ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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いろんなところがもったいない
脚本、監督が残念。
力量のある俳優さんがもったいない。
カーネーションで好きになったオノマチさん、綾野剛、鶴瓶の息子が並んだ図はなんとなく嬉しかったけど・・・
今昔反社を描くなら復帰できるまでの苦労や過程を描くべき。これでは野良犬はのたれ死ね。
と言っているのと同じ。
せめてもの希望をボーイミーツガールに持ってくるところが、大人は無理だから後は若い人たちでどーぞ、
と言っているようで無責任すぎてぞっとした。
ヤクザと警察の癒着を写真に収めていたのならメディアに売って社会的に制裁すればいい。
写真に収める知恵があるのになぜバット?
日本映画のあまりな後退ぶりに文句の一つもいいたくなる。
ヤクザの迫力不足、
必要ないところで大袈裟に悲壮感に溢れて盛り上げようとするBGM、
主人公の背景も描かれていなければ、
他のキャストの裏側もない。オモニのおかみさんが働くようになった理由は?
学生だったユカが14歳の娘を女で一つでどうやって育ててきた?1分でもいいから入れて欲しかった。
その根性があれば人の噂も75日、否定しやり過ごしてそのまま役所に勤めていると思う。
5年以上産業廃棄物処理場で働いている元ヤクザが身元を簡単に明かすだろうか?
勝ち組のヤクザの家ですらなんだかちんまりとした普通の家・・・
いろんなところにツッコミどころがありすぎて
警察とヤクザの癒着を暴くところもあっさり、
恋愛面もあっさり、ラブシーンは体が見えないようにコソコソと・・
=あとは想像におまかせします・・あまりにも
観客に丸投げしすぎな内容だった。
映画は見た人に希望を与えるべき。
何か一つでも。14年の刑務所生活の描写もなしスマホの使い方はあっさり習得、14年経ったら浦島太郎じゃないですか。その馴染むところが
味わいが増すのに・・
ノワールでも、コメディにも、家族愛にも、
いくらでもころぶことができた題材なのに
もったいなさすぎた。
強く弱いオジサン達
ヤクザって、もともと寂しかったり弱かったり1人じゃ生きられない人達の共済コミュニティみたいなモノなんだね。
そんな中でもかなり特殊な組みだと思うけど。
綾野剛は哀愁ただよう演技に改めて感心。
「そこのみにて光り輝く」の綾野剛を思い出したけど、どうにもならない魂の塊よね。
あるシーンのダブルミーニングが、また切ない。
負のスパイラルループを断ち切るのはとても難しいし、やり直すチャンスさえ奪われてしまうから悪いことしたらハッピーエンドはないんだぜ。と突きつけられる。
でも、時代が変わった事で希望も生まれた。
人生は自分の決断で全てが決まる、100%清廉潔白に生きられないけど、みんなが家族を守るための最低限の善意を持って生きられるといいよね。
レビュー
平成初期から令和まで、あるヤクザを通じて社会や家族を魅せる本作🦊
共感出来る部分と出来ない部分があり、無意識下での自分の物の見方を考えさせられ、気付かされました💦
各俳優の演技も良く、かなりの名作です✨
時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を3つの時代の価値観で描いて...
時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を3つの時代の価値観で描いていくオリジナル作品。尾野真千子に注目する。
仁義なき戦いで通過した、おじさんにとってはイマイチです。 親父役が...
仁義なき戦いで通過した、おじさんにとってはイマイチです。
親父役が他の人だったらまだ良かった。
舘ひろし演技下手過ぎですよね?そう思うの俺だけかな?
元々、この人の作品見た事ないので、こんな感じなのか?別に良いけど。
その昔、ヤクザ映画を見て誰もが肩で風を切って映画館を後にした日はもう来ないのでしょうか?
爽快感がねぇしヤクザの恐さが無いから緊迫した感じも出てない。
ブラックレインの佐藤役、松田優作さん恐いですよね。
でも綾野剛ファンなら見て大丈夫です。
なんか綾野剛さん活かしてくれる監督、出てこないかな。期待します。
映像が悪い。映画館のせいかな?
サイズもワイドじゃないし今の時代4k.5kと映像を追求している時代に映像、悪過ぎ、これ誰のせい?最終的には、この映像でオケだした監督せいです。
責任者出てこい💢
舘ひろし演技下手じゃねぇ?
北村有起哉のヤクザは良い
個人評価:2.8
ヒューマンにもハードボイルドにも、どちらにも振り切れていない味付け。どのシュチュエーションも、どこかで見た事のある様な場面が続く。
ただ今回は物足りなかったが、舘ひろしは好きな役者なので、いつかケビン・コスナーの様な遅咲きの名俳優になってほしい。
素晴らしかった。 ずーっと泣いてた。 親子になるシーンからテロップ...
素晴らしかった。
ずーっと泣いてた。
親子になるシーンからテロップが始まって、
古いヤクザ映画のようで、つい「かっこぃぃ~~!」って言ってしまった笑
多分、監督のやりたい事と、役者さん、スタッフさんの一致団結が半端ないんだと思う。
ガチッとハマったというか。
力合わせて作ったのが本当によく伝わる作品だった。
これは世界にも通用するんじゃないかなーと。
みんな何かを守るために、"家族"を守るために戦ってた。シンプルに、すごくカッコ良かった。
そして、常にピュア感と儚さを醸し出す綾野剛ね!
この人だから出来る役。
いや〜、いい。すごく良い!余韻に浸ります。
現実さ、、
現実世界では許されないよねって言う話。
1番、漢の中の漢は綾野剛演じる彼でした。オヤジもかっこよすぎたね!!エンディング曲のPVまだ見てない人いたら見て欲しい‼︎映画もEnd Song PVも最高でした。
大河ドラマみたいなオープニング
古典的なオープニング格好良かったな。
新聞記者の時と同じで、
解決策がやや見えないストーリーと、決して良いといえない後味だが、
まあ、リアルってこんなもんだなと、
それはそれで良かったと。
なんだかヤクザも可哀想になる。
イヤイヤ、そんな風に思ってはいけないのかな?ヤクザと付き合うと、結局はヤクザな人間になる?っていう作品。舘ひろしさんはかっこいいな〜
やくざと言うカテゴリーが無くなる日来るようで来ないような感じ
ヤクザに関わらないと言っても今は半グレとか中途半端な物も居ます。そう言う世界に行かなきゃいい話。しかし、この映画は違いますなんとなくから仕方なくなった人も居ます。一般人でも悪い奴やむかつく奴は居ます。ただ世の中変わって来たなと思います
ただのヤクザ映画ではなかった
この映画は、ヤクザというものが時代の中でどう変わってきたかを、ひとりのヤクザの目を通して見事に表現されている。この男は、ヤクザになるしかないような生い立ちでヤクザになることで家族をえたのだ。あったかくて仲間や家族思いの真っ直ぐな男は、時代とともに生きづらくなっていった。周りが変わっても自分は変わらないからこそ、浮き彫りになる様々な現実。どんなに戻ろうとしても簡単には戻れない大きな壁があった。ヤクザの話なのになんだか可哀想になってしまった。家族のために刑務所に入り、人を殺し、刺されても穏やかに相手を抱きしめるのだ。
そして最後のシーンが一番好きだ。
彼の生きた証はたしかにあった。彼の思いもちゃんと繋が
っていた。磯村勇斗がいい表情だった。
ヤクザは「一家」、マフィアは「ファミリー」、、、疑似家族なのだなぁ。
藤井道人がまた傑作を産み出した。
しかも、オリジナル脚本だという。
まだ30代ですよ、この監督。
ヤクザの世界に身を置くしかなかった男が、反社会的勢力排除へ大きく動いた時代のうねりに翻弄される姿を、三つの時点の断面で描いている。
開巻直後、主人公(綾野剛)が父親の葬儀会場に入るまでのダイナミックな長回しカットで、観客の集中力を一気に高めさせる。
主演綾野剛のバイオレンスは板についていきた感じだ。元々哀愁を感じさせる佇まいを持っているから、この役に見事にはまっていた。
主人公は不良少年からヤクザへと、映画の前半で大きく変わっていく。
周囲のキャラクターたちは主人公が刑期を終えて出所する前後、映画の後半部分で変化する。
親分の舘ひろしは勢力を失って萎縮した姿を晒す。
恋人だった尾野真千子は娘との生活を守ることに必死な母親となって、綾野剛と訣別する。
兄貴分の北村有起哉はヤクザの正義を捨てて落ちていく。
達者な役者たちが、時代の変化のなかでもがく様をそれぞれの持ち味で演じている。
中でも一番印象に残ったのは市原隼人だ。
彼が演じる元舎弟が世間の風当たりに耐え続けた何年間かは描かれていないが、奥歯を噛みしめるようにして発する台詞でその過酷さが想像できる。
だからこそ、映画終盤の彼の凶行に同情してしまうのだ。
反社の世界に身を染めていく若者たちは、皆がみんな喧嘩好きの乱暴者ではない。生まれながらに乱暴な性格の者もいるだろうが、人生の大半は「環境」で決まるのだと思う。
ヤク中だったと思われる主人公の父親について詳しくは説明されないので、親から何を受け継いだのかは分からないが、行きつけのホルモン焼き屋でヤクザ同士の抗争劇が巻き起こるような環境に生活している主人公がヤクザ一家に疑似家族を求めたことも、そのホルモン焼き屋の息子(磯村勇斗)が成長して半グレのリーダーになってしまったことも、生活環境が強く影響しただろうと思った。
さて、エンディングは世代交代を示しているようで、歴史は繰り返す的な無限ループを匂わせているようでもあった。
幸せな出会いの予感を持たせつつも、その行き先には不幸が待っているに違いないと、私の老婆心が叫んでいる。
実は身近な存在だったりする
「お前、行くところあるのか」
のシーンはグッときた。
ヤクザという世間から切り捨てられてきた存在がこうして高評価を得て人々の胸に残る作品だったから、よかったなと思った。
災害があったときは一般人が立ち入れない場所に逆に行けるから1番に支援の車を走らせたり、悪い事をもちろん沢山していても全否定できないなと思ってしまうわたしがいる。
切ないお話でした。
最初、綾野剛さん演じる山本賢治が1999年の時点でいったい何歳なのか分からず、少し戸惑いましたが(10代なのだろうと推測出来ましたが、例えば14歳と19歳では印象がだいぶ違いますからね。結局、17歳だったみたいですが…)10代から30代後半まで綾野剛さん、見事に演じられていましたね。
役柄も含めると綾野剛さんくらいしか演じられなかったでしょうね。
そして、柴咲組組長を演じられた舘ひろしさん。
多分ですが、舘ひろしさん、きっと実際も凄く良い方なんでしょうね。
そのせいなのかヤクザの組長にしては怖さは少し欠けているような気もしましたが、人間的にとても魅力的で包容力も有りそうで、あのような組長さんだったら、ついて行こうという気にもなりますよね。
北村有起哉さんや磯村勇斗さんなど脇を固める役者さんも良かったですね。
終わり方を含めストーリーも良かったですし、変に時系列を弄ったりしてないのも好印象でした。
欲を言えば賢治も柴咲組も一番勢いのあった2005年のお話をもう少し長く、あと刑務所に収監されている時も少しでも良かったので観てみたかったです。
粗がないわけではありませんが、全体的に見て良く出来た作品だと思います。
契りからムショ 出所後の生活を描いた異色のヤグザ物語
主人公のヤグザ生活の20年の運命 ヤグザに限らず1度犯罪を犯しムショ暮らしをしたものはもう一般人には戻れないのか後の行き先は宗教団体かホームレス?でもちょっと長過ぎる感も14年間に何があったのかどんなムショ生活をしてたのかもハイライトで少し入れても良かったとむしろ連ドラに向きの物語かも!
すごい……(末尾に、最近の心境もあり)
ひとりの男の人生を追うことで、現在のヤクザとその家族を取り囲む過酷な状況を伝える映画。
すごいなあ、こんな黄昏れたやくざ映画って、撮れるんだ・・・
1999年から始まり、2005年(6年後)を経由して、2019年(14年後)で幕となる。
それぞれ、① ヤクザになるきっかけ、② 刑務所に入ることになる原因、③ 刑務所を出てからの生活。
前半は、各シーンを黒っぽくそして青っぽく撮っている。これが、前半のバイオレンスでソリッドなストーリーにぴったりあてはまる。
一転、後半は、各シーンをくすんだ白熱灯のような色で撮っている。この対比は、もう見事としか言えない。
ヤクザを囲む過酷な状況が悪いとか可哀想とか思うことは、俺にも、ない。彼らは反社会的勢力なのだから。
そして作中でも言われるように、「世の中全部が、ヤクザを排除するようになっている」 のだから。
ただ、"ちょうどその時期にあたったひとりのヤクザ" の人間としての悲劇は知っておくべきだし、さらに、ヤクザの家族に対して俺たちはどう対応するべきなのか、いろいろなことを考えさせられる映画だ。ここは、詳しく書くよりも観てほしい・・かな。
ラストシーンは俺にめちゃくちゃ響いたなあ。この話に、こういう終わらせ方があったのか!? 凄い!!!
おまけ
綾野さん、小野さん、上手い。まあ、ふたりが上手いのは今さら言うまでもないことだが、特に小野さんは、こういう役に絶対的な強さをもっている気がする。はまり役というか。
そして舘さんの前半後半の変化は、みんな是非観た方がいいですよ。これも見事と思う。前半と後半で2本の映画だと思えば、136分という時間も短いとわかります。
へええ。藤井監督って、「新聞記者」で「宇宙でいちばんあかるい屋根」で、そして本作なんだね。この幅広さって、すごいね。おお、隠れた名作「青の帰り道」も藤井監督なのか。今泉監督のように "俺とウマがあう" わけじゃないけれど、注目してるべき監督であることは、間違いないなあ。
2021/4/1 追記
ある解説で読みました。抜粋して引用しておきます。
『あゝ、荒野』、『宮本から君へ』、『MOTHER マザー』。いま日本で最もアブないテーマに果敢に取り込む制作会社スターサンズ。
… たしかに。どれも、諸手を挙げて好評されることはない、クセの強い映画ばかりだ。今後も注目しておこっと。
2021/6/6 追記
友人の感想が、けっこう心に響いたので、書き記しておく。と共に、評価点を3.5に下げた。
---- ここから、友人の感想 ----
タイトルになっている家族への愛。組長への愛、妻娘への愛、いずれも描写が薄くない? 優しくされたから、組長を親父と慕ったのだろうが、あまりにもあっさりした描写だけ。それはまだ許すとしても、後半。主人公は、言われたからといえ、大した葛藤の描写もないままに、組を辞める。妻娘が主人公に寄せる心も、観ているこちらが少しでも納得するような描写がない。特に娘の心は、謎。娘からみたら、"ただ災厄を運んで来た男" でしかないのに、ここも葛藤する娘という描写もないまま、「実の父親だから」という理由だけで、海に花束持って来たのか? どうしてそうなった? と疑問符が付くことばかり。主人公を、よい方に描き過ぎてるんだと思う。妻娘のエピソードは、ない方がまだましだったろう。
密漁する幹部二人も、既に、若頭が覚醒剤やってるんだから、そんなことする必要ない。
なんというか、説明不足のエピソードが、あちらこちらにとっちらかってる感じ。
---- ここまで、友人の感想 ----
上記の感想は、いずれも言われてみると、その通りだと感じる。ヤクザという許されない存在を、ひとりの人間と見ることが、この映画の主眼だろうが、そこに生じる矛盾は解決できないので、上で言われているように、"後半は、エピソードの羅列だけに終始し、少しでも納得感を呼び起こすような工夫は、行われていない" ってことなのだろうな。
観ていた勢いで、最初のレビューを書いたわけだが、今は、ちょっと、反省してます。それほど、出来がよいわけでは、なかったのかも知れない。
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