THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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ただ暗く重いだけではない、戦いの果てに見出す自分の姿
非常に長い上映時間だが、それを感じさせない面白さ。
復讐しか考えられない主人公が自身の鏡とも言えるようなヴィラン達と感情剥き出しで泥臭くぶつかり合う様はストーリー面でもアクション面でも惹きつけられる。またリドラーが演出するちょっとしたミステリー要素が良いスパイスにもなっている。
そして戦いの果てにブルースが見出すバットマンとしてのあるべき姿は熱く、そして希望を感じられる。あの宿敵の登場が匂わされたが、果てして彼は意志を貫くことができるのか気になるところ。
マットリーヴス監督は猿の惑星の頃から思ってたけど、とにかく男らしく熱い映画を撮ってくれる。最近は「コラテラル」以来こういう熱苦しい映画に出会ってないから嬉しい。今後に期待。
Gotham City
Dolby Cinema前夜祭上映をみた後にIMAXシアターで鑑賞しました!
Dolby Cinemaでは黒の表現力が素晴らしいので、夜や暗闇のシーンが多い本作で本領を発揮していました。
IMAXの方がスクリーンが大きいので迫力がありました。
そして低音が響くBGMがとても良かったです。
・バットマン初登場シーン
・カーチェイスでペンギンに迫るシーン
ゴッサムシティに犯罪者がはびこる一方で、街を良くしようとする市長や警察・善良な市民もいる事が丁寧に描かれていました。
そのなかでバットマンは、コスプレ野郎として扱われたり、市民にとって怖い存在ですが、最終的にリドラーの犯罪から市民を助けるのがヒーローとして良かったです。
ロバート・パティンソンがとてもハマり役でした!
宿敵のリドラーは犯罪現場になぞなぞを残す覆面の薄気味悪い存在として、街を恐怖で支配しているのが敵として良かったです。
ダークナイトシリーズも大好きですが、今作はまた違った雰囲気でとても印象に残りました。
(ゴッサムシティが主役の様な視点が良かったです)
無駄に長いのはNO
長い長い長い。。
バットマンシリーズはノーラン監督のダークナイト3部作が割と長尺で、あちらの作品もすごく重目の雰囲気でしたが大変よかったと記憶しています。特に2作目のダークナイトなんかは下手なホラー映画観るよりも怖くて、鬱になりますしね。
今回のバットマンはヤングバットマンということで、サスペンス的な雰囲気もあり、非常に重めと聞いていました。最近の自分の中では特に期待していた作品の一つでした。けど何と言うか無駄に長いと言うか。。格闘シーンやCGなんかはどのシリーズよりもいまいちで少しチープにも感じ、ティム・バートン監督版ぽさもアリ。しかし重めの雰囲気はノーラン監督版継承していたり。。
リドラーの素顔はモブだし全体的に何だかいまいち。バットマンシリーズは監督とかシリーズによってヴィランの背景だとか、登場人物の過去なんかが一貫性なくゴチャゴチャしてるけど、これもまたないまぜにした作品になってますね。どうしてもジム・キャリーのリドラーの印象が強いなぁ。。
セリーナ・カイルが出てきても、完全なキャットウーマンにならないのはファンとしてはよかったなぁ。
物語は悪くはないが、暗すぎる
この映画、やっぱり暗すぎる。
物語としては、ゴッサムシティという架空の都市で大物が次々と殺される連続殺人が発生するところから始まるが、本筋は、親を殺されて復讐を誓った青年がバットマンのスーツを着て悪人たちを倒していく……といったドラマ。
バットマンとなって悪と戦う青年ブルース・ウェイン、彼を支える信頼できる警察官、親友女性が行方不明となって探しているセリーナ=キャットウーマン、次々と大物をいたぶるように殺していくカエル姿に見える男リドラーなど、いろんな事を背負った人々が関わりあってドラマが進んでいくが、これは分かりやすく描かれているので親切な脚本。
ただ、謎の男リドラーが次々と出してくる「なぞなぞ」が、ちょっと意味不明な感あり(^^;
そして物語が進むにつれて、街の中での汚職や堕落なども描かれて、そうした事態に青年ブルース・ウェインも悩む姿は単なるヒーローものではない深みが見られた。
アクションシーンもそれなりに頑張っているのは分かる。
それでも、やはり全体的に映像が暗く、それを3時間近く観るのは少し根気が必要かも…。
悪くはないけど……という印象が残る映画。
最高のバットマン
これまでたくさんのバットマン映画が作られてきたが、その中で最もコミックに近いバットマン映画だと思います。所々ロングハロウィーン、イヤーワンのパネルを思い出させながら、ゼロイヤーの要素もあった。バットマンの本来の真骨頂である探偵を全面に出せたのは素晴らしいことであり、今まで何故探偵の側面を映画に入れなかったのか疑問に思う。もちろんキャストは全員素晴らしく、撮影の美しさ、音楽は耳に残る最高のものだった。
新生バットマンここにはじまる
言わずと知れた人気コミックヒーローバットマン。これまでさまざまな俳優が演じており、実写だけでも歴史的な作品である。そんなバットマンがキャスト一新し、新たに映画化。正直バットマンはダークナイトシリーズ、ジャスティスリーグシリーズと個人的にも思い入れがあり、また一新してしまうのかと思ってしまっていました。まぁ観た後は全然そんな思いも残らず、逆にまた1人個性あるバットマンが現れ今後も応援したくなりました。今回は歴代バットマンの中でもストレートに顔がイケメンのロバートパディンソンさん。表は大富豪で陽気な面を見せていた過去バットマン達と比べ今回はオールタイムダークサイドなブルースウェンでしたね。若干中二病も混じってるかな??笑
そして今回のヴィランは出題猟奇犯リドラー。流石にジョーカーを超えてはないと感じたが、バットマンの因縁もあり、見応えはあった。そしてバットマンキャラとしてキャットウーマン、ペンギン、アルフレッドなど作品の顔であるキャラも登場するのでこの一作で結構完成はされている。
今回のバットマンはレトロなイメージでナノテクノロジーの武器やマシンというより、頭脳、推理や執念といった内側主体の描写が強かったと思う。どちらかと言うとこっちの方が『ダークナイト』というべきかな……
今後もMr.復習の続編に期待します。
ザ・ジョーカーの系譜を継ぐ新たなバットマン
スパイダーマンの如く様々な世界線を確立したバットマンシリーズ。現行作品では他作品ヒーローと活躍してるアフレック主演のがあるが本作でまた新たな世界軸を構築した。1989年のから悪評轟くMr.フリーズの逆襲に、ベール主演の3部作まで見てきた身としては正直な話ベール主演作品以降のバットマンシリーズは腹一杯だった、だがジョーカー的な雰囲気を醸し出していた本作で再びバットマンへの鑑賞意欲が再燃。
直接の続編ではないが、雰囲気や空気感は予想通りザ・ジョーカーの意思を継いでおりそこに派手なアクション要素をバランスよく取り入れて従来のアメコミ映画らしさが戻っている。ただ暗闇から恐ろしいBGMをかけつつ重々しい靴音を響かせヌゥッと現れるバットマンは軽くホラー。
ヒーロー活動2年目のバットマンがまだ世間に浸透してない…というか頭がおかしい扱いなのが良く考えればそりゃそうだと少し笑ってしまったが、夜ごと悪党をしばき周ってるとんがり耳付きの真っ黒アーマーを着込んだ陰湿男がやがてダークナイトと世間に認められていく展開はすごく惹きこまれた。
本作の悪役リドラーも中々に魅力的、悪役に違いないがやってる事は殺人以外バットマンと同様世直し、この殺人の有無がバットマンとヴィランを決定的に分け隔てる重要点であり、バットマンの危うさも同時に表現されている。また彼の犯行をバットマンが辿る中でゴッサムシティに溢れる闇が明らかになっていくのだが、その展開が実質共闘してる構図になっているのも面白い、それにしてもつくづくゴッサムはヤバイ都市である、そこは昔からそうなのだが、近年は酸鼻を極まる腐敗ぶりでもはやこんな都市に住まう人々が凶行に走るのも止む無しと思えてしまう。
カーチェイスと終盤の最終決戦は本作最大の見どころ。バットマン活動が浅い故かバットモービルもかなり粗削りなデザインながら悪党とのカーチェイスはシンプルに派手、悪役からみたら凄い怖いだろうなバットマン。最終決戦はそれまで復讐に固執していたバットマンが真のヒーローへと成長したと分かる重要シーン、まだまだ未熟な部分もありながら懸命に戦いそして人々を救助し、最後には泥だらけになるのだが、その姿がとてもカッコイイ。
ヒーローとしての何たるかを見出したバットマンが今後どのような活躍をするのか・・・続編も是非映画館で見に行きたいと思う。
ダークナイト3部作と比較してしまう私
自分の中で、クリストファー・ノーラン監督の
「ダークナイト」3部作が神作品として崇めているので
えー、またバットマンですか?別にいいです~と
スルーしていたのですが・・・見ちゃいました。
なんと、2度寝ちゃいました
3時間長いって思うぐらい場面が暗く、テンポも同じ感じで
たまに挿入されるアクションシーンで目が覚めました。
最終的には面白いかも(2度寝たのに・・・)
陰鬱したゴッサムシティの雰囲気や
ブルースの暗い影をもった感じとかちょっと過去のバットマンと違うかも
新鮮味あったけど・・・ガジェットはちょっとスケールダウンかな。
両親に隠された秘密、悪事が暴かれる展開で
ちょっぴり期待したけど結局、そういうことねと予想の範疇。
そのあたりも心象描写もよりダークな深淵にと落ちていく
感じがあるといい意味で裏切られた感じがあったので少し残念。
まだ、1作目なので分からないけど
「ダークナイト」3部作のほうが好みかな~
暴力で解決しようとした、復讐心では解決出来ない
人々を希望の光に導く存在が必要だと
ホワイトナイトになっていく決意する発煙筒のシーンは象徴的でした。
ダークナイトの場合、検事の悪をバットマンが背負い
精神病んでいく展開になり、新しいヒーロー像で最高のラストだったけど
今回は、真逆のヒーロー像を描きそうなので
次回作への期待値があがってます。
リドリーと刑務所で友達トークで仲良く話をしていた
人物ってジョーカーだよね?
鑑賞後、調べたよ。(やっぱり)
2作目登場するのかな。
ダークナイトシリーズっていうとハンスジマー、BVSはハンスジマーと...
ダークナイトシリーズっていうとハンスジマー、BVSはハンスジマーとトム…、早い話がジャンキーXL、スナイダーカットはジャンキーXLときて、今回はマイケルジアッキーノ。
この作品のサントラはどうなんだろうと思ったんですがね、
素敵かつ素晴らしいです。
マイケルジアッキーノに捧げる星五つでございます。
俳優の演技や映像等も文句なしの星五つ。
I like dc comics
DC派?MARVEL派?と聞かれたら私は間違いなくDC派と答える。
そうハッキリと答えられるようになったのは、恐らくクリストファー・ノーラン監督が手掛けた『バットマン・ダークナイト』シリーズを観てからだと思う。
それまでのバットマン作品(ティム・バートン監督のシリーズなど)も原作へのオマージュを感じる、とても良い作品だと思います。
ですが『ダークナイト』シリーズを観た際には、それまで遠い存在だったアニメヒーローが、とても身近に感じた記憶があります。その要因には、主人公ブルースも体を鍛えるために修行しており、夢のようなハイテクガジェットにしても、あれ?お金があれば実際に作れるのかも?なんて感じるようになったからかもしれません。
前置きが長くなりましたが、本作はそれを更にリアル(現実)に近づけた作品だと思う。
悪役リドラーやリドラーが仕掛ける犯罪が現代的で、そう感じさせたのかな?と思います。ただ少し残念なのは、よりリアルに近づけたせいか、私が好きなハイテクガジェットに関しては、『ダークナイト』シリーズほど熱くなるものが感じられなかった気がします。続編も決まったようなので、次回作にはそのあたりもぜひ期待したい。
味わいはサスペンススリラー
正直これを観ると、
改めてクリストファーノーラン版バットマンのバランス
はヒーロー物でありサスペンスであり、アクションもあって闇深く、スゴく良かったんだなと思いました。
このザバットマンはもはやヒーロー物の爽快感より
「セブン」のように次何が起こってしまうの?
と眉間に皺寄せながら観るサスペンススリラーの
要素が強かった。
ロバート・パディンソンはブルースウェインのイメージぴったりなんだけど、
ブルースウェインが今まで以上に異常者になってて
(社交的な部分が一切なく、陰湿で二面性も一切ない。)
面食らっちゃいました。
コリンファレルのペンギンがデニーロみたいで印象的
でした。
全体的な雰囲気が重苦しくリアリティーを持ってる
ので、1人だけバットマンスーツを着て立ち振る舞って
いるブルースウェインにシュールで笑ってしまう時が
ありました。
長いしヒーロー映画と思って観るとしんどくなるので
賛否別れる作品かと思います。
今後の作品に期待を込めて…
2年前からポール・ダノのリドラーが気になり過ぎてた「ザ・バットマン」。
ロバート・パティンソンのブルース・ウェインも楽しみにしていたけど、とりま予備知識は付けずにこの日に臨みました(笑)。
振り返れば…約3時間!長いな(笑)!
これは リブート版ということみたいだけど、んー所謂“前日譚”かなと私は思った。
「バットマン」の誕生秘話?的な?
そして…基本、夜のシーンなので ひたすら暗い。
幼い頃に、何者かに両親を殺されたことで、夜な夜な街に蔓延る犯罪者にヤキを入れていくことを生き甲斐としていたけど、最後には助けを求める人達の為に存在する「バットマン」として目覚めた(→けど、このシーン要る??的な…まぁ人間味があって良かったのかもだけど…)。
「バットマン」と言えば、過去作等々…とても良かったので、今回の作品も かなりハードルが高かったと思う。
DCの世界観も良く出ていたと思うけど、流石に「ダークナイト」の壁は高いと改めて思った。
キャットウーマンになる前のセリーナの耳付き目出し帽的なのも、まぁ良かったですよ。
バットモービルの登場シーンも格好良くて、私は好きでしたね。今までとは大分雰囲気が違いますけど、敢えて全く違うものを持って来たのは面白かったです。
ペンギンやらリドラーやらキャストも豪華でしたねー(ペンギン=コリン・ファレルは気付けなかった(笑))。
でもやっぱり後半に近づくにつれ…既視感の波に襲われ………。
でも ポール・ダノ、良かったですよ!もう好き好き大好き(笑)!
そして、エンドロールにバリー・コーガンの名前が…!!
誰が出てるとか、本当に作品の情報は見ないようにしていた(ロバート・パティンソンとポール・ダノ位しか知らなかった)ので、「え?!どこ?!どこにいた???」的な感じだったのですが「Unseen Arkham Prisoner (cameo appearance)」!!ジョーカーなのかぁ!なるほど、今後の作品の期待値MAXですね(笑)!
脚本は面白いけど気になる
リドラーの正体を探る過程にゴッサムの黒幕やキャットウーマンとの確執といった謎が複雑に絡まり、それを解いていく内に ”善悪、正義、復讐”とは とこちらに深いテーマを投げかける
引き込まれるシナリオで3時間も苦痛ではなかった が、やはりバットマンに期待してしまうのはかっこいいガジェットにバットモービル それが少しハイテクではなく少々残念
また主演の顔立ちがいいからか口元が開きすぎているマスクがどうしても気になった
DCは作品同士をつなげるのが下手なのは知ってるが、せめてバットマンの世界観は共有してほしい”ジョーカー”とか
良作
正直にいって脚本は完璧とは言えないと思った
(人が殺されてから色々わかっていくだけで、なにも解決できてないじゃないか!と思ってしまった、、、。最後も謎は解いたけど大洪水は防げてないし。)
それでもまだ未熟なバットマンの内面を描く試みはすごく良かったし、ゴッサムシティの鬱屈した雰囲気がバットマン俳優の虚な表情も相まってとても印象深かった。
ロバートパティンソンの黒髪と物憂げな表情はとても良かったので、また続編が楽しみ
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