劇場公開日 2022年5月13日

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流浪の月のレビュー・感想・評価

全479件中、81~100件目を表示

4.0自己欲望と他人や社会の評価のギャップ

2022年7月15日
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鑑賞方法:映画館

『被害女児』とその『加害者』の設定が衝撃的。
当事者同士は内面にある悩みを抱えながらもお互い出会ってから心が豊になっていくのに、他人や社会はその表面事象だけで社会通念上の価値でみてしまう。
また、個々の人間は自分の欲望が先行するなかで、他人に自分の都合のいい期待を持ってしまう。
『多様化する価値』は素敵な事だが、その価値をどうやって理解・共有するかが大事なのでしょうね。
色々と考えることができた作品でした。

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あにゃい

4.0松坂桃李と横浜流星にたじろいだ

2022年7月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

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あきこ

4.0大人の階段のぼる・・広瀬すずさん最高

2022年7月11日
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鑑賞方法:映画館

「流浪の月」

監督の李相日さん。
まだ48歳なんですね。

先ず最初に
撮影・音楽と素晴らしく
ホン・ギョンピョさん最高。

「流浪の月」
雨・傘・と・静かな音に影多め
絶対眠たくなる感じの映像150分は
目蓋おちるどころか・・
静かに・身をのりだし
静かに・心ざわつき
静かに・怒り
静かに・涙し
静かに・笑い

静かな映像は、
白鳥玉季演じる、
家内更紗を上手に浮きあがらせ魅せる。
そんな更紗に、先ずは考えることなく
目を耳を視神経をゆだねるつなぐ。

静かに静かに
広瀬すず演じる
家内更紗に戸惑ってしまう・・視神経
広瀬すずさんの素晴らしさに・・視神経は
思わず・・チャンネルを変えたくなる心を
静かに抑え・・広瀬すずさん、演じる
家内更紗さんにも身を預けゆだねる。

雨・傘・
松坂桃李さん演じる
佐伯文を最初に見た瞬間
心ざわつき・・吃驚する。
松坂桃李さんも、素晴らしすぎて
逆に、私がどっぷり浸からないように
緊張感の結界を心に搭載し、
視神経につなぐ。

話はゆったりゆっくりと流れる

横浜流星さん好きの私は、
不協和音奏でる、シーンは
ストーリーとは、別感情が発生し
なんともはや・・悲しくなりましたが・・

同じく
不協和音奏でる
趣里さんには、脱帽したくなるほど
グッとハマり声出したくなる・・
やっぱり不協和音いるよね〜的な・・

まだまだ・・
ダラダラと書き足したいこと、
たくさんあるけど、

朝3時16分
少し寝ないと・・


言うことで・・

「流浪の月」は
とても良い作品です。

ラストシーンも
大好きです。

アッと言う間の150分でした。

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G・・HT3 yogi

5.0声無き声を語る映画。隠された暴力の痕跡が全編に散りばめられていた。

2022年7月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

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Naokisky2

4.0「正常」であることの暴力

2022年7月9日
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「正常」な人間がただ「正常」でいるだけで「異常」とされる人たちに対する暴力装置になっている。映画を通して、その暴力性が余す所なく描かれている。

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Naofumi

4.0切ない

2022年7月7日
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難しい

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咲良Sakura

4.0この女優さん

2022年7月7日
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↑以前に映画で初めて知りました。
本当に本当に演技で感心しました。
俳優さんも孤狼の血のインパクトがあり、そんでコレは逆に主演でありながら存在感を殺すような演技で、“印象を消す”ことに成功しております。

スゴいお二人で見応えあり

多部さんも年齢重ねていいお姉さんになりましたね〰️

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雨の夜はヤバイゼ

4.0李 相日の映画芸術を見せつけられた

2022年7月4日
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鑑賞方法:映画館

雨、日射し、月、水中、水面、陰(闇)などを、ハイアングル、ローアングル、クローズアップを駆使し、時にハイスピードを用いた見事な撮影。
時空を行き交う巧みな編集。
説明を抑えた最低限の台詞。
映画とは、こういう創意に富んだ試みを注ぎ込んで、オリジナルな映像世界を紡ぎあげるべきものだ…と、改めて感じた。

 撮影監督:ホン・ギョンピョ(パラサイト 半地下の家族)
 編集  :今井剛(るろうに剣心 シリーズ)

アバンタアトルで少女と青年が出会う。
台詞はなく、雨のなかを歩く二人の様子はなにやら怪しげな事件の匂いがする。

ファミリーレストランで働く女性が登場する。この女性も訳ありな様子だが、説明はない。

この少女と女性が同一人物 サラサ の過去と現在だということが、やがて解る。
少女期のサラサ=白鳥玉季
現在のサラサ=広瀬すず
青年 フミ=松坂桃李

少女サラサと青年フミの不可思議な生活が描かれるが、現在に至るまでに何が起きたのか直ぐには明かされない。
現在のサラサには同居の婚約者(横浜流星)がいる。
サラサの生い立ちに“何か”があることが、二人の会話で仄めかされる。

現在のサラサが同僚(趣里)と深夜営業のカフェを訪れ、そこでフミを見つける。
徐々に明かされる過去の事件と、登場人物たちが抱える病巣。

私は以前から、松坂桃李と広瀬すずは推しの俳優だ。
演出だと思うが本作の二人は闇深い人物を淡白に演じていて暑苦しくない。が、しかし、間違いなく迫真の演技だった。
横浜流星に凌辱される広瀬すずを見るのは辛かったが、李監督は『怒り』で広瀬すずの純潔を奪った人だった…

横浜流星は言わば汚れ役。旬の二枚目でありながらこのチャレンジは松坂桃李に通じるものがある。

現在のフミの恋人を演じた多部未華子も、性欲のないフミを熱烈に誘う、テレビては見せない捨て身の演技を披露している。

サラサは親代わりの叔母の下で暮らしていて、従兄の少年から性的虐待を受けていた。やっと逃げ場をみつけたフミとの生活だったが、大人たちから認められる訳がない。
一方、母親からハズレ扱いされてきたフミは身体も心も正常に育たず、大人の女性と関係がもてない。幼女に性的な快楽を求める変質者ではないのだが、世間はそうは見ない。
この二人が心で寄り添う関係は誰にも理解されないのだ。

さて、不幸な人間や不運な人間には不幸な出来事や不運な出来事がついて回るものだ。それが運命なのか宿命なのか、当人たちにはどうしようもない悲しいスパイラルと言える。
フミが、警察官によって一緒にいた少女と引き離される時、 サラサとの時とは違って激しく抵抗し、「もうやめてくれ」と悲痛な叫びをあげる。
サラサは今度もフミを守れなかったと自責の念にかられる。
この映画は、そういう不幸の連鎖を見せることで、どこまでも成就しないサラサとフミの関係を「純愛」として描こうとしたのだろうか。

だが、この二人の関係はいわゆる男と女のそれではない。
純粋な愛なのか、相互依存なのか、とにかく二人は一緒にいるだけで安心が得られる関係なのだ。
人は、男と女には肉体関係が生じるものと理解していて、そうではない関係性を否定しなければ自分達の常識が崩壊してしまう。もし成人男性が幼女を手元に置いたなら、そこには幼女偏愛=性的虐待があるはずだと決めつけなければ、秩序が保てないのだ。
もしかすると、そういう常識人と思われる人間たちの許容範囲の狭さのようなものを描写したかったのだろうか。

横浜流星や趣里の役どころも病んだ人間だ。フミの母親(内田也哉子)もそうだ。
彼らは映画で描かれた範囲では社会的制裁を受けないが、身勝手に人を傷つける人たちだ。
人を傷つける人間が制裁を受けず、人を守ろうとした人間が制裁を受ける不条理な構図を見せたかったのかとも、この映画は思える。

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kazz

4.0 ふたりだけのセイフティーネット

2022年7月3日
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 コメントしずらい作品である。それこそ下手な表現をすると偏見と差別につながってしまう。
 原作も読んだが、映像にすると拡散された誹謗中傷も含めて、よりどきつくなる。

 どんなにそれが純粋な愛情で、お互い心が通じて、守り合っているものであろうと、それが親、家族、夫婦、恋人といった定番の愛情関係でないとだめな世の中なんだ、と痛感する。
 映像にすると、原作よりも一層、大人になりきれず、はずれものの青年が、少女に愛情を注いでしまったという誤解が生じてしまいがちだが、そういった見方はするべきではないと思う。

 むしろ、定番の愛情関係がDV、モラハラ、虐待等で崩れ去っていく中、その愛情関係からはじき出された者同士が、ふたりだけのセイフティーネットを築き上げ、手探りで魂の救済を図ったんだという気がした。

 逆に、愛情は親、家族、夫婦、恋人等で育むものという幻想に未だ縛られている私たち世間に、一石を投じた作品だという見方が当たっているかもしれない。その切り口だと、納得感でじわーっと充たされる。

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ジョー

4.5「多様性」から除外された男たちの話

2022年7月3日
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hhelibe

3.5決めるのは本人たちではなく社会の目

2022年7月1日
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悲しい

難しい

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TAICHI

3.5ん-、そうじゃなくてさ

2022年6月29日
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jasmine

5.0もう一回観たい

2022年6月25日
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泣ける

難しい

すごく良かった。
みんな相手のことを理解してるつもりになってるだけ。
自分が見たいように見てるだけ。
真実は見えてない。
見えてない部分や知らないことだらけ…
ほんとそのとおり。
松坂桃李すごい。すずちゃんも良かった。

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tk

4.0内田也哉子さんの存在感すごし!!

2022年6月24日
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テーマは非常に重いですが時折ある幼女誘拐で本当にそういう人もいるんじゃないかと思ってしまった。
マスコミが騒ぎたてても真実は本人たちにしか知り得ないのです。
DVな彼氏もいそうな設定がすごくて見ていてハラハラした。
あと、私は松本市民なのだが方言監修の人に言いたいが松本はあそこまで方言はひどくない気もします。
映画用に誇張したのだろうか。
違和感が半端なかった。特に若い人はなまりとかないです。
子役の子が主人公の女の子を演じるだけではなく広瀬すずを意識した演技をしていたのもすごさを感じた。

まぁなんだかんだ言っても最後内田也哉子さんがすべて持っていった感がある!!
あの存在感は素晴らしい!!!
またぜひ映画にでていただきたいです。
あの唯一無二の存在感なんだろう。
映画の評価としてはよかったです!

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たま

4.0すごかった

2022年6月24日
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鑑賞方法:映画館

すごかった

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sちゃん

4.0上映館少なめですが面白かったです。

2022年6月24日
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偏見は一度持たれると死ぬまで付きまとい苦しめられ簡単には消えないモノなのだと思います。
俳優陣がとても良くてオススメです。あとバイト先の店長いい人。

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しじみの短い感想文

5.0ずっしり重い内容。 難しい内容にもかかわらず、広瀬すずちゃんをはじ...

2022年6月23日
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ずっしり重い内容。
難しい内容にもかかわらず、広瀬すずちゃんをはじめ、俳優陣はみんな表情を含め非常に素晴らしい演技をしていた。

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ナガグツ

4.0感情揺さぶられる作品

2022年6月22日
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最初から最後まで色々な感情が交差する奥深い映画でした。広瀬すずさん今回の作品で一皮剥けましたね!とても良かったです、彼氏から暴力を受けボロボロの状態で外を彷徨うシーンは鳥肌が立つほどの演技でした!

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コチョ

4.0人間の想像力とは

2022年6月22日
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るん

4.0最高に気持ち悪くて、よかった。

2022年6月21日
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この社会は気持ち悪いからだ。

人間は、他人が正しい道から足を踏み外して自分に害することが怖いから、秩序を作ったのだ。

人間は、自分が作った秩序・社会をあらゆる手段を使って、守っているふりができるよう頑張っているだけだ。

人間は、自分が歪んでいるのを意識せずに、他人が歪んでいることだけ思い込んでいるのだ。

そのような、
常に自分が正しいと思ってる人間、またその環境を作った人間社会がおかしい。

本当にやばかったのは、
そこのあなた(わたし・わたしたち)だ。

この映画を観て泣いた、怒った、悲しかった。

光はあった。
弱かったり、雲に隠れたりする月の光だった。
昼の太陽の光が美しくて眩しすぎた。

思った。
本当に求めるべき世界(ユートピア)は、
沢山の縛りがあり、一人一人の人間がその縛りを身に纏って丁寧に歩く場所ではない。太陽の光を十分に浴びて、自由に生きていける世界だ。

いつになったら、人間が、
互いを制約し、異類を排除するじゃなく、互いを理解し、許す世界が作れるだろう。

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レイン