく、本作は主役二人の熱演が見どころで二人ともすごくカッコよかったです
現代の若手俳優の中では正統演技派をいく竹内涼真さんと横浜流星さん、若くて軽いイメージを持ってましたが、すごくいい演技をするようになってきました、二人とも同世代の役者群からは頭抜けて来た感じですね、力強くて熱い重厚な演技に引き込まれました
ユースケ・サンタマリアさんはホンっとに憎たらしく、江口洋介さんは血も涙もないスマート上司を冷ややかに、好演し存在感バツグンでした
熱い主役二人の熱演と友情のストーリーをベテランの実力派俳優達が支える見応えたっぷりの128分、とても上質な秀作として完成されていました、オススメです
銀行を舞台に繰り広げられる、二人のアキラの物語。家族とは何か、銀行の矜持とは何かを熱く問いかける人間ドラマです。
ポスターを見た印象から内容を勘違いし
チーム抗争モノか何かと思い込んでました。 (※)
改めて池井戸潤が原作と知り、鑑賞する事に。
で
想像を遥かにこえて濃密に描かれる人間ドラマでした。
乱闘シーンは無かった。ほっ。
◇
主人公は二人のアキラ。
町工場の子として生まれたアキラ (山崎瑛=竹内涼真)
巨大企業の長男として生まれたアキラ (階堂彬=横浜流星)
生まれ育った境遇の異なる「アキラ」が
大手の銀行に動機として入社。
その銀行の入社後研修で
優秀な成績を残した2チームのリーダーが
二人のアキラだった。
成績は拮抗していても
その性格や仕事への向き合い方は正反対。
あくまでも顧客に寄り添いたい ⇒ 山崎瑛(竹内涼真)
仕事に私情を挟むなど認めない ⇒ 階堂彬(横浜流星)
資産凍結される寸前の山崎の顧客に
娘の手術費用分を解約して他に移せ と情報を漏らし
地方の支店に左遷される山崎アキラ
それ見たことかと冷笑する階堂アキラ
二人の接点は無くなったかと思われたのだが
山崎アキラは努力の末に本店に復帰。 おぉ。
階堂アキラの父が急死する。
弟が継いだグループ会社の経営が傾きかける。
父のグループ企業には
階堂アキラに敵愾心を燃やす叔父が二人と
叔父の謀略で会社を危機に陥れてしまう弟がいる。
グループ内の確執が、
企業の存続を危ういものとしていく。 う~ん
会社を建て直せるのか?
何か打つ手はあるのか?
孤軍奮闘の階堂アキラの前に助っ人が。
銀行内での抜擢人事を断って
階堂のアキラのグループを救済しようと
山崎アキラがそこにいた。
銀行内で「伝説の二人」と言われたアキラとあきらが
グループ企業を救うため
グループの社員数万人を救うため
力を合わせて奔走する。
さあどうなる?
というとても熱い人間ドラマでした。
池井戸潤原作の映画は「空飛ぶタイヤ」以来でしたが
最後まで手に汗握りました。 ドキドキ。
観て良かったです。
満足しました。
※ チーム抗争の作品かも、と思い込んだ理由に
映画ボスターのコピー(?)もあると思うのです。
だって 二人がにらみ合っているような構図の真ん中に
「さあ、闘え」 のコピー
そんなの見たら ねぇ… (と、責任転嫁)
◇ 最後に
心に残りました
山崎アキラのおかげで
治療のため渡米する事ができた少女。
無事に手術を受けられて良かった。 けれど
恐らくはその件で
地方の支店に左遷させられてしまう… うーん
どこにいても出来ることをやる と頑張ってはみるものの…
どん底に沈んでいた時
届いた一通の手紙。 エアメール。
差出人は、少女の親。
そこに認められていたのは、感謝の想い
"報われた"
"無駄では無かった"
アキラの目に再び光が戻る。
…
他にも良い場面が沢山あったと思うのですが
作品を振り返るたびこの場面が
頭に浮かんできます。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで
銀行員の使命とは?
池井戸潤原作の映画は『七つの会議』以来で、そんな経験値の低い自分が渋々サービスデイを利用して観賞したのが今作でした。約130分と長い映画で集中力が持つのかどうか不安でしたが何とか乗り切れました。お堅い映画かと思いきや、銀行員としてのプライドや意地、人間味のある人物ばかりでとても面白かった。
特に、「確実性」がキャッチフレーズの鬼上司である不動は結構お気に入り。冷徹でありながら、産業銀行全員が積み上げてきた信頼を背負っている、という強い責任感を持っているが故の冷徹ぶりなので、主人公山崎のプランに軽く賛同できないスタンスを取らざるを得ないのも無理はないと思いました。
冒頭の模擬融資のシーンは静かに拍手してしまいました。これは町工場で育った山崎にしか見破れない偽装工作で、また、階堂には今後問題を引き起こす叔父二人と同じ血を引いている伏線にもなっているので、この時から二人の宿命が始まったと感じました。
社会派映画としては胸アツの映画なので、映画に興味のない人でも観てもらいたい作品です。
全288件中、101~120件目を表示