ぬけろ、メビウス!!

劇場公開日:

ぬけろ、メビウス!!

解説

24歳で大学進学を目指すことになった主人公の姿を通して、敷かれたレールの上から外れることの難しさや、苦境の中でもがきながらも成長する若者の姿を描いた青春ストーリー。

建築会社で働いていた櫻川優子は、いわゆる契約社員の「5年ルール」が原因で、正社員になる前に雇い止めを宣告される。優子はかつて諦めた教員になる夢をかなえるべく、24歳にして大学進学を志す。そのことで母親や婚約者、友人との間で生じる問題とも向きあいながら、優子は歩みを進めていく。

主演は、月9ドラマ「監察医 朝顔」や映画「愛ちゃん物語」などに出演してきた坂ノ上茜。母親役で藤田朋子が共演。監督はSKIP国際Dシネマ映画祭の短編コンペティション部門で観客投票第1位を獲得した「想影(おもかげ)」の加藤慶吾。

2022年製作/93分/G/日本
配給:deep water & moonlight
劇場公開日:2023年2月3日

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映画レビュー

3.5実際には難しいからこそ惹かれるものがあるのかも

2024年3月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なるほど、それでこのタイトルなのね!共感性は低かった主人公が次第に馬鹿に出来なくなる感じ、決心って他人を巻き込む程の熱量を持っていなくては、と改めて思った。幸あれ。

期待していたよりもカメラワークとかに難があって序盤はダメかな…と思っていたけど、きちんと尻上がりに面白くなっていったから安心。続かない、浮気性、夢想家…。自分に対しての自信がない分誰かに依存したくなる像は凄く現代的で、逃れられないことへの諦めも1つあったりする。そこのディティールが立体的。ただ、コミカルに振りたいのか、真剣に描きたいのか微妙な序盤は若干勿体なかった。

しかし、次第に過ちに気づき、失ったものの大きさに気づいた時、人が持つギアは想像を上回りながら走り出していく。努力をバカにすることは出来ないから。その熱量をジワジワと画面から感じる時、こんがらがった世界を解く糸口を見つけるのであった。

主演は坂ノ上茜さん。『愛ちゃん物語♡』でも強烈で大胆なコメディエンヌな雰囲気が似合っていたが、本作も雰囲気が凄く良い。足りない主人公だが突き進む感覚、意外とバランスが難しい役どころでも、ピシッと詰める。そういった所に演技としての信頼を感じる。

終わり方がすごく好き。もちろん書かないけども。いつの間に引かれたレールの上を走ることに慣れた中、その輪から抜け出すのはなかなか難しい。そこにチャレンジする作風が何より素晴らしかった。何度やり直していいはずの人生なのだから。

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たいよーさん。

4.5自分と向き合うということ

2024年1月24日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞10本目 傑作 76点

予告に惹かれて劇場鑑賞したミニシアター邦画

遅咲き青春映画ということで契約社員の5年ルールと長らく付き合っている彼氏との結婚を考える時期と相まって、今後をどう生きて行こうか嫌でも考える時期に直面するドラマを描いています

当方が期待値が低く前情報少なめで鑑賞した作品に弱いのもありますが、すごく刺さった

主人公が同世代の設定なのと教員を目指していたこと、長い恋人がいること、長らく契約社員をしていること、ほぼ全ての設定が当てはまり、それだけで共感性というか、スクリーンが鏡なのではないかと錯覚するほどの再現度で、没入したのを覚えています

良いとこの彼と出逢ったり、その人に対しての接し方でクズが滲み出てしまったり、それによって友人を失いかけたり、受験勉強に努めるシーン、長く付き合って仕事が忙しくなってきてもそれなりに円満な彼との仲、それぞれのシーンがちゃんと省くことなく使われており、ちゃんと説得力がありました

ミニシアターなのでアマプラ等で見れる様になるかわかりませんが、また必ず観たい、残る作品になりました

是非

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サスペンス西島

3.0優子

2023年2月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いろいろ頑張りましたね!
太一はいいヤツですね。

受験の結果は?

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かん

3.5馬鹿はキライって言われたことがある人にはオススメしません

2023年2月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 2件)
カールⅢ世
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