ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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(゚o゚;;ジワジワ恐怖を感じました。
コロナ明け、初映画館!見逃していたミッドサマー見に行きました。
スウェーデン秘境の村の夏至祭を文化人類学専攻の学生たちがレポートしにいくお話。
日本秘境の村まつりも鬼祭という物が多く見受けます。このスウェーデンの祭りも色々と隠された秘密があるお祭り。このお祭りの毒牙に学生たちがかかっていってしまいます。
祭りといえば文化人類学的に研究の宝庫。セックス、乱行、近親相姦、ドラッグ、生贄殺人となんでもありでこの映画もふんだんにその要素を含んでいます。
村人の笑顔がとても不気味で、映像も明るい中に狂気を感じさせてじわじわ恐怖に引き込まれてい来ます。ラストはもうグッチョグチョ。あらららら。という感じでした。
前半少しダルな感じ、ちょっと残念。
《ネタバレあり》意外な伏線かも!?
映画を見る前から、ヒグチユウコ氏の描いたミッドサマーのポスターが気になっていた。(ダニーが泣いてる顔のポスターも“何があったんだろう”と気にはなったが。)
私には、イラストの花に囲まれたダニーが生気を失っている=死んだ人の顔としか見えなかったのだ。目の下のクマや、視点の合ってない虚ろな目、半開きの唇…ただの“花に囲まれた可愛いヒロイン”には見えなかった。また、それだけではなく、何となく逆さに吊られている重力感も感じてしまっていた。ポスターのイラストがわざと逆さに配置されたのではなく、実際に逆さ状態を模写されたのではないかと、感じたのだ。
ダニーが最後にどうなったかは描かれていない。クリスチャンが目の前で焼け死んで、頭がおかしくなって(反転して)、とても可愛い笑顔で自分の置かれた環境をすっかり受け入れたかに見えた。あの後にペレと結婚したかもしれないとも考えた。
しかし、どうしても気になったのが、歴代の女王の写真の多さだった。今ごろ彼女達はどうしているのだろうと思った。また、彼女が女王と決まった時、他の女性が全く悔しそうではなく、むしろ“私じゃなくて良かった”とはしゃぐ気持ちを押さえたような、憐れむような目をしていた気がした。
だから、最終的にヒグチユウコ氏の描いたポスターの絵によって、私はダニーが女王に選ばれ、自然神に捧げられたのだという考えに至りました。
皆さんはどう思いますか?
主人公のフローレンス・ビューの存在感が救い
カルト宗教のコミューン村の新しい命を迎え入れるための儀式用の生贄と種馬のおびき寄せにまんまと引っかかった男子大学生グループの話。
というところでしょうか?
たまたま女子も来てしまい、たまたま美人だったため女王蜂的な女王に選ばれてしまい、その後は逆ハーレムみたいに好きな男を選んで子作りして用済みになったらまた生贄に、というパターンでしょうかね。
こういう話は不愉快なだけですが、映像の美しさでチャラにして、好奇心を煽って最後まで見せる技法ですね。
前半がもっとコンパクトだったら
平日の昼間、しかもコロナ禍の影響もあり、130席の劇場に観客は私一人。劇場でのホラー映画のふれこみのある作品(ディレクターズカット版)は久しぶりだったので、なんか嫌だな〜と思いながら鑑賞しました。前半部のダルさにうとうとしていると過剰なBGMで起こされることを繰り返していましたが、その分、中盤からの美しい映像やトリップ時のゆがみ、伏線回収は楽しめました(交わるシーンは不謹慎ながら笑ってしまいましたが)。今作は言わば若者たちが餌食になる生贄風習もの。凄惨なシーンの数々は大きな見どころになるのでしょうが、かの国の処刑動画を観てしまった後ではどうしても作り物として意識してしまうため、怖さは半減。鏡に写った顔の正体がわからずじまいだったり、主人公の最後の笑みの意味もよくわからないので、答え合わせのように、これから他の方のレビューを読みにいきます。
恐ろしくも魅力的な「家族の呪い」
今年の暫定ベスト!!!
アリ・アスター監督の前作『ヘレディタリー』には、私の前提知識の不足もあり若干の飲み込みづらさを感じたのですが、同作でも描いた「家族の呪い」をさらに拡大解釈し、再提示してみせた監督の手腕には只々脱帽するしかありません!
あらゆるセリフや描写がその後の展開を暗示する緻密な構成に唸らされ、結末には否応なしに納得させられてしまいました。一枚一枚の画を一時停止して確認したくなるほどの情報量です。
グロテスクなシーンもあり好き嫌いははっきり分かれると思いますが、細部まで仕掛けが張り巡らされた演出は間違いなく映画館の大画面で見る価値あり。
主役のフローレンス・ピューは、感情の振れ幅が大きい、難しい役柄に説得力を持たせる素晴らしい演技でした。脇役で言えば、『デトロイト』で凶悪な警官を演じたウィル・ポールターがまたしても嫌味な役を好演。序盤から「こいつはまともな最期を迎えない」予感ビンビンです。
「今後はジャンル映画から離れていくだろう」とインタビューで語る監督の次回作にも、大変期待しています!
恐怖とは違う何か
やっと観賞できた、上映期間中に観られてよかったです
見終わったあとに恐怖というよりは神経のすり減るような不安を感じた、久しぶりの映画館で2時間越えを抜きにしても
カルトのコミューンに赴いた若者が次々と殺される、なんて設定わりと良くあるけれど、例えば恐ろしい儀式の生け贄にされるとか、言い付けを守らずに殺されることはこの映画のメインの怖さではないような気がする、残酷シーンも控えめであまり怖くない
主人公は単なるホラー映画の犠牲者として殺されるのではなく、コミューンに取り込まれて女王にまでなってしまう、一人の人間の常識が覆される話だ、そしてその常識は私たちの社会のルールやモラルでもある
ホルガの風習はいかにもカルトチックで異様で受け入れがたい、こんな新興宗教がニュースで流れたら間違いなく殺人集団だと非難できるだろう、
しかしいったん社会というマジョリティを剥ぎ取ってコミューン内に踏み入っていまえば少数派で異常なのは私たちの常識で、神聖な掟を守らなかったり、先祖の霊を冒涜すれば断罪されるのはこちらの方だ
ホルガに着いてから学生たちは怪しげな薬草で幻覚を見続ける、ダニーが徐々にホルガに侵食されていくのをいつの間にか蔓延る植物の幻覚で表現しているのがアルチンボルドの肖像のようで美しく不気味だ
ホルガの民の生活は無言でダニーに問いかけ続ける「私たちが異常にみえるかもしれないけれど、あなただって薬で不安を紛らわし、他人に依存したり、食い物にしている、少なくとも私たちは幸福だ」と、
ダニーが最後にホルガを受け入れてしまうのはカルトの洗脳だけど、彼女のこれまでの生活が幸福なものではなかったからに他ならない、ダニーにとってあのラストは間違いなく解放と癒しのハッピーエンドだ
ダニーの中での現代社会の敗北が私たちの当たり前だと思っている常識は、実は依る辺ない脆弱なものかもしれないと思わせて、恐怖よりも不安な気持ちになるのかもしれない
穏やかな物腰や笑顔が時には頭蓋を粉砕する木槌よりも暴力になり得るとは
新しい恐怖が花開く
夏至、異国の村落、9日間の祝祭の果て… 生贄として導かれたとは知り得ない、予測もしない、奇妙な共同空間にありながら、徐々に共鳴を覚える一時に、カルト的狂気の沙汰が滲み出す。歪んだ認識と、目の前で繰り返される奇行とのシンクロで、不安が段階的に確信へ迫る反面、現実から逃避させる“日没の無い闇”が背後から忍び寄る、サイケデリックな白昼夢だ。焼失させたい記憶と、抗えない運命への導き方、妙な彩りを加えられた映像世界に、悍ましい新感覚をみたのである。
カルト教団の村物語
ようやく映画館も解禁❣️でも、新しい作品は未だお預けの中、3月に見逃していた、『ミッドサマー』を映画館で久しぶりに鑑賞。因みに、観客は私を含めて3人でした…(笑)
見終わった後味が悪いという評判通り、こんな異常な世界観はかなりヤバいし、イヤミスの境地のような感覚の作品でした。
それでも⭐️⭐️⭐️⭐️にしたのは、これまで鑑賞したホラーやスプラッター映画とは、格段に違う異常な怖さを作り上げたアリー・アスター監督への敬意を表しました。また、これまでのホラー映画ではなかった、胸をキューと締めつけるような効果音も、恐怖を一層煽ります。
舞台は、夏のスウェーデンの天国のような田舎村ホルガ。短い夏を謳歌するような自然に囲まれた美しい村とそこに住む親切な村人達。しかし、その美しさとは対照的な、昔から伝わるカルト教団のような、異常な慣習が次第に露わになります。そして、1人、また1人外部から来た人を呑み込んでいきます。
老人が崖から飛び降りるシーン、外部の男と娘との公開性交シーン、そして、クライマックスの火あぶりシーンのグロさとエロさには、目を背けたくなるほど…。一方で、その怖さと正反対な美しい自然に囲まれた村の描写とのアンバランスさが、観る人の心までも不安定にさせる作品でした。
ストーリーも、主人公・ダニーの心の葛藤から次第に新たな境地へと変貌する様は、人間の怖さをも描いていると思います。こんなに、イヤーな気分にさせられる作品を、2時間半も見せつけられましたが、その分、記憶には残る作品になりました。
世界の果てまでイッテ、ギャー!
まあ、何とも不条理で不可解で不愉快な映画でした。出だしからして、本編とは関係ないシーンばかりで、主人公にまるで感情移入できず、結構イラっときます。都会から変な風習がある田舎に行ったらヒドイ目にあうと言う、よくあるお話しを村の変な儀式や歌や踊りを交えて、延々と2時間半も観せられるのは、なかなか辛いです。主人公の彼氏の運命に至っては、悲惨を通り越して爆笑ものでした。
最初っから気味悪い
村入ってからは割と行けたけどアメリカでの妹両親死ぬ流れ?てか女の人の歌声と森の嫌悪感
マッシュルーム・ティーの幻覚とか女王に選ばれたときの花や草が呼吸してる感じが好き
彼氏とりまクズずっと後半中指必死で抑えてた
72歳の老人男女の最後の食事の前のスピーチ?「すー!はー!」が謎にツボって永遠に爆笑でしたおんなじ会場だった方本当にごめんなさい
おじいちゃん1回で死ねなくて辛かったね、、
一緒に観たしょうちゃんは彼氏と村の赤毛の子の行為のシーンのカオスさにツボってましたわたしが代わりに謝りますクスクスしてごめんなさい
死体の感じが酷すぎて誰が誰かわかんなかったけどみんな死んじゃったんだねご愁傷様、、
鶏小屋でなくなってたカップルの彼氏 肺が動いてたの衝撃でした
戻っても地獄ここに居ても地獄
うーん
まあ大きなフレームは異世界の奇妙な因習に取り込まれて犠牲になる人たちの話なんですが、かつて人類学を学んだ私としては、「90年に一度の祝祭」という設定に大いに引っ掛かりを感じました(そこが突込みどころかいっ!!と言われそうですが・・・)。
90年毎といったら3~4世代に一度の頻度ですから、継承が恐ろしく困難なはず。村人の誰もが初体験の儀式を、共同体全体であのテンションを強固に保ったままあの密度で粛々と実行することはまず不可能だろうという違和感が大きすぎて、ちょっと入り込めませんでした。
制作側としては、めったにないレアで大規模な儀式だからこそあれだけのグロで一見良識に反する集団行動もあり得るのだ、という想定なのでしょうが、現実はその逆で、仮に規模は小さいとしても同じ思想に根ざす儀式を普段から共同体でやっていないことには、ああいう大きなことは実際にできないんです。
という意味で、なんだかんだの映画的フックやら小ネタ以前でちょっと正直しらけました。まあ個人的な感想ですが。
なぜ、評論家やマニアは声を上げないのか
この映画の質の低さよ。
制作会社であるA24の他の作品も多くは見てないが、他も変わらず
「ありがち」「予定調和」「リサーチ不足」「演出不在」
幻冬社の社長じゃないが、こんなのストーリーになっていない。
動かない絵で綺麗かどうかは、映画になろうとしている以上関係がない。
この映画に正当な評価を言わないことは、次世代にいいことなし。
もしかすると、アリ・アスターは他の人に脚本を渡した方が良い。
宣伝・配給に気を遣っている?
宣伝さんや配給さんのための映画なんてない。
Lancersやステマだろう。。宣伝の大活躍で興行に成功することもあると思い知らせた。
なぜ、評論家やマニアは声を上げないのか
このまま、こんなレベルの映画を作り続けさせるのか。
もしまだ見てない人は時間の無駄であることを伝えたい。
トラウマ
予告で観た時点では、とても明るいストーリーかと思いきやとても残酷でトラウマになりそうです。見終わった後は、手汗がやばかったです。
個人的には、この映画はあまり人にオススメできない作品です。
精神的にくる映画です。
怖いのは暗闇だけではない
本作品では、暗闇での恐怖シーンはほとんどない。ある程度ホラー映画と呼ばれる作品は見てきたが、こんなにも明るく色鮮やかな映像で恐怖を植え付けることのできる映画はこの作品だけだろう。この「ミッドサマー」が我々に伝える恐怖は、主に「狂気」によるもので、特に集団で行われる狂気的な奇行にはなんとも言えない恐怖と不快感を禁じ得ない。
物語はいたってシンプル。話の流れもホラー映画の王道を沿ったようで斬新さを感じないが、映像、演出の面では際立っている。R指定を受けてることからも分かるように、もちろんエロ・グロの激しい描写が随所にあるのだが、よくあるスプラッター映画のような安売りではない。その描写を際立たせる背景や演出が怖さのレベルを引き上げているため、その出来事自体が持つ意味を超えた怖さを我々に与えてくれる。映画においてエロの部分、つまり性的なシーンには普通恐怖を感じないだろうが、本作品では持ち前の狂気的な演出によって、その面でもグロに劣らない仕上がりとなっている。ホラー映画ありがちな「お色気シーン」や「サービスシーン」が、本作では恐怖そのものを表現するワンシーンとして成り立っていることに驚いた。
舞台となった村の人々がおこすアクションも、一風変わった演技・演出が加わって、恐怖を与える要素になっている。特に、泣く・笑う・苦しむといった行為やリアクションを皆で共有して大げさに行うというシーンが複数あるが、彼らの行動には誰しもが不快感を感じただろう。
ちなみに、本作「ミッドサマー」では、びっくりに頼った恐怖シーンはない。これは監督の前作「ヘレディタリー 継承」と同様。
雰囲気と展開の驚異のギャップ。ゾッとする静寂とカオス。
【賛否両論チェック】
賛:作品の心温まるような静かで明るい描写と、ストーリーの不気味さのギャップがとにかく恐ろしい。ラストのカオスは本質的な恐怖をかき立てられる。
否:その雰囲気に反し、過激なラブシーンやグロテスクなシーンが多いので、苦手な人は観られない。物語の趣旨や主張もよく分からず、消化不良感も残る。
意外に思われそうですが、レーティングはR-15指定で、かなり過激なラブシーンやグロシーンがありますので要注意です。
それもそのはず、この作品の大きな特徴であり、その恐怖の根源ともなっているのが、作品から受ける雰囲気と実際の展開とのギャップです。豊かな自然の中、彩り鮮やかな緑と穏やかな人々に囲まれた、静かなスウェーデンの山奥の村。本来であれば心安らぐはずのそんな空気の中で、ダニー達が祝祭について知っていくうち、次第にその静寂が安らぎではなく、不気味さへと変わっていくのが印象的です。そしてその不安に呼応するかのように、後半で一気に畳みかけられるカオスな世界には、観ていて思わずついていけなくなるというか、ただただゾッとさせられてしまいます。
ただ逆に言ってしまうと、そのギャップからの恐怖が故に、物語の伝えたいこともよく分からないまま、何となく観終わってしまう感も否めません。また、
「これは・・・こういうことだったのかな?」
と自分で類推しなければいけない部分も多く、消化不良感も残ります。
作品の雰囲気からは想像しづらいですが、どちらかというと、ホラー映画やスプラッター映画好きな方向けの作品といえるかも知れませんね。
軽い気持ちで見ちゃダメ
予告編を見て気になったため鑑賞。
自分の中ではグロ耐性があると思って鑑賞してみたものの、数回退出しようかと考えました。そのぐらいグロ描写がえげつないです。しかし、伏線が回収されるシーンも多くありなぜかスッキリしました。家族や恋人と見るのはオススメしません。一人で鑑賞するのをオススメします。
アリ・アスター監督の次回作がまた観たくなる。
「ヘレディタリー 継承」を観てこの監督の続編を観たい!と思って鑑賞。
取っ掛かりの、ダニーの妹が両親を道連れに自殺したあたりまではおぉぉっ!と思いながら期待を膨らませて観れたし、ホルガ村で崖から飛び降りた人の顔が潰れていたり、失敗して脚が折れたおじいちゃんの顔をハンマーで潰していた場面までは前作の雰囲気を感じ取れたけど、その後は全く違う監督作品のよう。
エログロと言われているけど、そこまで衝撃的なシーンは無く、ヨーロッパの片隅にはひょっとしたらこんな儀式を続けているコミュニティがあってもおかしくないかなという気がして終了。
私に怖いか、怖くないかと聞かれるたら、怖くない!と断言してしまう勢い。。。
ただ観ているうちに、このクリスチャンの仲間達がダメな感じの集まりなのに、何でペレがこんなにダニーに優しく接しているのかという疑問が膨らんでいったが、その理由が最後にわかってスッキリした。
一度目はどうしてもダニー目線で観てしまったけど、もしもう一回見るのならペレ目線で観て観たらいろんな伏線が回収できて、別の面白さが見えてくるかも知れない。
音や音楽の効果的な使い方は「ヘレディタリー 継承」に通ずるものがあり、上手いなと思ったし、一辺倒なホラー映画を撮る監督でもないことが良く分かったので、アリ・アスター監督の次回作がますます楽しみになった。
最悪のハッピーエンド
2度と見たくない素晴らしい映画
こっちの気分ドン底のハッピーエンド
理解することを拒否する自分と考察を漁りまくる自分
綺麗な地獄
最低の楽園
鬱持ちはメンタルがアッテストゥパン
私は2度と見ないがオススメします
観ない人生は損です
観たことは後悔しています
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