前田建設ファンタジー営業部

劇場公開日:

前田建設ファンタジー営業部

解説

ダム、トンネルなど数々の大プロジェクトに携わってきた前田建設工業株式会社が、「アニメやゲームに登場する建造物を実際に作ったらどうなるか?」を本格的に検証するWEBコンテンツ「前田建設ファンタジー営業部」を実写映画化。2003年、バブル崩壊後の建設業界。前田建設の広報グループ長は、「アニメ『マジンガーZ』の出撃シーンに登場する地下格納庫を現状の技術と材料で建設したらどうなるのか?」を検証するWEB連載を提案する。広報グループの若手社員・土井は嫌々ながらもプロジェクトに携わるうち、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う社内外の技術者たちの姿を目の当たりにし、意味のないことだと思っていた業務に本気で取り組むようになっていく。高杉真宙が主演を務め、上地雄輔、岸井ゆきのが共演。「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる劇団ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけ、「あさひなぐ」「賭ケグルイ」の英勉監督がメガホンをとった。

2020年製作/115分/G/日本
配給:バンダイナムコアーツ、東京テアトル
劇場公開日:2020年1月31日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

特集

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17

(C)前田建設/Team F (C)ダイナミック企画・東映アニメーション

映画レビュー

4.0続編をぜひ

2020年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作のブログが好きだったので、これは期待していた。ずっと映画化向きの題材だと思っていた。バカバカしい方向性にものすごい情熱を傾けてしまう、それを実在の建設企業の広報がやっているのはなかなか希望のある話だ。
建設業は高度経済成長時代を象徴する業種だ。しかし、その時代は終わった。ダム建設など過去の栄光と技術を持て余した社内の人間が新たなフロンティアを空想世界に見出す。空想や虚構も現実の技術で根拠を固めれば、本物になる。人はそうやって新しいものを築いてきたし、人類の進歩はそういうものだったはずだ。人間というのはそういう風に現実と空想の混沌で生きているものだと思う。
この現実と空想の混沌具合が実に上手く表現されていた。本当の掘削の現場を撮影しているかと思えば、アニメの中の通信機が出てきて、モニタのアニメキャラを会話している幻想シーンにシームレスに移行してみたり。原作ブログにはまだまだネタがあるので、続編のストックは充分、銀河鉄道999編やガンダム編も観たい。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
杉本穂高

4.5就職したい‼️

2024年1月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 14件)
活動写真愛好家

3.5パイルダーオーン!

2023年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作はフィクションなのですよ。
その題材は昭和オトコをくすぐる「マジンガーZ」!
その格納庫を作ったら、これだけ要ります。
オイオイ、本体じゃなく格納庫!?
だって、光子力なんか見積もれんやん。

てことで、時は2003年。
ファンタジー営業部の第一弾としてガラケー片手に部員は奮闘します。
DVDボックスを会議室に持込み、
プールの水(浄化した汚染水)がこぼれたらマジンガーこけるやん。
とか、格納スペースだけでなくさらに地下を掘削する必要がある、
社内の根回しや技術部、現場とのコラボなど、
まあリーマンには思わずニヤリとするシーン満載。
果ては、競合の日立造船や栗本鐵工所も巻き込みつつ、
昭和ドラマにありがちなクール後半での設定変更に苦慮する
なども織り込んで、最初は部署だけ頑張っていたが、
最後は全社上げての盛り上がり。

おぎやはきの小木博明がいい味出してんだわー。
胸熱バックミュージックも良い!
高杉宇宙も覚えましたよ!

ちなみに格納庫は見積もり80億円弱。
ガンバスタジアムの約半分。
あまりマジンガーZのファンではないので、
同じ富士山麓なら、地球防衛軍(ウルトラ警備隊)の
二子山格納庫がよかったなー
70点
イオンシネマ近江八幡 20200227

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NWFchamp1973

2.5ファンタジー営業部が会社にもたらしたイメージアップ効果は計り知れないだろう。

2022年12月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日本映画専門チャンネルのお仕事映画特集にて。

準大手ゼネコン前田建設工業で有志の社員が実際に起こした「ファンタジー営業部」活動の映画化。

各部門のスペシャリストたちが「マジンガー格納庫の積算」に次々と入り込んでくる展開は実に面白い。
キャラクターも立っていて、みな魅力的だ。
たがらこそ、イントロ部分とエンディング直前の妄想ギャグシーンがとても残念だ。
くだらないと思われそうなことに真剣に取り組んだからこその偉業なのだから、あくまで真面目な人々の面白さで引っ張って欲しかった。

高杉真宙や岸井ゆきのが技術者の世界にハマっていく過程は、勉強になる。
だが、技術の追求に終始して、積算の苦労が描かれていない…のは、やむ無しか。

エンドロールのデザインが楽しかった。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
kazz
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る