アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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とても面白い‼︎
山崎貴監督と言う事で、
なんとなく敬遠してたのだけど、とても面白かった!
開戦間近の日本の殺伐とした雰囲気で重くなるかと
思いきや、軽妙にテンション高くラストまで駆け抜けて
最後までワクワクしたし、
やはりそうなるよなと言うラストにも心がザワザワ
しました。
テンション高い菅田将暉さんは最高だし、
その相棒となる柄本佑さんも素晴らしかった。
解せない相手だけど、その才能に惚れて下に付く
と言う構図も良かったです。
謂わゆる机上の戦いだけど、
日本の戦争映画では一番面白く観れたし熱かった。
山本五十六も完全な戦争反対ではなく、
やるなら勝つためにやります。と
誰よりも開戦派だと言うフリも効いてました。
不満が一つあるとすれば、
なぜ9年後を見せてしまったのだろうと言う事。
続編やれば良かったのに!
なぜ、そこに柄本佑がいない⁉︎
開戦してると言う事はそう言う事なんでしょう。
9年間に面白いドラマがてんこ盛りだった気がする。
とても面白かったです!
公開当初から気になっていた作品をようやく。 戦艦大和が造られた理由...
公開当初から気になっていた作品をようやく。
戦艦大和が造られた理由。会議終了からのラストの展開に惹きこまれた。敗戦への道筋として、1つの見方としては非常におもしろい。
キャストも良かったと思うし、田中泯が特に演技と言葉の重みがすごかった。
良い作品でした。
フィクションまで使って、無責任に山本五十六を美化させてはいけない
一年くらい前に映画館で見たはずだ。今回、配信されていたので、アイドル映画だと思ったが再鑑賞した。割と面白かった。がしかし、実話でないと知り、やっぱり、アイドル映画だと悔やむ事になった。
閑話休題
山本五十六や海軍を美化することは、日本人ならば、多少理解できる。何故なら、陸軍と比較して海軍を理解しようとするから。しかし、アメリカ人の多くは、山本五十六や海軍を悪魔の様な輩と思っている。つまり、アメリカから見た山本五十六は、ウクライナから見たプーチンと同じなのだ。海軍の真珠湾奇襲攻撃は、なんて言おうとアルカイーダのテロと同じなのである。そして、日本人からすれば、不戦条約を破って攻めてきたソ連と同じだ。
【余談だが、東京大空襲の作戦指導者カーチス・ルメイに日本人は勲章を授けている。悪魔のはずのアメリカ人に日本の勲章を渡す。日本人とはなんとふところの広い民族!】
だから、フィクションまで使って、無責任に山本五十六や海軍を美化させてはいけないと思う。『日本のファシズムの温床は陸軍にあり』と東條英機を戦犯に仕立てる起来があるが、海軍も同じ穴のムジナなのだ。
それは兎も角、数学が出来なくとも、戦艦なんて役に立たないとは、ある程度理解されていたと聞いたことがある。
僕のルーツは新潟県小千谷なので、山本五十六が、地元の英雄である事は理解できる。
日本の実写映画もやればできるじゃないか! 嬉しい喜びです このように真面目な製作態度の戦争映画やSF映画をもっと観たいものです!
軍事マニアです
ハッキリ言って本作には期待していませんでした
だって山崎貴監督の戦争映画だからです
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観たらなら、この人には軍事の素養もないし関心もないということが明らかだからです
そんな人物が同作品を撮ったことに怒りすら感じました
「永遠の0」は、かなりマシになっていました
でも監督を信じてはいませんでした
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズは大好きです
このような映画ならば山崎監督は素晴らしい監督であると思います
しかし、この人には本作のような軍事を真正面から描く作品は無理だと思い込んでいました
いい加減な考証のオンパードになり、自分のような軍事マニアは呆れ返るシーンの連続になるだろうと思っていました
予告編でみた幾つかのVFX シーンも見た目だけだろう、艦船や航空機の挙動の表現は適当だろうと勝手に思い込んでいました
すみませんでした!
深くお詫び致します、自分が間違っていました
じっくりと重箱の隅をつつくように探せば、考証のおかしい箇所は幾つかあるかも知れません
しかし、自分のような軍事マニアが一気に白けてしまうような物は皆無です
安心して鑑賞できました
不満はなく、欲を言えばこう見せて欲しかったという程度のことを少し思っただけです
ついに日本映画も軍事ものでここまでのクォリティーのものを撮れるようになったのか!
むしろその喜びの方が圧倒的にありました
それは単にVFX の映像クォリティーが世界水準に達したというだけでなく、真面目に軍事というリアリティを追求する姿勢と教養も世界水準にようやく到達できたという意味です
艦艇や航空機のVFXは、かっての日本の戦争映画の特撮でのレベルを遙かに超えました
実物大の大和の甲板シーンは、これならトラ・トラ・トラ!で、長門の実物大セットを組み予算超過で解任された黒澤明監督も満足したであろうクォリティーがありました
特撮の神様、円谷英二もさぞ喜ばれたであろうと思います
オブジェクトのスキンの材質表現やウェザリングへの理解、光源と色彩、湿度や空気による遠近感
艦艇や航空機の距離の関係性の理解
それらがやっと世界水準に追いついたと思います
またデジタルエキストラを配置した被弾横転シーンの迫力は特に見事でした
内容も素晴らしいの一言です
無論、原作の良さから来るものでしょうが、今も続く既刊28巻もの物語を、そのエッセンスを凝縮した脚本が見事です
テーマがシンプルで明確でした
配役も、菅田将暉、館ひろしなどどの登場人物もみな大当たりの配役です
特に平山中将役の田中泯の演技は圧巻でした
ロケ地も良いところを選択されていました
日本の実写映画もやればできるじゃないか!
嬉しい喜びです
もうこのような作品はアニメにしか人材は居ないと思い込んでいました
このように真面目な製作態度の戦争映画やSF映画をもっと観たいものです!
コントとしては星2
会議中に机を叩いて大声を出したり、無関係な事で立ち上がり口論したりと、主要登場人物の多くは、基本的なマナーがなっていません。
この映画の制作会議でも上記のような事が行われていたのでしょうか?
美しいと思ったモノを測らないと気が済まないのだー
内容は漫画原作の架空人物を主人公にして巨漢大和建造という第二次世界大戦を背景にした話。印象に残った言葉は『美しいモノは測りたい』『君も軍人の端くれだと思ってな』見応えは、やはり開始早々のホットスタートで戦艦大和沈没の様子で逆さに沈む時、大爆発の煙が原爆のキノコ雲を想像する様で業が深い映画だなと感じた。大和沈没では日本人の心を挫くことは出来なかった!人柱としての大和に対する想いの違いと避けられない流れとしての戦争が立場の違いなどで深く描かれて自律相反して面白かった。
ガッツリ戦争映画ではない面白い作品
太平洋戦争突入前の海軍の話。戦略は戦艦から航空戦へ移る時代となり、次期に製造する船は戦艦か空母か検討している最中が本映画の舞台となる。
邦画では既に太平洋戦争をテーマに多く制作されているが、本作は戦には重きをおいておらず、数学の天才が船の見積もりを計算(戦艦の設計や構造計算含む)し、その実態を暴くことが主旨となり、ガッツりの戦争映画が苦手な人でも楽しめる一作。
現代視点で描く天才青年の斬新な闘い
現代視点で描いた、今まで観たことが無い斬新な戦争映画である。血生臭いシーンは殆どなく、戦争回避のため、戦艦大和の誕生を阻止しようとする天才数学者の姿をコミカルに描いている。次々と現れる難題を主人公が知力で切り抜けていく展開は非常に面白かったが、戦艦大和に寄り添い過ぎて客観性を失ってしまった終盤が惜しまれる。
本作の主人公は天才数学者・櫂直(菅田将暉)。舞台は太平洋戦争開戦前の1933年の日本。日本海軍は、世界に冠たる巨大戦艦か、山本五十六少将(舘ひろし)らが主張する空母を建造するかで対立していた。事態を打開するため、山本少将は、楷に巨大戦艦の建造費精査を依頼する。楷は、機密の壁に阻まれながらも、少ない資料を元に、並外れた知力を振り絞って困難な精査に挑んでいく・・・。
櫂が精査をしていくプロセスは、新製品の開発競争を繰り広げる現代ビジネスドラマのような雰囲気がある。現代視点で戦争に迫っている。菅田将暉演じる櫂は、天才らしいストイックさに加え、粘り強く行動力旺盛であり、反戦への強い想いに溢れている。当時は電卓もない時代であり、鋭い眼光で一心不乱に黒板に向かってチョークを走らせ計算に没頭するシーンは、櫂の並々ならぬ情熱に画面に釘付けになる。
物語は、太平洋戦争末期の海戦で始まり、一気に戦前に遡っていく。史実なので、結末は分かっているが、芸達者な役者陣の熱演で二転三転する展開は緊迫感があり、意外な仕掛けもあり先が読めない。
終盤。物語の主役は櫂から戦艦大和に移っていく。作り手の戦艦大和への想いは理解できるが、これでは、せっかくの櫂の存在感が薄れてしまう。櫂中心の物語で結実して欲しかった。終盤の展開で、史実とフィクションのバランスが崩れ、作品のメッセージが不透明になってしまった。
本作は、現代視点で戦争、戦艦大和誕生を捉えており、ユニークで面白かったが、史実を踏まえたフィクションを描くことの難しさを感じた作品だった。
戦争は、冒頭のような戦い中心のシーンじゃないと面白くないと思ってた...
戦争は、冒頭のような戦い中心のシーンじゃないと面白くないと思ってたけど、
これはこれですごくおもしろかった。
頭脳戦に見入ってしまった。
衝撃的な冒頭シーンと静かな頭脳戦
冒頭シーンは船上の流血が波で流され、兵がバウンドしながら転落。煙を吐いて転覆する様がリアルで胸が痛みました。
予算会議でのやり取り、安い見積の真意‥。
ヤマトが作られる設計者の本当の心の内。
「僕にはね、あの船がこの日本という国そのものに見えるんだよ」深い意味が込められていました。
全てにおいてクオリティが高い作品
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
菅田将暉さん演じる櫂直という天才数学者が、海軍の巨大戦艦計画を、数字の説得力で阻止しようという物語。
この作品はこの映画での一番の題材となる大和が沈没するシーンから始まります。CGのクオリティの高さに驚きました。落ちている人間の腕などたくさんCGを使うシーンでしたが特に違和感もなくとても素晴らしいシーンでした。わずか数分でしたが、迫力はとてつもなかったです。このシーンのためだけにも映画館に行けばよかったと後悔しています。
ストーリーは予想を大幅に超えてきました。途中まで見たあとこう思います
「このまま櫂直が活躍したら冒頭のシーンにつながらなくないか?」
ここからがこの映画の本命です。必ず視聴者の予想を超えてくる展開が来ます。テンポもよく画面にしがみつくように見てしまいました。
しかしレビュー自体は星4.2と高いもののレビューのトップは低評価が3つ並んでおりとても目立っています。「旧海軍の再現がひどすぎる」というものです。たしかに当時の海軍オタクや戦争好きの方からすると違和感だらけの作品であるというのはわかります。菅田将暉さんや浜辺美波、舘 ひろしのファンなどで見るという方には特に違和感がありません。自分もレビューをみて、ネットで調べて初めてしりました。
揚げ足取りには最適なミスですが、海軍ファン以外にとっては気にすることない程度です。
予想外の展開、キャストの豪華さ、CGのクオリティの高さ。申し分ない映画だと思います。
過ちは繰り返される
「復興五輪」という名のもとに、「コンパクトな大会」を目指し
7000億の当初予算がいつの間にか3兆を超しそうとか。
パンデミックのさなかにやるべきか、やらざるべきか。
「こういう事態でも大会を開催できる」という姿勢を
世界に見せるために開催しなくてはならない。
あれ?震災からの復興はどこいった?
しかし、開催により際立ったのは選手たちの活躍(=美しさ)。
盛大に盛り上がり無事に終わった後、
あれだけ沢山あった課題問題の検証結果を
一切テレビでは報じていない。
未だ世界は混沌の中。
日本(=大和)はまだ沈んではいない。
これから復興するのか、国威掲揚に踊らされて撃沈するのか。
東京オリンピックの総合演出に問いたい。
この映画最大の見どころ。
「君は非戦派じゃないのか」
「やらずに済めばそうしたいが、時が来たら作戦があります。
真珠湾です。」
「・・・どうしました?」
「君も軍人なのだな。」
現在の日本に山本五十六がいないことを願うばかり。
山本艦長が善か悪かは別として・・・。
軍隊版「半沢直樹」
公開当時に劇場でも観ましたが、ネトフリで配信が始まったので改めて視聴。面白い映画です。
日本の戦争映画といえば、悲惨な戦場、特攻隊、街への空襲そして広島・長崎の原爆投下が描かれることがお約束ですが、本作はそれらを描かずに新しい切り口で作られたエンタメ作品になっていると思います。
冒頭に派手な戦艦大和の戦闘シーンを持ってくることで、一気に物語に引き込まれますし、必要以上に戦争の恐ろしさや悲しさを煽るような場面もないので、戦争映画というよりも「半沢直樹」や「下町ロケット」などの池井戸潤作品を観ている感覚で気軽に楽しめます。ライバルの不正を暴こうとするが圧力や妨害がかかって、万事休すというときに協力者が現れて...そのまんまですね。
気になる点としては、主人公である菅田将暉の演技ですね。終始感情的でオーバーな演技なので観ていて疲れます。周りを固めている田中泯や舘ひろしらのベテラン陣は落ち着きのあるどっしりした演技をしているので余計に悪目立ちします。
また、時代考証や史実についてもツッコミが入りそうではありますが、そこはまぁ、明らかにフィクションなのである程度は割り切って楽しむべきでしょう。
映画館でも見ましたが、Amazon primeで再視聴
戦争映画と思って見ると、あれっ?
って感じになりますが、これも確かに戦争映画ですね。
この作品はフィクションかも知れませんが、きっと当時でも本作の様に、戦争回避を目的に動かれた方はいたんでしょうね。
まぁ、私は浜辺美波さん見たさの視聴組ですが。
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