先生、私の隣に座っていただけませんか?のレビュー・感想・評価
全203件中、121~140件目を表示
男女の恋愛における性質の違いが表れている
【ジワジワと追い込む復讐劇】
やっぱりすごいよ柄本佑。俊夫のマヌケっぷりと母性本能くすぐる演技が光っていた。
現実と妄想が交錯しながら、観ている側も何が現実で虚像なのか混乱する。
男性が作ったモノなので男心がよく表れている(男という生き物を知るのにはいいのかも)。
一方で女心が少し雑に描かれているかなと。
例えば憎々しい女の敵、編集担当のチカがあまりにもあっけらかんとしていて、いやいや、現実はこんなアッサリとしてないよ。こんな人が現実にいたら、ただのサイコパスのアバズレだよ。脚本が女性だったらストーリーがもう少し変わっていたんじゃないのかな。
結局のところ、男の浮気や不倫の多くが、所詮遊び(本命は別格)で、女の浮気は本気になることが多いってのがよく現れていた。
奇想天外な復讐、ユニークな発想には高評価です!
期待を裏切る面白さ
邦画はあまり見ないんですが、
この作品は面白かったー。
平日朝9時からにしては重い内容かしら?と思いつつ、
笑える場面もあり、最後まで読めない展開に私まで翻弄させられました。
柄本さんの演技、すきです。
嫉妬
浮気した人ほど、配偶者が浮気するとめっちゃ嫉妬しますよね
楽しみにしていた映画✨
黒木華、柄本佑なら間違いないでしょうと思って鑑賞😊
安定の演技ですねー
お二人とも
夫役の柄本佑君の嫉妬に狂うのが面白い
新谷先生へお茶出すところ
めっちゃウケた!
現実なのか、漫画なのか曖昧にさせていく、これは現実?
本当は?
という見せ方が良かったです。
金子大地君出てる映画ばかりみているなぁ笑
金子大地君応援してます!
金子君、奈緒ちゃんも善き。
風吹ジュンさんも薄々事情を感じているお母さん役良い味だしてました。
浮気がメインの映画ですが、
妻の企みが最後にわかっていくのも良いですね♪
追記、鳥飼茜さんの絵が出てテンション上がる⤴️好きな漫画家さんの1人😆
憧れは届いてしまったら終わり
した方が悪い。それは絶対。それでも「うーん」みたいな所を残してる辺りが、この作品の良いエッセンスのひとつなのだろう。コメディでミステリーな映画でした。
個人的にはラストが「安いなぁ…」と感じてしまったので点数的にも抑え目ですが、ほんわかしたトーンの中に虚実織り交ぜ混沌としていく様は、好みもありますが「鳩の~」や「キャラクター」よりも味わい深いかなぁと思いました。
ただなぁ…。繰り返しちゃうよ?きっと。
むしろそれも含めてなのかもね。
奈緒さん、かわいい
気づかれていると気づくまでの30分が長かった。
漫画が出てきてからは面白くなってきて、二重の意味を持たせている台詞が多く、俳優さんたちも上手い(好き嫌いは別)。
編集担当者と自動車学校の教官が、夕食はともかく泊まっていくなんてありえない。
夫婦の関係性(先生と元アシスタント?)が描かれておれば、最後のタイトルにもなっている台詞がもっといきていたのではないかな。
面白くないことはなかったけど、所詮は夫婦の問題。ラストの爽快感もそれほどでもなかった。うーん、明日には忘れてるかな。
不倫というよりは・・☆
不倫の話しなのか・・くらいの前知識で、黒木華と江本祐の主演とのことで鑑賞。
しかし、思いもかけぬほどの緊迫感で見入ってしまった。
黒木華の可憐さの佇まいから繰り出される数々の戦略、それに乗せられて右往左往する
江本佑。
漫画のネームという媒体で、見ている自分達もどちらが現実なのかわからなく
なっていく。
金子大地がいかにも少女漫画に出てきそうな王子様のキャラになっているし、
不倫相手の奈緒の今時のあっけらかんとした明るさもぴったり。
でも、全ては妻役の黒木華に選択権があることが最後に決定的になる。
ラスト直前に、夫婦が救われるのか。。。と思わせておいてそれでは終わらない。
個人的には、ドロドロというよりもドライな夫婦間の心理戦もの。
面白かった☆
リアルなのかはたまた…。
漫画家の夫婦。妻の描く漫画が、不倫をしている夫を現実と妄想が交錯しジワジワ追い詰めていく。とゆうお話。
最後はん?えー!となり、しばらく謎解き。でも、後からゾワゾワする。
黒木華の淡々だけどしたたか、柄本佑の飄々としているけど追い詰められていく様、2人ともお見事でした👏
ノーマークでサービスデイだからたまたま観たんだけど、とても良くできていておもしろかった。
女は忘れない生き物
うーん‥近くでやってない💦
ちょっとドライブして鑑賞。
あたふたする旦那さんにムフフ。
そうそう、そうなるよねー
途中、ん?フィクション?ノンフィクション??。ってなる。
女は絶対忘れないのよ。
素知らぬ顔して裏で計画しっかりちゃっかりしてね。
あぁ怖い怖い
最恐のホラーサペンス!
夫婦間の、決して知られてはいけないし、知りたくないデリケートな部分が、漫画を介して次々と露わになっていくストーリー。
しかも、その漫画の作者は妻本人!
主人公の夫はそれを読みながら汗だくに…
観ているこちらも汗だくに!(笑)
そして、恐怖のラストシーン…
腰から砕け落ちそうになりました。
多分、妻の本命相手は別にいたのでしょう。
教習所は単なるキッカケに過ぎないのかもしれません。
恐ろしい…
考えれば考えるほど、身も痩せる思いになりました(笑)
さて、夫はどんな顔をするのだろう?
黒木華も柄本佑も、演技達者。だけど、こういう話はいかにリアル感があるかが質を上げると思うのだけど、所々にホツレがあって、なんか白けた。現実と漫画の世界を混ぜこぜにされた俊夫の困惑と焦燥こそは伝わるが、例えば、新谷はそれでいいのか?君には伴侶はいないのか?仕事は放棄するのか?って思っちゃう。俊夫への復讐よりも、それがキッカケの馴れ初めって、新谷が気の毒に思えて仕方がない。だいたい、そういう関係は長続きしないし。
そもそも。俊夫は、創造力が枯渇したのか、仕事に生き詰まって、(いいことではないけど)軽い気持ちで身近にいる編集者と不倫をしたわけで、(世間的には非難されるとはいえ)彼にとっては遊びの領域。ほぼヒモ状態で生活している俊夫が、出ていく気なんてあるわけがない。そんな甲斐性なんてないんだから。そこに引っかかってしまう。
単純にこの話、僕には面白く感じなかった。
これぞ華麗なる復讐
不倫をテーマにしている割にはドロドロしておらず、寧ろ妄想なのか、現実なのかが分からず、ずっと騙し騙されの展開が面白い!
漫画で現実への復讐というのも斬新で、決して物理で傷つけることはせず、精神を責め、最後には清々しいほどの決着をつけたと思ったら、また裏切られる文句なしの結末。
タイトルを何度も回収し、かつうまく活かしてた。先生の意味が二転三転するとは思わなかった…お母さんが寛容だったのにも納得がいく…
役者陣も全員最高っ!特に柄本さんの気の抜けたセリフ回しはシリアスなシーンの中に笑いを生んでくれていました。
とってもオススメな新感覚ミステリー!
鑑賞日 9/13
鑑賞時間 16:20〜18:30
座席 G-5
既婚、フルタイムで働く女性に共感と爽快感
夫婦の心理戦が面白く、色々な場面でクスリとするし、最後まで目が離せなかった。
諸事情で妻が家計の中心で働き、夫が支える状況(昭和とは真逆)が、この作品の漫画家夫婦の設定だけど、今の世の中少なからず似たような夫婦もいる。
母親が夫をいたわれと言う場面に似た状況は、
時々遭遇する。
夫が主夫で妻が大黒柱であることがわかったら、
母は言い方を変えるのだろうか?
(どちらかというと、仕事の多い妻の方が労われたい)
結婚したら女性は当然のごとく、
母親のように世話を焼く存在にならなくてはいけないのか?
働き方や社会構造の変化に
さまざまな世代の価値観が
追いついていない。
こんなにも愉快な映画をみて、
ジェンダーフリーな世の中になればと願います。
不倫の部分はあくまで妄想エンタメで。
ラストはスカッとしました。
働く女性のストレス解消にどうぞ。
あなたならどうする?
嘘か?現実か?曖昧な不思議な世界へ導かれ
主人公サワコのおぼろげに翻弄されながら迎えるラスト!あなたならどうする?
まだまだ残暑が残る季節にぴったりな爽快感が得られる作品です
堀江監督の答えを委ねてくる感じがとてもおしゃれでした💫
面白かった!
黒木華さんをはじめ好きな役者さんばかりだったので観に行きました。
やっぱり演技が魅力的な方々の作品は見入ってしまいますね。笑ったり怖くなったりゆったりしたりキュンとしたりとても面白かったです!
え、これはマンガ?現実?ってわたわたしてしまいました。
男性陣は柄本佑さん目当てでしたがすっかり金子大地さんにハマって帰ってきました(笑)
ラストが好みじゃないが面白かった
ネタバレはしたくないがラストが全く好みじゃなかった。
黒木華の女性目線が優先されるのは仕方ないが男ばかりが右往左往する様は哀れに見えてしまう。
女性観客はスカッとするのかもしれないが遊ばれた男が可哀想過ぎる。
柄本祐があたふたする様が良い。
夫が不倫している事実を漫画にそのまま描き、その漫画の中(あるいは現実でも)で妻が教習所の若い教官と恋を発展させていく話。
.
とにかく妻の描いた漫画によって夫役の柄本祐さんがあたふたするのが最高。黒木華さんの方もこういうはっきり感情を表さない人の方が怖いのよね、とても良かった。
.
終始妻の教官との恋はフィクションかノンフィクションなのかどちらとも取れるような描き方にはなっていて、見る人の願望によって変わる。ラストもまだ夫が読んでる漫画の中と取れなくもないしね。
.
私の場合はあまりにも教官とのやり取りが恋愛漫画的すぎて気持ち悪かったし、教習所に行くたびに分かりやすくスカート履いたり(1回めっちゃ派手なオレンジのスカートだったね)、アクセサリー付けてるのが、元々地味なファッションだっただけに違和感すぎて嫌だったな。
.
だから夫に匂わせるためにわざとやってないと気持ち悪いほどオシャレしてて嫌だった。たぶん夫の方は妻がスカートのことに最初気づかないって描写もあるから、気づかせるようにわざとやってるのだと思っている。
.
一方で最初夫とシミラールックの髪型をしているけれど、途中から前髪を作るのは、教官も前髪がある髪型だし、完全にその時心は夫から教官の方へ行きましたってことにも取れると思う。
.
まぁどちらにせよ、しょうもない浮気をしてるクソ旦那が1人でも生きていけるように最終的に漫画を描かせるなんて全然優しい奥さんだなって思ったよ。浮気相手と夫が部屋でコソコソ話しているのをお母さんが聞いてるって描写、しんどかったし。もっと辛い思いをしていいはず。
.
リアル?ファンタジー??
主人公夫婦は漫画家で、連載作品の最終回を校了するところから始まる。担当編集者からは次の連載について「今度はファンタジーではなく、リアル路線でいきませんか?」と持ち掛けられるが、、、
割とシンプルな題材を「現実」「漫画」「妄想」を織り交ぜて展開していく方法や「鏡使い」などが、どこか複雑で多層的に感じさせ、「今観させられているのはリアル?それともファンタジー?」と惑わされる。
だけど、正直、(程度の差は度外視しても)「身に覚え」がある(私を含む)人(特に男性)にはフィクションだとわかって観ているから所々笑える部分も、実際にかなりなスリラー映画だと思う。
主演の柄本佑くん、黒木華さんは勿論今回もいい演技。さらに風吹ジュンさんの時折「なにか知ってるの」と思わせる表情、また奈緒さんのトリックスターぶりがハラハラを助長する。
評判にたがわず、とても面白かったです。
#74 超遠回しな嫌がらせ
浮気をしている夫に対する嫌がらせとしては、超手間暇がかかってて、よくやるなあって感じ。
漫画家ならではの復讐で、誰にでも出来る技じゃないところがミソ。
私が主人公なら浮気相手にもなんらかの嫌がらせをするのに、矛先がひたすらダンナに向かうのが不思議。
登場人物ミニマムなのに漫画の力もあり観客の心をマキシマムに掴む映画。
ただその後の主人公のいく先が見えない。
黒木華の何とも言えない間がいい
夫役の柄本佑との会話で思わせぶりに溜める間が絶妙。
柄本と三角関係の間柄の編集者役の奈緒の畳み掛けるようなしゃべりとの対比がそれを尚一層引き立たせている。
柄本佑も、うだつの上がらない男を演じたら流石と思わせる。もはや、駄目男役なら親父を越えたかも知れない。
そして、この作品のキーアイテムである漫画の原稿が繊細なタッチで描かれつつも、パッションを感じさせるものだったのも良かった。
風吹ジュンとの親娘あるいは姑婿関係も観客側に色々な感想を抱かせる程よい濃度の描き方。
結末がどちらに転がっても、なかなか見応えのある作品だったと思えた。
この作品には人生の深みはない
クミコが歌う「わが麗しき恋物語」の歌詞には次の一節がある。
五年がたったら あたしはやめてた 煙草をまたはじめ
あなたの浮気が 七回目数え あたしも三回目
視線をそらして 会話も減ったけど どこでもそんなものでしょ
人生ってそうよ 退屈だったって 思い出しながら
(作詞:覚和歌子)
作詞作曲のバルバラによる歌詞はちょっと違っていて、フランス語だからここでは紹介しないが、愛の遍歴を経て初恋の人のもとに戻るという内容だ。覚和歌子さんの詞は完全にオリジナルで、しかし原詞の内容から遠く離れてはおらず、聞いた人をもれなく感動させる詞になっている。まさに職人芸だ。
シャーリーンが歌った「愛はかげろうのように(I’ve never been to me)」にも同じような歌詞がある。英語なので紹介しないが、様々な場所に行ったり、いろいろな愛の遍歴を経たりして、最後は現実の自分に戻ってくるという話である。
いずれの歌も人生の深みを上手に表現していて、特にクミコの歌はコンサートで何度も聞いたが、聞く度に涙が出る。
不倫は文化だというつもりはまったくないが、そもそも浮気の何がいけないのか、当方にはよく理解できない。許すとか許さないとか、浮気された側は被害者なのだろうか。むしろ、個人の所有欲によって他者の行動を束縛することが憲法上、許されることなのかという疑問のほうが先に立つ。不倫を禁止する法律も条例もないのに、離婚の調停や裁判では不倫した側が一方的に非難され、不利な条件を無理やり飲まされる。
本作品は不倫は悪だという価値観がなければ成立しない。不倫された妻は被害者意識の怒りに燃え、不倫した夫は罪悪感に顫える。夫の方は経済的に妻に依存しているから危機感もある。妻は夫を翻弄し、夫はまんまと翻弄される。それだけの話である。見終わってとても不愉快だった。黒木華や柄本佑の無駄使いだ。この作品には人生の深みはない。
私見だが、不倫専門の私立探偵や離婚専門の弁護士がいることを考えれば、世の中は不倫で溢れている筈だ。ラブホがやっていけるのは、セックスを家庭に持ち込まない人がたくさんいるからだろう。週刊誌にはどうすれば不倫が妻にバレないかとか、恐るべし女の勘だとかいった記事が溢れている。ニーズがあるから記事があるのだ。不倫は悪いことだからコソコソとやるものだという共通認識がある訳だ。
不倫を咎めないパラダイムが浸透すれば、気持ちが楽になる人がたくさんいるだろうし、食を楽しむように性を愉しむことのできる社会になるだろう。いまの窮屈な社会よりもよほどそちらのほうがいい気がする。
全203件中、121~140件目を表示