沖縄スパイ戦史

劇場公開日:

沖縄スパイ戦史

解説

「標的の村」「標的の島 風かたか」など沖縄基地問題を題材にした作品を手がけてきた三上智恵監督とジャーナリスト大矢英代が、沖縄戦の知られざる真実に迫ったドキュメンタリー。第2次世界大戦末期、連合国軍の上陸により、1945年6月に降伏するまでの3カ月の間に民間人を含む24万人余りが命を落とした沖縄戦。しかし、降伏後も沖縄北部ではゲリラ戦、スパイ戦が繰り広げられていた。その裏には、1944年夏に沖縄の地に渡り、身分を隠して沖縄の各地に潜伏していた工作員養成機関「陸軍中野学校」出身者42人の存在があった。

2018年製作/114分/日本
配給:東風
劇場公開日:2018年7月28日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
橋本佳子
木下繁貴
撮影
平田守
編集
鈴尾啓太
音楽
勝井祐二
監督補
比嘉真人
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映画レビュー

5.0歴史は繰り返す。自衛隊が特殊な訳では無い。軍隊とはそう言ったものなのだ。

2023年6月20日
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マサシ

5.0三上映画の存在意義

2023年6月18日
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本土にいたらわからない沖縄の現状、過去を正しく伝える。もうすぐ真実を語ることのできる方々がこの世からいなくなってしまいます。私たちは今のうちに彼らの言葉をしっかりと受け継ぎ、二度と過ちを繰り返さないよう楔を打たねばなりません。

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快晴

3.5戦争マラリア

2022年7月31日
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本土戦ではまったく同じことが起きたかというとそうとも言えないようにも思う。八重山と本島も同じともいえない。それぞれに同属意識、差別意識が異なる。恒心の保てない状況で浮かび上がる人間社会の狂気がそこにはある。ウクライナ戦争でも見られる本当の意味での国体の崩壊。山下虎雄(偽名)に成り下がる。本土決戦では、別の暗部を浮かび上がらせていたのかも知れない。
最後の方の識者の起用からも政治的主張は明らかであるが、多くの証言、特に弱者であった少年兵や八重山のものを記したのは意義深い。

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Kj

3.5現地の立場を考える

2020年10月21日
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鑑賞方法:VOD

第二次世界大戦末期の沖縄を軸に、あまり本土(分かりやすく沖縄以外を本土と記載します)では知る余地が無い平均年齢16歳の少年兵による「護郷隊」や山下虎雄のマラリア事件、本土の軍人による虐殺事件等を語るドキュメンタリー。

「戦争の話であり、当時と同じ若い人達に観せるべき」と考えている人もいる様だが、何言ってんだかと反論したくなる。そこがテーマじゃなかろうに。
年齢層など関係無い。
皆が対象で特に本土に居る人間が知るべき話であり、今後の世界も考慮出来る話であるのだ。

また、右○だの左○だの考えずに観て頂きたい。
そのままの過去の事件として。

召集令状により稼ぎ手を奪われた女や子供達。
利用される人々。
当時の彼ら彼女らが日本軍に利用されて行く姿は純粋であり、現代にて淡々と語る姿には嘘が無い。

現地が語ら無ければ、実感が出来ない事はあるよね。
最近だと「福島原発のトリチウム水をどうするか?」とか。
「実際に東京電力のエリアである関東から海に流せばいいじゃないか?」等の案。関東圏どれくらいの人が関心ある?
深刻なのだよ。福島の現地から観れば。

同じ様に別件で沖縄は真面目に考えている。
今の沖縄は中国などの脅威などにより、日本の第一防衛線的役割を担わなければならなくなっている。
どうすれば良いのか。
沖縄スパイ戦史の二の舞にならない様にするには?と。

ウチらの土地が遠いからなどの理由にて、ソッポを向いていてはいかんと思った映画だった。

現地の立場を考える。
香港だってそう、クリミアだってそう、カシミア地区もそう、ウイグル自治区だってそう。
過去と今あるべき状況を知らなくては。

勉強になる映画です。

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巫女雷男
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