麻希のいる世界

劇場公開日:

麻希のいる世界

解説

「害虫」「カナリア」「抱きしめたい 真実の物語」の塩田明彦監督が、元「さくら学院」の新谷ゆづみと日高麻鈴をダブル主演に迎えた青春ドラマ。「さよならくちびる」で新谷と日高に出会った塩田監督が、2人を想定して執筆したオリジナル脚本をもとに撮りあげた。重い持病を抱え、生きることに希望を持てずにいた高校2年生の由希は、同年代の麻希と海岸で運命的な出会いを果たす。麻希は男性関係の悪い噂が原因で周囲から嫌われていたが、彼女の勝ち気な振る舞いは由希にとって生きるよすがとなり、2人は行動をともにするように。麻希の美しい歌声を聞いた由希は、その声で世界を見返すべくバンドの結成を決意する。一方、由希に思いを寄せる軽音部の祐介は彼女から麻希を引き離そうとするが、結局は彼女たちの音楽づくりに協力することになり……。

2022年製作/89分/日本
配給:シマフィルム
劇場公開日:2022年1月29日

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映画レビュー

3.5☆☆☆★★ 少しだけの感想。 色々と書き込むにあたって、間違いがあ...

2024年3月21日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

少しだけの感想。

色々と書き込むにあたって、間違いがあると困るので、取り敢えず公式サイトを確認しに覗いてみたところ。監督のコメントとインタビュー記事があったので読んでみた。

…これはもうこの2つの記事で、全てこちらの思っていた事だったり、ほんの少しばかりの疑問点等は事足りてしまっている感じがしましたね。
スクリーンを見つめながら。W主演の2人が、多少は強引にも見える感情面でのぶつかり合い等が、この2人を当て書きして描いていたのが確かに分かりました。

W主演の2人は素晴らしかったですね。監督のコメントを読んで、確かに『さよならくちびる』の時に印象的な場面だったのを思い出しましたが。撮影当時にその様なエピソードがあったのですね。
本編中には描かれてはいない事件が過去にはあって。その事が全ての登場人物達の心の奥底に深い傷となって蓄積している…ってゆう内容でした。
それと同時に、この年代の女の子が持ち得ている、ある種の百合っぽさも背景には漂っていて。観ていても辛い瞬間が何度もありました。

ちょっとした強引過ぎるストーリー展開には、疑問点があったのは否めないのですが。それも全てこの2人の良さを引き出そう…との、想いの強さゆえと考えられるのなら分からない訳ではないですね。

海辺の小屋を使った場面では、「北野映画か?」と思わせる演出等、印象深いところもあり。今後もこの2人でのW主演の作品がもしも企画されるのであれば、次回は是非とも明るく笑顔溢れる作品も観てみたいと思います。

2022年2月1日 新宿武蔵野館/スクリーン1

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松井の天井直撃ホームラン

2.040年前の女子高生。的な。

2022年8月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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bloodtrail

2.0伏線回収なし?

2022年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

萌える

持病を抱えてる高校2年生の由希は、海岸をぶらぶらしてた時に小屋から出てきた麻希と出会った。麻希は男性関係が原因で周囲から嫌われていたが、彼女の振る舞いが気に入った由希は麻希につきまとう様になり一緒に行動するようになった。麻希の美しい歌声を聞いた由希は、世の中を見返そうと麻希とバンドを結成しようとしたら軽音楽部と演奏対決の時ドタキャンされた。一方、由希の事が好きな軽音部の祐介は彼女から麻希を引き離そうとするが、結局は彼女たちに協力することになった。
麻希の父が刑務所から戻ってきて、麻希は事故で記憶喪失になり・・・てな話。
麻希役の日高麻鈴は魅力的だったけど、由希役の新谷ゆづみは可愛くもなくどこにでも居そうな普通の子で、なんでこんな子を主役にしたんだろうと不思議だった。
ストーリーも唐突に終わり、途中まで良かったのに、何?、って感じだった。
音楽も、彼女との関係も、麻希の父親の事も、由希の病気も、何もわからないまま終わった。
これなんだったんだろう?

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りあの

3.5【”生きている証””この若き女優さん達、誰!”と驚いた、日髙麻鈴、新谷ゆづみさん演じる凛として生きる女子高生の姿に魅入られた作品。】

2022年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ー 塩田明彦監督は、過去作で宮崎あおい、谷村美月をスクリーンで開花させたように、日髙麻鈴、新谷ゆづみの演者としての才能を見せつけてくれた。-

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・物語は決して明るくない。重い病を抱える由希(新谷ゆづみ)が、自由奔放だが少し悪い噂がある麻希(日髙麻鈴)に近づき、二人は徐々に親交を温めていく。
 - 身体のせいか、覇気のない由希。彼女を想う軽音部の祐介(窪塚愛流)とは、お互いの両親(井浦新が、祐介の父と由希の主治医という重要なポジションで、作品を締めている。)の不倫もあり、距離を置く時の頑なな姿勢。一方、麻希に対しては、積極的にアプローチしていく。自分にない何かを感じたのだろう。-

・麻希の家は、性犯罪に関与しており、彼女自身も男の出入りが激しい。
 - この辺りの描き方は非常に粗い。尺のせいであろうが・・。-

・麻希は、由希だけに心を開き、軽音部と競いあうことになるが・・。
 - この時の、麻希を演じる日髙麻鈴のエレキギターをかき鳴らしながら歌う姿に痺れる。曲は「さよならくちびる」にも楽曲を提供した向井秀徳。非常に格好良い劇中歌が2曲歌われる。ちなみに、日髙麻鈴、新谷ゆづみは「さよならくちびる」のフライヤーを見たら、クレジットされているが申し訳ないが、全く記憶にない・・。-

<由希が見ず知らずの男達に身体を任せてしまうシーンや、祐介が麻希に行った行為と、それにより麻希の日常が大きく変容してしまう流れは粗い。
 が、それを吹き飛ばす日髙麻鈴、新谷ゆづみの演者としての魅力(個人的には、エレキギターをかき鳴らしながら歌う日髙麻鈴の意志の強い”眼”にヤラレタ作品である。>

<2022年5月8日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU
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