最も普通の恋愛

韓国人ってこういう映画作るのうまいよな、

って思うジャンルのひとつ。

好き。

ラブコメの女王と言えば、コン・ヒョジン。
そんな彼女が大好きで、ドラマはたくさん見てきたが、映画は初めてだったかも。

安定の可愛さと、スタイルの良さ。
ちょっと濃いめの小悪魔メークもよくお似合いで。

主人公ソニョンと新しい職場の上司ジェフンのラブストーリー。ジェフンを演じたキム・レオン。名前は知ってたけど演技は初めて観ましたー。カッコいい俳優さんだな〜。声がいいなんせ声が！韓国はやっぱりイケメンの宝庫だねー。。。なんて観ながら思いました。

作品の内容はそれなりに良い年齢になっている大人な2人。それでも完全に恋愛に関してはこじらせていて、でも、それを素直に見せられるほど若くない。
ソニョンは過去の経験から本当の自分の気持ちを隠す技を身につけ、ジェフンは傷ついた自分をお酒でしか癒せない。

そんな2人がお互いの気持ちを見せ合うシーンはヒリヒリしていて、でもやはりコメディ要素もあって。
簡単にすんなりといかないところが大人のラブコメって感じでしたね。

ラストはさすがのコンヒョジン。惚けながら、スパイシーなネタを掘り込んでくる。そんなソニョンをバッチリきめてくれました。

主演の２人は韓国ドラマ界で、とてもメジャーな存在。主演映画も何本か見たことがあり、演技力、存在感が抜群。そんな２人が共演する恋愛映画ってどんなだろうと思いながら観ました。
スター俳優が演じる、ごく普通の会社員の恋愛模様。２人とも過去の恋愛の傷が癒えてなくて、無理に強がったり、お酒に頼ったりしながら暮らしている。
そんな２人が、強がりの仮面を外す場面は、多くの人が経験したことのある、ヒリヒリした心の傷を思い切って相手に見せる時。
職場の、一見仲良さそうだけどそれぞれの本音は別のところにあるような人間関係や、SNSの怖さなども、うまく取り込みながら、人の心の機微が上手く描かれている。

とても良かったです。
こういう感じ、『好きだなぁ』と思いました。