劇場公開日 2022年8月26日

アキラとあきらのレビュー・感想・評価

全289件中、81~100件目を表示

5.0将来どんな職業に就くのか迷ってる人にも

2022年9月25日
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鑑賞方法:映画館

二人のバンカーの人生が描かれていますが、バンカーに限らず、今のデジタルな時代に少し欠いている、人と触れ合う温度感、情熱や信念に心動かされ、明日の活力を貰えました。

小中学生の子供と観ましたが、難しい言葉は演技や表情で何をしているのか分かったようです。
働くということや生業についても語り合える良い映画でした。

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ぽんぽん

3.0大河風ドラマとビジネスドラマの二つのベクトルゆえの中途半端さ

2022年9月25日
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鑑賞方法:映画館

今、最も注目されている作家の一人である池井戸潤氏の同名小説が原作の本作は、同氏の他の作品同様に企業社会のビジネス世界を描いたドラマですが、二人の銀行員の幼少期から一線の敏腕中堅までの数十年に亘る、時に交錯しながら対照的にパラレルに生きる生き様を描いています。
池井戸作品に共通しますが、厳しいビジネス社会を背景に、アナリシス、ブレスト、ネゴ、カンファレンス等でのシーンが大宗を占めるため、自ずとドラマは会議室や執務室での会話によって展開します。アクションシーンや広大な自然描写はなく、従い映像にスケール感はありません。
このジャンルで緊迫感を高め観客に感情移入させるには、ストーリーの仕掛けがリアルであり、その真相を解き明かしていくプロセスが緻密で説得力を有し、尚且つ主人公と相手方との昂った感情的ディベート風やり取りが求められます。

本作では、ミニ大河ドラマ風の歴史的背景を辿りつつ、冷徹で厳しいビジネス世界を描くという、両極端のベクトルを求めたせいでやや中途半端な印象があり、観終えた後に不完全燃焼感が残ります。

私の40年間のビジネスマン経験からしますと、会社経営のエッセンスを鋭く抉り出すために、本作の主人公たちが繰り出す数値群とロジックは、あまりにも初歩的でお粗末で、これでは一気に形勢逆転させるような決定的なブレークスルーにはなり得ないと感じます。
多分小説なら十二分に読者を惹きつけ魅了したのでしょうが、2時間に映像化されると、どうしても尺が足りず、人間ドラマ性もビジネスドラマ性も不十分に思えます。
大ヒットしたTVドラマ「半沢直樹」では、正義と悪が明確に分けられて各人のキャラクターがデフォルメされ、大いに視聴者を惹きつけ盛り上がりました。臥薪嘗胆、雌伏の時期を経た勧善懲悪は、古今東西、観客を感情移入させ魅了しますが、やはり2時間では描き分けきれなかったようです。

また本作が取り上げるビジネスでのエピソード群はあまり切羽詰まった切実な緊張感がせず、本作が背景とする1980年代後半から2000年代という、バブル絶頂から崩壊し奈落に落ち、金融危機、株式・不動産の暴落、不良債権の激増、企業倒産の激増という悲壮感に溢れた時代感覚とは乖離し、大いに違和感がありました。
私としては、やや白けた気分で観賞したしだいです。

ただラスト15分での竹内涼真扮する主人公と江口洋介扮するその上司とのやり取りになって、初めて映像に緊張感が漂いスクリーンに食い入るようになりました。但しこれは私が過去に関わった或る大口の投資案件の記憶とオーバーラップしたせいですが、江口洋介のキャラクターのエッジをもっと利かせれば、ストーリーにメリハリが出たのではないかと思うところです。

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keithKH

4.0モノホンの金融マンはどう見ているのか

2022年9月23日
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晴れの日に傘を貸して(好景気や企業が好調な時に資金を貸し出して)、雨の日には傘を取り返す(不景気や企業が不調な時には貸付金を返済してもらう)」「ベンチャーをやりたいならノンバンクに行け」…。
とかく金融機関は悪く言われがちですが、反面で「金融機関は良い仕事。お金のある人(預金者)には利子をつけてやり、お金のない人(貸出先)にはお金を貸してやるから。」と口癖のように言い、評論子も金融マンにしたかったらしい、金融マン一筋の人生だった亡父の言葉を思い出すと、不思議な気分になります。
映画作品としての出来栄えは素晴らしいと思うのですが、実際の金融の現場はとうなのか。
本物の(現役の)金融マンの評も聞いてみたい一本になりました。

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talkie

5.0ちゃんと映画屋が造った池井戸作品

2022年9月22日
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ビジネスドラマ王
「半沢直樹」「下町ロケット」の 池井戸潤 原作。
正直、テレビドラマはほぼハズレがなく
毎回熱い想いをして見ていた。
しかし、映画作品は「ん?」というのばかりで
「ドラマで見慣れてるからかなー」
って思っていたが、
今作はちゃんと(って言ったら過去作に失礼だが)
映画屋が造っている。
映画としての演出、構成などお見事で
めっちゃ面白い!!!
何度ガッツポーズを小さくした事か!!
テレビの匂いが無く、よくぞ池井戸作品を
128分に無理なく映画として纏めたなぁ!!
やはり三木監督の構成は素晴らしいです!!
と、しみじみ感じる作品でした。

そして俳優部がまたお見事!!
みんな素晴らしい!!!
満足でございます!!

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溶かしバター大盛りポップコーン

4.5疲れた人々が救われる作品

2022年9月22日
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泣ける

楽しい

幸せ

期待していましたが、期待以上に素晴らしかったです。池井戸潤先生の作品は社会派でありヒューマンであり、優しさがあるなと個人的に思ってます。

竹内涼真さんが演じたアキラ、竹内さんらしさが光る真っ直ぐな好青年で気持ちが良い。横浜流星さんが演じたあきら、憂いがあるけど秘めた情熱あって良い。

真反対の役柄を演じたお二人が素晴らしく、不思議な宿命と絆にグッときました。お二人とも本当にかっこいいですね。

若き日の原点等、だんだんと薄れていくものかもしれません。でもそういうものを鮮やかに保って、自分の中で育て続ける生き方を教えてくれるような作品であり、疲れた自分に潤いを与えてくれました。ありがとうございました。

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Uchi

3.5なんか、握手しかないけど…BL作品を見た感じがします…

2022年9月21日
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なんか、握手しかないけど…BL作品を見た感じがします…

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ミサト

3.5ダブル主演が、良いね。

2022年9月21日
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流星君の嫌味なボンボンも涼真君の汗臭い、キャラがはまっていて、意外なところに、何で?この人が居るの?ってサプライズが絶妙なタイミングです。

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酒呑童滋

4.0理屈っぽいことを考えなければ良いと思います

2022年9月21日
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福島健太

4.0お見事!

2022年9月21日
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wowwowのドラマを観ずに映画にのぞみました。
確かに出来過ぎと言われればそうかもしれませんが、これはあくまでもフィクションの映画だと思います。
だけど出世コースを外れてまでは、ちょっと…と思いましたが、あれだけの実績を残せれば、将来的な評価に繋がることは間違いないだろうと考えての行動もあったかもしれません。
竹内涼真さん演じるあきらは、あれだけ仕事が出来れば、傲慢になったりプライドが高くなってもおかしくないのに、芯の通ったビジネスマンとして演じてらっしゃって、映画の舵を取ってらっしゃったと思います。
また、横浜流星さんのアキラとしての御曹司としての存在感や親族との葛藤、仕事面での才覚の難しい演技は、素晴らしかったです。
個人的に今年は、横浜流星さん一色の映画の放映が多いような気がします。

本当に期待を裏切らない池井戸潤さんの作品だなと思いながら、見応えがあり、明日への活力をいただける映画で、観て本当に良かったです。

星が4つなのは、アクションやサスペンスのない人間ドラマだけで、皆さんの演技も素晴らしく、ハラハラドキドキしながら観ていたのに、一部演技が出来ていない方がいて、折角の映画がシラけるような場面があり、残念に思いました。ちゃんとオーディションしたのかなぁ…。

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alpenroses

5.0バンカーと経営者としての理想的でありながらもリアルな生き様が印象的でした!

2022年9月19日
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とてもよかったです!
山崎あきらの思いあふれるバンカーとしての仕事ぶりはまさに見習うべき対象だと感じました。情熱的で人思いで、何が社会や社員・その家族の人たちにとって最善なのか、マクロの視点からもミクロの視点からも物事を見ていて、エモーショナルなコミュニケーションを基本は得意としつつも、ロジカルに計画を綿密に練り上げ、上席の不動本部長をバンカー人生を懸けて説得する覚悟はまさに圧巻でした!
階堂彬(あきら)は、最初は頭は切れる一方、非常にドライなキャラクターとしての印象でしたが、ストーリーが進むにつれて、ライバルの山崎に助けを求めたり、憎き親戚に土下座をするなど余分なプライドはすべて捨て去り、数十億円の負債を背負った父から引き継いだ会社存続・回復させるために、何でもやる、なんにでもなるという姿勢はしびれました。
あきらとアキラのバディシップについて、僕も仕事上であのようにビジネスパートナーとバディシップを組みながら、大きな目標を実現していきます!

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宮崎秀朗

5.0極上のビジネスエンターテイメント

2022年9月19日
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一瞬たりとも飽きさせることなく、あっという間の2時間。
涙が何度も溢れる最高のエンターテイメントでした。

池井戸作品のいつもながらのストーリー展開で、ビジネス視点で見れば細部のシナリオの粗さはあるものの、そんなことはどうでもよいくらい没入させてくれる作品。

そして見終わったあとに『俺も頑張るぞー』って気持ちにさせてくれる、
楽しくて心の栄養になる時間でした。
映画っていいですね!

それにしても竹内涼真と横浜流星が格好良すぎて男でも惚れてしまいそうでした。

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天使の夢

4.0乗り越えられないものはない!

2022年9月19日
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泣ける

興奮

知的

熱いお仕事シリーズです。
主役の2人が相対する性格なので対比が出来、同じ仕事を持つ社会人として、人のために動く、会社のために働く、両者ともに気持ちがすごく分かりました。

家族の相続の話や、ホテル業をしていたことも相まって、話としてはピンポイントでした。

いつもの池井戸節とは少し異なり、上司からの目線ではなく、若手2人の友情も描かれており、いまの時代だからこその大切な思いが描かれた作品だと思います。

ドラマ版とは配役も性格も異なり、描写も少し異なるため、見比べが出来、2度楽しめます。

宿命とはなにか、直感も大切!
人のためにも、自分のためにも、考えることをやめたら終わり!と思わされました。
2人のあきらのように、自分にとって人生の節々には大切な出逢いもあるなと思い返しました。

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みーち

4.0サラリーマンとしてどう生きるか

2022年9月18日
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エリートサラリーマン同士のスマートな戦いのシーンが初めの方にあり、そういう系の話なのかなと思ったのですが、その後の展開はちょっと意外な感じでした。
サラリーマンとして、どう仕事に向き合うのか、映画的にはこうだけど、でも実際は無理だよ、特に俺には…なんてことを思いながら見てました。感動のラストに勇気を貰いながら、じゃあ明日から俺どうする?ということを考えさせられました。
あと、銀行マンってこういう仕事をしてるんや、ってことが少し分かりました。
脚本も役者さんもさすがです!

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yadokari-family

4.0ドラマ版に負けない映画用にうまくまとめた池井戸作品

2022年9月18日
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向井さんと斎藤さんのドラマ版は素晴らしく、回数を重ねられるメリットを使った人間ドラマの背景を丁寧に描いていたので、正直映画では無理だと思った。
しかし、焦点を絞ったことでうまくまとまっていた。
横浜さんは本当に素晴らしく、冷徹そうに見せて実は、というあきらを見事に演じていた。
あとは江口さん
この作品のキーになる人物の表現はお見事。
江口さんからキャストを決めたのかと思うくらいピッタリ。

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ダルメシアン07

4.0映画を観てよかったです。

2022年9月17日
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原作、ドラマ、どちらも見ていませんが、こういう内容なんだろうなと予想のできるストーリー。
でも、よかった!わかってるのに、よかったです。
とくにキャスティングがよかったと思います。
アキラ、あきら、どちらもよかった。合ってると思います。
そして、塚地さん、ユースケさん、もらい泣きしてしまった。
内容も大事だけど、配役ってホント大事!ドラマはどうだったのでしょう?でも、この映画が正解かなと思うくらい、良い映画でした。
最後のアングルが綺麗でした…。

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lemon

4.0あらビックリ

2022年9月17日
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思いがけずいい映画でした。
ストーリーはいつもの池井戸調ですが、横浜流星とユースケサンタマリアの素晴らしいの演技力と確かな俳優陣で感動的でした。
見て良かったです。

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ふがし

4.0兄より優れた弟など存在しない

2022年9月16日
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よっちゃんイカ

4.0スリリングで爽やかな「瑛と彬」。

2022年9月16日
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池井戸潤の作品では、使命感を持って理想に向かう人を応援し、私利私欲や保身に囚われる人を嫌う。竹内涼真演じる山崎瑛はまさに理想に生きる男であり主人公にふさわしい。主人公は一人でいいはずだが、これは山崎瑛と階堂彬二人が主人公の物語である。理想主義の山崎に対して超現実主義の階堂は最初から激しく対立する。竹内涼真と横浜流星の対立する演技はとても際立っていてインパクトがある。この作品のテーマは既に十分伝わっている。そんな犬猿の仲であるはずの二人が、力を合わせて会社再建に取り組む姿は美しい。本来、理想主義と現実主義は対立するものではなく、折り合いをつけてより良い方向を目指すべきものであることを教えてくれる。
池井戸潤の作品ではおなじみの悪役が今回はいない。悪役と思われていた人たちが、結末ではそうでないことが分かる。銀行上司の不動は出世と会社の利益しか頭にない堅物かと思ったら違った。階堂の叔父達は無能で嫉妬深いダメ経営者かと思ったら違った。両者とも二人のアキラが乗り越えるべき壁であった。乗り越えて初めて気が付く。
今までの池井戸作品とは少し違った、スリリングで爽やかな印象が大きかったです。

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ガバチョ

5.0おもろすぎた

2022年9月15日
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後半くらいから5分に一回心の中で面白いって呟いてた。今年は映画と当たりが多いけど、トップガンやジュラシックワールドやキングダムを抑えて今年の第一位だと思う!

期末棚卸資産残高が〜とか、ホテルアメニティ費用と売上の増加比率が〜とか、この営業外収益はなんですか?とか会計マニアックなシーンが個人的にまた響いた。

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つかれたこころ