さよならくちびるのレビュー・感想・評価
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曲良し、声良し、演技良し。喫煙場面が玉にキズ
主題歌の詞にも「たばこ」が出てくるし、くちびる(感情が言葉となり表れる場所)と密に関連する重要アイテムなのはわかる。でも多すぎないか、喫煙場面。一昔前ならともかく、これだけ健康被害、喉へのダメージ、受動喫煙の問題が知られた今、若い女性デュオの2人と30男のシマをチェーンスモーカーのように描くのは疑問。若い観客が感化されないといいが。
青春音楽映画としては上出来。あいみょんの2曲は軽やかで前向き。秦基博の主題歌はサビ部分の鮮やかな転調と、ハル(門脇麦)の主旋律にレオ(小松菜奈)が下の音程を合わせるハモりがセンス良し。声質の相性もいい。演奏場面も悪くないが、音作りに臨場感があればなおよかった。路上ライブの場面など音が別録りなのがもろバレ…。
ハルが手作りカレーを振る舞うシークエンスでは、小松が食べ始めてから涙を流すまでカットを割らずワンショットで見せる。彼女の俳優としての成長に感心した。
「音楽なんかやめちまえ!」
正直、余り響かなかった内容である その理由は『あみん』の如く、女性デュオ(+ヘルプ兼マネージャー)の楽曲
今作でのリピート数の多さにハッキリ言って飽きてしまった 同じ人が作ったような曲でもなく、余りにも音像としての統一感が感じられない違和感に、折角の作劇が削がれてしまっているのではないかと強く感じたのである
ジェンダー要素が織込まれているのだから、あの2人の濡れ場があっても良かったのではないだろうか?
一つ一つのシーンはきちんと作り込まれているだけに、深みが欲しかった、否、もっとセクシャルな部分を引出して欲しかったと残念な気持である 綺麗な"百合"映画になるパワーを秘めているだけに勿体ない・・・
無言の車中の苦しさ
3人の想いが交差するが、はっきりさせられないまま殻にこもる。当然、空気は重く息苦しい。観ていても辛いのに、たばこ吸うなよ、って感じ。
ラストはあまりにもベタだけど、ほっとした。ロードムービーの理想に近いな。想いは交差して解決もしていないが、音楽活動というベクトルは確認できた。これから解決しなきゃね。
主演2人の歌唱シーンは驚きの出来。合わせとか映画でもシーンは少ないが練習したんだろうんな、と思わせる。ハモりもよかったね。
小松菜奈の髪の次第に短くなって、表情や生活が変わっていく感じが印象的。
ハルレオ
2023年7月16日
映画 #さよならくちびる (2019年)鑑賞
#小松菜奈 と #門脇麦 のダブル主演の青春音楽映画
さすが女優さんだけあって2人の声もいいし、#秦基博 と #あいみょん の楽曲もいい
ラストはできすぎのような気もしますが
ちなみに、こういうのを完全な三角関係というのかな?
ロードムービーは感動がなくても充実感あり
事前知識全くなし。
見始めてすぐある女子ギターデュオ(+マネージャー男子一人)解散ライブ行脚と知る。
ライブの合間合間に過去或いは現在のエピソードが断片的に差し挟まれる。
特別何かを伏線として構成しているわけではないので、緊張する必要もなく全く受動的に映画に身を任せる。それがロードムービーの良さ。
曲そのものは個人的には好まないが悪いということもなく、若い子なら好きになる人も少なくない類のものだろうと想像はできる。
最後のライブも盛況のうちに終わり。東京に帰ってからのお別れ劇はあのままあっさり分かれても良かったと思うが、新たな希望を匂わせるどんでん返しのラストもそれはそれで良かったと思う。
普通に良いという意味の総評3
追記:俳優陣も全く知らず、最初はてっきりインディーズ製作会社による実在ギターデュオの”ドキュメンタリー風追跡記録”と思い込んでいた。歌も結構うまいし、手持ちカメラによる素人撮影を感じさせる場面もあったので。
情報や先入観が全くない「素の視聴」によるメリットは大きいと感じているので、これからもジャンルを問わず未知の映画にどんどん挑んでいきたい。
2006-2
素敵なライブに参加した気分。
このロードムービーもの好き。曲と歌声が心地よい。ずっと観ていられる。テレビの連ドラがあったらいいのに。1話につき1ライブハウス。セットリストもすべて聴きたい。エピソードもじっくり堪能したい。
でも旅はいつか終わりを迎える。それが分かっているからこその切ない気持ち。映画がもうすぐ終わってしまう切なさと相まって、だとするとこの作品ぐらいの時間経過が丁度いいのかもしれない。
音楽 恋愛 旅 の三要素
門脇麦×小松菜奈のデュオ、ハルレオ。
ハルレオが解散するってよ!ってなわけで、解散までのラストライブツアーを日本縦断でするわけです。
ストリートライブからスタートした二人に、成田凌扮する、シマがローディ兼マネージャーで一緒に音楽を奏でる。
ライブシーンは、それはそれは素敵。
最初ユニゾンばかりで、マジか、そりゃないわなんて思ってたら、タイトル曲でハモリだして、ちょっと安心。
歌が特別上手いとは感じなかったけれど、ふたりの空気感と、声質が抜群に合ってて、キャスティング最高やわーなんて思いながら、ふと横見たら、イケメンシマさんで。
どこのライブハウスいけば会えます?なんて思ったりね。
楽曲提供を、秦基博さんとあいみょんがしたってことだから、そりゃ良い音楽なんですよ。そこだけでも見る価値あり。
特別に派手なシーンがあるわけでなし。
ストーリーにヒヤヒヤさせられるわけでもなし。涙涙で前が見えなくなるわけでもないんですけど、なんかジンワリする良き映画。
ライブハウスへ行って音楽を聞いていた昔が懐かしくて、ミュージシャンがやたらタバコ吸ってるのも、ハコの壁に色んな人のサインがあるのもなんか懐かしくて。
今の生活からは程遠い場所なんだけども、すごく気持ちが掴まれてしまった。
3人の不協和音みたいな車の中の空気が、ライブになって、音楽を奏で始めるとしっかり調和していく。恋愛やら、生き方やら、等身大の女性をうまく描いていて、すっきり鑑賞しました。エンディングの3人がまた、なんかやっぱり可愛くてホッコリでした。
もしかしてあいみょんの自伝‼️❓でも幾田りらテイスト‼️❓
何度か、何故か見る機会があり、今回、テレビ録画。
このキャスト不可思議ですが、よーく見るとあいみょんを整えたら小松菜奈、ごめんつかまつる🙏
ロードムービーなら、昔の幾田りらのロードユーチューブを中学生くらいの見た方が感動するかも🥲
演技より、歌に迫るものが無いと、伝わらないかも。
小松菜奈はオールマイティですが。
ところで、ミュージシャンはそんなにタバコ吸わんから、蛇足ですが。
いままで見た映画の中で1番の駄作かも
イモっぽい、よく言えば透明感のある素直な歌声の女性のフォークデュオ。
ステージを降りると真逆の人間性。
口調も酷い、チェーンスモーカー、異性にだらしない。破綻した人間関係。
パンクロックやデスメタルが似合う感じ。
フォークならかなり癖が強い、アクが強い感じでないとホントにリアリティーが無い。
楽曲、歌声が嘘なのか、人間性が嘘なのか。
人間性と楽曲の対比、表と裏な感じ、ここら辺は結局謎なまま終わる。。
物語は緊張と緩和が基本だが、まるでバンドドキュメンタリー映像の様に淡々と不仲なシーンと三角関係が8割くらい描かれる、残りはイモっぽい昭和フォークの歌!笑
ヤバすぎでしょう……。
バンドのドキュメンタリーとしてだったらファンに向けて需要はあると思うが、ストーリーも無いに等しく、キャラもボンヤリ曖昧で、映像美もこだわった様子も無い。
全くどんなマーケティングの末に制作されたのか。
もしかして原作が酷いのか?
と思い検索するも見当たらず。
なんだったのこの映画??
3人のいい所が爆発。
成田凌、門脇麦、小松菜奈、みんな演技が素晴らしい。
音楽青春ものって感じ。日常の雰囲気が心地よい。すごく入り込める。
仲悪く見えて心で繋がってる感じ、素敵。
ストーリー 93点
配役 98点
音楽・映像 95点
全体 96点
アーオーハールー
だねぇ。ピリッとする針のような
細い綱渡りをしながら
結局最後はドロベチャと区別なく混ざっちゃう
アーオーハールー映画
演奏はオケ、歌もパクだろうが
演出とストーリーのおかげで十分観れたわ◎
但し、これにお金を払い劇場で観るか?
と言われれば、ないと応えるのが僕の心情
ご馳走様でございましたw
ハルレオの歌が素晴らしかった
私の友人に二人組でライブハウスで活動してる子がいるから妙に感情移入しちゃいました。
この作品の良さはなんといってもハルレオの歌です。本当に小松さんと門脇さんの相性が良く、曲も歌声もどちらも素晴らしかったです。
良くなかった点はそこに無理やり恋愛の三角関係をぶち込んだ感が否めなかったところですかね。笑
秦基博
最近秦基博にハマってまして、
それまではドラえもんの曲しか知らなかったのに、
探すほどに好みの曲が多い‼️
ギター弾きとしては、
ギターで作る曲が多いから嬉しい👍
秦さんいーねー‼️遅いよねー😅
そう、この作品は曲先行で知りました。
曲を覚えて歌詞を咀嚼すると、
この作品の内容がほぼ判ります。
なので観なくてもいいかな、
とすら思いました。
でもまあ観たんですけど、
ちょっと思ってたのと違ってた😩
甘めの採点は、楽曲で加点です。
歌詞で
「離れたくないよ」と言ってるので、
何か止むを得ない訳で離れる、
のかと思いきや‼️
ん❓あのラストは‼️😱
正直もっとシリアスなラストを期待してました。
でもまあ、
「それも含めてとりあえず飯でも食べながら」
とレオのセリフで、
それでいいのかもな。
ライブハウスが、
たった3年前の事なのに、
今じゃ考えられない密な状態で、
昔は良かった、と
言いたくないが思ってしまった。
しかし麦ちゃん歌上手いなー👏
ハルレオじゃなくても麦ちゃんだけで
曲出して欲しいくらいだ。
「さよならくちびる」は
もう弾けるので、
タンバリン募集してます🖐😜
楽曲は素晴らしい!
秦基博さん、あいみょんさんが作る曲は、主役の二人の声にもぴったり、歌詞も深みがあって、映画のテーマに沿う素敵な楽曲でした。
内容については、個人的にはあまり好きではない展開でした。
基本的に一定の調子で進み、感情の変化などがあまり私には掴めないまま最後まで進んでしまい、
そのため感情移入ができなくて、このような感想になってしまいました。。
ハルレオ、サイコー♬でした
物語に引き込まれて「解散しないで欲しい」とホントに思ってしまいました。
あれだけの完成度で演じられたのには2人は相当の努力を要しただろうなぁと想像してしまいました。
つくづく小松菜奈はいい顔してると思いました。
傑作です!
ハルレオとは良いネーミング
小松菜奈扮するレオと門脇麦扮するハルはハルレオを解散する事に同意した。デュオを結成するにあたってはハルがレオに声をかけ、ふたりは仲良く共同生活を始めた。それなのに関係が怪しくなっていったふたり。すぐに変な男にひっかかるレオではデュオは成り立たないよな。女同士の難しさがあるのかな? 歌はハルが作っていたからシンガーソングライターとしてひとりでやっていけばいいのさ。その苦しみが門脇麦も小松菜奈も頑張って表していたね。しかしハルレオとは良いネーミングだったよな。ぴったりはまっていたよ。続ければいいよね。
秦基博とあいみょんによる楽曲、声質の異なる小松と門脇のデュエットがとても魅力的
企画・プロデュースが瀬戸麻理子(溺れるナイフの企画者)、監督・脚本・原案が塩田明彦(黄泉がえり等)の2019年5月公開の映画。製作が根岸洋之(リンダリンダリンダ等)、音楽プロデューサーは北原京子(シン・ゴジラ等)。音楽がきだしゅんすけ、配給がギャガ。
主演が、小松菜奈、門脇麦、成田凌。主題歌「さよならくちびる」が秦基博による作詞作曲で、挿入歌「誰にだって訳がある」と「たちまち嵐」をあいみょんが提供。
シンプルに劇中のギター・ジュオの「ハルレオ」の歌う楽曲(北原京子が秦基博とあいみょんに依頼)が、音楽的にも又映画のセリフをも担っていてとても素晴らしい。そして、質の異なる小松と門脇のそれぞれの歌声が相乗的でとても魅力的だった。奏でるギターの音も悪くなく、トータルでプロレベルの音楽性で2人の若手女優の才能の幅に感服させられた。
ジュオ最後のコンサートを変に盛り上げず、グループ継続を暗示するラストの抑えた演出も洋画風で好感が持てた。
ローディ兼マネジャーの成田凌も含め、小松、門脇の3人が皆、片思いで苦しんでいるという脚本もなかなか良い。ただ映像が、最初のシーン含め、車の駐車シーンが冗長であったりして、かなり退屈な部分があった。
また、コインランドリーの前で1人遊びする少女は小松の過去(母子家庭で父性不在)を暗示していた様だが、それにしても小松のキャラクターの説明が無さすぎ。何故、二人でカレーを食べながら泣いていたのか、何故不特定の男と遊ぶのか、何故酒浸りなのか、もう少しその理由を納得させるものが欲しかった。門脇の方は、同性愛者の苦しみを丁寧に明示していただけに。
まあ全体的にはミュージシャンというか、若い人間の創作活動の楽しみ・苦しみと愛憎が静かに語られ、小松・門脇の歌曲が心に沁みる好感の持てる映画であった。
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