見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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吉岡里帆は可愛い!!
既に書いてる方たくさんいますが、ツッコミ所沢山でした笑
とりあえずすぐ犯人わかる。
最初は良かったのに、最後の…え?終わり?感がすごい。死んだ刑事達にも特に触れず。何かの伏線か?と思ったやつも特に関係なし。(ちょいちょい映るぬいぐるみとか)
DVDで逆に良かったかなぁー笑
ただ嫌いではないです笑
王道なサスペンス作品。
サスペンスものとしては王道的な展開で楽しめました。事件の真相に迫るために、手掛かりを一つ一つ辿っていくストーリーに、予想外な犯人(衝撃度はそこまでではないですが。)そして、「なんで待てないの!?」「なんで行っちゃうの!?」「犯人はなんでゆったり歩いてんの!?」といったサスペンスならではのツッコミどころもあって、まさに高レベル王道サスペンスでした。
それに加えて、視覚障害者のなつめの視点がこの作品のオリジナルですね。「そっちはだめ!?」とか、「前!前!」とか、思わず声でそうになりました。
キャストの方々は、吉岡里帆さん、高杉真宙さん中心に皆さん良かったです。犯人役の浅香航大さんだけもうちょっとかなぁという感じでした。
見えなくとも見据えた信念
公開時はまた可愛いだけの若手女優を担ぎ出した他愛ない邦画サスペンスくらいにしか思ってなくて全く興味無かったのだが、以前見た『去年の冬、きみと別れ』同様偏見って良くない。
元ネタは韓国映画らしく(やっぱりね)、未見なので何処までオリジナル通りなのか本作オリジナルなのか分からない。
薄々犯人は分かり、ツッコミ所もあるが、なかなか見応えあって面白かった。
修了式で代表スピーチをするなど優秀な女性警察官のなつめ。
不良仲間とつるむ弟を連れて帰る途中、自らの過失で事故を起こしてしまう。
弟を事故死させ、自身も視力を失い、警察を去る…。
3年経っても自分を責め続けるなつめはある日、車の接触事故に遭遇。
その時、車内から助けを求める女性の声が。
元警察官としての勘が事件と直感。が、警察は信用せず。
なつめはもう一人の目撃者であるスケボー高校生の春馬に協力を乞い、独自に調査を開始する…。
タイトル通りの“見えない目撃者”。
警察も春馬も当初、信じないのもまあ無理はない。見えない“目撃”をどう信じろと…。
それは犯人も同じ。普通だったら目撃されたら危害を加えるところだが、見えないからと安心して完全スルー。
それが犯人にとって運の尽き。
座頭市さながら、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされたなつめ。
元優秀な警察官でもあるのでその研ぎ澄まされた聴覚・嗅覚を駆使した周囲の察知力や推理力にも長けている。
加えて、強い正義感。これがなつめそのものと言える。
幾ら未だ自分自身は苦しんでいるとは言え、別の誰かが苦しんでいるのならば、放っておけない。見えなくとも、見過ごせない。
良く言えば正義感、違った言い方をすればしつこいなつめ。
警察も春馬もうんざりだが…、次第にその熱意に打たれていく。
捜査も少しずつ進展。
ある情報源により誘拐された女性が風俗で働く女子高生である事が分かる。
なつめと春馬はその界隈で、他にも行方不明になった女子高生が居る事を知る。
一見何の共通点も無いように思えたが、ある共通点が…。
さらに、そんな女子高生たちを救済する“救様”と呼ばれる謎の人物が浮上。何か事件と関係が…?
一方の警察は…
なつめに協力するベテラン刑事の木村は彼もまた独自に捜査をする内に、行方不明となった女子高生たちの惨たらしい遺体を発見。
各々、耳、鼻、唇、手首が切り落とされており…。
さらに調査を進めていくと、15年前にも似た事件が。
今回の事件はかつての事件の模倣か? それとも…?
確かに全編、元ネタが韓国映画を思わせる陰湿でハードでシリアス。
事件捜査や犯人の魔の手が迫るスリリングさに、予想以上にグイグイ見入ってしまった。
R15なだけあって凄惨なグロい描写やバイオレンス・シーンもあり。
あの“儀式”、遂に判明した思わぬ犯人、そのサイコパスさに、戦慄…。
邦画サスペンスは時々、センチメンタルな要素が蛇足になったりもするが、本作は一貫してハード・サスペンス。
とは言え、グッときたシーンもある。クライマックス、弟の遺したある物を使って犯人と対峙する凛とした強さとカッコ良さ、その際の「お姉ちゃんを守って」の台詞に弟の死を乗り越えようとする姿に胸熱くさせられた。
見えないなつめがその他の感覚による脳内状況把握イメージ映像の見せ方も秀逸。
だけど本作で最もイメージを覆させられたのは、言うまでもなく主演の吉岡里帆だろう。
正直吉岡里帆って、あんまり女優としての印象が無い。あるのは、あざといとか言われている某CMのアニマルコスプレくらい。
しかし本作では、そんなイメージを完全払拭。
笑顔を封印し、暗い過去を背負った盲目の難役を熱演している。
いやはや、見直した!
高杉真宙は当初は事件と偶然関わる何事にもやる気が無い今時のイケメン高校生だったが、なつめの姿に感化されていく。そのせいで犯人に命を狙われるが、あんな目に遭ってこのまま引き下がれねぇ!…と、彼も実は熱い。
木村刑事役の田口トモロヲがさすがの安定感で、比較的若いキャストを支えてくれている。まさしく助演の鑑!
後輩刑事役の大倉孝二も良かった。「警察が正義の味方だって事を見せてやるよ」
犯人役は言えないが、サイコパス怪演。
それから、なつめの“目”である盲導犬で忠犬のパルに、助演ワン優賞を!
犠牲も出た身の毛もよだつ猟奇殺人事件。
絶体絶命の危機に陥っても、決して諦めない。
暗い世界を漂っていても、乗り越え、新たな道を見出だす。
それは自分だけではなく、ある人物の道しるべにも。
事件は解決し…、
見えなくとも、なつめはすっかり事件を見据え、信念が見えていた。
吉岡里帆の主演作はハズレ作が多く、ファンである自分としては残念だと...
吉岡里帆の主演作はハズレ作が多く、ファンである自分としては残念だと思っていましたが、今作はやっと当たり作に出会えたと思いました。高杉真宙ファンの方も必見ですね。かっこよすぎます。
前半は特に秀逸。正体が分からない犯人に恐怖を感じながら、残酷な殺され方をする女子高生達。六魂清浄といって耳、鼻、口、手が切り取られ、並んだ女子高生の死体。宗教が絡まっただけで不気味度が増しました。謎に迫るところも、一歩ずつ乗り越えていく感じを楽しめました。
後半、1度オーバードーズで自殺した前科持ちの人物を犯人に見せかけ、捜査は打ち切られますが、なつめだけは違和感を感じていました。警察内に犯人がいると分かると、話は一気に進みます。真犯人はサイコパス殺人鬼の役が似合いすぎていました。駅で追われてるときはかなり緊迫感があり、良かったです。最後はお屋敷でのシーンになるのですが、ここは少し残念。応援の警察遅いし、殺人鬼のはずなのに目撃者2人は殺さないし、都合よい展開になっちゃいました。現実であれば、目撃者2人も殺されてゲームオーバーだったでしょう。まあそこは映画なので…
最後のお屋敷のシーンは前半の面白さ故に期待度が高まっていたせいか、少し残念に思いましたが、間違いなく見て後悔することはない作品であったと思います。
機内で3回も観てしまったラストシーン
弟のティアーベル?に助けてもらうラストシーン、本当にすごかったです。
グロテスクなシーンはあったものの、作られた血だと言い聞かせて観ました。
盲目の方視点でのモノクロ描写、特に時計の針が見えるシーン、高杉真宙くんと一緒に「人がいる!」って叫びそうになりました(笑)
吉岡里帆さん迫真の演技をありがとうございました。
ツッコミどころ満載も気にするな!
よっぽど政治的で真面目な作品とか以外は目をつぶります!という映画は娯楽派です!
で、この作品は結構残虐でサクサクと人が死にます!!
そして!犯人はチラっと出ただけでコイツじゃね?と気付きます!
とは言えグイグイ引き込むスピード感とエゲツない展開は素晴らしい!
そして犯人を追い詰めるファイナルバトルに突入するのですが、急にここだけホラー映画によく観られるあるある展開になります!
なんで!そっちに行くの!絶対にジェイソンいるよ!!
なんで!そんな事するの!もっと効率良く出来るでしょ!
Σ的な!!!!!
とは言え!これはエンタメ作品!ある意味王道こそ!という事でツッコまずに観賞しましょう!
全体的にはそれを差し引いても面白い!今年の邦画の中では良作だと思います!
吉岡里帆はどん兵衛以来のハマり役をゲット!!
警察が無能なのか……
それとも浅香航大が有能なのか
最初のクレジットからどこで浅香航大が出るのか?と思ってたけど、出た瞬間犯人わかるやん(笑)
吉岡里帆と高杉真宙くんのバディ感はよかったけど、一般人がどこまで出しゃばるのかと。
大倉孝二もすぐ殺られるやん。
なぜ、応援を待たないのか……
そのあとなぜ2人は様子を見に行くのか……
ありえないことが気になるけど、映画のエンタメとしては面白かった。
王道スプラッターホラーって感じ。
スマホでの道案内、現代的で考えたなと思った。
一瞬の判断できる高杉真宙くん有能。
パル生きててよかった
けっこうエグいかも
韓国原作なんですね
かなりバッサバッサと殺されるから
ちょっと驚いた
吉岡里帆チャンはこんな演技上手かったんですね
ほぼノーメイクで髪振り乱して
凄い緊迫した場面ばかり
もっと軽い感じの子だと思ってたので
良い意味で予想外でした
後半、ドキドキハラハラしてても
所々で家族愛が見れてホットする要素もあり
全体的に飽きること無く観れました
深夜だったので帰り道は
つい後ろを振り返ったりしちゃいました
かなり衝撃的な作品だったので暫く余韻が残りそう
演技はイイ演出もまぁ好き
目の見えない演技は勿論、主演俳優の精神的な成長とか葛藤とかも良く演技で表現されてるし、助演の方それぞれ素晴らしい演技だと思いましたし、その演技を活かす演出全般も概ね納得出来る(なんか偉そうだなw)
ただ、脚本に微妙な違和感を感じる部分があるんですよ。
例えば、犯人が疑われてるのを隠すために主人公を襲うならなんであんなゆったり追いかけるんだ?もっと必死にならなきゃオカシイでしょ、とか。
儀式を優先するなら主人公にコンタクト取らずに没頭しなよ、とか。
車で主演俳優を襲うの諦めたのは、ミスリードの為という説得力は充分だったから他のシーンも何とか上手く書けなかったかね?
あと、ラストシーンで主演俳優とのバトルでトドメ刺さないとか何でよ?とか?他の人はあっさり仕留めるのに主人公周りだけはやられないのはいただけない…。儀式以外の殺害は極力したく無いって感じの描き方無かったかね?犯人の美意識、みたいな?
主人公補正が見えすぎて萎えるよね。主人公のハイスペックさもなんかね、とは思うんだけど。ラストシーンの機転効いて色々動ける姿とトラウマ抱えて身動き取れない姿とのギャップ埋める描写が無いからなんでそうなるの?ってモヤモヤは残っちゃうよね…
1990年代のハリウッド的というか、主人公は主人公としてあるべくして主人公、みたいなエンタメとして正しい姿ではあるんだろうからいいっちゃいいんだけど…
なので総じて面白かった。。
突っ込みどころは置いといて…
まず主人公サイドであるなつめ、春馬に好感が持てる。吉岡里帆、この役にとても合っている。最初は頼りにならなそうだった刑事二人も味方になり、頼もしい。でも、、、
誰も死んでほしくない、助かってほしいと思わせながらも犯人は容赦ない。
その犯人がまた強い。鬼に金棒、浅香航大に剣鉈。まるでロボットかのようにガンガン振り回し、刺す、体当たりする、蹴る。怖い。
最後、自分の死をもって儀式を完成させてしまった犯人。彼が浄化したかったものは何だったのだろう。。
犯人のビジュアルが大変好みだったため犯人よりの感想になってしまったが、とにかく隅々まで楽しめる映画だった。
死体に怯まず、車に轢かれてもわき腹を刺されてもピンピンしてる春馬くん、きっといい警察官になれるよ!
身構える程のグロさではないので苦手な人も是非
吉岡里帆の主演作はハズレ作が多く、ファンである自分としては残念だと思っていましたが、今作はやっと当たり作に出会えたと思いました。高杉真宙ファンの方も必見ですね。かっこよすぎます。
前半は特に秀逸。正体が分からない犯人に恐怖を感じながら、残酷な殺され方をする女子高生達。六魂清浄といって耳、鼻、口、手が切り取られ、並んだ女子高生の死体。宗教が絡まっただけで不気味度が増しました。謎に迫るところも、一歩ずつ乗り越えていく感じを楽しめました。
後半、1度オーバードーズで自殺した前科持ちの人物を犯人に見せかけ、捜査は打ち切られますが、なつめだけは違和感を感じていました。警察内に犯人がいると分かると、話は一気に進みます。真犯人はサイコパス殺人鬼の役が似合いすぎていました。駅で追われてるときはかなり緊迫感があり、良かったです。最後はお屋敷でのシーンになるのですが、ここは少し残念。応援の警察遅いし、殺人鬼のはずなのに目撃者2人は殺さないし、都合よい展開になっちゃいました。現実であれば、目撃者2人も殺されてゲームオーバーだったでしょう。まあそこは映画なので…
最後のお屋敷のシーンは前半の面白さ故に期待度が高まっていたせいか、少し残念に思いましたが、間違いなく見て後悔することはない作品であったと思います。
面白い!
脚本、演出、音楽good!
吉岡里帆さん、高杉真宙さんなどキャスト陣の演技も凄く良き!そして、盲導犬パルも良き!
前半はサスペンス、犯人の正体が分かった後の後半ではホラー寄りのスリラーという形で、スピーディーなストーリー展開を繰り広げます。
特に、地下鉄でのチェイスは面白く、犯人との最終決戦の攻防はとてつもなく緊張感がありました。
予告編の"五感を震撼させる衝撃のラスト20分"はまさしくその通りだと思います。
また、吉岡さん演じる主人公と、高杉さん演じる高校生の成長の物語であり、
猟奇殺人とういう重苦しいテーマではありますが、
最終的には、主人公は前向きになり、高校生は目標を見つけ、スッキリした形に収まり、どことなく爽快感もあります。
邦画史に残る、サスペンススリラーの名作だと思います。
視覚の死角
とてもスリリングな作品だった。
犯人が発覚するまでは。
とても良く出来た物語だけに、細部に首を傾げる点がいくつか。
そもそも、車に縋って何やら喚く女をああも見事にスルー出来るものだろうか?
おそらく接触事故を起こした高校生も車が見える位置にはいたはずで…スタートから若干の躓きを覚える。
そこから先は、吉岡さんの好演もあって見応えがあった。
ラストのアクションも暗闇を味方にしたり、音で誘導したりと「視覚」を逆手にとった展開で楽しかった。
ただ、まぁ、映画的な説明が多いように感じて残念。空家の電気が点いてるのは、空家の玄関の前で言わなくてもいいはずなのだ。
むしろ、そんなとこまで車のヘッドライトを煌々と照らして近づく方がリアリズムに欠けるような気がしてならない。
日本映画の悪しき文法が目立つ。
犯人もあんな事言うのかな?って疑問に思うし…目撃者がいても尚、殺害を続けるような人物が「お前も俺と同じ、自分にも世間にも諦めてるんだよ」とかなんとか。
映画化による改変とかだとちょっと残念に思う。
まぁ、何はともあれ、予告を見てからの期待感は裏切られる事はなく…良作だった。
ただ、まぁ、主人公が盲目の分、小説という形で脳内に物語を展開していくのが、作品本来の楽しみ方なのかなとは思う。
この話は有り得ない
警察官の吉岡里帆が、弟が落としたキーホルダーを拾うために、運転しながらしゃがむのね。
有り得ないよ。
停車して拾えば良いよね。警察官って異常なまでに安全運転を心掛けるからね。運転しながら、完全に前方から視界を外してしゃがむ警察官は懲戒解雇でしょうがない。作中では依頼退職だったけど。
ラストシーンでは「弟が守ってくれた」ってなるんだけど、これだけ有り得ないことして弟を犠牲にしてるから、虫が良すぎる気もしちゃうんだよね。
ここで感情移入できなくなっちゃった。
主人公の設定が、自らの不注意のせいで自身は失明し、弟は亡くなったってことだから、なんらかのその状況を作り出さないといけないの。
そこを企画・脚本・演出の人が頭を捻って「そうだ、キーホルダー拾うためによそ見運転したことにしましょう!」「よし、それで行こう!」って、その人たちが作った映画は駄目だよ。
韓国映画が原作のはずなんだけど、韓国映画は脚本そんなにヌルくないはず。
そこからの展開は普通で、韓国映画っぽく暗めの画面なんだなとか、これたぶん原作は演技派女優と韓国アイドルでやったんだろうなとか思って観てたの。
最後の方にきて、お馴染みの応援待たずに単独で乗り込むシーンが連発されんのね。応援待てばいいよね。「時間がない」ってことになってるけど、ならせめて「これは、応援待ってたら被害者が危ない」って描写を入れようよ。
そして案の定、犯人にやられていき、でも単独で乗り込むのがマヌケすぎるから、しょうがないなあって気持ちにしかならないの。
最後、主人公が廊下にキーホルダーを丁寧に置くんだけど、ここは偶然落ちたことにした方が良いんじゃないかな。「犯人が足音を消して近付いてくる。絶体絶命だ」ってところで、偶然落ちたキーホルダーが鳴る方が「弟が守ってくれたんだ!」ってなりそうな気がするな。
原作の韓国映画観てみよ。
フラグ建築士だらけ
面白かった…手に汗握る展開でした。
中弛み感もなく最後まで集中力切れず緊張感を味わいつつ観られて面白かったです。
野暮だがツッコまずにはいられないランキング
①真犯人がどこにいるか分からないアジトで被害者を捜すために「どこですかー」と声を出しちゃう
②現役高校生を凶悪事件に連れ回す(あなたはもう関わっちゃいけない!って言うの遅いわ)
③明らかに危険な場所に単独で乗り込む
④気絶した真犯人の手足をその時に撃って動けなくしておけば良かったのでは??
⑤地下鉄でまず警察を呼べば良かったのでは??
あとから思い返すとポロポロ出てくるんですが、観ている時は楽しめてました。
↓以下、二名の刑事についてのネタバレ。
途中から、「あれ…これ犯人大倉孝二…?」って疑惑が芽生えてしまいましたが、すぐに大倉浩二ではなさそうと理解して安心したのも束の間、真犯人に頭をぐっさりやられて死ぬという。大倉孝二ー!と目を覆いました。
好きな役者なのに!犯人フラグ折れたと思ったらすぐに死亡フラグ立てやがって!単独行動はだめって基本のキじゃないんですか!
①「木村さんが…!」って単独で乗り込む
②未来ある少年に「警察が正義の味方だって証明してやるよ」的なこと言っちゃう
③格闘中、結婚指輪を映す
死亡フラグ完璧過ぎやろ。
木村さんも犯人と対峙した時に定年後の夢語っちゃうっていう立派な死亡フラグ建築士よ。やめろー!と目を覆ってました。
スリリングさを追い求めている映画
木村刑事と犯人が対峙してからは展開がスリリングの連続。
あれ、付いていくの?とか刑事一人と一般人二人が犯人探しに行く?等々
あえて危険を追い求めていくからスリリングになり映画になるわけですが(笑)
しかし、犯人は儀式に執着と言うより殺人することに執着してたように映る。
それと刑事には何の迷いもなく殺すのに主人公二人を即座に殺さないのが
リアリティーがなさすぎる。
あと10分、20分伸ばしてもいいから説明と丁寧なつくりをしてくれたら完璧。
いろんな孤独の描き方
個人的には近年で見たアニメーションを除く邦画作品では一番面白かった作品。
吉岡里帆ちゃんの演技とても惹きつけられた。
元の韓国の作品は見たことないが、展開としては、まぁ意外と読みやすい。
警察を辞める事になった背景や、外部の描写が薄かったところで警察内に犯人がいるのかなというのは大分序盤に読んでしまった。
ただこの作品の面白いところはやはり視覚がないというところ。どんなに主人公なつめが優秀でも、盲目というてんがスリルさを煽ってくれる。
そのスリルさをさらに増してくれたのは犯人の狂気さ
少し殺しすぎではとも思えるくらい次々に人を殺していく。
その狂気さがなつめや春馬とのシーンでスリルさを煽ってくれてとても見入ってしまった。
主人公のなつめ、春馬をはじめ、犯人も被害者の女の子たちも、もっと言えば殉職した警察もみんな孤独にぶつかってる。
その共通する孤独が、環境やちょっとした考え方の違いで正義にもなり、悪にもなり、被害者にもなるのが面白い。
孤独というのは大袈裟に言えば誰しもが抱えてるのではないか。その孤独とどう向き合い、アジャストするかで人生の進む道が大きく変わってしまう。
あらゆる個性が尊重される時代だが、個人的には孤独に負けずに正義を貫くなつめの姿を自分も同じように貫きたいと思った。
それと話は変わるが、この作品は当初観る予定はなかった。よく利用してる映画館では上演予定がなかった為だ。ただこのアプリを利用し、他の作品のレビューの価値観が近い人がこの作品の評価も高かった為足を運んだ。
このアプリを利用したり、人の価値観に触れることがなければおそらく見に行ってなかったかもしれない。
改めてアプリの良さ、人の価値観に触れる事の良さを実感した。
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