劇場公開日 2018年12月22日

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家(うち)へ帰ろうのレビュー・感想・評価

全126件中、21~40件目を表示

5.0おうちに帰れた

2020年12月27日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

最初のシーンは「屋根の上のバイオリン弾き」の世界だった。音楽、ダンス、バイオリン、帽子。映画もミュージカルも含めて何十回も見たから懐かしかった。

リア王みたいな話になるのかなと心配したけれど、杞憂だった。アブラハムは食えない爺です。でも大好き。孫娘と真剣に取り引きして、してやられた!それを誉めるおじいちゃん。

アブラハムは自分のしたいことが明確にわかっていてそれを貫く強固な意志があって、頭が良くてすぐ取り引きしたがる。飛行機の中の「ミュージシャン」とのやり取り、確信犯で成功!マドリッドのホテルの宿泊料交渉!お前がなんで30人連れた添乗員なんだー!スペインの女性には負けた!でも、彼女の色気と可愛い焼き餅と彼女の昔の夫達の話を引き出したことに、アブラハムの魅力も関係してるに違いない。

アブラハムが自分の足できちんと立つ自立した大人で、お洒落で素敵にスーツを着こなしている魅力的な人だから、男性も女性も手を差し伸べる。

ドイツ人女性が文化人類学者というのはすごく受けました!世界中のどんな辺鄙な所に行っても必ず居るのがドイツ人と言われているので。

絶対に足を踏み入れたくない国。駅のホームのアブラハムの様子は、何だかほんわかしてかわいらしい雰囲気だった。辛い話をしているのに。列車に乗ってからは本当に辛かった。コンパートメントに居ればドイツ語が聞こえてくる、一等車両に迷い込んだら今度は禍々しい幻影。

ポーランドは特に激しかった。子どもや若者対象の強制収容所があった。ポーランドとドイツの関係は今でも難しい。いい関係ももちろんあるけれど。

「ミュージシャン」の青年、マドリッドのホテルの女主人、アブラハムと同じ数字の入れ墨を腕にしていた娘(この娘が、リア王的に言うと末娘かな。アブラハムはこの娘にちゃんと謝った)、パリで出会った文化人類学者、ワルシャワの病院の看護婦さん。アブラハムは自分の願いを素直に口にできる。だからみんな助ける。ユダヤの人の逞しさの前には頭を垂れることしかできない。

コロナが収まったら行きたい所が少しずつ増えてきた。アブラハムが親友と一緒に居る「おうち」があるウッチにも行きたい。ワルシャワから約130km、ポーランドのほぼ真ん中。素晴らしい建築の街、繊維業で豊かだった街、文化の街、ポランスキーやワイダが通った映画学校がある街。

お星様の物語を上手に語った可愛い可愛い妹のことを、悪夢でなくて幸せな夢の中で見て欲しい⭐️

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talisman

5.0過去に背を向けず

2020年11月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

幸せ

NHKに『ファミリーヒストリー』という番組がある
著名人のルーツをたどる番組で大概出てくるエピソードに第二次世界大戦があるのだ
さまざまな出来事があり大変な時代だったのだなと私は思うのだが、もしもこんな番組がヨーロッパなどにあったならどうなのだろうか
著名人がユダヤ系の人ならどんなファミリーヒストリーになるのだろう
また、ドイツだったら見る人はどんな思いで見るのかと思う
詳しくは知らないけど、日本人もかなり酷い事をしてきたように思う
親からも学校からも聞かされたことはないが他国の憤りを感じるともう隠しておいてはいけないのではと思うのです
作品の中でドイツ人の女性がこんな事を言っていた
「戦後生まれも当時のことを理解している、過去の責任を皆んなが背負ってる、私は恥じているわ」

ドイツで子供達に当時の事をどのように伝えているのかは知らないけど日本も子供達にしっかりと過去を教えるべちではないだろうか
先人の過ちに何も拘らず知らんふりをしていることはそれだけでも罪のように思います
義務教育のうちに知りたかった
道徳という素晴らしい時間があったのにな

ロードムービーは好きです、旅の途中で多くの人と出会いそして別れていく、旅人も出会う人も少しづつ何かが変化する
そして見つめ合い、気がつき微笑むようなそんな映画が大好きです。
大笑いする映画も好き
心が押し潰されそうになる映画も嫌いじゃない
激怒する映画はあまり
いつも間にか微笑んでいるような映画は大好きで
でわでわ

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カルヴェロ

3.0孫が描いたホロコースト

2020年8月31日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

5.0すべてが調度良い塩梅

2020年7月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

3.0命の恩人に会いに・・・。

2020年7月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昔お世話になった恩人に会いに行くというストーリー。
なかなか島国育ちの日本人には理解出来ないけど、
人種差別で苦労した過去とか関係しています。

気になったのは、老人になっても子供は頼りにならないと言うこと。
この映画でも親の資産を子供達で勝手に分けてしまって、
親は老人ホーム行き、貯蓄も大事だけど程ほどにしないと墓場に持って行けないと思った。

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April

3.5なかなか良い映画

2020年7月4日
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見聞

3.5頑固老人のロードムービー

2020年5月6日
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鑑賞方法:映画館
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トシくん

3.5うちへ帰ろう

2020年3月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

感動のラストにより映画全体が感動的な印象に。
回想を多く使わずに、主人公がホロコーストの酷さをを直接語っていて、逆にリアルに感じた。
主人公を助ける様々な人々にも感動。

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ABCD

4.0掘り出し物

2020年2月29日
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一言「予想の斜め上をいく、奥深さ」。

◎よかった点◎
・見る前は「老人が友の元へスーツを届ける」珍道中かな、と見始めました。
孫娘と小遣い交渉をしたり、道中で居合わせた人たちに助けられるなど。
頑固さからくるコミカルな面もあったけど。
1945年、ホロコースト。
若き日の戦時中の苦労話が随所に挿入されていて、胸が痛む。

・アルゼンチンからヨーロッパにやってきて。
「ドイツの地を踏むことなく、ポーランドに行きたいんだ」。
何を言い出すんだ?と思ったけど、それはいかに辛かった昔の傷がそうさせるんだな
(道中窃盗に遭い、飛行機代はない)。

・道中助けてくれた若い世代(老人から見たら)。
戦争も遥か昔の出来事になり、平和な今を生きている象徴として。
老人を手助けする様がいい。ウイットにも飛んでいたりね。

・老人のラスト、友はそこにいるのか。「母を訪ねて三千里」的に、胸熱&ウルウル。

△いまいちなちな点△
・なし。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「会えないことも会うことも、こわい」by主人公。

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ゆき@おうちの中の人

3.0何があっても果たすべき約束

2020年2月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Golgo14

3.0事実を無視した作品

2020年2月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

当時のヨーロッパはドイツだけでなく各地でユダヤ人差別はあった。スイスのような国ですらユダヤ人の資産をいい人ぶって略奪してる。こういう事実はまるでなくドイツだけが迫害をやっていたという事を喧伝する映画だった気がします。
長い間喧嘩別れした娘に会いに行ったところが全然感動的にならなかったのは現実的で良かった。

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souldog76

3.0自分を救ってくれた友人に70年ぶりに会いに行く。 その再会シーンが...

2020年1月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

自分を救ってくれた友人に70年ぶりに会いに行く。
その再会シーンが全てで、後は時間つなぎのようにしか見えなかった。
娘たちから厄介者扱いされているくだりなどは別に要らなかったのでは。

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ぴややっこ

5.0泣ける

2020年1月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アルゼンチンに住むちょっと偏屈な88歳のお爺ちゃん、娘たちが自分を老人ホームに入れ、アパートを売って金を山分けするのに呆れる。
お爺ちゃんは仕立て屋をしていて、スーツをポーランドに住む人に持っていかなくては、と出かける。
このお爺ちゃんはユダヤ人で、何故ポーランドに行きたいのか次第に明らかになる。
他人はみんないい人。

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いやよセブン

4.0おじいちゃん、がんばれ!!

2019年11月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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ともちん

3.0破綻なし。驚きもなし

2019年9月22日
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鑑賞方法:映画館

アルゼンチンで暮らす年老いたユダヤ人が、かつて暮らしたポーランドに友人を探して旅に出る。ザ・ロードムービー。
映画として通常期待される笑いと涙のタネは提供される。
それ以上は望んではいけない。
イヤな言い方だけど、それだけ。
ザ・平凡作。

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chaz

5.0ラストの台詞は、心ぜんぶに染み入る。

2019年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

動かなければ出会いはなく、一緒に過ごした時間がなければ別れを経験できない。人と過ごした時間が、自分を変えて行く。出会いと別れを繰返して、人生は動き始める。そんなことを教えてくれるような素敵な映画。

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maru

2.5再開の感動が味わえると思ったけど

2019年9月1日
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しんどかった。主役がおじいちゃんだからか観てるとずっとしんどかった。動きが遅い、足が悪くひきづって歩く、あげくに最後は車椅子。もっとパッパッと動けと内心思ってしまう。イケメン、美女がおらず外見で楽しめるシーンがなかった。内容はごくごく普通。戦時中迫害されたユダヤ人が命を助けてくれた恩人と70年振りに再会を果たすというもの。再開時も特に感動なし。二人の過去のいきさつの描写にそれほど強いインパクトがなかったからか。なんか物足りなさを感じた。

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お前の頭はただの飾りか

4.5エンディング

2019年8月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

これは生き方、生き様の映画。主人公は子供の頃に持ち合っていた大切なものを別れてからも離さず内に持ってその後の人生を生きてきた。そして、自身の道程の終盤に入り 最期に約束を果たすべく旧友に会いに行く、自分の作ったラストスーツを彼に渡すため。そして迎えうつ友の言葉は、うん、アブラハム 「家へ帰ろう」 かつて育った そして共に遊んだ
その場所に 。

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whiteichigo

4.0忘れられない苦しみと向き合う

2019年7月28日
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ホロコーストを題材にした部分がありながら、その部分の描写は簡潔に済まされる。でも所々に主人公の頑固さとともにずっと背負ってきたトラウマと戦っていることが感じられた。
第二次世界大戦を実際に体験した人がどんどん減っている中で、その辛さとどんな風に向き合ってきたかがリアルに感じ取れる映画。

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七星 亜李

4.0二本立て一本目、今日の伏兵。 冒頭のしたたかな少女が面白い。怒りつ...

2019年7月27日
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鑑賞方法:映画館

二本立て一本目、今日の伏兵。
冒頭のしたたかな少女が面白い。怒りつつもこれを愛す主人公。この主人公爺さんもセコイのか太っ腹なのか、よく分からず(笑)
いい人ばかりが爺さんの旅をサポートしてくれます。
戦争のむごさ、とりわけユダヤ人にとって。それを感じさせます。ドイツ人って周辺国から嫌われてるの?日本程のイメージはないけど。
変に感動的に描こうというところがないのがいい。ラストはけっこうグッときます。見て損のないいい作品です。

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はむひろみ