劇場公開日 2020年1月17日

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ラストレターのレビュー・感想・評価

全293件中、121~140件目を表示

4.0美しくロマンティックな大人のファンタジー

2020年2月3日
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鑑賞方法:映画館

岩井俊二のひとつのスタイルを極めようとするような、濁りのない透明度の高い作品だった。美しかった。

手紙の中に思いを込めた。

その思いを受け取り生きる糧とした。宝物とした。

長く辛い時間、起こってしまった悲劇を厚めのオブラートに包み、汚すことなくしっかり飲み込ませる展開は流石。

実にストイック。この美しさが岩井俊二だ。

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エロくそチキン

2.5下心だろうね

2020年2月3日
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ストーリーの出発点がそれだからあんまり共感できなかった。白石市の高校の同窓会が仙台市ってのもちょっとね。田舎は噂早いから同級生死んだら騒ぐしさ。あと乙坂の本業は何?まさか小説の印税とか言わないよね。

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芋長

4.5恋愛視点では見ちゃだめ。細やかな心理描写が楽しめる作品。

2020年2月3日
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鑑賞方法:映画館

予告編やサイトが「恋愛」という軸で語られているので、それを意識しすぎるとよくわからない作品になるかもしれません。
この物語は恋愛を中心にとした、人間の苦悩、後悔、葛藤のお話。ですから、誰が誰を好きであるというのはおまけで、「どうしてこんなことをしたのだろう?」という疑問と、その行動ににじみ出る心情を読み取ってください。
「あー初恋の時ってそういうのあるよね」とか、「好きだからこそそういう行動とるよね」とか、その心理の変化が絶妙に映像で表現されています。

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うのじ

1.0脈絡のない話です、とても落胆しました、最低でした

2020年2月3日
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こんなイメージビデオみたいな、意味の無い、そんなものを延々と見せられても、どうかな、そう思いました。
ここの演技は凄いですが。
特に神木隆之介、森、松たか子、広瀬すず。
こんなにばらばらなら、ミュージカルにでもすれば良いのに。
松たか子とあの人は歌がうまいのだから。

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アサシンⅡ

4.0心に刺さる

2020年2月3日
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予告をみて気になったので
前情報も無くの鑑賞でしたが

卒業式の作文の内容
豊川悦司が福山雅治に吐く
言葉が心に刺さる作品でした

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ュゥ

4.0人によって受け取り方は異なるだろうが、私自身は忘れていた気持ちを「...

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

人によって受け取り方は異なるだろうが、私自身は忘れていた気持ちを「喚起」させられたように思う。姉妹とその娘達(従姉妹)を、同じ女優2人が演じるというのはややっこしいが、可愛らしくもあった。自分が学生の頃までは当たり前だったと思う「手紙」のやり取りが新鮮だった。隣県の宮城県を舞台にしたことも親近感を抱かせた。果たして、小説『美咲』はどんな内容なのだろう。

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still_ontheroad

4.0思っていた以上に大人もキュンとする映画。

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

萌える

その艶っぽさを消し、誠実な小説家を魅せた福山雅治
さん、抑えた演技で、やさぐれた男を巧みに演じた豊川悦司さん、全編に柔らかさと微笑ましさを添えた松たか子さん、場末の雰囲気を漂わせた中山美穂さん達による練られた演技。

ピュアな男子高校生を演じる神木隆之介さん、若葉のような広瀬すずさんと森七菜さん達による透明感の有る演技。

書簡のやり取りを通して変化して行く人と人との繋がりを、青春のきらめきと共に巧みに描かれた作品。

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こころ

5.0素敵な映画

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

記憶屋と見るのを悩んでましたが、こちらを選びましたが良かった☆
子供の頃を思い出したり、人間が歳を取ってく姿も上手く描かれていて映画の世界に引き込まれました。
人間色々な人生があると思い知らされましたし、純粋な気持ちは大事だとも改めて実感しました。
広瀬すずちゃんは可愛くて、福山雅治さんと豊川悦司さんは良い味出してる大人な役でした。
涙も出たし怒りも込み上げてくる場面もありましたが、終わったあともずっとエンドロールに浸ってました。
オススメです。

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あゆよし

5.0じんわりと心が温かくなる映画

2020年2月2日
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エンディングの森七奈の「カエルノウタ」が流れ出した時、まだ終わって欲しくなくて、席を立つことができませんでした。
何か大きな出来事が起こるわけではなく、1人の女性の死をきっかけに手紙という手段を通じて様々な登場人物の物語が始まります。
特に広瀬すずと森七奈の演技が上手く、無垢で真っ直ぐな汚れのない子供を見事に演じ切っていました。
観ていて学生時代の甘酸っぱい思い出(ほとんど失敗談、、)が思い出されました。

後悔のしないように生きていこうと思える作品でした。

なお、作中阿藤には嫌悪感しか感じませんでしたが、小説版の独白箇所を読むと、阿藤の気持ちが見事に書かれており、自分の中で少し消化することができました。
もやもやしてる方は是非小説版も読んでみてください。

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はらや

4.0タイトルなし

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

朝方WOWOWで録画していた「ラブレター」観賞
設定は強引だがミポリンの「お元気ですか~」で涙腺崩壊
その流れで「ラストレター」
今回はまぁまぁ
結論➡️岩井俊二は図書館に勤めてるような女子が好き

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うんこたれぞう

4.0汚深さを追求せず洗練された映像

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

物語
四方舞った落ち葉と小枝、
掻き集め集約せしむ大幹、
綺麗に燃ゆり天高く煙上、

映像
そよ風に汗滴らぬ東北の夏
風背景情景描写素晴らしい

撮影カメラは手で持って!

配役
広瀬すずさん流石という感じで良かった、
が、
なんといっても森七菜さんが抜群!

ふわりとすシンプルなワンピース姿
二人共に素晴らしい!

この二人に集約された映画として満足でした( ^ω^)

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褐色の猪

4.5映像で表現する人

2020年2月2日
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3ヶ月ほど前、原作を読んだ時は何かだらだらつまらない話で、岩井さんの小説ってヘナチョコだ、と、がっかりでしたが映画を観てびっくり。素晴らしいじゃないですか! やはり映像表現の人なんですね。
クレーン多用の美しいカメラワーク、それを邪魔しない小林武史さんのピアノ、無意味な誇張の無い役者陣の演技。特に柱時計のチクタク音だけをバックにした長台詞にはしびれました。
「人の人生なんて、ちゃちな本に収まるものじゃ無い」と罵られ落ち込んだ鏡史郎が、自著にサインを求められ再生していく終盤も好感が持てました。
[追記]
エンドロールの「カエルノウタ」があまりにも良いのでspotifyで早速ダウンロードしました。ちょっとスワロウテイルっぽくてお勧めです。

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shioshio

3.5切ない

2020年2月1日
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鑑賞方法:映画館

チラシや予告で勝手に想像していた以上に切ない話だった。ありがちな話かと思ってたらどんどん違う方向に進んでいった。
それにしても広瀬すずのオーラすごい。自然と目が追いかけてしまう。神木くんもまだまだ高校生役できますね。不自然感が全然なかった。

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okuy

5.0今を大切に生きること

2020年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

一昨年に情報解禁されてから、ずっと楽しみにしてた映画!公開初日(1.17)に観に行けた🥺
神木隆之介くんファンで、演技上手な神木くんを期待し 観にいった私だけど、俳優陣全員の演技が本当に自然で驚いた。
すごく立派な映画なんだけど、どこかホームビデオをみているような…親しみやすさもあり、すごく感情移入しやすかった。
ただ、神木くんの登場シーンは思ったよりすこし 少なかったけど。。😞笑
情景も 自然溢れて本当に綺麗で、つい見入ってしまう。
SNSに囲まれた現代の生活はとても便利だけれど、手紙だからこそ伝えられるもの 残るものがあるなと思った。自分も何か大切なことを伝えたい時は 必ず手紙を使っていきたい。
そして、タイトルでもある 作中のラストレター。。📮_____💌.
あの文章を通して感じさせられたことは、いまを大切に生きないとな ということ。
高校生でいられるのはいましか無いから、いまを大事にしたい。
本当にいい映画をありがとうございました!高校生のうちにこの作品に出逢えてよかったです。
これから歳をとっていったら、見方が変わるのかな。
人生を通して、何回でも観たい。

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その辺のJK

3.0違わねえよ

2020年2月1日
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鑑賞方法:映画館

岩井俊二作品の最新作、かなり楽しみにして、原作も読んだ上での鑑賞でした。岩井俊二作品で初めて見た、リップヴァンウィンクルの花嫁の時のザワザワ感を思い出しました。独特のカメラワークや作られていないのに完璧な世界観、耳に残る音楽は健在で、映画館で観られたことをとても嬉しく思いました。
役者陣の演技も素晴らしく、特に森七菜さんと広瀬すずさんの、"そこに存在する"姿は大袈裟でなく心にささりました。広瀬すずさんの物憂げな柄も真の真っ直ぐ通った表情と森七菜さんの闊達ながらも寂しさを感じさせる表情は印象的です。また特に異彩を放っていたのは、阿藤演じる豊川悦司さんでした。「違わねえ。俺のせいだ。」のセリフが強烈でした。登場こそワンシーンですが、未咲がどんな日々を送っていたのか、阿藤の振る舞いと言葉遣いで、その光景が目に浮かぶようでした。
しかし、原作を読んだ時から若干感じてはいたのですが、岩井俊二作品にしては単純で、よく言えば沢山に人に愛される作品かもしれませんが、リリイシュシュのすべてやスワロウテイルに感銘を受けた私としては、どこか物足りなさを感じてしまいました。love letterを見た時の胸の高鳴りやザワザワもそこまで感じることができず、少し残念でした。

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Miyu

2.5無駄に豪華キャスト

2020年2月1日
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主役はれる役者さんばかり集めた割には、相乗効果は生まれてなかったような…。豊川悦司の凄みのある演技と、中山美穂の艶っぽさが抜けた演技に惹きつけられました。

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marimamu

4.0中山美穂

2020年2月1日
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ストーリーは別として光っていない役者はいないといっていい程
みなさん最高に輝いていました。
中でも中山美穂さんには驚かされました。
ベテラン女優達が若さで競っている中、彼女は新境地を切り開いたのではないかと思います。
この作品の彼女の役をあれほど完璧に演じられる女優は今のところ見当たりません。

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ウイスキー・ダイスキー

3.0広瀬すず

2020年2月1日
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鑑賞方法:映画館

リップヴァンウィンクルの花嫁、花とアリス殺人事件がとてもよかったので期待して鑑賞

手紙にまつわる物語、脚本がよいですね
演出も丁寧な印象
役者もみなさんよかったです。前半は松たか子、中盤の福山雅治、この人たちはベテランなんで上手くて当たり前。
なんといっても終盤の広瀬すず!二の腕!
は冗談で、表情から雰囲気から大したもんですよ。

しかーし、文字通りのラストレターが乗れなかったです
〇〇宛の手紙の内容があれじゃああまりに救われないのでは⁉︎
(原作だともう少し詳しく書いてあるんですかね?)
回想の中のあの人と、現代でとる行動にギャップがありすできてゾッとしてしまいました。どんだけ高校時代に囚われているんだろうか…と

あと音楽は小林武史感あんまりなし。主題歌は森七奈?あまり上手じゃなくて少し残念でした。

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ぼろんてーる2

3.5「ラストレター」のメッセージは伝わったか。

2020年1月31日
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鑑賞方法:映画館

美しい余韻を残す作品である。恋心の描き方が巧みである。物語は高校時代と現在との二元で進行していく。高校時代の初恋はピュアで切なく瑞々しいものに、時を隔てて現在に蘇った初恋はピュアだけどおかしみがある。二つの時代の恋心を若い広瀬すずと森七菜と、ベテランの松たか子が魅力的に演じる。広瀬の安定感は相変わらず抜群だが、森の瑞々しい演技には心奪われる。手紙のやり取りが物語の中心にあるが、その行き違いで発生する気持ちのズレみたいなものが面白く描かれている。そのズレがラストで感動的なシーンにつながっていく所がとてもいい。「ラストレター」のメッセージも納得できる。
作品全体の雰囲気はとてもいいが、話の内容は疑問点満載で、少し気になるため若干評価は辛めになった。具体的に挙げると・・・
・乙坂は同窓会で会ったのが、未咲ではなく裕里だと知っててなぜ分からないふりをしたのか。
・乙坂が未咲と学生時代に交際することになったのは、いかなるいきさつがあったのか。
・乙坂に告白した裕里との関係はその後どうなったのか、裕里の気持ちを後押ししたかに見えた未咲はその後どうしたのか。
・未咲はなぜクズ男の阿藤と結婚したのか、母娘で暴力を受けながらなぜ別れなかったのか。
・裕里が未咲と疎遠になったのはなぜか、お互いに相手を思いやる姉妹だったはずなのに。
・未咲の自殺がそもそも疑問。可愛い一人娘を残して死ねるはずがないのでは。
・別れた後に、乙坂が送り付けてきた小説「未咲」の原稿を、大切そうに何度も読む未咲の心情が理解不能。

細かいことは気にせずに、監督の描きたかった美しさだけを鑑賞すれば、とてもいい作品なのかもしれない。

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ガバチョ

4.0心地良い透明感

2020年1月31日
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鑑賞方法:映画館

キャストや手紙や一人二役など、「Love Letter」のピースが散りばめられた作品。
とてもわくわくするキャスティングですよね。
中山美穂と豊川悦司、二人をこんな形で再会させるのも何とも憎らしい。
そこに「四月物語」の松たか子、福山雅治、神木隆之介。
そして一人二役の広瀬すずと森七菜。
この二人の澄んだ感じが本当に素晴らしいんですね。
作品の透明感は、この二人から生まれてるんじゃないでしょうか。
本当、全編を通して心地良い風を入れてくれます。
二人の「普通な」芝居も良く、二役もとてもスムーズにできていたと思います。
それにしても監督は女性、特に少女の美しさを切る取るのが本当にうまいですね。
少し青みがかった映像もきれいで、田舎の自然美を見事に写しだしていました。
家の中のしっとりとした空気もとても良かったです。
作品はとてもゆっくりとした流れで、何だか水の流れのよう。
ただちゃんと緩急もついており、少女達のいたずらで流れは急に速くなります。
なので一辺倒な感じはありません。
間々に学生時代のカットを挟み込む構成も良かった。
思い出をとても大事にしている感じが伝わってきて、物語にスッと入り込みやすかったです。
脚本や設定などには所々「ん?」ってなったりもするんですが、そういったところも何だか「らしい」ですね。岩井監督ならでわって感じでしょう。
でもラストに近づくとそんな事はどうでも良くなってて、再びゆっくりとした流れになり静かに物語は終わります。
あえて泣かせようとする演出が無かったのも良かったですね。
鑑賞後にはふわっとした心地良さだけが残りました。
とても素敵な作品です。

また、岩井監督がメガホンを取ったもう一つの「ラストレター」、「チィファの手紙(2018)」も秋に日本公開だそうで、こちらも楽しみです。
それに劇中で出てくる小説も実際に監督が執筆しているようなので、こちらも出版される事を期待しています。

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白波