アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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話は興味深い
主人公たちが求めた最終的な結論については、映画の冒頭で明示されている。
つまりこの映画は、どういう経緯でそうなるか、そこに絡むいろいろな立場の人物の想いや駆け引き、謀略を堪能するのが見どころ。映画の最後20分で畳み掛けられる。
それは利益や組織内での地位といった欲望に基くモノもあれば、日本の未来を憂うからこそ、対立する立場でありながら結論が重なることだってある。
その辺りは良かった。
豪華な映画俳優達が多数出ていて、ドラマそのものに安定感が出ていることも大きい。
その意味で言うと、主人公が菅田将暉では少し似が重かった様に感じてしまった。
原作は未読だが、「天才」という割に結局普通の熱血な若者の枠を出ることはなく、いちいち自分で「〇〇なのだ!」と説明くさいセリフが続くのも残念。
本質は最後まで見ないと見抜けない。
原作は知らずに見ました。
ただの戦争映画かと思ったら全然違いました。上手く文に出来ませんが、深いメッセージ性があったように思います。そういう時代だったんだなぁ・・・と。
難しきバッドエンド
近代日本の歴史が社会科目の中でも好きなので、大和が作られるまでの映画を観れることがとてもありがたいと思いました。
菅田くんと浜辺さんのファンということもあり、胸躍らせて劇場へ向かいました。
日本が莫大な税金を使って軍にお金を投資していたのは知っていましたが、捏造や圧力によって物事が進んでしまうのはいつの世も変わらないものだと改めて思いました。
菅田くんと柄本さんが徐々に徐々に協力しあっていく姿が人としてとても美しいと思いました。たくさんの協力なしでは進めれないものを一つ一つ進めていく様子が誇らしかったです。
最後の最後はどう向かってもバッドエンドにつながってしまう気がします。作りたくなってしまったが、作ったら怪物を生み出してしまう、でも作らないと何か満足しない。葛藤とはとても恐ろしいものです。
俳優陣の演技がとても見応えがありました。
「日本」という国を細部まで調べてみたいと思いました。
戦争の儚さを感じた
最初にこの映画は戦争がメインの映画なのかなと思っていたのですが、実際は戦争映画ではなくてヒューマンドラマでした。想定していたよりかなり深い映画でした。最初と最後の戦艦大和のCGは非常によく出来ており、安っぽさを全く感じませんでした。戦艦好きは必見の映画。
原作よりも面白い
映画を観終わったあとに原作を読みましたが、映画の演出、脚本、展開が如何に良かったかが再認識できました。
櫂をド変人、田中をド真面目にしたことにより二人のバディ要素、掛け合いが楽しめました。
はんぶ。
そもそもの戦争映画が好みじゃない。
けど、そうは言ってもよく出来てる物語。
だからはんぶ。
戦争映画が好みじゃない理由は
やっぱり戦争反対派。
(米国は好き)
戦争したい欲望が理解できないから。
ストーリーに入っていけないから。
けど、悔しい。
正しいことを唱えて、実証して
それでも縦社会と言うか
お偉いさんが言うことが全て
そんな井の中の蛙、ニッポン、負けて当然。
大海を知れ!!
やっぱ脚本
脚本がしっかりしてるなぁと思った。
原作と比べるとストーリーやキャラクターの性格などを結構変えており、それが二時間の映画として上手く構成されている。
今まで山崎貴監督の映画はそんなに好きではなかったが、一番良い出来だと思う。
菅田将暉カッコ良かったですね〜 ストーリーは予想通りの展開でした ...
菅田将暉カッコ良かったですね〜
ストーリーは予想通りの展開でした
柄本佑の演技は流石サラブレッド!!
でもさ〜日本ってこんなに資源も無く小さな島国でありながら、まぁよくこんだけ戦争して勝ってきたよな〜ってね
21 着眼点が面白い
着眼点が面白い
漫画の原作なのか?わからないですが、
戦争映画の数字によって戦争を止める事に懸命に
考え行動する主人公に、素晴らしいと思いました。
最後のラストで、あの展開は、確かに伏線があったな
と思い、観ていて感心しました。
「戦艦大和」は日本の「象徴」という深い意味
戦争映画なのに戦闘シーンは冒頭のみ。ただ、迫力がすごく戦艦大和が沈んでいく様はリアルで、日本の敗北感がまざまざと感じられる。
また、この映画は事実を着色したフィクションということだが、フィクションと思えないような現実的な構成になっている。戦争の歴史の知識があってもなくても楽しめる。ある程度知識があれば、戦争映画は結論が分かってしまうが、この映画はうまく予想を外される。
また、数学は真実であるが、この時代は真実が正義で正しいというわけではない。真実⇄正義を頭の中で繰り返しながら、戦争について考えさせられる映画だった。
戦艦大和は日本の象徴。これはポジティブな意味でもネガティブな意味でもある。その理由が映画を見ればわかる。
戦争を止めるより欲に走った⁈
最初は戦争を止めようとしていた、でも詳細に設計図を超してるうちに造ったらどんなものか?の欲が勝った。
主人公の複雑な気持ちの葛藤を上手く演じてる。
さすが、カメレオン俳優と言われるだけある菅田将暉‼️
怒涛のラスト20分の展開は見事
正直序盤は展開が遅いと感じる部分もありましたが、ラストの展開が本当に素晴らしく、興奮が抑えられませんでした。「史実に基づくストーリー」というのは先の展開が読めてしまうため難しいようにも感じましたが、それを逆手に取ったストーリー構成で感動しました。
戦艦大和を扱った一級のエンタメ作品です。
戦争物の映画は終戦の季節に作られる事が多いけど、その中でも戦艦大和をテーマにした作品はなんとなく別格なイメージで、原作もある程度読んでる事もあり、鑑賞しました。
で、感想はと言うと、面白い!
重厚なストーリーに今までの戦争物とは一味違った切り込み口に楽しめ、第二次大戦の日本海軍の象徴たる戦艦大和の歴史は日本人なら誰でも知る所ですが、その悲劇的な結末を知っていても、鑑賞中にグイグイと引き込まれる。
正直、ここまで面白いとは思わなかっただけに嬉しい誤算です♪
ストーリーは数学の天才、櫂直が超巨大戦艦の建造費のからくりを暴き出すと言う、原作の約3巻までのお話が軸となっていて、原作は現在も連載中な為、何処まで描かれるのかと思ってたけど、4巻以降の話を描かず、大和建造のきっかけとなる決定会議迄を中心にしてますが、これが良いです。
話は戦艦建造に当たる以上に安価な建造費のからくりを暴くと言う点に焦点を当てているのでかなり明快なストーリー。
ですが、これが個人的には大正解で、どうしても難しくなる当時の状況と政治情勢にちんぷんかんぷんにならず、約1週間程の出来事ではありますが、非常に濃密な1週間の為、ここをじっくりと描き、細部までに緊迫感を出してます。
原作もこのエピソード以降は話が大きくなり過ぎている感が否めなく、櫂直が数学の天才から、戦争を回避する英雄的な描かれ方をしているので、ちょっと肩透かしな感じがしてるので、ここだけに焦点を当てた事で登場人物に深みがあります。
キャストもかなり良い配役で菅田将暉さん演じる櫂直は数学の天才としての1面を見せながらも、ヒステリックな1面が少し未成熟な面を醸し出して、逆にそこが魅力になってて良い。
個人的に良かったのは田中役の柄本佑さんと尾崎鏡子役の浜辺美波さんと嶋田海軍少将役の橋爪功さんと平山中将役の田中泯さん。
柄本佑さん演じる田中は軍の緊迫した空気に櫂の違和感を感じた際のユーモラスさが物語のメリハリを打ち出しているし、徐々に櫂の頼れる部下となっていくのも頼もしい。
また、櫂と田中に共通するのは台詞の間合いとテンポの緩急が上手いので、終始ダレる事なく鑑賞出来ました。
浜辺美波さん演じる尾崎鏡子は令嬢としての凛とした美しさを醸し出している。
橋爪功さん演じる嶋田海軍少将は階級を盾に自分の覇権だけを守ろうとする小物感がイヤらしくて良いw
櫂直との対比が面白くて、流石名俳優さんです。
田中泯さん演じる平山造船中将は櫂と敵対しながらも、終盤には毅然とした軍人の覚悟がとても素晴らしく、戦争を回避出来ない状況に大和が礎となる未来を見越しての覚悟はこの作品の肝に感じました。
漫画原作でありながら、非常に見応えのある作品の一端はこの田中泯さん演じる平山造船中将かと思います。
戦艦大和のモノクロ写真を見ると何処か絵空事の様に感じながらも、巨大の一言では片付けられない迫力に怖さを感じ、遠い昔の話にも畏敬の念と言うか、畏怖の念を抱く感じがします。日本人にはそれだけ戦艦大和と言う存在は特別な物だと思います。
戦争映画は数多く在れど、戦艦大和を扱った作品はそんなに多くなく、また殆どが大和の乗組員を描いた作品ばかりなので、戦艦大和の建造に纏わる作品は切り口としてやはり面白いです。
難を言えば…
巨大戦艦の安く見積もられた建造費のカラクリが鶴瓶さん演じる大里社長の所でアッサリとネタバレしても、その後の決定会議では特に捻りもないのに“大里社長の台詞、そのまま言っただけやないかい!”と突っ込んだのとw、ラストに平山が見せた約20分の1の大和の模型の他に造船中の大和の迫力が見たかったなぁ。
オープニングのVFXも迫力あるし、出演者の配役も良い。開戦間近となる緊迫感と、同じ海軍内であっても、それぞれの派閥の覇権争いも見応えがあり、ラストの大和が建造され、出向するシーンも胸に迫るものがあります。
流行りの俳優が出演していると言う色眼鏡で見ずに一級の戦争映画・一級のドラマチックなエンターテイメント作品かと思います。
作中にあった平山の「日本国民は負け方を知らない国民」と言う台詞は当時なら非常に重く、意味のある台詞に思えますし、今の何処か調子に乗った日本と言う国に対してと重い意味を持ち、この国の未来を案じての警告でもあると感じました。
終戦から70年以上が経ちますが、戦争の悲劇と多くの犠牲の上に今の平和があると言うのは忘れてはいけない出来事だと思います。
過去にこういった戦争があって、大和と言う悲劇の戦艦があった。またそれらを忘れてはならない切っ掛けの一つとしながらも、小難しく考える事以上に、映画作品としての面白さを堪能出来る作品かと思います。
かなり超お勧めです!
思ったよりわかりやすかった!
戦艦のストーリーで難しそうと注目していなかったけど、詳しく知らなくてもわかるし感動できると評判が高かったので。
観て正解でした!熱くなる作品でした!
実際にあった戦艦大和。大和が沈没したのは知っていました。
それだけしか知らなかったけど面白かったし想像していたよりわかりやすかった。
冒頭のVFXの迫力がすごい。
この作品は冒頭が結末だと
思います。圧巻でした。
冒頭だけバトルシーンで
そのあとは大和がどのように生まれたのかが描かれる。
戦艦映画=バチバチのバトル
だと思ったら違います。
結果より過程に着目している。
豪華俳優陣勢揃い。
天才数学者櫂直の菅田将暉さん
田中正二郎の柄本佑さんの
コンビが作品の重さを軽くしてくれる。
やりとりに笑える部分も。
櫂直が数式を書きまくるシーンはすごい!
諦めたら何もできない。
昔も今も何かに立ち向かうとき
諦めたら何もできない。
素敵な俳優さんの中で唯一の女性
尾崎鏡子の浜辺美波さん。
可愛くて癒しでした。
鏡子がいるいないでは
全然違う。
本当に観てよかったなあ。
熱くなった。明日も頑張ろうと
思えた。
ラストは泣きそうになるくらい
熱かった!この熱さ、文書から伝わるといいです。
アルキメデスの大戦、まだ映画館で
観れるのでぜひ大スクリーンで!
やるせない
わかってはいたけれど戦争という誤った道へ向かう物語はみていて心が痛い。弱者が踏みにじられ強者の自己満足で力を動かす。冒頭のシーンから辛かった。
菅田くんの静と動の演技に惹き付けられました。柄本さんとのコンビもよく、暗い物語の中でクスッと笑えるところもあって良かったです。
それでもやはり戦争映画。エンタメにする必要はあったのかな?と。ラストの終わり方はもう少しどうにかできなかったものか。それ込みのストーリーだったのかな。でも不完全燃焼感がぬぐえなくて気持ちのもっていき場が迷子になってしまった。
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