青くて痛くて脆いのレビュー・感想・評価
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やり直すのは難しいけど、頑張れ!
「モアイ」初めはイヤイヤでも
だんだんと居心地いい場所になったんですね
ワガママ男子のこじらせ物語
大学はあれだけ他人が沢山いる空間で
感受性豊かな若い子たちがどう過ごすか難しそう
なりたい自分が何なのか?
目指す方向をちゃんと見つけられる人と
周りに流されてホントの自分を見失ってしまう人·····
楓は寿乃によって目覚めた自我を上手くコントロールする事が出来なくて、思い通りに行かない事を寿乃やサークルのせいにして、ま〜ぁ幼稚な男。
どちらも言葉足らずだと思いますが
楓の偏見の目は酷い(>_<)
ちゃんと寿乃と向き合って話していれば
大学生活もっと楽しく過ごせたでしょうね!
最後、必死な形相でダッシュで
リベンジしに行く所で終わってしまったけど、
やり直しは出来るんだから、頑張りなさい。
若いんだから。生きていれば大丈夫。生きて居るんだから。
今年は本当に辛い事が多く
約半年の間、力づくでどうにかなる事態ではなく
皆が諦めて、期待して、絶望して、、、
個々に抱えてる問題に加えコロナのせいで
誰もがしんどい環境で、悲鳴をあげざるを得ない状況で、
魔が差す瞬間
まだまだ若いのに、素晴らしい人なのに、多くの人々に愛されていたのに·····
ボタンの掛け違いがあったのか?
決定的な事態になったのか?
私なんかが考えても仕方ないんだけど、
かけがえのない存在の方が亡くなるのはしんどい。
映画の感想とは関係ない話ですみません
人は脆い生き物です。
少しの傷口から壊れてしまわぬ様に、
可愛い絆創膏でも貼って誤魔化し誤魔化し生きていきます。
刺さる人には刺さる
勝手に好きになって、勝手に嫌いになって、確証もないまま、自分本位で動いてしまう。
自分と同じ意見しか聞こえない。
そんな、無意識に動いてしまう若さ、青いところがよく表されている作品。
簡単に言えば、所謂 陰キャ な主人公が、拗らせ・勘違いのまま大学生活を過ごしてしまった話。
そういったことを、したことがある人、されたことがある人には刺さるかも。
そういうのとは無縁だった人は、キャストかっこいい・かわいい、2時間暇、ところでどんな話だっけ?で終わると思う。
自分は、ところどころ自分の過去に重なることがあり、刺さった。
何度も手を差し伸べてくれたことにも気づかず、不器用だな、痛いのは自分だったな、と主人公が気づけて良かったね。と解釈した。
最初は男サイドがまともに思えたけど、だんだん綻びが出てきて…というストーリー展開は好きでした。
ゆったりと話が進むので、ここも好きこのも分かれるかと。
まだ彼女を追ったが、その後どうなるか。
普通なら、愛想尽かされて終わりだよね。
若手キャストの躍動は見事、ストーリーは展開が見え隠れ
多くの若手キャストによって作られた、住野よるのサスペンス。大学生の青春に隠された嘘を探すストーリー。予告編を作るのが難しそうな理由がよくわかった。
吉沢亮の落ちぶりがとにかく味を出している。ネクラな雰囲気から見えるむきだしの感情。ストーリーが進んでいくと次第に見えてくる真相と、堕ちてゆく姿は強烈。しかし、主観で回っていくストーリーのため、もう少し展開が欲しかったところ。人間の真理に突くような展開であったがパンチが足りない。不満ではなく、着地点が弱かった気がした。
キャストは若手中心で、大満足。気になるキャストがいれば我得といったところか。
ソーシャルネットワークのこども版みたいで面白かった
なるほどこういうストーリーか、これはいい話だけどデート映画ではない。青春の、無様な青春の映画で切ない映画だった。ざっくりいうとソーシャルネットワークみたいな。
物語の中心テーマ「世界を変える」「なりたい自分になる」はいくらでも深くできそうだけど、そこはテレビ局映画なので作りがかなり浅くみえてしまった。
なのでテレビ放送したらフィットしそう。
幸せな国に生まれたからこそ
まず思うのは今の日本ってつくづく幸せな国だなと思うこと。
飢餓状態で大人も子供もなく働かなきゃいけない国や
戦争していたら
こじらせてなんかいられない。
他人のためとか
世界の平和のために
とか、使い古された言葉に乗っかって
生きていくのは嫌だと
原作読んでないからそちらはわからないのですが
少なくとも映画は
結局はそこにたどり着いたというところなので
感動しちゃいました。
人として生まれて生きて
他のために生きることを外して生きていくことができないことを
むしろ真底そうなりたい人ほど
一度はこじらせるのかも知れないな、と
この映画観て思いました。
刑務所入っちゃったら
ほんとにその後程度によるけど
修正効かないからね。
傷つく勇気を持てるまで
こじらせるのかな、若者は。
真正面から生きて真正面から傷ついて
真正面からモノを見れるようになるまで
人生は今長いから
その時間もあるのだろうけど
とにかく一人じゃ生きれないし
たくさんの人に支えてもらってることに
気がついたら世界はそれだけで変わるのかもしれないですね。
吉沢亮くん、すごく説得力ありました。自身も学生時代こじらせてると言っていただけに
良い映画でした。
イタいもの見たさで観たけれど。
理念をもって人を集めても、やがて集団は集団自身、別の目的を見つけ出し、勝手に活動を始めてしまい、最初の理念とか、最初の人とかが枠外にはじき出されてしまうこと。
これって、実生活にはよくある構図かも知れません。
しかしその創業に携わった人は、理念がねじ曲げられたと感じた時に、どうするのかを丹念に描いた映画です。
考えてみれば、初期の理念にこだわっていたのも一人の人間にすぎません。
たまたま初期に携わったというだけのことであり、その人が思っていた当初の理念だけが正しいと言い切れますか、と観客に内省を突きつける映画……とまで書いてしまうと、これは明らかに制作者の意図とは異なる解釈になるのですが。
森七菜ちゃんの演技が光ってた
初めて森七菜ちゃんの演技を見たけど、びっくり。
ちょっと芋い雰囲気が役にあってたし、先生に追いかけられるシーンは映画の中で一番引き込まれた。見つけたよ!お気に入りの女優さん!!
期待以上でした......ガッカリ度が。
途中何度か眠くなりました、、、
ストーリーもどんでん返し的な宣伝だけど全く。そのままだし、杉咲花ちゃんはいつも同じ芝居だし、
後輩の子が芝居めっちゃ棒!!!!そっちにしか意識いかなかった。下手くそすぎて(これが何かのミスリードか?!)とか勘ぐったのは恥ずかしい、、
てか個人情報ばら撒いてるのは普通に犯罪だし、逆に謝るってなに?
意味わかんなすぎて見なかった事にしたい、、
久しぶりの映画だったのにめちゃくちゃガッカリした、、
俺は好き。
評価に個人差が生まれる映画だと感じた。
お互いの価値観の少しのズレが大きな嫉妬を生み、ここまでも大きな復讐心を起こしてしまうところに人間の弱さのようなものを感じた。
秋好の視点からも作品を見てみたい。
青春真っ只中の中高生は見るべきだと思うが、楓側の人間にしか刺さらないような気がする。
吉沢亮と杉咲花の絡み合う視線が青くてイイ
杉咲花さんと吉沢亮さんの見つめ合う笑顔に
引き込まれて観にいきました。
いまの二十代の学園生活の真ん中には
やっぱりsnsがあるんだなぁと改めて考えたり、
男女の嫉妬は普遍なんだなぁとか、
色々考えさせられました。
あと、ゲキメーション的にパラパラ漫画が挿入されていて、新鮮でした!凄く印象的。
見終わると、自分も色々失って気付いたり、また出逢ったりしたなぁ、なんて、昔付き合った人の事を思い出したりして、ちょっとエモな気分になれるかも。
めんどくさい。
未熟なガキが狡猾で変わり身の早い女性に対して嫉妬に狂い結果的に自分で自分を傷つけるお話。
多いんだろうね、SNSしか話する相手がいない人。そういう輩が他人様と宜しくやってるのをやっかむのはありがちなんだろうなぁ・・
高齢化社会になって、人がいつまでたっても大人になれない、自立しない中途半端な人間が増えたなぁ・・
やれやれ、めんどくさい世の中だ。
気持ち悪い男
予告はミステリーっぽかちゃけど、ちょっと詐欺でした。
楓という男は、人付き合いのない孤独で卑屈な非リアの考え方そのものでしょう。
ちょっと言い寄られていい気分になって自分のものと勘違いして
ちょっと疎遠になると裏切られたと思って攻撃する。
秋吉が言った、気持ち悪いは、まさにその通り
最後、ご想像におまかせみたいに終わってるけど
あそこまでしといて、どの面さげて現れたんだって感じ。
あの答えは
二度と姿見せるな。もし楓がキモメンだったら
死ね。かな。。
タイトル通りでした。
まさに、このタイトル以外無いと思うくらいぴったりな大学生の頃の群像。
吉沢亮が、またまたイケメン「キラキラ」感を全く消して、真っ黒な瞳の奥深くに引っ張り込まれて杉咲花と、いい具合のアンバランス感が出て、面白い映画でした。前に観た「何者」の時と同じような感覚だったな〜(内容は違いますが…)
それにしても前半に「えっ、、騙された!」とやられちゃって、その衝撃が強すぎました。
衝撃作であり、自分の心に寄り添う映画でもある
衝撃作だった。原作者が住野よるだし、予告見るとキミスイみたいな大切な人亡くす話系なのかなと思ってたけど…良い意味でどんどん私たちの思い描いていた予想を裏切ったり超えてったり、人によっては拍子抜けした人もいるんじゃやいかって感じで…一筋縄じゃいかない展開がどんどん出てくる話だった…。
どうしても映画の予告や本編を見ると、これまでに観てきたあの映画ぽいなだとか、あの監督ぽいなとか、あの作品のオマージュ的な要素入れてるなだとか過去の作品と重ねて同じような箇所を照らし合わせて見てしまいがちだけど、これは照らし合わそうにも、雰囲気は重ねられても展開や各人の人物像がどんどんズレたり予想外の動きを見せたりで、こうなったらこの流れになり作品として収まってくんだろうなという一種の安心感から逸脱してく、終始そわそわする気持ち悪い気持ち良さがありました。そこが私にとってのこの映画の魅力のひとつであり、見れば見るほどどっぷりハマっていったポイントとなりました。
予告もそうだし、公式サイトや各映画雑誌やアプリに記載されてるストーリーの書き方がまず巧妙で…(私の想像力の乏しさもあるけど)そこから想像して勝手にこれまでの映画や漫画、ドラマで見てきたストーリーの寄せ集めで自分の脳内で作り上げたものが当てにならない世界だった。主人公を軸にして、「仲良くしていた女の子」「一緒にサークルを立ち上げる」「彼女がこの世界から消えてしまう」「立ち上げたサークルは多くの学生・社会人の手により悪い方向へ変えられる」「そのサークルを壊す事が正義」というキーワードがあり話が進んでいく中で、何が良くて何が悪者なのか、勝手に自分の脳で作ってしまう固定概念というものがこの作品を面白くしていた。結局見てる私達は、主人公の思いや考え方も、その周囲の人間たちの気持ちも、分かった風で都合の良い展開を考えてしまっていたんだなぁと。(ここはMIU404最終回の菅田のラストシーンの一言を思い出した)
下手にこの作品がどういう映画か言うと変にネタバレになるからあれですが、とにかく主人公の思いや気持ち、人物像が物語の核となっていて…根暗や陰湿と受ける人もいるんだろうけど私は共感ばかりだった。自分も人も傷付けたくないから不用意に人に近付きたくない、そんな人間がいざ心から信用できる人や人間性を好きと思える人に出逢ってしまった時はとても素敵な事だし毎日が潤うんだけど…そんな幸せな日々は相手や自分きっかけで脆く崩れ去ってしまう時があるから…。自分の理想と少しずつズレていく事の恐怖とか…。この作品はその辺(だけではないが)が丁寧に淡々と、かといってエンタメ性も忘れずに、でも新しい空気感で描いてて脱帽でした。
吉沢亮、リバーズ・エッジもそうだけど、彼がこの役を演じてくれて本当に良かったと思えた。こういう役がハマり過ぎて他のキャスティングが考えられないハマり役だった。
杉咲花、岡山天音、清水尋也、森七菜など…絶妙なキャスティング兼私得過ぎる俳優陣も大満足でした。
ネタバレにはならないけど、私の崇拝している楳図かずおの「14歳」を思い出したな、見終わってみて。全然違うんだけど、この作品は社会や人間関係の構造や青年期の葛藤や黒い歴史だとかそれだけを描いてるんじゃなくて…人1人の心情を巧みに描いてる作品なんだと思いました。
始まりから終わりまで目が離せなかった、凄く好きな映画です。
いつの時代も「青くて痛くて脆い」
原作は未読です。
映画館内はほとんど10代、20代の方ばかりです。私のような年代はタイトルを見て恥ずかしくて入れなかったのでしょう。
私が大学生だったのは1970年代です。私の大学にも「モアイ」と同じように「世界は変えられる」と叫んでいたサークルがありました。「カクマル」とか「ニッキョウ・ミンセイ」とかいう名前でした。他の大学にも「チュウカク」とか「ニホンセキグン」などの同じようなサークルがいっぱいありました。
時代背景が異なるので、目的や行動は異なりますが、「モアイ」も「カクマル」も「ニッキョウ・ミンセイ」も、みんな「青くて痛くて脆い」サークルです。理念だけ立派で、やっていることは妄想・自己満足・ナンパ・対立・分裂・離散、全く変わりません。
目的どおり「世界を変えた」とはとても思えないでしょう。
私の出身大学には「カクマル」や「ニッキョウ・ミンセイ」と同時の1970年代に「マイコン研究会」というサークルもありました。ここからは現在のIT時代を構築する一翼を担った人材を輩出しています。「世界は変えられる」と思って活動していたかはわかりませんが、結局、世界を変えてしまいました。
「青くて痛くて脆い」若者が世界を変えることだってあるのです。
作者は「青くて痛くて脆い」でもかまわないから「何かしよう」と言いたくて、この作品を作ったのだと解釈しております。
浮きまくる杉咲花さんの演技が素晴らしい。あんな女子学生、1970年代にもいましたね。最近のことですが、私の勤務先の採用面接でもいました。
是非、60代、70代の人に見てもらいたい映画です。
ただし、終わり方は甘い! 最後の2分は不要です。若者向けに迎合してはいけません。これが減点で星4つです。
原作はどうなっているのか、こんど確認してみます。
多分、評価の分かれる作品だと思います。高く評価する人は何でも良いから「青くて痛くて脆い」経験のある方、低く評価する人はそのような経験のない方だと思います。
思いもしなかったマイノリティーの青春映画
これは吉沢亮演じる内向的な大学生・楓が一人称で語る青春映画。
「世界を変える」という秋好(杉咲花)と秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げるが……
楓のショックは痛いほどわかる。一人で生きてきた人間には免疫がないのである。
青くて痛くて脆い楓のことを「気持ち悪い」と思うのが普通なんだろうなあ。吉沢亮でなかったら誰も相手にしないクソ野郎だ。
なんか自虐の中で生きていた頃を思い出した(て、今もか)。思いもしないマイノリティーの青春映画だった。
ラストのリトライは有り得ないが。
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