劇場公開日 2019年11月8日

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ひとよのレビュー・感想・評価

全253件中、221~240件目を表示

4.0容赦ない

2019年11月10日
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鑑賞方法:映画館

白石監督は容赦ない。
誰ひとり正しくもなく、誰もが後悔している、こんな物語をリアリティたっぷりに描いてみせる。
稲村家を取り巻く人々もみな一様に事情を抱えている。特に対比的に描かれるあるエピソードはホントに救いがない…
そこには答えもないし、救いはまだ訪れていない。
役者陣はみな素晴らしかった。稲村家の4名は言わずもがなだが、筒井真理子も佐々木蔵之介も。音尾琢真が今回はとても良かったですね。安ケンにはかなわないと思っていたけど。

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ぱんちょ

4.5まだ吐くよ…

2019年11月10日
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鑑賞方法:映画館

冒頭の入りでいきなり殴られたような印象。
とにかく3兄妹の天才的な芝居を噛み締める一本。

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kbc

4.0白石監督、さすがはずさないなという印象。(麻雀放浪記はさておいて)...

2019年11月10日
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白石監督、さすがはずさないなという印象。(麻雀放浪記はさておいて)
俳優陣完璧のお芝居でした。シンプルに良かった!

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おれ

3.0田中裕子を見れて満足なのだけど、、

2019年11月10日
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なんとなく赤堀さんの映画みたいなものを豪華キャストで金をかけてやる、といった趣向の映画。でも白石監督の作品はだいたい「一生懸命やる」というのが全面に出ていて赤堀作品のような繊細さはない。繊細さって押し引きだと思うんだけど、押せ押せなのがいつも残念に感じる。
で、今回は主演の佐藤健がとにかく繊細さがない。メイクもキメキメなんだけど芝居がメラメラ感いっぱいで、この人こんなに芸域狭かったっけ、と思えるほど。松岡莱優はまあ見たことのある松岡茉優で、田中裕子は何をしてても素晴らしいが、舞台劇原作らしいけど、個人的にはチラ見せだけで終わる、そのDVの父親との日々の抑圧があまり家族のキャラクターに落ちきってるように見えなく、田中裕子は素晴らしいのだけど、あと一歩感があった。
観終わって、なぜか「スリービルボード」って素晴らしい作品だったな、と思った。

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ONI

3.5安心して見られる家族再生の物語

2019年11月9日
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白石監督の作品、母の父殺し。暗くて重い作品を想定していたが、ステキな家族再生の物語。安心して鑑賞できる作品でした。
田中祐子さんって、何を考えているかわからない、不思議な女優さんですね。凄みがあるというか。
松岡茉優は輝いていました。輝き過ぎて少し浮いてた。

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ゆう

3.0父に暴力を受け続けるのと人殺しの子と言われるのとどっちが良い?

2019年11月9日
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悲しい

楽しい

ちょっと色々アラが見えてなんかやるせないのだ。白石和彌は昨年も今年も3本撮っている監督である。映画を年に3本撮るのはやはりダメでしょと思うのだが、どうだろうか? 今回は日活が製作のメインということもあってどうしても私が大好きだった藤田敏八と比較してしまうのだが、彼が一番乗っていた73年には4本。74年にはなんと5本も撮っているがそのうち3本は秋吉久美子、あと梶芽衣子と沢田研二で良くも悪くもいわゆるプログラムピクチャーの時代なのだ。タクシー会社で雨の日に親父を殺すというシチェーションはどうしても「青春の殺人者」を想起してしまい、長谷川和彦は生涯で2本しか撮っていないのに、そんな職業映画監督でいいのかい白石さん!(撮りたい気持ちはもちろんわかるが)と思ってしまうのだ。松岡茉優の演技が素晴らしい。彼女に救われた映画である。

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たあちゃん

4.0ツッコミどころはあるけれど

2019年11月9日
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ジャーニー

3.0自分ならどうなるか。。。

2019年11月9日
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苦労人を演じるとハマりますよね田中裕子さん(^ー^)

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asgy213

3.5最愛の子供のため夫を殺した妻とその子供達の家族再生の物語(ただし、地味)

2019年11月9日
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鑑賞方法:映画館

地味な家族再生の物語で物語としての訴求力はそんなにない。
役者さんは皆、お上手。
あとは、どのくらい役者個人の魅力で客を劇場まで足を運ばせることができるか。
見る人を選ぶ作品だと思う。

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お抹茶

5.0どうしようもない・・

2019年11月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

人間って、ほんと、どうしようもない生き物です。他の生物と同じようにエゴイストの癖に中途半端に心というやつを持っている。
この・・心が曲者で、やたら傷ついたり、悔やんだり、悲しんだり、憎んだり、勝手に自分にプレッシャーをかけたり、疲れてしまったりする。
だから、人間は何でもかんでも、やり直そうとする。それを再生と呼ぶけれど、それは再生じゃなくて、本当は創出(全く新しい生き方)と呼ぶ方が相応しい気がする。
なぜなら、人は沢山心にダメージを溜めながら、そのダメージを下地に、ひとりの人間を形成していくものだから、過去をやり直すなんてできません。
この映画はそういう心に多大なダメージを負った人たちの未来への希望を表したお話なんじゃないかと思う。そういう人間のどうしようもなさに涙が出ました。

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ちゆう

5.0ひとよ、一夜、人よ

2019年11月9日
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優しい映画だと思う。

「あの夜は一体何だったのか」
悲しみや途方に暮れた夜もある。
希望に満ちた夜もある。

「他の人には、どうでも良くても、自分にとって特別だったら、それで良いじゃないか」

でも、いつか皆にとって特別な夜も来るかもしれない。
そして、そんな夜は必ず明けるのだ。
埠頭の朝日のようにキラキラ輝いて。

DVによって引き起こされる悲劇的な事件を背景にしながらも、ひとりひとりの異なる葛藤を大切に描いている。
ともすれば、エゴとも捉えられかねないような行動も、心の揺らぎを暖かく見つめているように思う。

雄二は、母親に買ってもらったICレコーダーでたまたま母親の父を殺した告白を録音してしまって、それを何度も何度もひとりで聞き返して、その呪縛で悩んでいたのだ。
愛情なのか罪なのかと。

優しく、人の弱さや強さも見つめた映画だと思う。

過度に事件に寄らず、嫌がらせの張り紙やタイヤのパンクも、さもありなんと乗り越えるような様。

逆に、いかにもありがちな大樹と二三子の家族の問題は感情の振れ幅をやや大きくしてみせる対比。

弓の抱える家族の問題も実は、皆が抱える悩みのはずだ。居なくなって、ついでに死んでくれたら良いのにという弓の独白を聞くと、この問題の社会での大きさが分かる。

そして、園子と真貴の存在や行動が全体に凛とした前向きな雰囲気を与えている。

僕は、「巻き込まれようよ」という丸井の、決してカッコよくはない言葉で涙が溢れそうになった。

この映画には、世の中の縮図があるような気がした。
観賞後の心が軽くなるような映画だった。

最後に加えて、田中裕子さんはじめ、俳優陣が本当に素晴らしかった。皆んな、大好きになった(笑)←単純。

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ワンコ

4.5峠を越えたらまた峠

2019年11月9日
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笑える

悲しい

楽しい

3人の子供を守るためにDVの夫を轢き殺した母が出所ししばらく経ってから家に戻る話
予告編ではもっと暗い悲しい話だと思っていたが本編を観たらそれほど感じなかった
だからといって暗さや悲しさがないわけではない

決してコメディーじゃないけどなぜかところどころ笑えるシーン多い
笑えるって言ってもおっさんずラブみたいに観客が大笑いするような笑いではない
微笑むようなクスッという笑い
それでいて悲しい

個人的には長男の「母さんは母さんなんだぞ」というセリフが好き
細川たかしが歌ったおそ松くんのオープニングテーマを思い出しおかしかった

松雪泰子芦田愛菜ダブル主演で話題になったテレビドラマ『Mother』でも同じような役をやっていた田中裕子が今回はそれ以上にいい味出している

家は大洗のタクシー会社
殺人事件以来続く正義の押し売りで3きょうだいやタクシー会社の人々は苦しんでいる
長女は美容師の学校を途中で辞めスナックのカラオケで『夢をあきらめないで』を歌っている

長男の嫁役にMEGUMI
リアルでも母親だけど事務所が無能なためか千秋や坂下千里子みたいにママタレントになれなかったMEGUMI
それなら女優になろうというのは突飛な発想だが結果オーライそれも悪くない
今年は役者としての活動をあちこちで見かけるが今後もMEGUMIの活躍に期待している

散髪のシーンなど必要だったのかもしれないが浅利陽介のあの長髪はとても不快だ
田舎のスーパーでたまに見かける親がやんちゃだとついやってしまうちっちゃな息子の後ろ髪
なんだよあれ鬱陶しい

次男と度々衝突する長女役の松岡茉優の熱演が良かった
今まで観てきた松岡茉優のなかで一番良かった
ハマリ役だった

元ヤクザのタクシードライバー佐々木蔵之介も良かった

カーチェイスあり

最後は家族で記念撮影し出版社で働く次男が東京に戻るシーンでこの作品は終わるがそれがまたいい

セックスの2シーンはいらない
どうしても必要なら15禁か18禁になるくらいやれ
そうじゃないなら必要ない
惜しいマイナス0.5

余談だが韓英恵がときどきキンタロー。に見えてしまうのがちょっぴり笑えて悲しい
あと斎藤洋介さんが思いのほか普通にジジイになっていたのがちょっぴりショック

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野川新栄

5.0ひとよ

2019年11月9日
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改めて人間は幸せと不幸せは紙一重だと思いました
誰でもいつどうなるか分からない!?殺めたくて殺めてる訳では無い どうな事があっても
絶対に人を殺めてはいけない やり切れない時は多々
ある。

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RIRIKA

3.0役者さんの実力に安心して、ちょっとお座なりに作ってしまったのでしょうか。

2019年11月9日
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グレシャムの法則

4.0引き込まれました!

2019年11月8日
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重かったけど、いい作品でした。
稲丸タクシーのメンバー素敵です。

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かん

5.0感動した! ひとよには色んな人の一夜があることが心に染みた!

2019年11月8日
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感動した!
ひとよには色んな人の一夜があることが心に染みた!

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ムネ

4.0【母の決死の行為で自由になり、何にでもなれる筈だった三兄妹と15年ぶりに戻ってきた母親との関係性の緩やかな変容を描く】

2019年11月8日
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悲しい

知的

幸せ

 序盤の展開を観て、近年多発する許しがたい親の子供虐待の問題とは切り離して今作を鑑賞する姿勢に切り替える。

 小さな地方タクシー会社を営む稲村家が舞台。

 自分たちを守った筈だった15年ぶりに戻ってきた母こはる(田中裕子)に対する三兄妹の態度の違い。特に長男大樹(鈴木亮平)の戸惑い、次男雄二(佐藤健)の冷めた態度と、三女園子(松岡茉優)の嬉しそうな姿のギャップ。

 久しぶりに再会した家族4人の関係はギクシャクしている。

 ・忙しい筈の風俗記者になった次男がキャリーバッグを引いて帰郷した姿から、何かあるなと思ってしまう。

 ・長男は結婚してタクシー会社に勤務しているが、結婚生活は上手くいっていないようだ。

 ・三女は母の行為が遠因で、夢だった美容師になれなかったらしい。

 そして、真面目な新人中年タクシー運転手(佐々木蔵之介)に近寄る怪しげな男(大悟:千鳥)。

 夜中の激しいタクシーカーチェイスの果て、(雄二の見事なドロップキック!)ギクシャクした家族関係が緩やかに関係性を取り戻す。

 4人家族を演じた俳優さん達は素晴らしく(松岡さん特に良い)物語にぐいっと引き込まれるが、彼らを取り巻くタクシー会社経営を引き継いだ人情味ある涙もろい男(音尾琢真)やタクシー会社の人々(特に認知症の母を持つ筒井真理子が良い)が4人家族を優しく見守る姿も良い。

脚本がやや粗く感じたのは、同名の舞台を映像化した際に物語の一部を端折ったのかな、盛り込めなかったのかな。(長男夫婦の関係の描き方とか、筒井真理子さんの母親の認知症で徘徊するシーンがセリフのみで描かれ本筋との関係が良く分からなかった部分など)

 けれど、複雑な過去を持つ家族が徐々に関係性を再生していく全体像と、こはる(田中裕子)と雄二(佐藤健)が激しい葛藤を心に秘めつつ静かに対峙するあのシーンは沁みた。

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NOBU

3.5田中裕子が全て

2019年11月8日
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出だしの10分の田中裕子の母親が全てかなぁ。
後は全て付け足した感じ。
皆さん頑張ってますが、グタグタ感は仕方ない。
ラストも想定内。
シリアスな中に笑えるエピソードが良かったです。
監督のベテランの力量は確かでした。
オススメはしますが邦画ファンのみ。

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Yoji

3.0それぞれの一夜

2019年11月8日
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公開初日に鑑賞。壊れた家族の再生を描いた作品ですが思ったよりインパクトが無かった。白石監督の作品は衝撃的で好きな作品が多いのですがこの作品はイマイチの印象で途中は眠気にも襲われた。

それでも田中裕子の演技力と存在感はさすがの一言で唯一無二の女優であると感じる。
「自分にとっては特別でも他人から見たら普通」
人それぞれの一夜がある。
2019-240

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隣組

4.5家族•夢•成長

Tさん
2019年11月8日
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