劇場公開日 2018年7月28日

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「みんな観る機会があるといいですね」沖縄スパイ戦史 CBさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0みんな観る機会があるといいですね

2018年9月17日
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鑑賞方法:映画館

まじめなドキュメンタリー映画。沖縄戦の際に実際に行われた「小中高生を兵隊としたスパイ戦」を関係者の証言で描いていく映画。

重くなりがちな題材を、最後まで見られるのは、ナレーションが明るい声で淡々と進むためだと思う。映画には、声も大切だなあと感じる。
これはまじめな映画なので、みなに見る機会があるといいなと思う。
こういうことのよしあしを、後世の人も考えられるように、伝えるべきは事実であり、意見や感想ではないと思う。そして事実を伝えるために、映画というのはいい手段だなと思う。意見がなければ映画は作れないので、もちろん映画には意見が入ってくるわけだが、事実の部分と、意見や感想の部分を分けてみること、意見や感想については必ずしも映画に従うのではなく、自分で考えることが必要なんだな。

この映画は2時間だが、1時間ずつの2本、護郷隊とマラリア疎開+相互監視の2本にしたら、中高生なども見やすくなるように思う。事実は、こうやって伝わるべきだし、残るべきだと思う。

さて、「戦争になった際に、軍は、国体護持を優先して民を守らなかったというよりも国民を利用した」という事実は、しっかり記憶にとどめておくべきだということだ。
いっぽう、「だから自衛隊も(軍隊だから)だめだ」というこの映画の意見には私は違和感をもつ。私としては、「国民を守るのが自衛隊であり、国体護持>国民 だった旧日本軍とは違うのではないかと思いたい。
また、「基地を作ったらそこが攻められる場所になるんだ」という意見に対しては、「そうだな」と同感だ。基地の場所に住む人は、そのリスクを知って住むべきだし、住んでいた場所に突然基地が来るというのはよくないことだと思う。一方、基地は必要なものだと考えるので、このことについてはよく考えないといけないんだな、とあらためて考えた。
今日のところはここまでしか考えられませんでした。

CB